この人に聞きたい5つの質問
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株式会社ネクシィーズ・ワンダーウォール代表取締役 藤原一秀

[企画力]次世代の映像イノベーションPH技術で世界を驚かす!

 テレビCM、ミュージックビデオ、ステージ演出など、数々の映像演出を手がけてきた藤原氏。企画、演出、撮影、編集まで全てを経験した藤原氏だからこそ生み出すことができた進化版3Dホログラム技術「PH (Projected Hologram)」は、世界でも高い評価を得た技術として注目されている。そんな強力な武器を手に、2018年、ネクシィーズグループの一員として新たな船出を切った。
「これまで、独自のPH技術を生かした演出を手がけていましたが、ある事情でゼロからのスタートを切ることに。資金も一切なく、自分に残ったのは、ノウハウだけでした」
 通常3Dホログラムは、3Dメガネを装着しなくても立体映像を見ることができる技術。特殊なスクリーン技術に映像を投影するだけで、まるでそこに物体が存在するかのように見せることができる。
 その従来の技術を大きく進化させ、デメリット部分を一切無くしたPH技術を頼りに、裸一貫の再スタートをすることになった藤原氏だったが、技術だけあっても先立つものがなければビジネスはスタートできない。どうやって資金をねん出しようか頭を悩ませた藤原氏の脳裏を、ネクシィーズグループの創業者、近藤太香巳氏の存在がよぎった。
「近藤社長とは何度か面識がありました。とはいえ、挨拶を交わした程度。いきなりドアを叩いて資金提供をお願いするような間柄ではありませんでした。けれども、近藤社長なら話だけでも聞いてくれる、そう思ってお願いにあがりました」
 日本武道館と幕張メッセで開催された有名アイドルグループ・でんぱ組.incのツアー『幕神アリーナツアー2017 (以下省略)』や、筑波大学で行われたイベント『INNOVATION WORLD FESTA 2017』と『MUSIC STATION ウルトラFES 2017』では、きゃりーぱみゅぱみゅとコラボ。上戸彩を起用した『VOGUE』のウェブCMに技術提供するなど、藤原氏の実績は充分にあった。世界中で人気の米オーディション番組『America's got Talent』にマジシャンを使って技術を披露した経験もある。藤原氏が持つプロデュース実績は、近藤氏の興味を惹いた。
「会って話を聞いてくれるだけでも奇跡に近かったのに、大人の事情も含めてすべてを話し終えた私に向かって『切羽詰まってたやろ?』とねぎらいの言葉をかけてくれたのが忘れられません。その場で、バックアップを約束してくれ、ネクシィーズグループに入るかどうか、自分で決めれば良いと言ってくれました」
 近藤氏の提案に対し藤原氏は、現取締役のパートナーと2人だけでグループ入りを決断。その背景には、新しいビジネスの構想があるという。
「これまでは、PH技術をエンターテインメントの分野で活用してきました。しかし、今後は、一般の会社や店舗の広告、販促で使いたいという構想があります。ネクシィーズグループの強力な営業網を利用すれば、より多くのお客様にPH技術を生かしてもらえます」
 ネクシィーズの傘下に入ることで、大きなシナジー効果が期待できると藤原氏は自信をみなぎらせた。
「3Dホログラム関連のものは他社も開発をはじめ、店舗のディスプレイに使っているところも現れはじめました。しかし、当社のPH技術はまだまだ優位性を保っています。特殊な機器を必要とせず、特殊フィルムをガラスに貼って映像を投影するだけ。映しだされる3D映像は他社のシステムよりも鮮明です」
 留学経験がある藤原氏は、UAEやアメリカなど海外にも豊富な人脈を持っている。ネクシィーズグループの後押しを受けた藤原氏とPH技術の今後に注目だ。

ステージ全面を覆う特殊なスクリーンにプロジェクターで投影。きゃりーぱみゅぱみゅとのコラボでは、「ミュージックビデオの世界観」をテーマに圧巻の演出をみせた。

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この人に聞きたい5つの質問

Q1起業家・経営者になったきっかけを教えて下さい。
A1好きなことを仕事にし、自分の存在、歴史を残したかったので、経営者になる道を選びました。経営者は失敗もすべて自己責任というリスクがある反面、同時に限りない成長ができます。もともと、年功序列の縦社会の中で働くのが苦手で、協調性がないということもあるんですけど……。
Q2貴社の強み、特徴を教えて下さい。
A2何よりも独自のPH技術です。透明のフィルムをガラスに貼って、そこに一般のプロジェクターで映像を投影するだけで、リアルな3D映像を映し出すことができます。透明のガラスに映像を映すのは難しく、他社の3Dホログラムだとガラスが白濁することもあります。その点、当社のPH技術は映像も鮮明。そこに人がいるような、物があるような錯覚に陥るほどです。
Q3今後の展望、目標を教えて下さい。
A3映像のディレクションも続けたいのですが、まずは新たにはじめたこの商材を世界中に広めることです。販促だけでなく、町おこしに使うなど、用途は無限だと思っています。色々な可能性を探りながら、多方面にアプローチしていく予定ですね。2020年の東京オリンピックとドバイEXPOに何らかの形で関われたらうれしいです。
Q4日常生活で大切にしていることを教えて下さい。
A4お酒の席へは積極的に出て行き、人と出会うことを心がけています。これまで仕事をしてきた人は100%、お酒の席で知り合った人とで、人脈が今の私をつくり上げてくれました。一方で最近は、簡単にその場の雰囲気で人を信頼すると大きな失敗をすることも学びました。だからこそ、自分は人を裏切らないように生きていきたいと、心底思えるようになりましたね。
Q5ご自身の夢を教えて下さい。
A5バットマンになることです(笑)。幼いころからバットマンに憧れ、映像の世界に進んだのも、その影響といえます。いつかハリウッドにわたって、藤原版の「バットマン」を撮ってみたいですね。映像のプロデュースを手がけることが多かったのですが、本当は現場でディレクションしているのも好きなんです。新しいビジネスを進めるために映像の現場仕事は少しお休みするかもしれませんが、また機会があれば映像の仕事もしたいですね。

藤原一秀(ふじわら かずひで)

株式会社ネクシィーズ・ワンダーウォール
代表取締役

1986年、京都市生まれ。中学校卒業後、高校をすぐに中退。直後の海外留学を経験後、大手テレビCM制作会社を経て映像ディレクターとして独立。フリーランスでテレビCM、ミュージックビデオ、ウエディングなど幅広い映像のプロデュースとディレクションを手がける。最新鋭の3Dホログラムを生かした演出で、数々の実績を残し、2018年、ネクシィーズ・グループの一員となり、株式会社ネクシィーズ・ワンダーウォールとして再出発を果たす。

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