【閲注・CP注・🎲】呪詛師「かかったな! お前が囚われたのはゲームの世界だ!」日車「な……っ!?」2

  • 1二次元好きの匿名さん26/08/10(月) 18:47:32

    ぽんこつ呪詛師の術式ミスで恋愛アドベンチャーゲームに囚われた日車がクリア脱出を目指すスレです

    【ゲーム基本設定】
    ・剣と魔法の中世風ファンタジー
    ・寒村の生き残りである主人公(16歳)が『光のいとし子』の能力に目覚め、生活が一変するストーリー
    ・攻略対象や登場人物には日車の記憶から様々な人物がアバターとして登場する


    攻略対象の顔見せ(隠し以外)が終わり、初回プレイはナナミンルートに入りました
    厳密ではないですが好感度や能力などのパラメーター管理<選択肢管理ぽい感じで進行していきます
    数値を使う場合もあるけどフレーバー程度におさめたい
    風呂敷が広がり過ぎたので、詰まったり矛盾が起きそうなら停滞するよりも完結優先で多少ご都合になってもゴリ押しのゴリラ進行で話を進めます

    ※スレの前提条件・進行ルール※
    ・CPは森羅万象×日車(=日車右固定の複数CP)→ちやほやはあっても攻略はルートごと一人ずつの周回プレイ
    ・呪詛師は個性あってちょくちょく出張るけどCP対象外のナビ系モブ
    ・全ルートのハッピーエンドをフルコンプしたらクリア(人数が多いので広く浅くのざっくり進行)→ざっくりは敗北中
    ・世界観やストーリー、攻略対象の設定、攻略順などはダイスで決めていく→基本設定完了済。たまに進行ダイスくんの霊圧が消える
    ・アイデアに煮詰まったら安価に頼るかも
    ・スレ主すぐ長文SSに流れがちなので今回は会話劇タイプの書き方に挑戦してみる→気づけば増える増える日車視点の地の文
    ・センシティブな状況になりそうな時はwritening使用(パスは日付)

    見切り発車ライブ感特急でにスレ主が市中引き回しを受けていますがご了承ください

  • 2二次元好きの匿名さん26/08/10(月) 18:49:00

    前スレ

    【閲注・CP注・🎲】呪詛師「かかったな! お前が囚われたのはゲームの世界だ!」日車「な……っ!?」|あにまん掲示板日車「ぐっ、術式が使えない…!?」 呪詛師「お前はもうゲームの世界の住人、術式など使えるものか! 脱出するにはクリアして生きて出るかクリアを諦めて死体となって出るかだ! さあ恐れおののけ! お前がプレ…bbs.animanch.com

    【現在の進行状況】

    ・初回プレイ中

    ・攻略対象全員との遭遇(共通ルート的な)が終わり、ナナミンルートとして進行開始


    【ルート突入フラグについて】

    ・救助の経緯を家入先生から聞かされた時の選択肢

    1:騎士団に保護された(虎杖・日下部・伏黒ルートフラグ)

    2:冒険者ギルドに運び込まれた(脹相・七海ルートフラグ)

    3:魔術師団が拾ってきた(乙骨・五条ルートフラグ)


    ・五条に鑑定されたいとし子の能力素質について

    1:『裁きの剣』の性能は特に高いみたいだよ(日下部・乙骨・七海ルートフラグ)

    2:『神聖力』がかなり強いようだよ(伏黒・脹相ルートフラグ)

    3:二つの能力どちらも同じくらい強いね(虎杖・五条ルートフラグ)


    Q:顔見せ早々にもうルート固定化されるの?

    A:ルートに入る=助けた恩人だと判明する、なのでハッピー(ルートの正規ED)以外には恩人意外とくっつくサブEDもゲーム内にはあるという想定(スレ内では手に負えないのでゴリラが止めます)です


    Q:今回ナナミンルートだから一通り顔見せのラストに恩人判明持ってこれたけど、王宮組が助けてた場合は?

    A:サクッと恩人判明するので在野組との出会いも別の流れになるかと……たぶん本来のメイン導入はそっちの方なんだと思いますが初手在野ったのでこうなりました。王宮組ルートに入った周回でどうにかこねこねします

  • 3二次元好きの匿名さん26/08/10(月) 18:51:13

    【現在のアバター付き登場人物】※攻略対象は頭に♡つき
    ♡虎杖:王国の若手騎士。日車付きとして配属された。数奇な裏設定あり
    ♡伏黒:虎杖の同期の別部隊の騎士。影使いの一族で同じく日車付き
    ♡日下部:王国騎士団長で王立学園講師もしている。日車の体力武術指南役
    ♡乙骨:魔術師団所属で守護精霊の加護を受ける魔術師。日車の魔術指南役(五条フリーダムの尻拭い)
    ♡五条:王国魔術師のトップ。才能を育てるためとあちこちをうろつきまくる自由人
    ♡脹相:『超新星』の二つ名を持つ冒険者。虎杖の腹違いの兄だが現在はまだその事を知らない
    ♡七海:元王国騎士団員の冒険者。『四連撃』の二つ名を持つ。今ルートでは日車を助け出した恩人
    ♡宿儺:隣国の暴君。日車の村を焼き能力開花を期待していたぶった仇敵。日車は知らないが隠し攻略対象
    清水:王宮のメイド
    家入:宮廷医師で反転(回復魔法)の第二段階(他者治癒)が可能
    高木:日車に基礎教育を行った家庭教師
    夜蛾:城下町の冒険者ギルドマスター。傀儡術のエキスパート
    パンダ:冒険者ギルドの幹部。まごうことなきパンダ
    釘崎:虎杖・伏黒の同期で魔術師団所属。虎杖の話に出てきただけで会ってはいない

    呪詛師について
    名前は忽那本也(くしなもとなり)由来はポン(本)コツ(忽)
    ゲーム実況も他人のゲームプレイを見るのも大好きで呪術師の仕事は嫌々やってた
    上層部のクソっぷりに喧嘩を売ってしまい呪詛師扱いになり、日車が討伐依頼を課されたが……このざまである
    現在は術式効果でシステムの一部として日車だけが認知できるナビ的な感じでたまに出てくる

  • 4二次元好きの匿名さん26/08/10(月) 19:02:41

    >>2

    立て乙&ルート分岐条件の開示アザマス!!

  • 5二次元好きの匿名さん26/08/10(月) 19:02:44

    軽い気持ちではじめたら風呂敷がどこまでも広がっていって戦々恐々の2スレ目ですがよろしくお願いします
    各種応援や感想など反応頂けると頑張る気力が練れるので生暖かく見守って下さると嬉しいです

    スレ主は推しを甘やかせたい症候群なのでルート対象以外からも構い倒されるシーンがしばしば含まれますが、股掛け状態にはゴリラガードでならないようになっております
    本気のイチャイチャはルートに入ってからね……

    ほんへの続きは少しずつ下書き進めていますので気長にお待ちください

  • 6二次元好きの匿名さん26/08/10(月) 19:11:58

    立て乙!!
    あらすじ&登場人物紹介でもすごいボリュームだぁ…
    食べても食べてもなくならないじゃん、大食いチャレンジのギガ盛りパフェかな???

  • 7二次元好きの匿名さん26/08/10(月) 19:58:17

    新スレありがとうー!
    ゴリラ進行楽しみしてるウホ〜!

  • 8二次元好きの匿名さん26/08/10(月) 20:09:15

    七海「……さて、本来私はアナタたちの案内役として依頼を受けたわけですが、アナタたちの目的は……」

    日車「俺を助け出してくれた恩人へ感謝を伝える事……なので、既に叶ってしまったことになります」

    虎杖「任務完了! で抜け出したのバレる前に戻ってもいいけど、せっかく恩人のナナミンと会えたのに勿体ないよな? 1級冒険者のナナミンへの指名依頼なんて早々できないし」

    日車「いや……しかし……」


    それならばなおの事、目的を達成した依頼にいつまでも縛り付けるのは迷惑なのでは……


    七海「そうですね、一応今日の業務時間内の範囲であれば何かしら希望に応えることもできますよ」

    虎杖「だってさ! 何かお願いしてみたら?」

    日車「おね、がい……?」


    恩人に……!? お礼をするどころか逆に!?

    とはいえこのまま解散するのは虎杖が言うように勿体ない……と思ってしまっているのも事実だ

    七海さんの負担にならない範囲で、何か……何を言えばいい?


    日車「ええと、その……」

    dice1d4=4 (4)


    1:この街を、案内して貰えますか? 冒険者としての視点でのお話を聞いてみたいです

    2:あなたの……七海さんの事を、少しでもいいので知りたいです

    3:……正体を伏せていた理由を、聞いてもいいですか? あなたがいとし子に関わる事が、どのような意味を持つのかを

    4:言葉だけじゃなくて、何か形のあるお礼をさせてください。俺にできる事なら何でも……むぐっ

  • 9二次元好きの匿名さん26/08/10(月) 20:28:16

    初手から嫁入り宣言未遂とは良いですねェ!
    ナナミンルートを全速力のラブで突き進んでいったれー!!

  • 10二次元好きの匿名さん26/08/10(月) 20:48:32

    思ったんだけどこの領域周回前提だよな?
    他人から術式も呪力も奪いつつ長時間発動させれるものなの?
    このゲーム世界って現実と時間とか並行するの?
    並行してたらしてたで仮に攻略までに何日、何週間、あるいは何ヶ月かかるような状態だとここは日車の行動に合わせて動くしその間呪詛師はずーっと不眠不休なの?

  • 11二次元好きの匿名さん26/08/10(月) 20:59:43

    スレ主です

    呪詛師の領域について情報のまとめと補足です


    >>前スレ192、>>10

    元々が出られない部屋系の術式なので、二人とも呪詛師の領域内に肉体ごとカンヅメ状態で外からは手出しできない上に内部の時間経過は外とは違う精神と時の部屋システムって感じです


    攻略放棄以外で相手に危害を加えられないけど逆に放棄しない限りお互い術式から解放されない縛りで、肉体の時間経過とか色々なものを内部で固定化させてる…みたいな


    まあこまけえこたぁいいんだよ!ゲームを攻略しろ!なご都合術式ってことでオナシャス

  • 12二次元好きの匿名さん26/08/10(月) 21:02:01

    >>10

    現実の肉体を仮◯状態&呪詛師の自分も対象にしてる縛りで時間の流れを弄ったり呪力効率を上げてそう

    それ以上の矛盾はご都合主義展開でオナシャス!な感じじゃないかな

    とにかくスレ民はスレ主を応援したり支えつつこのギャルゲーを見届けようぜ!!

  • 13二次元好きの匿名さん26/08/10(月) 21:35:10

    七海「お待ちなさい、薄々感じていましたがどうもアナタは大人びているわりに妙に無防備と言いますか……隙を見せすぎな所がありますね。虎杖君、戻ったらその辺りの一般常識……危機管理の教育について見直すよう伝えてくれますか。これでは簡単に拐かされそうです」
    虎杖「あー……、ハイ。先生たちもしょっちゅう危なっかしいって言ってるけどナナミンもそう思うんだやっぱ」
    日車「んむ゙っ!?」

    心外だ、脹相と会った時のように呪いの残滓に近づいたりしたのは確かに不勉強で迂闊だったとは思うが、ただできうる範囲での謝礼をしたいと言った事の何が……
    ――待て、さっき俺は何て言った?
    肉体年齢か、それとも主人公本来の設定に引っ張られているのか、あまりにも迂闊な言葉選びをしていたことに気づきサァっと顔が青ざめる
    俺の様子が豹変したことに気が付いたのか、口を塞いでいた手がゆっくりと外された

    日車「し、失言を……、その、こんな、事を言うはずでは……」
    七海「ご自身で気づいたみたいなので、これ以上は言いませんが……私が外面を取り繕った極悪人でなくてよかったですね。連絡をくれた日下部さんがやきもきしていた気持ちがわかりましたよ」
    日車「うっ……」

    弁護士として発言に相手の付け込む隙など与えず、理路整然とした言葉の応酬を生業としてきた積み重ねがこうも崩れてしまうとは、これも術式でゲーム世界に馴染まされてしまったせいだというのか……?
    いくら恩人とはいえ、初対面の相手に「何でもします」なんてどうして口走ってしまったのだろう
    羞恥と後悔と空恐ろしさに思わず身震いする

    虎杖「まあまあ、ここでこんな話続けててもよくないし、とりあえず外いこ、外!」
    パンダ「やっぱ人間ってめんどくさい生き物だよなー」
    夜蛾「七海、子守は頼んだぞ」

    虎杖に背中を押されながらギルマスの執務室を退室させられ、ギルドの外まで連れてこられる

  • 14二次元好きの匿名さん26/08/10(月) 21:36:17

    七海「すみません、世話をかけましたね虎杖君。それと、日車君……でよかったでしょうか? アナタのその気持ちだけ受け取っておきますよ」
    日車「……そういえばきちんと名乗ってもいなかったですね。重ね重ね失礼な事を……。改めて、俺は日車……日車寛見、と言います」

    貴族同士であれば、教育の中でどの家にどんな者たちがいるのかを覚えさせられるため家名を名乗れば年の頃で個人名の予測がつく
    その上で初対面では家名だけを名乗り、親しくなると個人名を改めて本人の口から伝えたり、更に仲が深まれば個人名の方で呼んで良いという流れになったりするが通例らしい
    けれど俺は、まだ正式な叙爵を受けたわけではないし、そうでなくても恩人には個人名まで伝えたい、伝えても構わないと明確な意思を持ってそう口にした

    七海「……今度は失言、というわけではなさそうですね。でしたらこちらも改めて……私は七海建人と言います。日車くん、虎杖くん、残りの時間は日車君の案内がてら少し街を歩きましょうか。美味しいパン屋を紹介しますよ」

    長身の身を屈めて、独特な形をしたゴーグルのレンズ越しに視線を合わせながら柔らかく微笑まれる
    理知的な眼差しの中に感じた一瞬の温かみに、思わず息が詰まった

    虎杖「それいーね! 前言ってたえー……なんだっけ、ガスパチョ? がお気に入りなんだっけ」
    七海「それはスープの名前ですね。私が気に入っているパンはカスクートというんですよ」
    虎杖「あ、それそれ! 日車はもっと栄養取らなきゃだし、美味しいパン色々教えてもらいなよ」
    日車「なら、せめて会計は……! 何かあった時のために現金は持たされているので」
    七海「いけません。何かあった時のためのお金であれば安易に使うべきではありませんよ。大人は子供に気兼ねせず食べさせてやるものですから、こういう時は奢られておきなさい。……何でもするんでしょう?」

    少しだけからかうような声色に、頬がカッと熱くなる
    もう成人なのだと訂正することも忘れて、小さく唸る事しかできなかった

  • 15二次元好きの匿名さん26/08/10(月) 21:42:58

    >>14

    ん〜オットナ〜!

    本気イチャイチャの前振りみたいでイイ!

  • 16二次元好きの匿名さん26/08/10(月) 21:44:32

    本来28×36のはずが27×16になってるのが何ともいえず一味変わって美味しいですね…
    日車がゲームの仕様に大人部分を封印されてもどかしい思いをしているところをスマートとフォロー出来るのが実にイイ…

  • 17二次元好きの匿名さん26/08/11(火) 05:03:15

    ルートに入ってるからってのもあるかもだけど寛見ちゃんからナナミンへの『俺はあなたに好意を抱いています』感が
    すごいすごい、恩人として感謝を抱いているつもりなのにあふれ出る思いを止められない、みたいな
    前スレ最後の方会えて嬉しくて泣いちゃったり今回みたく感謝を伝えたすぎて言葉を誤っちゃったり
    36歳の理性を16歳の衝動が飛び越えていく瞬間があるの好きだなぁ

    そうかぁ…27歳の大人オブ大人がしっかりしてるけど危なっかしいところもある16歳に惹かれていくのかぁ…
    めちゃくちゃ夢があるな!?
    小さな好意の積み重ねが大人を恋の衝動に巻き込んでいくんだ、好きなパンを食べさせてあげて子供や小動物に向けるような
    『かわいい』を抱いていたのに、いつの間にかひとりの人間として愛してしまうのか…!

  • 18二次元好きの匿名さん26/08/11(火) 13:51:02

    ナナミンと一緒にいるために努力することになるのかな?
    ステ高そうな選択肢を引けたから同じ討伐依頼を受けたりする感じ?
    気になる大人を振り向かせようとする少年のもだもだが見れるんですか!?

  • 19二次元好きの匿名さん26/08/11(火) 14:41:20

    案内された城下町は治安も良く、過去のいとし子の中に時折現れた異世界転移・転生者からもたらされた知識をもとに整備されたインフラにより中世風とはいえかなり生活環境や安全政策は向上しているようだった

    しかし、そういったものをすり抜けて呪いは人の周りに現れるらしく、脹相と出会った時のように街中に呪いを帯びた魔物が現れたりするのもその一端だそうだ


    七海「いとし子であるアナタは、そう言った場面に遭遇したらきっと誰よりも『助けなければ』という思いに突き動かされてしまうでしょう。しかし、己の力量に見合わない相手に立ち向かっていくような事はしてはいけません。状況を見極め、自分がどう動けば最も被害が抑えらえるか、誰を頼り何を伝えるか、それを常に考えられるよう頭の一画を冷えたままにしておくのです」

    日車「……はい!」


    助けよう、解決しようと己だけでやみくもに動くばかりでは結局行き詰まり被害が拡大する

    誰かのために全身全霊で一生懸命になれる、それ自体は美徳かもしれないが、感情が先走り判断力を欠いては意味がないのだ

    おそらく、今のこのいとし子の身体ではプレイヤーである『俺』の36年で培った思考力判断力は十全に発揮できず、多少地頭のいいだけの年相応の者に落とし込まれてしまっている

    だからこそこの七海からの教えは、主人公自身が得る学びとしてとても意味のあるものなのだと感じた


    虎杖「五条先生とかよりよっぽど先生っぽいだろナナミンって。俺も最初会った時つい先生って呼んじゃった」

    七海「教職ではないので私は先生ではありませんと言ったら、何故かこんな呼ばれ方をする羽目になってしまいましてね」

    虎杖「でも何だかんだナナミンって呼ばせてくれてるから優しいよなナナミン」

    日車「そういう経緯だったんですね……」

    dice1d3=3 (3)


    1:虎杖は人好きのする性格だから、突拍子もない距離感でもつい許してしまう気持ちはわかります

    2:実は、気に入っていたりしますか? ナナミン、って

    3:……特別な関係だからなのかと、思ってました

  • 20二次元好きの匿名さん26/08/11(火) 15:11:37

    げほ、と両脇から盛大にせき込む声が聞こえて、知らず俯いていた顔を上げれば二人とももの凄い渋い顔をして俺の方を見ていて、思わず目を丸くする

    七海「日車君、アナタ見かけによらず突拍子もない思考をしますね!?」
    虎杖「ナナミンのこと尊敬してるし大人っぽくてかっけーとは思うけど、ぜんっぜんそういうアレはないから!」
    日車「え、いや、あの……ゴメンナサイ」

    左右から挟まれるようにかけられた圧に気圧されて思わるホールドアップの姿勢になりながら片言で謝罪する
    家名個人名の呼び方といい、名前の呼び方に意味を持たせる文化のようだからてっきり愛称呼びはそういう位置づけなのかと思ったのだがそうとは限らないようで安心した

    ――安心?

    無意識に胸中に浮かんだ単語に首を傾げていると、「もうこの話はここまでにしましょう」と七海に促され表通りから一つ奥に入る道を指し示される

    七海「あの店ですよ、私の行きつけのパン屋は。テラスが空いているようですし、そこで食事にしましょう」

    大きな手が軽く背を押して、ほんの少しだけ距離が縮まる
    現実の彼は俺より年下のはずなのに、36歳の俺の意識もあるはずなのに、隣に並ぶ長身はひどく大人に見えて心臓が跳ねてしまう

    ――待ってくれ、おかしい、これは『ゲームの攻略』のはずだ
    なぜこんなにも俺は彼の一挙一動に感情が搔き乱されているんだ

    虎杖「日車? どしたんもう俺ら気にしてないって」
    日車「あ、いや何でもない。まだちょっと遠慮の気持ちが後を引いてて」
    七海「おや、相当頑固な性格のようですね。それでは日持ちのするクッキーでもお土産に追加しましょうか」
    日車「何故そうなる!?」
    虎杖「遠慮すればするほどたぶん色々増やされるよ? 日車は気にしいを直すのも課題だな!」

    これ以上考えすぎてはいけない気がして、二人のからかいに流されるまま俺は意識を目の前へと戻していった

  • 21二次元好きの匿名さん26/08/11(火) 16:23:40

    寛見ちゃんが恋する男の子になってる!
    自分の心が分からなくて「あれ…?」ってなってるタイプだ!虎杖にすら無意識ヤキモチ焼いて!
    自覚なき恋心最高すぎる〜〜〜!!
    君はまだ若いんですから…と断られる辛さを知ってしまうのかな、年齢なんてどうしようもないから従わざるを…
    しかしここは剣と魔法の世界!日本国憲法なんて存在しないんだよ!27×16なんて誤差誤差!
    どうなるんだこれ、寛見ちゃんがグイグイ行くの?
    ナナミンが大人を相手にするとこうなってしまうんですよって言いながらペロッといただいちゃうの?
    どっちでも楽しみすぎる、クッキーで餌付けされちゃう寛見ちゃんカワイイカワイイネ…

  • 22二次元好きの匿名さん26/08/11(火) 23:59:24

    >>20

    映画の4DXみたく体験してる人により実感を伴わせる効果でもあるのかな?

    36歳の方もドギマギしててニヤついてる

  • 23二次元好きの匿名さん26/08/12(水) 06:08:52

    >>22

    前スレの導入で、ゲーム機を操作するプレイじゃなくて実際に自分がゲームの世界に入り込む形でのプレイをさせられるってあったから、本人の感覚的には異世界転生ものとか精神ダイブMMOものに近い状態なんだと思う

  • 24二次元好きの匿名さん26/08/12(水) 11:45:11

    読み取れていなかったかもしれないけど自分の認識では攻略キャラがヒロミちゃんを好きになったらクリアかと思ったらヒロミちゃんも好きにならないといけないんだね!
    そしたら攻略キャラと結ばれたらその想いはリセットされる感じなのかな?

  • 25二次元好きの匿名さん26/08/12(水) 18:07:02

    そういや前のスレで食事とかしてたけど>>11で現実の肉体って眠ってるんだよな?

    現実で飲み食いしてないのにどうやって味とかわかる

    の?

  • 26二次元好きの匿名さん26/08/12(水) 20:18:05

    えー、スレ主です
    細かいシステムや術式の機序を気にされてる方がおられますが、あまりに突き詰めすぎると後々首が締まるし本筋から逸れすぎるので、何も書けなくなってしまいます
    システムに関してはもう「そういうもん」だと思って下さい
    そもそもトンチキ寄りのノリではじめようと思ったスレなんで……
    リアルでまだ実現してないレベルの技術だから、科学的に妥当なシステムとか設定するのムリムリムリムリカタツムリ!場末の匿名掲示板に無茶振りせんで!

    ざっくり言えば、術式がアバターとなる人物データを持ってくる際に、脳に直接作用して記憶を引き出してるという記述をしたと思いますが、味覚とかについても味、触感などの信号を神経に与えて脳に送ってるって感じで、その他の感覚についても同様とします

    これ以上の説明はストーリー進行上の必要に駆られない限りは終わり!閉廷!カンカンカンカン!

  • 27二次元好きの匿名さん26/08/12(水) 20:42:15

    細かいシステム周りなんて呪力なんてよくわからんもんがある世界なんだから気にしないィィィイ!!の気持ち
    それよりもナナミンと日車少年がどうなっていくのかが知りたいんです!
    いのちがたすかります、何卒よろしくお願い致します

  • 28二次元好きの匿名さん26/08/12(水) 21:10:32

    壮大なストーリーだし人数が多いから動かすのも大変なのに余計な負担をかけさせたくないぞ!!
    いつも細かい内容で丁寧に書いてくれているスレ主には感謝しかないんだぞ!
    スレ主のSSが日々の楽しみなんだ!
    これからもよろしくお願いするよ〜!!

  • 29二次元好きの匿名さん26/08/13(木) 00:00:14

    現実でVRで四角い箱を猫に見えるようにして撫でさせたら猫を撫でてるように感じるという実験があるから大丈夫大丈夫
    脳はブラックボックスって原作で硝子さんが言ってるし脳になんやかんやしてるでだいたいOK
    ところでこのスレはファンアートとか描いても大丈夫ですか?
    16歳のヒロミくんとか二つ名持ちの冒険者ナナミンとかわくわくするファンタジー設定がいっぱいで大好きなんだ

  • 30二次元好きの匿名さん26/08/13(木) 06:57:27

    スレ主です

    あたたかいお言葉ありがとうございます……!

    ふんわり設定でオッケーブロッコリーな方は引き続きお付き合いくださいませ

    イッチャラブが書きたいんだよォーーー! の欲望を最優先でまた頑張ります

    あと体力


    >>29

    ファンアート物凄く嬉しいです! 大歓迎です!

    何より読んで下さった方の想像力や創作意欲を掻き立てられたのなら光栄の至り

    推し創作が推し創作を呼ぶって……素敵やん?

  • 31二次元好きの匿名さん26/08/13(木) 10:26:40

    パンを食べるカップルって言われるとラピ◯タの目玉焼き乗せトーストを思い出すな、雰囲気は全然違うけど
    綺麗に食べるナナミンの前でカスクートのサンドイッチに齧りつく寬見ちゃん、具材のハムがぺろっと出てきちゃって
    恥ずかしそうに手で隠しながらもぐもぐしてたらかわいいだろうなって…
    しっかりした子のちょっと抜けた仕草は本当にかわいい

    これはあったらいいなな未来の話だけど、ナナミンの冒険について行った寬見ちゃんが野営でテキパキと
    スープをこしらえてくれて、黒パンと一緒にいただくような夜があったらいいなって…
    CPが成立したらいとし子として世界を巡ることになった寬見ちゃんについて行ってくれないかナナミン

  • 32二次元好きの匿名さん26/08/13(木) 17:54:38

    いとし子としての役目を果たすまでは寬見ちゃんも王宮や王都から離れられないんだろうな
    もちろん責任感の強い子だから何も言わずにいるんだろうけど、本当は故郷を恋しく思ってるかも
    何もなくなってしまったのは分かってるけど、全てが終わったら一目でいいから見に行きたいって言って
    ナナミンを護衛として一緒に訪ねるかもしれない
    救援に向かったナナミンは惨状を知ってるけど黙ってついてきてくれそう

  • 33二次元好きの匿名さん26/08/13(木) 19:45:30

    この世界剣と魔法のファンタジー恋愛ゲームってあるけど戦闘パートありきで作られたゲームってことはそこでゲームオーバーになったら最悪死ぬのでは?

  • 34二次元好きの匿名さん26/08/13(木) 20:05:48

    >>33

    いや術式の縛りとして攻略放棄以外で死ぬことは無いってはっきりSSの中で書いてるから

    ゲーム内主人公が仮に死亡エンドとかにいったとしても、プレイヤー日車の生存は確定で、どこかからやり直すなり何なりになるはず

  • 35二次元好きの匿名さん26/08/13(木) 21:00:21

    >>34

    ということはゲームオーバーはなしで死にそうになったらやり直しできるってことか

  • 36二次元好きの匿名さん26/08/13(木) 23:06:59

    恋愛に重きを置いてるからゲームシステムについてはそんな突き詰めて考えなくていいんじゃない?
    寬見ちゃんと森羅万象の恋愛模様の話しようぜ
    呪術×本格ゲームの話がしたいなら自分でスレ立てして語るのもいいと思うよ

  • 37二次元好きの匿名さん26/08/13(木) 23:27:35

    この終わってるゲームにも一応最低限の戦闘とかいうシステムがあるのでこのゲームもありなのかなと

    まさかのプログラマー1人!?発売3ヵ月後に開発会社が倒産したクソゲー【ラブルートゼロ 】


  • 38二次元好きの匿名さん26/08/14(金) 06:52:51

    今回初期ツン枠の脹相はどうやって寬見ちゃんにデレてくれるのかな
    虎杖と自分が兄弟だと発覚して「大切な弟の大切な人は俺にとっても大切な人だ!!」な感じになるのか、
    実はいとし子を信奉してる古い一派の者で寬見ちゃんの正体を知って尊いお方として接してくるようになるとか?
    どんな風になるのか楽しみだ

  • 39二次元好きの匿名さん26/08/14(金) 08:18:10

    仮にゲーム全員攻略完了で領域が終わっても呪詛師がもう一回領域展開したらもう一回遊べるドンで無限ループ入るんじゃね?

  • 40二次元好きの匿名さん26/08/14(金) 16:25:51

    本来なら年上のヒロミちゃんが今回は年下だもんな〜!いいね普段味わえない年下への扱いをされちゃうんだ!!
    ナナミンは常識のある大人だしヒロミちゃんを優しくエスコートしてくれそうだね〜!パンでもクッキーでも沢山食べさせたくなるよね…

  • 41二次元好きの匿名さん26/08/14(金) 17:46:55

    このレスは削除されています

  • 42二次元好きの匿名さん26/08/14(金) 23:29:50

    保守

  • 43二次元好きの匿名さん26/08/15(土) 06:52:54

    ファンタジー世界だからみんなマントやローブを着てて、守られる時にしまわれがちな寛見ちゃんだといいな
    特に大人組は体格がいいからヒョロッとした寛見ちゃんを抱き寄せてたっぷりとした布ですっぽり覆ってしまいそう
    相手のたくましい腕と胸に抱かれて、相手の匂いでいっぱいの空間に隠されてドキドキしちゃう寛見ちゃん
    やった側も腕にすっぽり収まる華奢な身体とか頬を染めて見上げてくる様子にキュンしそう
    世界のヒロイン(男)かわいすぎるよ…

  • 44二次元好きの匿名さん26/08/15(土) 10:00:31

    スレ主です
    滞ってしまって申し訳ない
    体調やらスケジュールやらがドブカスモード突入してこちらに来れずにおりました
    週末はちょっと作業できると思うので可能な限り進行します
    俺はただ森羅万象森羅と日車をばイチャイチャドキドキラブラブさせてぇんだ

    保守や萌えトークありがとう今はただスレ民に感謝を

  • 45二次元好きの匿名さん26/08/15(土) 19:08:43

    お大事にスレ主無理せんでね保守

  • 46二次元好きの匿名さん26/08/15(土) 20:04:57

    七海の気に入っているというカスクート……いわゆるバゲットを用いたサンドイッチだが、様々な種類の具材があり、店内で食べる場合にはリベイクもしてくれるなど至れり尽くせりで味わえるようになっていて、なるほどこれは行きつけにもなると納得がいった
    王宮に保護されるまではカチカチの古いパンを薄いスープでふやかして胃に詰め込んでいた主人公にとっては夢のような光景で、本来食べ盛りの肉体は容易に腹の虫を鳴らせてしまう

    七海「どうやら君のお腹はお気に召したようですね。食べたい具材はありますか?」
    日車「うぐっ……すみません、みっともない姿を……。食べた事のないものが多くて目移りしてしまって」
    虎杖「ナナミン! 栄養あるやつ! 日車はとにかく栄養が足りてないんよ」

    す、と七海の視線がゴーグルの奥で上下するのがわかる
    騎士団の有望株としてすくすく成長している虎杖、成人男性であり本人はクォーターらしいためアバターの体格にもきっと反映されているであろう七海、その間に挟まれた食糧事情に乏しい生活を送って来た10代後半の俺

    日車(身長の……格差社会……っ!)

    俺自身の情報が反映されているなら、この身体だって真っ当な食糧事情で育っていれば本来の俺と同程度には伸びるはずなんだが……一般人より体格に恵まれているこの二人に挟まれていると、まるで捕らえられた宇宙人になったような気分だ
    いやさすがにあそこまで極端な身長差ではないが! 圧がそれぐらいある!

    七海「……そのような顔をしなくとも、しっかり食事をして身体を動かせばまだ十分伸びしろがあると思いますから」
    虎杖「そ、そうだよ! うまいもんいっぱい食おう! な!」

    無意識にキュッとした唇を噛み締めて不服な顔をしてしまっていたのを真正面から見ていた七海はさっと顔を逸らしてそう呟く
    虎杖も慌てたようにフォローを入れているが……いいさ、笑っていられるのも今の内だ

  • 47二次元好きの匿名さん26/08/15(土) 20:13:35

    日車「それなら……七海さんが選んで下さい、お勧めを」

    端的に言ってしまえば「何を食べたらそんなにデカくなるんだ」というやつだ
    七海はふむ、と少し思案する様子を見せたあと、店員に注文を通した

    七海「どうぞ、熱いので気を付けてくださいね」
    虎杖「ナナミンのも日車のもうまそう! 冷めないうちに食おうぜ!」
    日車「……いただきます」

    食前の祈りを済ませると、リベイクされたパンの隙間から見える具材を確認する
    野菜の上にハムと熱されて蕩けたチーズがたっぷりと乗せられており、万人に好まれやすい鉄板の組み合わせかつ蛋白質を摂らせてやろうという意思をひしひしと感じる組み合わせだ
    そしてしっかり野菜も複数入れられているあたり、栄養バランスも考えられている……
    ――いや、御託はもういい、これは絶対に美味いやつだ

    日車「はぐ……っ、……~~~~~!」
    虎杖「うっまー! ほんとナナミンってグルメだよな」
    七海「大人になるとこういう楽しみでもないとやってられませんからね」

    香ばしく噛み応えのある皮とふんわりした中身のパンに、濃厚なハムとチーズの旨味がじゅわりと広がる
    それを瑞々しい野菜とソースがさっぱりと受け止めて、次の一口への食欲を掻き立ててくる
    もう一口、もう一口と食べ進めていると……

    日車「はむっ……ん?」

    蕩けたチーズが噛み切れずにみょーん、と伸びて口とパンの間でたわみ始める
    しかも、ハムに絡んで離れないものだから、ずるりと連鎖的にパンからはみ出してきてしまう
    ――このままではまずい、口元が汚れるだけならまだしも、今着ているのは虎杖に借りた白い騎士服だ
    服についたなら、確実に、染みになる……!

  • 48二次元好きの匿名さん26/08/15(土) 20:15:14

    日車「はぐはぐはむはむはむ……!」

    必死で伸びるチーズと道連れになったハムを口の中に収めるように食べ進めていくが、思っていたよりチーズの粘度が高く噛み切るタイミングを見失ってしまう
    パンの方を齧る余裕がないまま、チーズの伸びと格闘しているうちに挟まっていた全てを引っ張り出して食べ尽くしてしまっていた

    日車「むぐ……結局最後まで噛み切れなかった……」

    仕方ないので残った部分は野菜サンドとして食べよう、と口元に持っていこうとした手がぱし、と捕まれる
    ずっと手元に集中していた視線を上げると、視線を逸らし俺の手を持っていない方の手で口元を抑えながら震える七海と、妙にほっこりとした生暖かい視線を向ける虎杖の姿が目に入る

    七海「……っ、ふくっ……、つ、追加の具材を頼みましょうか……。ゆで卵のペーストなら、食べやすいはずです」
    虎杖「日車、ちょっとリスみたいで可愛かった~。俺卵ペーストもらってくるわ」

    ずっと俺がチーズに悪戦苦闘しているのを眺められていたのだと気づき、かぁっ、と顔が熱くなる

    日車「なっ……! 二人とも黙って見ているとは人が悪いぞ!」
    七海「すみません、あまりにも必死になってチーズと格闘している姿が微笑ましくて。……口元にソースがついているのも気づいていないようですし」

    つい、と指先で口元を拭われれば、さらに羞恥が上乗せされて仰け反る勢いで身を引いてしまう
    そんな俺の反応を楽しむかのような笑みで引っ込められた手が七海の口元に近づきそうになっているのを見て、まさかと思った俺は慌ててその手を捕まえてソースのついた指を手拭きで乱暴に拭う

    七海「どうしたのですか? ああ、もしかして私が拭ったソースを舐め取ると思いましたか。……いけない子ですね、そんなませた想像をして」
    日車「ませ……っ!? あなたは俺を幾つだと……! いや、年相応に見えないのはもう散々言われてきたが……俺はこれでも虎杖と同じ16歳、成人はしています!」
    虎杖「あ、ナナミンも怒られてる。最初に俺らや家入先生に驚かれてから日車めっちゃ気にしてるもんなー。だからはい! 栄養満点の卵ペーストたっぷり食べなよ」

    呑気な顔で小鉢を持って戻って来た虎杖が七海に向けて苦笑しながら席に着くと、俺に小鉢を差し出してくる
    虎杖の言葉に、俺の返しが虚勢の類ではない事を察した七海が顔を覆った

  • 49二次元好きの匿名さん26/08/15(土) 20:20:10

    七海「……食べなさい。とにかく食べなさい日車くん。つい反応を楽しんでしまったのは申し訳ありませんでした」
    日車「くっ……! すぐに成長して目にものを見せてやりますから、覚悟しておいてください」

    結局あの後パン本体も虎杖ともどもおかわりを勧められ、遠慮すれば今度は七海自身の分を半分折って渡そうとしてきたり持ち帰りの焼き菓子が凄い両になったりと大変なことになってしまった
    バゲットのはずなのにちぎりパンのように軽々と分断される様子に、ゴリゴリのパワータイプだと語られていた彼の片鱗を垣間見てしまった気がした

    日車「ここまでくると、身体の成長を促すのではなく太らせて食べるつもりなのではないかと思えてくるな……」
    七海「私は童話に出てくる魔女か何かですか」
    虎杖「ナナミンだとお菓子じゃなくて焼き立てパンの家に住んでそうだな」

    そんなたわいもない会話や街の様々な説明を受けながら夕方まで王都をぐるりと巡り、伏黒が迎えにくる地点で俺たちは七海と別れることになった

    七海「それでは虎杖くん、日車くん、お気をつけて。……いとし子は敬愛され、力を身に着けられるよう守り導かれるべき存在です。しかし、その力や影響力を悪用しようという人間はいつの世も現れるものです。呪いの存在だけでなく、そういったしがらみにも用心してください。必要であれば、私も力を貸しましょう」
    日車「ありがとう、ございます……。いとし子の事や貴族社会の事、俺には知らないことがまだたくさんあります。皆からもいろいろ学んでいる最中ですが……あなたがそう言ってくれるのは、とても心強いです」
    虎杖「頼る時は時間外にならんようにせんとな。時間外労働になったナナミン、めっちゃ怖いんよ」
    七海「さすがに彼にはそうしませんよ。私が憤るのはクソな命令や依頼に対してですから。……それでは」

    夕日の色に染められた、大剣を背負う広い背中がゆっくりと遠ざかっていく
    曲がり角の向こうにその姿が消えるまで、俺は目を離すことが出来なかった

  • 50二次元好きの匿名さん26/08/15(土) 23:12:41

    絶対仕事してる時こいつこうだよ

  • 51二次元好きの匿名さん26/08/15(土) 23:43:00

    寛見ちゃんかわいいねぇ〜〜〜!!!
    ナナミンもいたいけな幼子を愛でるように接しちゃうね〜〜〜!!!
    16歳成人なんですけどね
    会えて嬉しくて泣き、何でもしますと言い、食べるのが下手で一生懸命はぐはぐしてる
    こんなん幼女じゃん!!!いとし子じゃなくてもこの世の全てから守らなくちゃいけない幼女(16歳(中身は36歳))じゃん!!!
    今度からカスクートは4分割くらいにして出してあげてください…何ならふわふわ白パン出してあげてください…

    厄介事とか嫌いそうなナミンが丁寧にお世話してあなたを守ります宣言した…もうプロポーズじゃんこれ…
    はよ恋に恋するひまわり印のかわいこちゃんを大人の魅力でオトして夜の時間外労働して
    服の下の華奢な身体とあの日と変わらない尊い胸の印を見て

  • 52二次元好きの匿名さん26/08/16(日) 07:11:54

    誰かに想いを寄せる(まだ恋ではない)寛見ちゃんの描写がいたいけでかわいい
    目で追ってしまったりドキドキの理由が分からなくて不思議そうにしたり
    でもこれ意識は36歳なんだよなぁ、36歳がこれをやってるも同然なんだよなぁ
    寛見寛見日車寛見〜〜〜〜〜!!!
    お前は30半ばも過ぎてこんな少女みたいな心の動かし方をするのか!?
    素敵な人だと思う前に自分はどうしてこんなことをしているんだろうと不思議がるのか!?
    恋じゃよ恋!!不思議な世界だし相手は元故人だけどお前はナナミンに惹かれてるんだよ〜〜〜!!

    …悲しくなってきた…そっか…故人か…
    夢の世界でしか会えないんだ…寛見ちゃんの初恋の人…大人で誠実でやさしくて綺麗な金髪の人…

  • 53二次元好きの匿名さん26/08/16(日) 13:35:58

    生存判定ダイス、2/3生存なのに原作ルートピンポイントで打ち抜いてきたのあまりにも無慈悲
    隠しの宿儺含め半分が故人ってのが日車の加湿器っぷりが発揮され過ぎてて泣けてくる……

  • 54二次元好きの匿名さん26/08/16(日) 14:29:13

    王宮に戻って来た俺の元には、叙爵の予定が3日後に決まったという知らせが届いていた

    清水「普通であれば式典としてそれなりに人を招いたいわゆるパーティーの場で行うんですけど、日車さんの身の安全のため、臣下の中でも爵位を受けたということを知らしめる必要のある人たちだけを集めて行うそうです」
    日車「なるほど……。確かに俺は何か功績を上げたわけでもないし、平民のままでは支障が出るため建前上の身分を与えられるに過ぎないからな。知っておくべき最低限の人数に絞るというのは理解できるし、正直なところ貴族の社交界といったものは厄介そうだから俺としてもそちらの方が助かる」
    清水「ほんと、欲がないというか……農民から一気に爵位持ち、一代限りとはいえ貴族の仲間入りなんて事になったら、もっといい暮らしをしたいとか俺は偉くなったんだ! って思いそうなものですけど」
    日車「……生きるのに困らない環境を与えてもらった事には感謝している。けれどそれ以上の『何か』が必要とも思えないのでな。食事も、衣服も、住む場所も過分なほどに良いものばかりで、周囲の人たちも皆温かく優しい。……今ですらそんな飽和しそうな状態で、更にもっと、なんて考える暇もない。それに、俺に与えらえる身分というのは自衛のための技術と同じで命を脅かされないためのもので、別に偉くなったわけではないしな」
    清水「えぇ~……なんですかその達観具合……逆に怖い……」

    当日に向けて身だしなみを整える必要があるからと、暫くは清水が俺のケアを重点的にするらしい
    さすがに風呂まで世話されるのは拒否したが、湯上りに紙やら顔やら腕やらの美容ケア責めにされる羽目になってしまった

    ――そして叙爵当日

    虎杖「おぉ~! 日車決まってんね!」
    伏黒「肌ツヤも血色も髪質も見違えるようになったな……これなら衣装に着られる感じでもない」
    清水「頑張りましたよ~!」
    日車「……ここ数日全身をこねられ過ぎてパン生地になったような気分だ……」

    既に疲労困憊な表情とは裏腹にプルツヤに仕上げられた俺は護衛と案内役の二人に連れられて謁見の間へと向かう
    臣下たちの中に数人見覚えのある姿も散見するが、それよりもずっと存在感を放っているのが……

  • 55二次元好きの匿名さん26/08/16(日) 14:30:27

    冥冥「……顔を上げなさい。ふふ、私の代でいとし子にお目にかかれるとはね」
    憂憂「姉様の治世に降りかかる呪いという火の粉を払うため、神も全力を挙げているのでしょう。さすが姉様!」
    日車「偉大なる女王陛下、王弟殿下にお目にかかります。先の隣国侵攻の際、ミツイシ村より保護されました、寛見と申します」

    『中世風の世界観を舞台とした恋愛もの』と聞いて、恋愛相手となる攻略対象の中に一人くらいはいそうな王族のキャラクターがいない事が少し不思議だったが、まさかこういう配役だったとは……
    恋愛対象の性別に垣根のない設定だというから、女王は王配も子もない設定であるにもかかわらず対象外なのは背景事情が設定されていそうだし、王弟も元々のキャラクターが憂憂同様姉意外に目もくれない性格なのか、それとも年齢的に幼過ぎるからか、その辺りの理由があってアバターが引っ張ってこられたのかもしれないな
    まあ、王族のごたごたに巻き込まれないのは助かったが……別の意味で恐ろしい人選が来てしまった気がする

    冥冥「そんなに堅くなる必要はないよ。きみは本来身分という垣根を越えて尊ばれる存在なんだ。ただそれをすんなり受け入れない頭の固い連中がいるのも確かでね。そう言った連中でもわかりやすいラベルが必要なんだよ」
    憂憂「姉様のお心遣い、有難く受け取るように。あなたには準男爵の爵位と『日車』の家名が与えられます。姉様の治世のため、全力を尽くしてくださいね」
    日車「……謹んでお受けいたします」

    形だけの爵位ならば、一番下の騎士爵かと思ったのだが、騎士団に入る予定がないので準男爵になったのだろうか
    まあ、どちらにしても大した変わりはないのだろうと余計な事を言わず黙っていたのだが……

    冥冥「国が与える爵位とは違うが、きみは騎士になるのではなく、選ぶ立場だからね。こちらの方がいいだろう」
    日車「……?」

    付近の者にしか聞こえないくらい小さく呟かれた女王の言葉に俺は首を傾げる
    護衛に騎士団の二人が付いている立場なので、騎士が騎士を護衛するのは妙だという事だろうか……?
    しかしそれ以上の事は口に出さず、叙爵式はそのまま終了となる

  • 56二次元好きの匿名さん26/08/16(日) 14:36:57

    虎杖「日車お疲れ! これで正式に『日車寛見』になったな」
    伏黒「五条先生にうるさく言っていた上層部もこれで少しは大人しくなるといいんですが」
    日車「ああ、ありがとう。大きな問題もなく無事に済んで肩の荷が下りた。これからは訓練も本格的に始まるんだったな」
    虎杖「そうだね、体力と魔力の基礎訓練は毎日あるけど、それ以上の訓練は週替わりでそれぞれ騎士団と魔術師団で行う感じで、休息日は安全を確保できる範囲で自由に過ごして構わないってさ」
    伏黒「護衛が必要な場所に用事がある時や、近くにいない時に連絡を取りたい場合はこいつを使ってくれ。影を登録した相手の元に物や声を届けてくれる」

    そう言うと伏黒は自分の影から一匹の子兎を取り出すと俺に手渡してくる
    確か、脱兎という兎の式神だったか……どうやら、これまでもこの脱兎を使って連絡をやり取りしていたらしい

    日車「あ、ありがとう……。その、世話の仕方は普通の兎と同じ要領でいいのだろうか」
    伏黒「いや、普段は所持者の影に入っているし、厳密には生き物ではないから世話も必要ない。念じれば影から出てくるし、声を届ける時には額に触れて魔力を流しながら相手先の指定をしたあと、伝えたい事を話してくれ。右耳に触れれば覚え込ませた音声を手紙のように脱兎が影を移動して相手に届けるし、左耳に触れれば脱兎同士を使って会話ができる」
    日車「そうなのか……。見た目は普通の兎にしか見えないのに」
    虎杖「あれ? でも俺前に人参やったら食べたけど」
    伏黒「何やってるんだ……。まあ、必要はないが食べること自体はできなくはない。食べたものはそのまま魔力に変換されるからな」

    ぴすぴすと鼻を鳴らし見つめてくる小さな兎は可愛らしく、確かに食べ物を与えたくなってしまう気持ちは分かる
    生き物ではないと言うが、ふわふわで温かい小さな命の感触に思わず頬が緩んだ

    日車「……可愛いな。皆の影の中にもそれぞれこんな兎が隠れているのかと思うと少し微笑ましくなる」
    伏黒「まあ、俺が必要と思った相手だけだけどな。日車に渡した脱兎には、俺と虎杖、日下部先生と五条先生、乙骨先輩、緊急の連絡先として騎士団と魔術師団の詰め所、ギルドマスターが登録してある」

  • 57二次元好きの匿名さん26/08/16(日) 14:38:14

    虎杖「なあ伏黒、ナナミンの影も登録した方がいーんでない? 日車を発見してギルドに運び込んだ恩人ってナナミンだったんだよ。何かあったら協力してくれるって言ってたし、連絡取れる方が安心じゃん」
    伏黒「……そうなのか?」
    日車「あ、ああ……。案内役としてあの人を指定したのが五条さんや日下部団長がその事を把握していたからなのかは分からないが、元々はその事を隠す意図があったのでこちらに情報が来てないという事になっていたそうだ。正体を明かしてくれたのは、会えなくても何かの形で感謝が伝わればいいと食い下がった俺に免じてくれたのだろうな」
    伏黒「まあ……そういう事なら仕方ないな。登録をするから脱兎の腹をこっちに向けてくれるか」

    言われた通り抱える向きを変えて腹を伏黒に見せると、伏黒は文様のところに触れて呪文のようなものを詠唱する
    ふわりと何かの力が脱兎の中に満ちるのを感じ、文様が一瞬だけ光を帯びた

    伏黒「これで七海さんの影も登録が済んだ。過去に登録したことがある相手ならこんな風にすぐ追加できるが、もし何かしらの必要性があって登録した事のない相手と繋げる事があれば、直接本人と会う必要があるから注意してくれ」
    日車「わかった。手間をかけさせて済まない」

    そう俺が頭を下げると同時に、腕の中の脱兎の目が光を帯びるとその口から人の声が聞こえ始めた

    脱兎『……日車くん、ですか? 脱兎が突然影から出てきて影の登録を告げたので確認のため繋いだのですが……伏黒くんもそこにいるのでしょうか』
    日車「え、あ、こ……この声は……!?」
    伏黒「七海さん、お久しぶりです。先程脱兎を渡す際に虎杖から日車の救助に関する話を聞きまして、あなたの影も登録した方がいいだろうと。驚かせてしまってすみません」
    脱兎『なるほど、そういう事でしたか。連絡の必要があればギルドマスター経由で話が来ると思っていましたので驚きましたが、それで納得しました。日車くん、何かあれば脱兎で連絡して下さい。討伐依頼を受けている事もあるので、緊急時でなければ手紙か記録した音声を脱兎ごと送る形の方がありがたいです』
    日車「は、はい。承知しました……! ありがとう、ございます七海さん」

    ……心臓が口から飛び出るかと思った

  • 58二次元好きの匿名さん26/08/16(日) 14:47:40

    スレ主です
    ご心配やご感想ありがとうございます
    とても嬉しくてファイヤーしております

    この後はゲーム的な区切りのために数値やダイスを少し使って進行します
    一週間ごとに
    ・訓練ダイス→ストーリー全体の進行度的な
    ・ランダムイベントダイス→ランダムなキャラとの遭遇イベント
    (本来のゲームではサブエンド用の好感度上げやフラグに使われるイメージ。サブエンドストップゴリラによりルート対象以外とはあっさり描写です)
    ・週末イベントダイス→ルート対象との好感度・フラグイベント
    を振って出目描写SSを投下
    といった感じでいこうと思います
    行き当たりもっこりなので進行に不具合が出そうな時は以降の周回で調整するかも……?

    あと、村の名前は岩手県の「岩手」の由来に出てくる三ツ石から取りました

  • 59二次元好きの匿名さん26/08/16(日) 14:49:15

    ナナミンってこっちでも使う武器原作通りでいいんだっけ?
    それとも別物?

  • 60二次元好きの匿名さん26/08/16(日) 15:03:01

    >>59

    会話イベントなどで描写しようかなと思っていたのですが簡単に説明すると

    ブラフや雑魚相手に使うための大剣を背負っていて(前スレにあったベルセルクのガッツっぽい~というネタを取り入れ)、本命の武器として原作そのままの鉈サイズの『なまくら』を懐に所持している感じで考えてました

    魔道具?魔剣?なんかそこら辺の特殊能力つきの武器という感じで、魔力を通す事で術式みたいな効果が出るんじゃないかな……

    なまくらを使う必要がない場面ではシンプル物理で大剣使ってボコしてます

  • 61二次元好きの匿名さん26/08/16(日) 23:25:17

    凄いどんどん進んでいく!
    脱兎が連絡係になるのいいね〜可愛いしモフりたい
    いきなりナナミンと繋がってドキドキするヒロミちゃん可愛いなぁニヤニヤするぞ!
    スレ主いつも楽しませてくれてありがとね、毎回楽しみにしているよ!

  • 62二次元好きの匿名さん26/08/16(日) 23:29:25

    これから本格的な冒険者ナナミン×いとし子寛見ちゃんを拝めるって…コト…!?
    楽しみすぎる~~~!
    設定上大人×子供(成人はしている)が多めなの嬉しすぎる、魅力的な大人たちに囲まれてくれ寛見ちゃん
    大満足で終わっても次のキャラとのめくるめく恋愛アドベンチャーを楽しめるんだからこれはもうわんこそば

    スレ主無理はしてほしくないけど楽しみに待ってるから…!
    ベルセルクなナナミン採用してくれてありがとう…!

  • 63二次元好きの匿名さん26/08/17(月) 05:01:06

    いっけなーい寝落ち寝落ち!

    夜に進めようと思って色々よそ事先にやっとこうと思ったら電池がきれてしまった

    ダイスだけ振ってSSの中身考えれるようにしておきます


    訓練ダイス

    ・どっちから開始?

    dice1d2=2 (2)

    1:騎士団

    2:魔術師団

    ・訓練度

    dice1d20=6 (6)


    ランダムイベントダイス

    dice1d7=2 (2)

    1:虎杖

    2:伏黒

    3:日下部

    4:五条

    5:乙骨

    6:七海

    7:脹相


    週末ダイス

    dice1d6=5 (5)

    1:脱兎での通話お喋りをお願いする

    2:脱兎での通話お喋りのお誘いがくる

    3:お出かけのお誘いが来る

    4:お出かけのお誘いをする

    5:プレゼントを贈る

    6:プレゼントが届く

  • 64二次元好きの匿名さん26/08/17(月) 12:39:20

    恋愛アドベンチャーゲームから恋愛シミュレーションゲームみたくなってきたぞ
    今週は何をする?まずは勉強をしてステータスをアップさせよう!
    あっ、あんなところに○○が!会話をしよう!
    週末は何をする?気になる相手にプレゼントを贈ろう!
    寛見ちゃんのときめきジュジュリアル~異世界バージョン~だ…

    普通にやりたいんだが???剣と魔法もあって学園要素も冒険要素もあるとか特盛すぎん???

  • 65二次元好きの匿名さん26/08/17(月) 20:13:39

    このBLゲープレイしたいわマジで

  • 66二次元好きの匿名さん26/08/18(火) 00:17:47

    >>64

    アプリで実現してくれ絶対やり込む!

  • 67二次元好きの匿名さん26/08/18(火) 04:40:34

    お盆だから鯖落ち多いのかと思ったけど開けても落ちるの怖すぎる

    推し主人公の二次創作BLG実際にあったら寝食忘れてプレイするわ
    スチルとイベントフルコンプして一覧から見返す機能で何度も見てはニヨニヨするのが目に見えてる

  • 68二次元好きの匿名さん26/08/18(火) 12:42:16

    恋愛系のゲームはお目当ての相手を攻略していくのが醍醐味だけど、これはお目当ての相手に攻略されていくゲームって感じがする
    もちろん寛見ちゃん(日車)から相手に対して好意とか矢印は向けられるんだけど、相手が最初から
    『彼は大切ないとし子、自分の手で大切に守ってあげたいけどこの子無防備すぎて困る!!早く何とかしないと!!』って
    思いながら接してくれるのがほとんどだから、寛見ちゃんがあれ?あれ?となってる内に囲われちゃいそうっていうね…
    日車も恋愛攻略ゲームをプレイしてる自認だったのに相手がグイグイくるからあれ?あれ?となってそう

  • 69二次元好きの匿名さん26/08/18(火) 12:42:26

    このレスは削除されています

  • 70二次元好きの匿名さん26/08/18(火) 12:52:25

    俺は二つ名大好きスレ民、いつか寛見ちゃんにも二つ名が付いたらいいなと日々思っている
    歴代のいとし子にも二つ名があったりして、『裁きの剣』に特化してたら『剣(つるぎ)のいとし子』、
    『神聖力』に特化してたら『癒しのいとし子』などなど能力由来でもいいし、身体の特徴や生まれに由来した名付けでもいい
    寛見ちゃんは日車の姓も得たし、『向日葵のいとし子』とかちょっと捻って『日輪のいとし子』、
    『夏花のいとし子』なんて呼ばれたりしたらかわいいなって思って…
    この呼び方は寛見ちゃんを名で呼ぶことが許されてなかったり憚られる人たちが敬意を込めて呼ぶのかもしれない

  • 71二次元好きの匿名さん26/08/18(火) 18:42:12

    【魔術訓練】
    今週から本格的に始まった訓練は、魔術師団の方から行われることになった
    案の定五条は出歩いてばかりで、彼でないと難しい内容や気が向いた時以外は乙骨が担当してくれるそうだ

    乙骨「それじゃあ今日からよろしくね、日車くん」
    日車「よろしくお願いします、乙骨さん」
    乙骨「やだなあ、そんな畏まらないでよ。公式的な場でもないんだし、最初にあった時と同じ感じで構わないから」
    日車「え、いやしかし……」
    乙骨「僕がよそよそしいのは寂しいって言っても?」
    日車「うっ……、虎杖や伏黒たちはいいんですか」
    乙骨「あの二人は学園の後輩だから先輩呼びが日常だったし、虎杖くんは先輩呼び以外は砕けて話してるでしょ? ……それに、ちょっとした箔漬けにもなるからね」

    乙骨は魔術師団のナンバー2の立ち位置で、人によってはあまり姿を見せない五条ではなく実質的にまとめ役を押し付……担っている乙骨を魔術師団長だと思っていたりするらしい
    その乙骨が、急に王宮に現れた新参者にもかかわらず砕けた対応を是としている、というのは確かに対外的に大きな意味を持つのだろう

    日車「そういう、事なら……」
    乙骨「決まりだね! じゃあ今日は裁きの剣の出力についてなんだけど……リカちゃん、おいで」

    乙骨の呼びかけに、仮面を被ったワンピース姿の少女がふわりと乙骨の肩の上へと現れる
    明らかに『人間』ではないことを窺わせるその雰囲気に呑まれていると、紹介するねと乙骨が彼女を地面に降り立たせた

    乙骨「彼女はリカ。僕の守護精霊で、『冥婚』という契約によって僕に力を貸してくれているんだ」
    日車「冥……婚?」
    乙骨「簡単に言えば、死んだ後の魂が相手の精霊と同じ一族の精霊に転じる、という契約だね。婚、というのは人間でいう恋愛結婚じゃなくて家同士の結びつきで行われる結婚に近い……相手の一族に加わるという意味合いとして使われてるんだ。そもそも精霊には好悪の感情こそあれ、人間でいう恋情や性愛といったものはないからね」

    精霊は自然から発生する他に、自身が気に入った生物に加護を与える代わりに死後の魂を同族の精霊として迎えるという形でも同族を増やしていくらしい
    魂が転じて精霊となった存在は力が強かったり、新たな能力を一族にもたらすなどの恩恵があるらしく、古今東西で精霊たちが人間との契約を結ぶ逸話があるのはこういった理由からだそうだ

  • 72二次元好きの匿名さん26/08/18(火) 18:49:18

    乙骨「それでね、僕がリカちゃんという精霊から加護を貰っているように、光のいとし子である日車くんも精霊とは別の存在……言ってしまえば神様から加護を貰っているんだ。そして、裁きの剣の適正が高いいとし子にはその力を使いこなす手助けとして眷属の召喚能力も与えられるんだ」
    日車「えっ……、それはつまり……」

    まさか、と思いながらリカの方へとちらりと視線を向ける
    本物の乙骨についているのは式神のリカで、俺が何かを召喚できるとしたら……思い当たるのは一つしかない

    乙骨「そう、僕がさっきリカちゃんを呼んだように、眷属に呼びかけて顕現させるんだ。やり方は同じ『魔力を込めてその名前を呼ぶ』こと。……早速やってみようか。審判を司る神の眷属……『ジャッジマン』を呼び出してみて」

    やっぱりか!
    まさかジャッジマンまで出演枠になるとは思わなかったが……もう何でもありだなこの術式……

    日車「わかった、試してみよう。――『ジャッジマン』」

  • 73二次元好きの匿名さん26/08/18(火) 18:50:48

    身体の内から魔力が吸いだされる感覚と共に、何かの存在が出現するのを感じる
    宙に魔力の凝りができはじめ、徐々に黒く染まっていき……

    ――ぽんっ

    ジャッジマン(小)『ぎるち』
    日車「えっ」

    おにぎりサイズのジャッジマンが出てきた
    何故だ

    乙骨「……っ、か、かわいいのが出てきたね……!」
    リカ『憂太、ちっちゃいよ』

    掬うように手のひらで受け止めた小さいジャッジマンは鳴き声のような『ぎるち』しか喋る様子はなく、むにむにと小動物のように手の中に丸くなってしまった

    日車「こ、これが神の眷属……でいいのか……?」
    乙骨「い、いやこれは……、日車くんの魔力出力がまだ発展途上だからだと思うよ。姿自体は資料として残っている絵姿と同じだけど、小さくなっちゃってるのは人間の世界に顕現するための魔力……召喚者から供給される魔力が足りないからなんだ。日車くんは素質は高いけど魔力を使う経験も魔力量の鍛錬もまだまだスタートに立ったばかりだからね」
    日車「なるほど、そういう事か……。この状態では俺が力を使うための助けも十分に発揮できないのだろうな。俺自身が魔力の鍛錬をしていかなければ、ジャッジマンはぎるちと鳴くおにぎりとしてしか顕現出来ないままか……」
    乙骨「ぶふっ」

    ジャッジマンへのおにぎり呼びがツボに入ったらしく、乙骨は暫くうずくまったまま動けなくなってしまった
    何故だ

  • 74二次元好きの匿名さん26/08/18(火) 19:08:23

    精霊リカちゃんがゲーム化に伴って見た目がマイルド(人間寄り)になってたり
    ジャッジマンが手のひらに乗るサイズになってたりとキャワな姿になってて和んだ

  • 75二次元好きの匿名さん26/08/18(火) 21:18:01

    【ランダムイベント:伏黒】
    顕現の維持にも魔力を消費するらしく、日常でもなるべくジャッジマンを顕現することで魔力の鍛錬にもなると乙骨に言われ、俺はジャッジマンを顕現しつつ脱兎を影の中から呼び出していた
    柔らかいうさ毛の手触りに癒されつつ、そういえば脱兎を連絡用にあちこちに配り歩いていて伏黒の魔力は大丈夫なのだろうかという疑問が湧き上がってきた

    日車「食事は必要ないと言っていたが、食べさせたものは魔力に変換されるらしいし……少しでも伏黒の負担を減らすには積極的に食べさせた方がいいんだろうか?」

    庭に咲いているたんぽぽを摘んで口元に持っていくと、もしゃもしゃと口元だけを動す脱兎の口の中へとたんぽぽが吸い込まれていく

    伏黒「俺がどうかしたのか?」
    日車「うわっ!? ふ、伏黒いつの間に……。もしかして影を伝ってきたのか?」
    伏黒「ああ、部屋に居なかったから安否確認だけしておこうと影から様子を伺いに来たら俺の名前が出たんで、俺に用事があって行き違いになったかと思ったんだが」
    日車「それはすまなかった。俺のジャッジマンや乙骨の守護精霊のリカは顕現やその維持に魔力を消費するんだが、脱兎も同じように存在し続けるのに魔力を使うのならかなり伏黒の負担が大きいのではないかと思ったんだ」

    俺に渡された脱兎に登録されている先ですら多いと思うのに、渡した相手によってはもっと様々な連絡先が必要になるはずだ
    それだけの数をずっと維持し続けるとなると、伏黒は底なしの魔力があるということだろうか……?

    伏黒「乙骨先輩との訓練で教わった内容から不思議に思ったんだな。脱兎を含め、俺が影から召喚する存在たちは『影を切り離して形を変えたもの』で、影はそれ自体が魔力の塊だ。影は俺自身の魔力とは繋がりはあっても別の存在で、影を何らかの形で『使う』時には俺の魔力が必要だが、一度形を成した後はそれ以上俺の魔力は消費しない。だから脱兎も何匹出しても特に負担が増えるとかそういうのは無いんだ」

  • 76二次元好きの匿名さん26/08/18(火) 21:25:54

    こういう風にな、と言うと同時に、伏黒の影から大量の脱兎が飛び出し、もふもふの洪水が俺を取り囲んで埋もれさせる

    日車「ふしむぎゅ、ちょ、多い、埋もれ……! あぁぁ全身が……ふわふわのもふもふに……! やめろ耳元でもひもひするのはダメだ……! く、くすぐ……っ」
    伏黒「っ、はは……っ! 脱兎にはこうやって相手を物量で足止めしたりする使い方もあるんだが……日車にも効果抜群だな」
    日車「これは……卑怯だろう……! こんな至福を知ってしまったら戦意がどこかへ行ってしまうに違いない……!」
    伏黒「そっちなのか? まあ確かにモフ欲の強いやつはけっこういるが、アンタもそうだとはな」
    日車「く……っ」

    現実の俺はそこまでもふもふ感に執着があったという訳ではなかったはずだが、これは主人公本来の好みに影響されているのか……?
    それとも、実は秘めたるモフ欲がこの状況で目覚めた可能性も……!?
    ……術式から脱出したら、現実の伏黒に確認させてもらうべきだろうか

    伏黒「日車、犬は平気か? 脱兎の他に、毛並みを堪能するなら玉犬たちもいるんだが触ってみるか?」
    日車「いいのか?」
    伏黒「ああ、きっと撫でられたら喜ぶ」

    その後召喚された白と黒の玉犬たちの毛並みを思う存分堪能し……顔中をべろんべろんに舐められて伏黒にまた笑われることになってしまった
    伏黒がわざとそうさせたのではないかと問い詰めたが、個としての意識があるから単に気に入られたんだろうとしらばっくれられてしまう
    怪しいが証拠がない、思わず現実のジャッジマンを呼びたくなってしまった

  • 77二次元好きの匿名さん26/08/19(水) 05:20:46

    ぎるちと鳴くおにぎりだとか モフ欲だとか 可愛いがいっぱいで最高

    日車さんの場合 ストレスからのモフ欲なんだろうな いや 大概の人はそうだけど なんか切実さが人一倍な感じが 可哀想で可愛い

    伏黒君には定期的に 脱兎のモフモフプールで 日車さんを沈めていただきたいわ

  • 78二次元好きの匿名さん26/08/19(水) 11:21:55

    訓練ダイス6でおにぎりジャッジマンか、出目がもっと小さかったり大きかったりしたらどんな姿だったんだろ
    リカちゃんが人外だけど少女の見た目してるってことはジャッジマンもモデルになってるらしい法の女神テミスっぽくなるかも
    訓練頑張れ~~~でももうちょっとおにぎりぎるち見せて~~~

    伏黒って意外と寛見ちゃんと交流してるな…?肌と肌が触れ合うような接触多くない…?
    脱兎や玉犬でモフったりする感覚ホントは知ってるんじゃないの…?伏黒のえっち!
    たくさんの脱兎にモフられた挙句耳までもひもひされちゃったね寛見ちゃんナチュラルえちかわだね
    寛見ちゃん、自分の脱兎の首に緑とか黄色のリボン巻いてあげたりしないかな
    召喚された存在だけどお腹空かないかなってたんぽぽあげるくらいだし、かわいがってあげてほしい
    それを見て伏黒がこう…何とも言えない気持ちになってくれないかな!俺の魔力から生まれた脱兎があんなにもかわいがられてる…

  • 79二次元好きの匿名さん26/08/19(水) 12:05:38

    >>76

    呪術なんだけど一瞬リゼロのウサギ思い浮かんだ

  • 80二次元好きの匿名さん26/08/19(水) 18:19:39

    保守

  • 81二次元好きの匿名さん26/08/20(木) 00:25:24

    >>70

    寛見ちゃんの二つ名沢山考えてくれてありがとう全部好っき!

  • 82二次元好きの匿名さん26/08/20(木) 06:44:37

    【週末イベント】
    今週の訓練は、魔力量を増やすための基礎訓練のレクチャーの他、ジャッジマンの顕現持続時間を増やす訓練に明け暮れていた
    とにかくまずはリソースとなる魔力量が増えない事にはどうしようもないということだが、初めの1週間ではあまり変わった感覚もなく確認のために出した剣も短剣サイズのままだ

    日車「……もう少し、魔石作りをしてみるか」

    基礎訓練として教えられたのは、空の魔石にひたすら魔力を込めるという方法だった
    魔石は質によって性能に差があるのだが、主に
    ・魔力を使い切ったらただの石になってしまうもの
    ・魔力を再充填して任意に魔力を引き出して使えるもの
    ・魔法そのものを込めて任意に使用できるもの
    という分け方があって、2番目の魔力の再充填が可能な魔石に自身の魔力が尽きるまでひたすら魔力を込めていく作業が魔力量を上げる訓練として一般的なのだという

    乙骨「騎士や魔術師だけでなく、冒険者もいざという時の魔力ストックとして持ち歩く人もいるし、魔道具の動力源に使われることもあるからね。魔力量はあるけど魔法を使う事がない人たちは小遣い稼ぎに魔力込めをしたりもするんだ」

    そう言って箱いっぱいの空の魔石を持たせられてしまった
    魔術師団の備蓄だそうだが、何だかんだですぐ使い切ってしまうため再充填が間に合わず、魔力入りを新たに購入してしまうため空の魔石だけがどんどん溜まっているのだとか
    再充填をした魔石は魔術師団で相場相当で買い取ると言っていたので、俺に自由な金を持たせる意味もあるのだろう
    与えられてばかりで申し訳ないと言っていたのを気にしてくれていたのかもしれない

    日車「乙骨は、もし手元に残しておきたければ好きに持っていっていい、と言っていたな」

    魔石は魔術師に限らず、騎士や貴族、平民や冒険者にも需要があった
    魔術師のような魔法を使わずとも、魔力は身体に巡らせて肉体強化に使うことが出来る他、平民でも生活魔法を使える者もいる
    常時稼働するような魔道具には動力源として魔石を設置して使う物もあるのだが、貴族の館にはたいていそういった魔道具が置かれているため、常に備蓄されているらしい
    縁がないのはそれこそ、過去の俺のような貧しい環境の者くらいだろう

    日車「……気持ちだけでいい、とは言われたが……。汎用性のある消耗品くらいなら、迷惑にはならないはずだ」

  • 83二次元好きの匿名さん26/08/20(木) 06:51:02

    箱の中から、なるべく形がきれいで傷のついていないものを探す

    5つほど良さそうなものを見繕うと、引き出しから小さな巾着を取り出した


    日車「今度同じものを魔石の報酬で買い直せば、自分の稼ぎで買ったようなもの……という事にしよう」


    誰ともなく言い訳をして、選び出した魔石に魔力を込めていく

    体内に流れる魔力を掌へと集めて、魔石を覆うようにイメージしながら送れるだけ送り込んでいくと、透明だった魔石に少しずつ色がついていく

    そうして魔力が満ちると魔石がふわりと淡く発光し、魔力の流れが途切れる

    出来上がったのは、僅かに赤みを帯びた鮮やかな黄色……向日葵色の魔石だった


    日車「魔石の色は込められた魔力に応じて変わるそうだが……こんな所にまで向日葵が絡んでくるんだな」


    光のいとし子の魔力は金色や黄色の系統が多いらしく、その例に漏れず俺の魔力は魔石を向日葵色に染めた

    意図せず自己主張が強くなってしまった感は否めないが、そういうものだと開き直る事にした

    魔石を巾着袋に入れて口を縛り、影から脱兎を呼び出す

    相手先に七海の影を指定して、脱兎の右耳に触れた


    日車「……七海さん、日車です。その……しつこく思われるかもしれませんが、助けてもらった事にやはり何か形のあるもので感謝を表したくて。ささやかな消耗品程度なら受け取って頂けるでしょうか。脱兎に持たせたのは、俺が魔力を込めた魔石です。ご迷惑でなければ、使って頂けると嬉しいです」


    耳を離し、七海の元へ向かうように念じれば脱兎はとぷんと影に潜っていく

    そのまま残りの魔石に魔力を込めて時間を潰していると、戻ってきた脱兎が影から顔を覗かせた

    dice1d3=2 (2)


    1:脱兎は机に飛び乗ると右耳を立てぷきゅ、と鳴いた。これは音声が記録されている時の仕草だ

    2:脱兎の目が赤く光っている。直接会話のサインだが……この声は……!

    3:脱兎が何か持っている……?

  • 84二次元好きの匿名さん26/08/20(木) 11:32:37

    寛見ちゃんお手製の向日葵色の魔石、綺麗だろうな
    ぱっと浮かんだイメージは琥珀だけど、シトリンとかイエロージルコンの方が宝石っぽいし、どんななんだろ
    黄色い宝石はブルーと相性が良いそうで…ナナミンにぴったりじゃん!

    …これまたナナミンお叱りポイントかもしれんな
    誰が魔力を込めたか分かる状態の魔石を贈ることは『私を側に置いて、何時でも私を感じて』という意味なんですよとか
    魔術師や魔力の多い者が恋人によくやるアプローチなんですよって
    そんなんつい最近まで貧しい田舎で暮らしてきた寛見ちゃんは知らないよぉ!

    あと単純に光のいとし子が魔力を込めた魔石って価値がありそう

  • 85二次元好きの匿名さん26/08/20(木) 18:34:40

    やったねナナミンと直接会話のダイスで良かった!と思ったけどこの声は?もしかしてナナミンじゃない?
    無意識にグイグイいくヒロミちゃんが可愛いね
    こんな風に来られたらほっとけないよな!ナナミン!

  • 86二次元好きの匿名さん26/08/20(木) 23:54:30

    ぎるちジャッジマンはグッズ化して欲しい

  • 87二次元好きの匿名さん26/08/21(金) 00:02:37

    ここのジャッジマンは裁判しないなら何の役に立つんだろう

  • 88二次元好きの匿名さん26/08/21(金) 00:32:22

    スーパープリティいとし子寛見ちゃんに、幸あれ〜〜〜〜(ペンラ)
    深夜にお目汚し、失礼する。

  • 89二次元好きの匿名さん26/08/21(金) 06:59:31

    >>88

    おはようございまうわぁぁぁぁぁ!かわいいいいいいい!(横転)

    朝の目覚めに喜び狙撃を受けてしまったスレ主は動悸息切れがとまらないぜありがとうございます死ぬほど嬉しいです!

    衣装デザインが素敵過ぎて素敵過ぎて……!何を食べたらこんなエッげふんげふんオシャレな衣装が描けるのですか繊細な金糸刺繍のボレロに腰布細ベルト、向日葵色の石までつけちゃって……

    ちみキャラの方でお下がり騎士服も着ていてどっちも似合う!おおピヨいピヨいピヨ車よ🐤

    色んなシーンをこんなに可愛く描いていただいただけでなく、紋章デザインやおにぎりジャッジマンまで!?

    特盛ギフトセットなファンアートを描いてくれた君に感謝を


    続きも頑張っていちゃいちゃ甘酸っぱく書きます!頑張ります!

  • 90二次元好きの匿名さん26/08/21(金) 13:46:14

    >>88

    ナーロッパっぽい衣装かつ16歳のあどけなさを感じる寛見ちゃんだ〜!!

    最新話のいとし子特有の黄色い魔石まで登場してるしベルトの一部になってるのオサレ〜!

  • 91二次元好きの匿名さん26/08/21(金) 13:59:18

    上着を着てズボンを穿いて腰巻をしてベルトをしてこの腰の細さ!?華奢華奢の華奢やんけ!
    異世界寛見ちゃん(16)かわいい~~~!!!
    なんやその大きなお目目とふくふくほっぺは~~~!!!細い首と手首~~~!!!
    農筋はあるんだろうけどぺたんこなお胸が華奢さを際立たせるね
    これで成人って言われても信じられないけど成人なんだよなぁ…あらゆることが合法なんだよなぁ…
    普段黒い服だから明るい色がいいね、やっぱり日車はグリーン系が似合うよ
    魔術師の服も見てみたいな、ふわっとゆったりしてるのかな

  • 92二次元好きの匿名さん26/08/21(金) 22:24:06

    いつか光のいとし子専用の衣装とか作られたりするのかな
    いとし子たるもの素晴らしい衣装にしなければと裁縫係はフンスフンスしてるけど
    寛見ちゃんはこれから成長して体格も変わるだろうから大きめに作った方が…とか言っちゃうんだ
    国を挙げて慈しむべきいとし子ちゃんに成長期を見越したダブダブな服なんて着せるわけないだろ!
    その時その時でピッタリのお洋服を作るし、何ならTPOに合わせていろんな種類の服を作るよ!!
    何より最高権力者が冥冥女王陛下だからね、そのあたり金に糸目はつけないと思うよ

  • 93二次元好きの匿名さん26/08/21(金) 22:24:33

    このレスは削除されています

  • 94二次元好きの匿名さん26/08/22(土) 05:34:45

    脱兎『日車くん、今は話せる状態ですか? できれば自室か、落ち着いて話せる場所に居て下さるといいのですが』

    ――七海さんだ、けれど何か周囲がざわついているというか、別の声も聞こえる……?

    日車「はい、大丈夫です。自室に居ましたので……七海さん、何かあったのですか」
    脱兎『あったと言うほどではないのですが、伝えておか……ああもう少し黙っていてください、彼が意図しているわけがないでしょう。えーでも貴族の知識やマナーなんかのレクチャーは済んでるんだし、そういうつもりだったら知らんふりする方が失礼でしょ』
    日車「えっ?」
    少し距離のある聞こえ方で七海の声に混じってきたのは五条の声だった
    そこに新たに聞き覚えのある声が追加される
    脱兎『ハイハイ邪魔すんのもそのくらいにしとけって。悟はイジれるネタ見つけたらすぐこれだ。……すみませんパンダくんそのまま抑えていてください。失礼しました日車くん。ちょうどギルドに五条さんが来ていまして、アナタのメッセージを聞かれてしまったんです。……わざわざ気配まで消してタチの悪い』
    日車「あの、もしかして俺のしたことは失礼にあたる行為だったのでしょうか……! 再充填したとはいえ、中古品の横流しみたいな扱いで贈り物とするには適さないとか……」

    高木から確かに貴族社会での一般的な価値観や歴史、基礎的なマナーといったものは一通り教わったが、魔石に関する事は用途や種類、再充填の市場価値といった乙骨から聞いた範囲の事しか分かっていない
    菓子折りのような消え物くらいの認識でいたのだが、もっときちんと確認しておくべきだった……

    脱兎『ああやはり、そういう認識でしたか。言ったでしょう五条さん、日車くんに他意などないと。なーんだつまんない。いとし子ちゃんは小悪魔ちゃんでした! な衝撃の事実発覚かと思ったんだけど。いやある意味無自覚な小悪魔ではあるよね。やめてください風評被害です』
    日車「あの、本当に俺はただお礼のつもりでそれ以外の意図はなくて……! 気を悪くさせてしまったなら本当に申し訳ありません。ご迷惑なら脱兎でこちらに送り返してもらっても……」
    脱兎『いえ、アナタが思っているような事ではなくてですね……』

  • 95二次元好きの匿名さん26/08/22(土) 05:36:31

    脱兎『日車くん、魔石自体は至る所で流通していて再充填したものも一般的に広く取り扱われてはいますが、自身が魔力を込めたものを個人的に贈った場合、少々意味合いが変わってくるのですよ』
    日車「意味合い、ですか? ……っ、まさかこれも『はしたない行い』になるんですか」

    さぁ、と血の気が引くのが自分でもわかる
    貴族特有の暗黙の湾曲表現や裏の意図といったものは多々あるが、こんな所にまで潜んでいるとは思わなかったのだ

    脱兎『……ええ、その……魔力の色は個人で変わるでしょう? 不特定多数が手に取る売り物や再充填の仕事としてではなく、個人から個人に……自分の魔力だと明言して贈る行為は「自分の心や一部を委ねる」「相手の側に置いて存在を感じて欲しい」そういった意味合いで、家族のようなごく親しい相手への親愛表現や……想い人へのアプローチで行われるものなので』
    日車「――っ!? ち、違……っ、俺はそんな……!」

    思わず脱兎を掴んで至近距離で誤解を解かなければと声を上げるが、聞こえてくる七海の声は穏やかなものだった

    脱兎『大丈夫です、分かっていますから落ち着いてください。今までアナタがいた環境では馴染みのなかった慣習はこれからも色々出てくると思います。暫くは何か新しい行動をする時には周囲の誰かに聞いてからの方がいいでしょうね』
    日車「はい……気をつけます……」
    脱兎『日車くん、あまり気を落とさないで下さい。少し取り扱いを間違えてしまっただけで、アナタが一生懸命考えて準備してくれた贈り物なのですから私はとても嬉しかったですよ。……アナタの真心を感じられる暖かな色合いの美しさについ見惚れてしまいました』
    日車「……っ」

    聞こえてくる声色はどこか甘さを帯びているようで、褒められたのはあくまで魔力を込めた魔石なのに嬉しさと恥ずかしさが一気に湧き上がってくる

    脱兎「……という言い回しも『あなたに気があります』というようなニュアンスですので、安易に魔力を込めた本人へ魔石の色を褒めるような事は言ってはいけませんからね?」

  • 96二次元好きの匿名さん26/08/22(土) 05:44:34

    日車「なっ……、俺をからかったんですか七海さん!」

    脱兎「ふふ、驚かされたお返しです。けれど気をつけなければいけないのは事実ですから、ちゃんと覚えていて下さいね。今後もし誰かに魔石を渡す必要がある時は、どこぞで購入したものだという顔で何も言わずしれっと渡すか、仕事として再充填を依頼された体で振舞うのがいいでしょう」

    日車「ぐっ……、わかりました……」


    その後一言二言言葉を交わした後、脱兎の接続が切れる

    高木さんに貴族特有の言い回しについての追加授業を頼まなくてはいけないな、と思いながらため息をつく


    日車「はあ、手のかかる子供だと思われてしまっただろうな……」


    じくりと鈍く痛む胸に自分でも困惑する

    脱出のための目的として攻略対象と仲を深めハッピーエンドを見なくてはならないのだから、好意的に思われなくなる事への不安を感じるのはおかしくはない

    けれど、プレイヤーとしての打算というには……この感覚は、抱き始めている感情は、あまりにも生々しくて恐ろしさすら覚えてしまう


    日車「俺はこの先、どうなってしまうんだ……?」


    訓練ダイス(騎士団)

    ・訓練度

    dice1d20=16 (16)


    ランダムイベントダイス

    dice1d7=6 (6)

    1:虎杖 2:伏黒 3:日下部

    4:五条 5:乙骨 6:七海 7:脹相


    週末ダイス

    dice1d6=6 (6)

    1:脱兎での通話お喋りをお願いする 2:脱兎での通話お喋りのお誘いがくる

    3:お出かけのお誘いが来る     4:お出かけのお誘いをする

    5:プレゼントを贈る        6:プレゼントが届く

  • 97二次元好きの匿名さん26/08/22(土) 07:21:05

    ええ大人やコレは…ヒロミくんが着々と攻略されちゃっててポンコツくんもニッコリしてそう
    そして訓練とランダムイベントでナナミンがエントリーだー!
    お返し楽しみだね!

  • 98二次元好きの匿名さん26/08/22(土) 13:42:27

    ランダムイベも七海だ!七海からのプレゼントが何かはわからないけれどさりげなくセンスがいい物だってことはわかる

  • 99二次元好きの匿名さん26/08/22(土) 18:05:03

    ほぁ〜 ナナミン 良い大人の男や
    五条さんは五条さんだから 見えてなくても ウザ絡みしてんのわかる ある意味安定感すごい

    順調に無自覚小悪魔な いとし子ちゃんになってるし ダイス神も ナナミンルート 激推しのご様子 ニコニコしちゃうね!

  • 100二次元好きの匿名さん26/08/22(土) 19:53:29

    訓練ダイス、農筋&裁きの剣特化もあっていい感じだ!

    そしてどんどんナナミンルートが進んでいくぞ~

    ナナミンも何か意趣返しみたく恋人に贈るような何かプレゼントしてくれないかな

    いただいたもので恐縮ですが…って寛見ちゃんの魔石を加工したアクセサリーとか

    >>88のイラストの腰ベルトの石部分が取り外しできるブローチみたいなパーツで、実はナナミンからのプレゼントだったとか

    大人ナナミンが寛見ちゃんをかわいがりながらもそっと囲っていく様とか見たすぎる…!

    こう見えて私もずるい大人なんですよって

  • 101二次元好きの匿名さん26/08/23(日) 00:03:45

    保守

  • 102二次元好きの匿名さん26/08/23(日) 07:46:44

    おはよう 保守

  • 103二次元好きの匿名さん26/08/23(日) 11:10:55

    スレ民は昨日の大雨や地震大丈夫でしたかね……?
    そんな中保守もありがとう!とても助かりました
    スレ主は雨音雷のでかさや速報アラーム、数秒後のデカ長横揺れに冷や汗出たけど目立った被害はなかったよ
    みんなも防災準備のチェックはしておこうね

    ダイス神がオラはやくナナミンとくっつけと申している気がする
    後ろが押してるって? 次は自分だって森羅万象の他メンツの鼻息が荒いって?
    ええい今はナナミンのターンだからステイステイ!
    ってポプちんを抑えるピピ美ちゃんのようになってる幻覚が見えてくるよ

  • 104二次元好きの匿名さん26/08/23(日) 11:12:57

    【戦闘訓練】
    今週は騎士団での戦闘訓練だ
    日々の体力向上や基礎的な動きなどのメニューは騎士団員と共に行っているが、いとし子としての能力に関わる部分は日下部が中心となって虎杖や伏黒が状況に応じてサポートに入ってくれる形で行われる

    日下部「ひとまず、それなりの地力はあるし、前の生活では害獣を狩ったりの荒事も経験があるんだったな? いったん軽く手合わせして、戦い方の癖やら何やらを確認しておくぞ。武器は訓練用の中から好きなのを選んでくれ」
    日車「わかった、よろしく頼む」

    裁きの剣を扱うのだから本来は剣を選ぶべきなのかもしれないが、実際に主人公が生活の中で扱っていたのは棍棒のようなものが主で、物資の少ない村では貴重だった金属の刃物は止めや解体に使うくらいだったことを思い出す

    日車「これにするか」

    棒術用の中から適度な長さのものを取り出すと、軽く取り回しを確認して日下部の前へと戻る
    日下部も剣を使うものと思っていたのか少しだけ眉を動かすが、何も言わず構えの姿勢を取った

    日下部「準備が出来たら打って来い」
    日車「……いくぞ」

    呪力で出来たものとは多少重心や感覚が異なるものの、言ってしまえばある程度大きくしたガベルでの戦闘と考えればいい
    自在に長さや大きさを可変できたりしないのは不便ではあるが、それくらいはどうにでもカバーできる程度にはこの身体でも十分に思うような動きができている

    日下部「……っ、と、本当に対人戦闘素人か? 小回りも効くし手数も多い、体格差をカバーする武器への重心の乗せ方、害獣退治だけで見につくとは思えねえな……っ」
    日車「その、悉くを……っ、軽くあしらわれている相手への言葉としては、ずいぶん甘い評価だな……っ! 野盗の相手も、なかったわけではない……っ」

    振り下ろし、薙ぎ、払い、あらゆる角度からの打撃にフェイントを織り交ぜても、日下部の剣はその全てを読み切り撃ち落としてくる
    簡易領域のオート迎撃を防御のみで回した時のような動きをする日下部と十数度打ち合うと、ギィン、と一振り強めの一撃が棒ごと俺の身体を跳ね飛ばした

    日車「うぐ……っ!」
    日下部「はー、これも加護の一種なのかお前が天性の才能あるのかはわからんが、自己流でそんだけやれるのは予想外だわ」

  • 105二次元好きの匿名さん26/08/23(日) 11:14:07

    日車「しかし、一撃どころか掠りもしなかった」
    日下部「いやさすがに騎士団長やってる俺がそう簡単に食らってたまるかっての。しかしあれだな、受けてみてわかったが……お前無意識に魔力での自己強化してんじゃねえの」
    日車「……そうなのか?」

    手をぐーぱーと開いてみるが、何かが変わった感覚もなく記憶と照らし合わせても目立って力が強くなったとも思えずに首を傾げる

    日車「魔力の扱いについては乙骨に習うまでは存在すら意識したことがなく、魔力の流れや体外への放出の仕方を覚えたばかりだったのだが……それに、魔力について学ぶ前と後で身体の感覚が大きく変化しているとも思えない」
    日下部「あー、ってことは村に居た頃からやってたんだろうな。そのちまっこい身体に見合わない力仕事やら何やらができてたのは、魔力強化で本来の筋力以上の無茶をきかせる、そうやって動いた結果筋肉が追い付く、それを更に強化して……って感じで常時見た目より底上げされてきた結果だろ。意図的に魔力を体外に出す『魔法』と違って体内の魔力を巡らす自己強化は本人が知らずに感覚だけで身についてる場合がたまにあんのよ」
    日車「なるほど……、筋肉をつけるための筋肉の代わりを体内の魔力が補っていたのか」

    言われてみれば、まだ幼かったころからそれなりに重いものを持てていて、見かけによらず力持ちだと良く褒められていたなという記憶が浮かんでくる
    そういった予備知識のあるなしで同じ現象でもこうも理解度が変わるのだから、貴族と平民との力関係もその差が埋まる事はそうそうないのだろう

    日下部「となると、元々慣れてる武器も加味すると戦闘スタイルは断ち切るよりも叩き切る寄りになるのか……? 一見した体格に素早さや手数も多くて一撃自体は軽いと見せかけたところを、自己強化で上乗せした重い一撃を叩きこむってのは一定の所見殺しにもなるだろうな」
    日車「ふむ……、裁きの剣は魔力出力が上達すれば大きさなども自在に変えられるというし、最初は短剣や細身の剣で顕現させてここぞという時に大剣に変化させるという事もできそうだ」
    日下部「小型の得物と大剣との使い分け……ね。……ふぅん? 誰かさんを思い出すなぁ」

    日下部が小さく呟きながらニヤリと笑みを浮かべるのを、これからの戦術について考察に沈んでいた俺は気づいていなかった

  • 106二次元好きの匿名さん26/08/23(日) 12:47:23

    【ランダムイベント:七海】
    日車「――ギルドへの登録、ですか?」
    脱兎『ええ、五条さんや日下部さんたちとも話したのですが、今後アナタが訓練を終えてある程度行動の自由がきくようになれば十中八九呪いが起こす問題ごとに引き寄せられてしまいます。騎士団や魔術師団が動けるケースであれば、彼らと一緒に行動することもできますが……中にはそれが難しいものもあるでしょう。いとし子の居ない時は冒険者にそういった案件が依頼として回ってきていましたから、日車くんが冒険者として登録されているならそちら経由で動けることになります』

    七海さんの脱兎から通話が来たと思ったら、俺の冒険者ギルドへの登録を持ちかけられる
    自衛能力を身に着ける訓練を無事終えられたらギルドへの自由な出入りを頼むつもりではあったが、まさかギルドの方から冒険者登録を打診されるとは思っていなかった

    日車「いいんですか? 俺はてっきり制限がかかると思って、訓練が終わったらここまで力をつけられたのだからと交渉をする考えでいたくらいだったので……」
    脱兎『確かにいとし子は放っておけばどんなに危険な状況でも助けるために動いてしまう危なっかしさがあります。だからこそ、ただダメだと押さえつけるだけでは意味がないと我々の方も歴史の中である程度のノウハウを積み重ねて理解してきました。そこで、日車くんには冒険者登録と同時に私とのパーティ登録もしてもらうことになりました』
    日車「パー……って、ええっ!? パーティって、俺と、七海さんが……!?」
    脱兎『おや、ご不満ですか?』
    日車「そ、そうではなくて……! 一級冒険者と登録直後の俺が組むのは変に思われるんじゃないかって……!」

    普通は前衛後衛物理魔法などの能力や力量バランスを考えてパーティを組むはずだ
    過去に村に訪れた冒険者たちも、多少の違いはあれどそんな風にパーティを組んでいた記憶がある

    脱兎『いえ? 普通によくある事ですよ。ベテランが後進を育てるために新人を自分のパーティに加えたり、1対1の特訓用パーティーを新たに登録したりするのは』
    日車「そう……なんですか? 今まで見た事のある冒険者たちにはそういう人たちが居た事が無くて」
    脱兎『まあ、あの辺りの依頼を受けるような顔ぶれには居ないでしょうね。新人を鍛えるために連れていく範囲からは外れていますので』

  • 107二次元好きの匿名さん26/08/23(日) 12:54:24

    確かに、辺境で隣国との小競り合いも多いあの近辺では生半可な者を連れてくるには適さないだろう

    日車「……逆に、七海さんはいいんですか? 一級冒険者はただでさえ難易度の高い依頼をこなしたりと負担が大きいのに、俺の面倒まで見させられることになってしまうんですよ」
    脱兎『私個人の負担の事を言うのなら、むしろ減りますよ? いとし子に関わる事柄は最優先事項ですから、その分他の依頼の頻度は落ちますし、呪い関連でもなければアナタを高難易度の依頼に引っ張り回す事もありませんからね。他の冒険者への依頼頻度が多少増したところで、彼らならしれっとこなすでしょう。一部の戦闘狂の気がある連中はむしろ喜ぶかと』
    日車「えぇ……?」

    高ランクの冒険者は単純な名声だけでなくギルドや国から一定の恩恵を受けられるようになるが、その反面ランクの維持には一定数の高難易度の依頼をこなす義務も生じてくる
    だから俺の目付け役として指定されたのであろうパーティ結成も負担の上乗せでしかないと思っていたのだが、当人からむしろ逆だと言われてしまい困惑する

    脱兎『毎度回ってくる無茶振りな依頼は減って、その分与えられるのが日車くんとの時間なのですから、私としては歓迎の気持ちしかないですよ。さて、ほかに気になる事はありますか?』
    日車「え、あの、その……七海さんが、迷惑でないのなら……俺は、俺も、嬉しい……です」
    脱兎「それなら良かった。ありがとうございます、日車くん。登録は一通りの訓練が終わったあとでもいいですが、今のうちに登録だけしておくこともできますよ。いとし子への措置として行われる事ですから本来登録後に課せられる一定期間内の依頼ノルマは免除されますし、パーティを組めば城下町に出たい時に私が付くことが出来ますから、誰かに護衛を頼まずに済むようになります」

    どうします? という声に合わせるかのように脱兎がこてんと首を傾げる
    そんな事を言われてしまったら、もう俺の中で答えは一つしかないようなものだった

    日車「登録、したいです……!」

  • 108二次元好きの匿名さん26/08/23(日) 16:04:13

    素敵な大人と適度な自由を謳歌する感じのシナリオだ…こんな風に冒険にエスコートされたらヒロミくんのハートははもうダメですナナミン早よ責任を取って
    この路線のままで長編になってるところが見たい!
    けどあとに控えた森羅万象の皆様を考えると悩ましいですね…

  • 109二次元好きの匿名さん26/08/23(日) 23:24:42

    このレスは削除されています

  • 110二次元好きの匿名さん26/08/24(月) 06:32:40

    ナナミンが いとし子の隣キープに動いてる!
    顔がニヤニヤしながら 読んじゃうな

    スレ主はペースを大事にね 健康と安全が第一よ

  • 111二次元好きの匿名さん26/08/24(月) 08:23:10

    すまないスレ主が素敵じゃない大人なのでナナミンの素敵な大人さをうまく表現できずにいる
    たすけてイノタク状態になってますが頑張って素敵さをひねり出します
    だめだドブカス汁しか出ねえよ

  • 112二次元好きの匿名さん26/08/24(月) 08:28:13

    >>111

    あなたがドブカスなのであれば更新も最高速度でって事になりますが

  • 113二次元好きの匿名さん26/08/24(月) 14:42:15

    やめるんや、>>112がそんなコト言うたらドップラー効果残してどっかとんでっちゃうかもしれないやん

  • 114二次元好きの匿名さん26/08/24(月) 21:07:22

    これはギルド登録ついでに食事したりプレゼントを贈られたり…?
    こんなんデートじゃん!年上の素敵な男性にエスコートされてのデートじゃん!
    どんなプレゼントもらうんだ?同じパーティになるわけだしパッと見て『あの』七海の連れって分かるような何かとか?
    お揃いのマントとかだったらどうしよう!
    いや寛見ちゃんは身軽に動いてこそって感じだから同じデザインのケープとか?
    丈の長さが違うだけでデザインは一緒だからあっ!ペアルック!って感じになりそう
    元々七海が身に着けてたものをわざわざ同じデザインで仕立てて着せてるんだから『いとし子』と分からなくても
    『七海のお手付き』とはめっちゃ示せるだろうな…
    寛見ちゃん変なところで鈍感だからあの高名冒険者の七海さんとお揃いだなんて…!と恥ずかしがりながらも喜びそう
    寛見ちゃんそういうところやぞ

  • 115二次元好きの匿名さん26/08/25(火) 04:59:08

    保守

  • 116二次元好きの匿名さん26/08/25(火) 07:56:35

    この話は寛見ちゃんがみんなから大事大事される話なんだ!!!と超絶理解した上での話なんだけど、
    恋愛ゲームとか異世界転生系で重要人物を逃がさないために相手が気に入りそうな
    見目麗しい者たちで囲う展開ってあるじゃん?
    もしポンコツ呪詛師がガチ悪呪詛師で
    『少しでもお前が好意を抱いてる奴らでお前を囲ってその世界に閉じ込めてやる!』
    って意図した上で日車をこの恋愛ゲームに放り込んでたらめっちゃ鬱々展開になってたよな

    でもこれはポンコツ呪詛師のうっかりから始まった楽しい恋愛ゲーム!!
    そして日車はそう言う系統のジャンルに恐らく疎い!!
    だからゲームとはいえ見知った相手と思い合う関係になっちゃって右往左往するんだ、カワイイカワイイネ…

  • 117二次元好きの匿名さん26/08/25(火) 15:01:53

    保守

  • 118二次元好きの匿名さん26/08/25(火) 22:02:51

    【週末イベント】
    ギルドへの登録は週末の休息日に行うことになった
    ギルド自体は常時開いているが、冒険者たちも一般の暦に合わせた働き方をしている友人との予定を合わせるために依頼を受けない者も多いため都合がいいだろうという判断だった

    脱兎『それに、少し用事もありましたから。脱兎を経由しても良かったのですが、直接顔を合わせるのならその時の方がいいと思いましてね』

    七海は通話の最後にそう言っていたが、いったい何の用事なのだろうか……?

    ***

    コンコン、と部屋のドアをノックする音にどうぞと声をかける
    保護された当初使っていた客間ではなく、今はいとし子として正式に王宮内に部屋を与えられている
    乙骨の魔法により固められたセキュリティで悪意や害意、呪いなどが感知されるようになっているというから驚きだ

    七海「日車くん、迎えに来ましたよ。外出の準備はいかがですか」
    日車「はい、すぐにでも出れます。今日はお時間を頂きありがとうございます」
    七海「そんなに畏まらずともいいんですよ。私たちは同じパーティを組む仲間になるんですから」

    誰からの評でも冷静でスマートな大人の男性、と言わしめてきた七海の穏やかな声色にそわそわと落ち着かない気持ちになる
    元騎士団所属だったので、いとし子に関する造詣は深いのだろうが……こんなに態度が柔らかいのは元々のキャラクターの性格が影響しているのだろうか……?
    きっとゲーム本来の主人公も、恩人がいかにもな格好いい大人で憧れの気持ちが強くなっていたのだろう
    ――そう、この感情は、元々の主人公が抱いたものに違いない、はずだ……

    王宮を出て、連れ立って街を歩いていると、何か依頼を終えてきた様子の冒険者が荷物を担いでギルドの方へと向かってくるのが見える
    ギルド前の小さな広場のところでちょうど合流しそうな距離だったのだが、それよりも前に向こうがハッと何かに気づいた表情になりぶんぶんとこちらに向けて手を振りながら駆け寄ってきた

  • 119二次元好きの匿名さん26/08/25(火) 22:04:26

    日車(服装こそいかにもな冒険者といった感じだが、あのニット帽と顔つきは猪野か……? ということは)
    猪野「七海サーーーン!」
    七海「猪野くん、声が大きいですよ。街の方の迷惑になるでしょう」
    猪野「あ、スミマセン……! あんまりこの時間帯に街で見かけることなかったんで嬉しくてつい。今日は護衛の依頼か何かですか?」
    七海「半分正解という所でしょうか。そうですね、折角ですし紹介しましょう。彼は訳あって冒険者として私とパーティを組む予定の日車くんという子です。今からギルドに登録に行くところだったんですよ。日車くん、彼は2級冒険者の猪野くんです。アナタにとっては先輩にあたることになります」
    日車「初めまして、日車です。若輩者ですが、どうぞよろしくお願いします」
    猪野「お、おうよろしく……って、えええええっ!? 七海サンがパーティ組むって!?」

    猪野の視線が俺と七海の間を高速で何度も往復する
    七海はよくあること、と言っていたが、この反応だとやはり普通ではないのでは……?

    七海「……五条さんが関係している、と言えばわかりますか猪野くん」
    猪野「あっ」(察し)

    ゴーグルの眉間を抑えながら神妙な声で七海がそう言うと、スン……と猪野の顔から動揺が消え死んだ魚の目になる
    現実の猪野は五条に対してここまでの反応をしていた記憶はないと思うが……ゲームの中だと五条に割り当てられたキャラクターはよほどのトラブルメーカーか何かなのだろうか

    猪野「そういうことなら詳しい事情は聞かない方がいいですね。日車……だっけ? オマエも何か大変なんだな。まあ俺も後輩ちゃんの面倒見れるくらいの腕はあるからさ、なんかあったら声かけな」
    日車「ありがとう、ございます」

    素材の鮮度が落ちるといけないから、と一足先に駆け足でギルドへと入っていった猪野を見送って広場を進んでいく
    俺が基礎的な情報以外で七海について知った事柄のおおよそが現実の彼の語った称賛や武勇伝だったのできっとどこかで登場するだろうとは思っていたが、ストレートに同じ冒険者だったようだ

  • 120二次元好きの匿名さん26/08/25(火) 22:06:54

    七海「……この間のような突飛な勘違いはしていないようで安心しました」
    日車「あ、あれは名前の呼び方について聞いたばかりだったので勘違いをしただけで……! 誰も彼もをそういう視点で見ているわけではないですから」
    七海「なるほど、それなら大丈夫そうですね?」
    日車「なぜ疑問形なのですか……」

    まるで恋愛脳だと言われたような気がしてむきになって反論してしまったが、そういう反応も子供っぽいと思われていそうな七海の声色に思わず渋面を浮かべてしまう
    若さゆえのままならない感情は、中年の意識にはどうにも荷が重かった

    ***

    ギルド職員「――では、こちらがギルドの登録証になります。七海さんとのパーティも登録済ですのでご確認ください」
    日車「ありがとうございます」

    ギルドには既に話が通っており、登録処理は奥の部屋ですぐに行われた
    冒険者としてのランクや登録証の見た目は一般の新規登録者と同じになっているが、内部情報としては特殊条件での登録になっているそうだ

    七海「さて、これで晴れて冒険者となったわけですが……アナタにこれをお渡ししておきますね」

    そう言って七海が持っていた荷物袋から取り出したのはフードのついた薄手のケープだった
    素人目で見て上質な素材で丁寧に作られているのがわかり、さりげなくつけられた装飾ひとつとっても華美にならない範囲で凝った意匠が施されている

    日車「こ、これは……?」

    明らかな高級品に戸惑いながら見上げれば、七海は大したことないといった表情で説明しますねと話し始めた

    七海「これは、軽い認識阻害を付与したケープです。依頼で野外の行動をする際には何かしら外套を身に着ける必要がありますが……これを身につける一番の目的は『不必要に顔を知られる事を避けるため』です」
    日車「顔を……?」
    七海「訓練が終わり自由に行動できる範囲が増えれば、いとし子として呪いと対峙することも増え人々の間でも認知されていくようになるでしょう。そうなれば呪いを使う者たちにもアナタの存在は知られていく。かといって、ずっと身を潜めているわけにもいきませんし、すぐにぼろが出るでしょう」

    そこで言葉をいったん区切り、そうですね、と七海は軽く思案する

  • 121二次元好きの匿名さん26/08/25(火) 22:11:37

    七海「日車くん、ギルドに来るまでの道中に何人か街中で人とすれ違ったと思いますが、どんな人か、どんな話をしていたか覚えていますか?」
    日車「えっ? ……あまり意識していなかったから、ううん……確かに何人もすれ違いましたが、具体的には……大人であることや男女どちらもいたくらいの朧げな記憶しか思い出せないです」
    七海「ええ、そうでしょうね。では、ギルド前の広場で会った人については覚えていますか?」
    日車「さすがにそれは覚えていますよ。2級冒険者の猪野さんです。依頼の帰りに偶然出会って、七海さんにお互いを紹介されました。ニット帽を被った若い男性で気さくに話される方でした」
    七海「今話したように、『街中で遭遇した』中でもこれだけの差が出ますね。このケープは、言ってみれば『街中でただすれ違っただけの人』程度の認識にさせるような効果があるんです」

    完全に姿を消すような隠密魔法だった場合、物音や話声、気配や匂いなどが逆に大きな違和感として生じてしまう危険性がある
    潜入捜査のような場合でもなければ、過度な隠密行動というのは不審な行動として逆に目立ってしまう事もあり得てしまう
    街中を歩いていても違和感を持たれず、印象にも残らず、人がいたという認識はあれど個としては認識されづらい、そういう風景の一部に溶け込むような効果があるのがこのケープに付与された魔法らしい
    猪野と出会った時のように会話などで意図的に人と接触する事があっても、今まで気に留めてなかった通行人が誰かと喋りはじめた、というような自然な光景と思われるし、店に入ったりなどの行動も不自然には思われず店の人間が気づかなかったり驚かれたりという事もない
    何とも便利で都合のいい効果だが……それだけにこれは相当高度な技術で作られたのでは、という考えがよぎった

    日車「必要なものだという事は分かりますが、さすがにそんな凄い効果のものを貰うわけには……。きちんと購入するので、どこの店で取り扱っていたのか……っ」

    言いかけた口を七海の指先につい、と押さえられて反射的につぐんでしまう
    薄い皮膚に柔らかく触れた感触と体温に、心臓が大きく跳ねた

    七海「いいえ、どうか贈らせて下さい。そうですね、冒険者登録とパーティ結成のささやかなお祝いという事でどうでしょうか」

  • 122二次元好きの匿名さん26/08/25(火) 22:13:51

    日車「ど、どう考えても『ささやか』ではないでしょう……!」
    七海「では、先日の贈り物のお礼も含めましょう。これなら十分おつりがきます」
    日車「そんなはずは……」
    七海「ありますよ。アナタの感謝と真心には、それだけの価値があるんです。ですから、私にお返しをさせてくれませんか?」

    ゴーグル越しに合わせられた眼差しはどこまでも真摯で、それ以上何も言えなくなってしまう
    大人の余裕で掌を転がされるように翻弄されて、悔しいはずなのに跳ねつける事も出来ない

    日車「……わかり、ました。ありがとうございます。その、嬉しいのは本当なので、大切に……します」

    納得しきれないのは価値のバランスであって、贈り物を貰ったことも、俺に必要なものをと考えて選んでくれたであろうことも嬉しかった
    そう、嬉しいのだ……どうしようもなく

    七海「そう言って貰えて私も嬉しいです。いちおう魔道具の一種ですので、効果のオンオフは魔力を流すか止めるかで切り替えられますが、魔力量は僅かしか必要としませんから負担はほぼないでしょう。もし消耗が激しい時や魔力を温存したい場合は魔石の魔力を使って下さい」

    そう言われて、無意識に抱きしめるように胸に寄せていたケープを改めて良く見れば、留め具の装飾に魔石がついている事に気づく
    深い海のような穏やかな青い魔石を囲うように、金……色の金属(メッキや真鍮などであってくれ頼む)の向日葵の意匠が土台に施されていた

    日車「あの、この魔石は……」
    七海「必要な魔力量が少ないので、空になる事はそうそうないでしょうけれど……もしいつか、再充填が必要になった時は『私に』言って下さいね」

    にこり、と笑みを浮かべる七海からは、それ以上の言及はしないという意図が感じられた
    ……言葉には出していないけれど、『そう』だと分かる物言いをされた場合はどう解釈すればいいのだろう

  • 123二次元好きの匿名さん26/08/25(火) 22:41:15

    遅くなって申し訳ないスレ主です

    ナナミンのデレが当初のイメージよりかなりハイペースで書きながらお前お前お前~~~~!ってなってます

    こんな勢いで光源氏しにくるとはライブ感ってこわいね!

    根は情に厚いけど立ち居振る舞いはクールなタイプの大人オブ大人のはずなのにおかしいな?

    多少のキャラブレは元のゲームキャラとの悪魔合体の結果と恋愛もの補正という事でオナシャス


    【次の週のダイス】

    ※訓練ダイスは最初は別計算のつもりだったけど永遠に終わらなそうなので合算とします

    ※週末ダイスは終わった分を減らすの前回忘れてたので今回から適用します


    訓練ダイス(魔術師団):現在22

    ・訓練度

    dice1d20=2 (2)


    ランダムイベントダイス

    dice1d7=2 (2)

    1:虎杖 2:伏黒 3:日下部

    4:五条 5:乙骨 6:七海 7:脹相


    週末ダイス

    dice1d4=2 (2)

    1:脱兎での通話お喋りをお願いする 2:脱兎での通話お喋りのお誘いがくる

    3:お出かけのお誘いが来る     4:お出かけのお誘いをする

  • 124二次元好きの匿名さん26/08/26(水) 00:57:13

    このナナミンがメロい!!!!!!!
    七海ルート良すぎる…危うく夢女子になるところだった
    ナナミンの好感度もさることながらヒロミくんの好感度がギュンギュン上がっていく音が聞こえるような猛攻!
    次のナナミンのご活躍も期待しています!!!
    それはそれとして魔術訓練に手間取ってなかなか「ぎるち」から成長しないジャッジマンの登場も楽しみです!

スレッドは8/26 10:57頃に落ちます

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