古里の校舎でゲームしよう 白河・旧五箇中、8月15日に謎解き脱出×カード集め

2026/08/12 07:30

メンバーが制作した五箇地区の飲食店や名所などを題材にした「五箇カード」

 廃校となった母校に集い、地域住民の絆を深めたいー。白河市五箇地区の有志が15日、旧五箇中で地域住民やお盆の帰省者を対象にしたイベントを開く。地域の名所を題材としたゲームなどを通じ、古里への思いを強めてもらおうという内容。地区の人口減少が進む中、「住民や地元を離れた人同士が『久しぶりだね』と言葉をかわすきっかけを作りたい」との思いが込められている。

 イベント名は「シン五箇まつり」。地元の「NPO法人住みよい五箇をつくる会」の主催で、校舎を活用した脱出ゲームを企画した。校内に隠された”五箇ならではの謎”を解き、キーワードを当てて「五箇カード」を収集。手打ち中華そば「とら食堂」など地元の名所を題材にした全28種類のカードを使って対戦し、脱出を試みる遊びとなっている。

 同団体は2002年に設立し、新米のすくい取り大会で人気を集めた「五箇まつり」などの活動を進めてきた。一方、地域の少子高齢化に歯止めはかからず、生徒数減少で五箇中は23年度に廃校となった。古里のために尽力してきた理事長の薄井惣吉さん(72)が喪失感に襲われる中、地元の若者たちが声を上げた。その一人が神奈川県からUターンした会社員穂積俊平さん(36)。「五箇中を活用して新たな取り組みをしたい」と、1年前から検討。実行委員長としてメンバーと協力し、準備を進めてきた。

 幼い頃から、古里のために活動する薄井さんらの姿を見てきたからこそ「次は自分たちが役に立てるかもしれない」と語る穂積さん。「五箇地区に住んで良かった、住んでみたい」と思える古里づくりへ、思いを受け継いでいくつもりだ。

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