リーグ単独トップ11勝目マークした日本ハム・加藤貴之、母校・拓大紅陵高時代の恩師の教え
(パ・リーグ、オリックス4-12日本ハム、20回戦、日本ハム13勝7敗、15日、京セラ)プロ11年目のキャリアハイだ。日本ハム・加藤貴之投手(34)が六回途中2失点で自己最多、さらにリーグ単独トップとなる11勝目を挙げた。 【写真】34年ぶりの甲子園勝利に駆け出す拓大紅陵ナイン 「11勝? それは本当にうれしかったんですけど…」。五回までは二塁も踏ませない快投も、味方が3点を取った直後の六回に失点。長い攻撃でやや間延びしたことで投球リズムを崩し、「悔しい。中継ぎ陣にバタバタした形でバトンを渡すことになって申し訳ない」と振り返った。 白星にも〝謝罪〟の言葉が出るのは、今夏の甲子園に出場している母校・拓大紅陵(千葉)時代の恩師の教えがあるからだ。同校監督として春夏通算9回の甲子園出場を果たし、1992年夏の甲子園で準優勝した名将・小枝守氏(享年67)。中学時代は無名だった加藤貴を見いだし、育てた。現役プロ野球選手では故人のただ1人の教え子となっている左腕は「常に『(人間は)謙虚に』と言われていたんで、そこは今も大事にしています」と話した。 残念ながら母校は15日の3回戦で、この日にバッテリーを組んだ郡司の母校・仙台育英(宮城)に敗れて〝同日勝利〟とはならなかったが、初の最多勝のタイトルも視野に入る。規定投球回未達での最多勝となれば、88年の伊東昭光(ヤクルト)、05年の下柳剛(阪神)、20年の石川柊太(ソフトバンク)に続き史上4人目となる。(東山貴実)