日本ハム・加藤貴リーグ単独トップ11勝目 母校が甲子園で激突も郡司と“千葉バッテリー”で白星つかむ
◇パ・リーグ 日本ハム12―4オリックス(2026年8月15日 京セラD) 千葉県出身の「チバッテリー」が輝いた。日本ハムの加藤貴之投手(34)は15日のオリックス戦に先発して5回2/3を7安打2失点で、自己最多でリーグ単独トップに立つ11勝目を挙げた。1年ぶりに組んだ郡司裕也捕手(28)は、好リードに加えて3安打1得点と打撃も援護。13日から14日未明にかけて豪雨の被害が甚大な千葉県だが、地元を思う2人が最高のパフォーマンスを演じ、2位西武とゲーム差なしと再び接近した。 千葉出身バッテリーが、甚大な豪雨被害に見舞われた故郷を勇気づける白星をつかみ取った。試合をつくったのは、千葉県出身の加藤貴と郡司の2人。昨年8月1日のオリックス戦以来、1年ぶりのバッテリーで輝いた。 郡司は今季出場84試合目で2度目のスタメンマスクでもあった。打っては3安打。守っては加藤貴を好リード。左腕は5回までは二塁を踏ませず、5回2/3を7安打2失点。ソフトバンク・前田悠、オリックス・エスピノーザを抜くリーグ単独トップ11勝目を挙げた。「加藤さんは千葉県代表なので。(今日は)チバッテリーで」と郡司は力を込めた。 「野手のおかげです」と謙虚に感謝した左腕。郡司は「いや、疲れます。考えること多くて大変です」と冗談交じりに緩急自在に操る柔軟さを強調し「加藤さんに勝ちが付いてくれてホッとしてます」と表情を崩した。 13日から14日未明にかけての「令和8年8月千葉豪雨」では、死者8人や住宅被害も数知れない。加藤貴は出身の同県南房総市の観光大使を務める。19年9月の台風15号での被害には、同市へ100万円を寄付した。郡司の地元・市原市でも河川氾濫などの被害が出ている。「家は大丈夫だったが、地元がやばかったらしく心配です」。2人そろって故郷を心配していた。 くしくも試合後、甲子園では2人の母校である拓大紅陵(千葉)と仙台育英(宮城)が3回戦で激突した。郡司は「仙台育英には絶対勝ってほしい」と8強進出を決めた母校の勝利を願っていたが、グラウンドでは千葉のために力を合わせた。(小渕 日向子) ≪千葉県旭市出身の日本ハム・有薗が自身初4打点≫千葉県旭市出身の日本ハム・有薗が2安打を放ち、自身初の4打点をマークした。6回1死一、二塁で左翼フェンス直撃の適時二塁打。8回無死満塁では山岡の変化球を狙い打ちして走者一掃の3点二塁打とした。「これからもアピールして。貢献できるように頑張りたい」と千葉学芸出身の23歳。実家や地元の豪雨被害については「大丈夫です」と語った。