高市首相、イラン大統領と電話 ホルムズ海峡「追加費用ない航行を」
高市早苗首相は12日、イランのペゼシュキアン大統領と電話で20分間ほど協議した。ホルムズ海峡の航行の正常化に向け「追加的な費用のない形で、自由で安全な航行が重要だ」と伝えた。海峡の利用国を含む国際社会と話し合うよう求めた。
電話協議後、首相官邸で記者団に語った。米国とイランの戦闘終結を巡り「核問題を含め、最終的な合意に早期に至ることが必要だとの日本の立場を伝えた」と説いた。
ホルムズ海峡の開放へイランが関係国とやり取りを続けていることを踏まえ「軍事的緊張を緩和し、一刻も早く事態を沈静化する重要性を指摘した」と話した。
日本は紅海側のバベルマンデブ海峡を通るルートで原油などの代替調達を進めている。同海峡で船舶を攻撃するイエメンの親イラン武装組織フーシについて、首相は「自制を強く働きかけるように求めた」と明かした。
ペゼシュキアン氏はホルムズ海峡に関し、仲介国のオマーンとのやり取りの現状や今後の見通しへのイラン側の考えを示したという。サウジアラビアとも対話し、バベルマンデブ海峡の問題解決に努めているとも説明した。
首相とペゼシュキアン氏との電話協議は6月1日以来だ。米国・イスラエルとイランの軍事衝突が2月末に始まってからは4回目となる。首相はイランで現地当局に拘束され、4月に保釈された邦人の問題解決も要請した。