政治家、それも論戦を受けてたたなければならない与党や首相は、どちらかといえば推したい対象を支える裏方だと思って投票するべきではないだろうか。
これをたとえるならアイドル総選挙ではなくプロデューサー総選挙。好きなアイドルの役に立ってくれそうなら嫌いでも投票するべきだし、優秀でもスキャンダルや舌禍の危険性があってアイドルが巻きこまれそうならば投票にためらうべき。
そして好きなアイドルのトラブルにおいてリスクをとって矢面に立つこともプロデューサーの仕事であり、その姿を良いと思えることも念頭においてふくめて評価しなければならない。アイドルが好きだからプロデューサーも好きで、トラブルで矢面に立たないプロデュサーを肯定するという考えはアイドルが好きという考えからは転倒している。
ただ一応、政治の場におくりこむことに象徴的な意味がある場合や、外交で国家の顔になる大統領などでは、アイドル総選挙のような思考でも良いかもしれない。
また、期待した結果にならないとしても、アイドルを推すように政治家に投票して応援する自由もあるといえばある。人間には間違う自由がある。それは、くりかえし政治家を選びなおす選挙という、それこそ人間は間違う可能性が必ずあることを前提にした制度の設計には反しているが。