2026-08-08

褒めたジャンルがすぐに悉く崩壊する逆神化身の様なベテラン作家がいた

ここ10年以上も本を出してないから、今の20代ライトオタクは知らんとか、作品名前だけかろうじてネットで聞いたことがあるという程度の認知になってしまっているのだが、

昭和末期から現代まで現役のベテランラノベ作家がいた。

その作家代表タイトルシリーズを聞けば「あー、聞いたことある」と30代でもわかるし、35歳以上は実際読んだことがあるとかアニメリアタイで見たことがあるという人がネットで大半いるくらいにはヒット作を出している。



ネット利用率がどんどん上がっていき、旧Twitterなどが出始めてからリアルオタク界隈くらいでしか語られなくなったのだが、

2000年代時代2chオタク系の板やふたば☆ちゃんねる、また古い有名テキストサイト秋葉原ニコニコ大百科コミケコミティア等のリア界隈等で「この人が褒めたジャンルはその直後一瞬で衰退して、貶したジャンルメインストリームになるほど栄えるので、業界関係者作家志望は未来予測水晶玉代わりにすべき」とまで言われるほど、活動歴のべ40年以上にわたって逆神っぷりを発揮している。

どれくらい凄まじい逆神っぷりかというと。



① 1990年代初頭

あるアニメ雑誌の対談評論記事で、当時第一リメイクブームゲッターロボマジンガージャイアント・ロボレッドバロンといった70年代原作リメイクアニメが力を入れて作られていた時代

同じく当時有名だった作家との対談で

二人して「リアルロボット全盛期の今の時世、子供向けや昭和の昔の荒唐無稽ロボット物(当時は「スーパーロボット」という単語定義されていなかった、スパロボ発売したかしてないかくらいの時期だった)は流行らないし、幾ら作ったってダメ、古い」とボロクソに貶していた。



結果はロボットアニメオタク増田達ならおわかりであろうが、リアルロボット物は急速に衰退する。90年代最後まで気を吐いていたリアルロボット物といえば、ガンダムシリーズくらいなものだった。

機動戦艦ナデシコという人もいるだろうが、あれこそまさにスパロボ効果ネットリバイバルしているようなものだ。放送当時、わずか2クール映画は名作というが実際上映館が少なすぎてリアタイで見れたオタクほとんどいなかった(逆に、ガンダムエンドレスワルツとセット上映の08小隊の方が記憶に残ってる人も多いのではないだろうか)

リアルロボットは迷走と言っていい時を迎える、ネオランガガサラキ、アニバスターなんてその迷走の代表作の様な内容だ。

逆に、彼らが貶したスーパーロボットものは、世界最後の日、地球が静止する日、(賛否はあるが)エヴァンゲリオン勇者シリーズトランスフォーマーBFシリーズワタルリューナイトといった具合に、黄金時代を迎えていた…

彼らが褒めたマクロスセブンと並行で作られたプラス最後に、フロンティアでヒットするまで後に10年以上シリーズは停滞する(一応マクロスマニアは知ってる程度のゲームとかは出てた)

彼らが「スーパーロボット不要論」に持ち出してきた対立軸パトレイバーは、バブル喧騒と同時に一つの時代世界が終わったかのように、押井劇パト2を最後リメイクまで四半世紀以上歴史の表舞台から姿を消す。

皮肉なことに、その対談評論記事の年か翌年にしていたのが、今川監督Gガンダムである



② 1990年代半ば~世紀末

あるアニメ雑誌評論記事で、今度はその人はセーラームーン(SS)を褒め称え、テレ東少女漫画枠(18時にやってた奴)があるから、日曜朝アニメのジャリ向けなんて誰も見なくなるからなくなるだろう、という様な事を言っていた。

結果はお察しの通り、セーラームーンは次作を最後にTVシリーズは終わり、その後少女革命ウテナなどいろいろ気を吐いていた作品もあったが、主流は日曜朝アニメ枠、土曜日夕方枠に移っていく…カードキャプターさくら(夕)、おジャ魔女どれみ(朝)、そして新世紀を飾るのがプリキュアシリーズ(ご存じ朝)、といえばわかりやすいだろうか。

余談だが、CCさくらを「CLAMP日和った」というようなことまで言い切るほど厳しい評価を同時に下していた、当時はCLAMP少女漫画雑誌結構グロ系エグ系の作品を出すことが特徴とされていた時代だったのだ。だがCCさくらがどれほど人気になったかは語らずともわかるレベルである

また、90年代後半のギャルゲーブームを褒め称えていた。特にセンチメンタルグラフィティを褒め称えるエッセイアニメ雑誌に載っていた。これについてはもうその後コンシューマーギャルゲーブームがどうなったかは語らなくともわかるだろう…

その人が「ジャリ向け」と評した、コロコロオモチャ系、遊戯王カードはその直後空前の大ブームを迎える…




③ 2000年代 ハガレンからTypemoonからメイド喫茶ブームボカロからハルヒブームに至るまで。

インターネットオタクたちを中心に開拓されていた時代テキストサイトの全盛期、この人の逆神っぷりを言及したコラムを書いたのは、今でも活動する某氏である

それ以前から2chアニメ系、ラノベ系の板を中心に、その逆神っぷりはネタとして語り継がれている程の軽い伝説と化していた。90年代でもこれほどだが、この人の進化は留まることを知らなかった。



水島ハガレン酷評たかと思えば、水島ハガレンは、オタク史において歴史上はじめて一般レベルにまで当たった社会現象になるほどの大ヒットとなった。

ソウルテイカーを褒め称え、スピンオフナースウィッチ小麦ちゃんを「天地無用パクリ」と言い切った結果、そもそも小麦ちゃんってスピンオフだったの?という人が後に大量に発生する程逆転現象が起こるほどのヒット、

当時Piaキャロットへようこそ!という大人アダルトゲーム作品があったのだが、それのコラボカフェメイド喫茶の始祖と広く知られている。その人は当然「リアルでやったところで萎える、当たるわけがない」とその出し物を酷評していた…結果は現在秋葉原を見ればおわかりであろう。

Fateを「月姫に比べればパワーダウンもいいところ、当たるわけがない」と酷評すれば、Fateシリーズといえばもはや月姫時系列よりも、大ヒットでFGOは今でもトップ独走中だ。

ホームグラウンドであるラノベ界隈でさえ、涼宮ハルヒシリーズ否定的に見ていた。結果はハルヒから始まる謎部活学園モノブームといえば、2010年代前半のライトノベル黄金時代最後まで主流ジャンルであり続けた。

極めつけはボカロだ。「アイドル声優全盛期、こんなものがずっと流行るとは思えない、10年後には存在すら忘れられているのではないか」という様な痛烈な批評を当時アニメコラムにその人は乗せていた。結果は…(以下略

もはやここまでくると、実は長年のベテラン作家としての経験から未来予測に近い分析能力を持っているけど、そのまま言うとカドが立つから、わざとわかってて逆張りをしているのではないか、と2ch秋葉原オタク界隈では囁かれていた…



2010年代現在 逆神伝説は終わらない―――



それからしばらくして、2010年代半ばの間、氏の逆神伝説は途絶える。…かのように思えた。

2010年代ラノベ衰退期と同時に現れた。

石鹸枠」のアニメ2017年に褒めたと思えば、石鹸枠ラノベアニメは、ロクアカ最後時代から幕を引いた。

アズールレーンを「艦これパクリ、売れるわけがない」といえば、アズレンは超ロングランヒットを記録中となった。

今まさに主流のソシャゲ界隈を「粗製乱造しすぎて早晩アタリショックが起きる」といえば、今でもぶっちぎりでオタク界隈のメインストリームだ。

Vtuber四天王が悉く離脱していく中、Vtuberなんて早晩流行らなくなるといえば、現在でもVは世界的なオタク界隈の流行で、モチーフ映画の超かぐや姫が大ヒット中だ。



そして2020年代、「時代はなろう小説、もはや手堅い伝統となりつつあるジャンル」みたいな褒め方をしていたが、

カドカワはなろう系実はそんな売れてませんでしたと決算報告書で発表する程の大赤字となり、調子がいい調子がいいといっていたほかのなろう系メインの出版社も先月景気の悪いニュースが飛ぶ…

この人が熱く褒めたジャンルこそ、比例する様に崩壊の仕方はすさまじく、逆に辛辣評価を下したジャンル程、上り龍の如く売れていく。




個人的に俺はこの人、本当は誰よりみ鋭敏な感覚知識業界空気を読む感覚を持っていて、実はわかってるんだけど素直に言わずに逆のことをいって俺達や、業界の人たちに教えてくれてるんじゃないかと思ってる。

実際、ここまで逆張りで外しても、自身の手掛けた作品は確実に当ててるわけだし。最近そもそも創作活動名前を見る事も少なくなったし、一時は死亡説すらささやかれているのだが、

個人的にはかなり作品面白く好きな作家なので、ご健勝を願いたいものである




  • 最初のスーパーロボット貶す対談でわかった グリフォンでやってたやつか

    • あーあの人ね ラノベ作家っていうよりSF作家だよね ラノベで当ててるけど

  • ちゆ12歳が昔コラムでネタにしてたなw

  • わかった 笹◯◯◯か吉◯平だろ 朝日ソノラマのオタク系雑誌でボロクソゲッターロボ號貶してた対談で思い出したわ

  • 逆張りじゃなくて、売れているものに嫉妬して悪態ついているだけでは?

  • ここまで外してるのに雑誌とかのコラムで呼ばれ続けるのだからわかってやってるだろこれ

  • Ri-fie へえ、こんな人がいらっしゃるのか。 褒めたジャンルがすぐに悉く崩壊する逆神の化身の様なベテラン作家がいた 自分よりも先にこの増田をブクマしたidのブクマ数と初ブクマ...

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