「喜多方ラーメン」消滅寸前の危機 「店は黒字なのに廃業」が相次ぐ理由とは #エキスパートトピ
札幌、博多と並ぶ「日本三大ラーメン」の一角として、全国に知られる「喜多方ラーメン」が存亡の危機にさらされています。『あべ食堂』『まこと食堂』『丸見食堂』など、喜多方ラーメンの老舗の閉店が相次いでいます。そして2025年には喜多方ラーメン発祥の店とされる『源来軒』も101年の歴史に幕を閉じました。
蔵と並ぶ重要な観光資源として、喜多方の地で地元住民や観光客から愛されてきた喜多方ラーメン。なぜ黒字の店も廃業しているのでしょうか。なぜ喜多方ラーメンの灯が次々と消えていくのでしょうか。その理由を考察します。
ココがポイント
喜多方ラーメンが衰退の危機 黒字で廃業? 後継者不足に悩む老舗店主
出典:テレビ朝日系(ANN) 2026/7/6(月)
「このままだと“日本三大ラーメン”が死語に」消滅寸前の喜多方ラーメン…チェーン店「坂内」救世主となるか
出典:マネー現代 2026/6/16(火)
本場・喜多方ラーメンの閉店相次ぐ 最盛期120店が現在は90店 家族経営で後継者難
出典:テレ朝NEWS 2026/3/10(火)
売れているのに働く人がいない ラーメン店に迫る「人手不足倒産」の危機
出典:山路力也 2026/1/18(日)
エキスパートの補足・見解
喜多方で老舗の閉店が相次ぐ理由として考えられるのが、個人経営の店が多いことです。現在は70代以上の店主も珍しくなく、後継ぎもおらず、体力面の限界などから、黒字であっても閉店を選ぶケースが増えています。実際、喜多方市内では全盛期に約130店あったラーメン店が、高齢化や後継者不在などを理由に半数近くまで減少したとされています。
個人店の多くは店主の長年の経験による技術や、ラーメンに対する思いがラーメン作りに注がれており、味の再現が難しく、第三者に任せにくいということからも事業継承が上手くいかない背景があります。さらに原材料費や光熱費の上昇も経営を圧迫しており、価格に転嫁しづらいラーメン店を子どもに継がせようとは思わない店主も少なくありません。
その中で老舗『坂内食堂』の「暖簾分け」チェーンである『喜多方ラーメン坂内』は、全国に80店舗ほど展開、アメリカを中心に海外にも10店舗ほど出店しており、喜多方ラーメンの名前を全国や世界に発信する役割を担っています。喜多方ラーメン坂内によって喜多方ラーメンを知った外国人が、本場の喜多方へラーメンを食べに行くという流れができれば、喜多方ラーメンの未来は明るいのですが。
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