辺野古沖事故の防カメ映像、沖縄・玉城知事「遺族の気持ち踏まえたものかくみ取り切れず」

定例記者会見に臨む沖縄県の玉城デニー知事=8月6日、那覇市(沖縄八重山日報提供)

沖縄県の玉城デニー知事は6日の定例記者会見で、名護市辺野古沖の修学旅行船転覆事故を巡る防犯カメラ映像の公開について、「報道機関が入手、編集した映像を確認し、私が何らかのコメントを発することは、行政として予断を与えたり、進行中の捜査や調査に影響を及ぼすことを懸念している」と述べた。その上で、自身が映像公開に疑問を呈したのは、報道機関による映像公開そのものではなく、公開のタイミングなどに対するものだったと説明した。

事故原因の解明については、「警察や海上保安庁による捜査、それから第三者委員会による公正な調査手順に基づいて行われるものだ」と説明。また、「亡くなった方がいる場合には、そうした映像の公開には、ご遺族の気持ちにも配慮する必要がある」と指摘した。

映像が公開されたことについて「社会的意義は大きい」と肯定的な見解を示しているが、「今回の映像公開のタイミングが、捜査状況やご遺族の気持ちを踏まえたものであるか、私の力ではくみ取りきれなかった」と話した。

その上で、「映像公開について疑問を呈したもので、報道機関による映像の公開自体に疑義を呈したものではない」と述べ、防犯カメラ映像を報道機関が報道に用いること自体を問題視したものではないと説明した。

玉城知事は先月、一部報道機関が公開した事故当日の防犯カメラ映像について「ああいう映像が出るというのはそもそもどうなのか」と発言。防犯カメラ映像は捜査や調査の一級証拠となり得るとの認識を示した上で、「なぜそのように発信されているのかという疑問はついてまわる」と述べていた。(沖縄八重山日報)

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