【広島市長「政府は憲法の崇高な理想自覚を」】
8月6日の「原爆の日」式典で高市首相は、「我が国は、『非核三原則』を堅持している」と述べた。高市氏は非核三原則のうち「持ち込ませず」の見直しを持論としているが、首相就任後はあくまでも歴代内閣の立場を踏襲する姿勢をみせている。
だが、今回の式典挨拶では、歴代首相とはニュアンスが違い、あくまでも「現状」として言及しただけとの指摘もある。「見直しに含みか」と伝えるメディアもある。
一方、広島市の松井市長は、「日本政府には、日本国憲法が掲げる崇高な理想を深く自覚し、国際社会において名誉ある地位を占めるための歩みを止めないでいただきたい」と訴えた。
直接の言及はなかったものの、非核三原則の見直し議論や軍事力の拡大を進める昨今の政府の動きに懸念を示したととれなくもない。また、11月から開催される核兵器禁止条約の再検討会議へのオブザーバー参加や、日本が締約国になることを求めた。
また、例年通り、首相、広島市長、広島県知事はいずれも、原爆を投下したのが米軍であることには触れなかった。同盟国米国への配慮とみられる。
【広島の原爆投下から81年、首相が核兵器の廃絶を訴え】
原爆投下から81年となった6日、午前8時から広島では平和記念式典が開かれ、被爆者や遺族の代表をはじめ、高市総理大臣のほか、多くの国と地域の代表などが参列した。