桜花姫第壱郚

第壱郚

第䞀話

怪談
倪叀の倧昔の出来事である。䞖界暊四千二癟二十二幎四月䞉十日の時期 。極東に存圚する。青海原の島嶌では俗界の歊陵桃源ずも呌称される倚神教の小芏暡民囜〔桃源郷神囜〕が誕生する。桃源郷神囜は原生林の島囜地垯であるものの 。囜内では歊力による戊乱が党囜各地で頻発したのである。匱肉匷食の戊乱時代が終焉しおから五癟幎埌の時期 。共存共栄の安穏時代は毎日が平和であり垞日頃の日垞生掻が退屈にも感じられる。䞖界暊五千二十二幎二月䞋旬の時期である。近頃は床重なる神隠しやら数倚の倧灜厄は勿論 。無数の亡者達による摩蚶䞍思議の超垞珟象が各地の蟲村地垯で頻発したのである。無数の亡者達が掻発化し始めた同幎の四月䞊旬の真倜䞭 。南囜での出来事である。二人の旅人達が南囜の最高峰ずされる荒神山の頂䞊にお䞀䌑みする。
「もう少しで目的地の村里に到達するが 今倜は荒神山の頂䞊で䞀䌑みだな 」
倧柄の旅人は疲れ果おた様子であり頂䞊の倧岩ぞず腰掛ける。
「今倜は歀凊で野宿なのか薄気味悪い堎所だけど仕方ないな 」
小柄の旅人は䞍本意であるが 。
「俺も疲れちたったし 今倜は歀凊で䞀䌑みするかな 」
『本圓は宿屋で䞀泊したい気分だけど 今倜だけは止むを埗ないか 』
小柄の旅人も倧岩ぞず腰掛けたのである。するず倧柄の旅人が呚囲を譊戒した様子で恐る恐る 。
「近頃の噂話だけどさ 」
「噂話だず」
小柄の旅人は興味深そうな様子で反応する。
「荒神山には神出鬌没の劖怪達が出珟するらしいぞ 」
「はっ劖怪だっお」
『劖怪なんお面癜くない冗談だな 』
小柄の旅人は倧柄の旅人の発蚀内容に拍子抜けした様子であり呆れ果おる。
「䜕が劖怪達だよ 所詮劖怪なんお根も葉もない子䟛隙しだろうが 荒唐無皜の物の怪が本圓に存圚するのであれば遭遇したいぜ 」
呆れ果おた小柄の旅人は劖怪の存圚を党吊定したのである。
「普通は吊定するよな 劖怪なんお荒唐無皜だし 」
「劖怪が劂䜕したよ」
小柄の旅人は恐る恐る倧柄の旅人に問い掛ける。
「東囜での噂話だが 」
問い掛けられた倧柄の旅人は恐る恐る返答したのである。
「本物の劖怪を口寄せさせられる犁断の秘術が存圚するらしいぞ」
小柄の旅人は䞀瞬興味深そうな様子で反応する。
「劖怪を口寄せさせられる犁断の秘術だず」
倧柄の旅人は再床恐る恐る 。
「怪談癟鬌䌝説だったかな劖怪を口寄せ出来る秘術は 」
「怪談癟鬌䌝説だっお」
怪談癟鬌䌝説ずは摩蚶䞍思議の劖怪を口寄せ出来るずされる犁断の秘術の䞀皮である。怪談を癟話口述するず神出鬌没の劖怪を口寄せ出来るずされ 。怪談を合蚈癟話口述した人間は䞀生涯呪詛されるずの内容である。
「癟話の怪談癟鬌䌝説で荒唐無皜の物の怪を出珟させられるらしいぞ」
倧柄の旅人は笑顔で発蚀する。
「荒唐無皜の物の怪ね 」
䞀方の小柄の旅人は呆れ果おる。
『怪談癟鬌䌝説なんかで本物の物の怪を口寄せ出来るっお正盎胡散臭いな 』
小柄の旅人は怪談癟鬌䌝説の内容が内心胡散臭いず感じる。
「本圓なのか怪談癟鬌䌝説だけで荒唐無皜の劖怪を出珟させられるのか」
小柄の旅人は呆れ果おた衚情で問い掛ける。
「単なる噂話だぞ 本圓に怪談癟鬌䌝説なんかで本物の劖怪を口寄せ出来るか劂䜕なのかなんお䞍明瞭だが 」
するず小柄の旅人は再床興味深くなったのか満面の笑顔で 。
「歀奎は面癜そうな話題だな暇朰しに実行するか怪談癟鬌䌝説ずやら」
「えっあんたは本気かよ」
倧柄の旅人は戊慄したのである。
「折角の機䌚だし 面癜そうだぜ」
䞀方の小柄の旅人は笑顔で発蚀する。
「劖怪が存圚するのか劂䜕なのか 今回の秘術で明確化出来るぞ劂䜕するよ」
「仕方ないな 」
倧柄の旅人は内心䞍本意であるが 。
『劖怪が本圓に存圚するなら 䞀床は遭遇したいな 』
内心神出鬌没の劖怪が俗界に存圚するのか気になったのである。
「䞀先ずは俺から先行するぜ歀凊からは䞀話ず぀口述するぞ 」
「嗚呌 」
小柄の旅人は怪談を口述し始める。
「倧昔の出来事だが 」
圌等は䞀話ず぀架空の怪談を面癜おかしく亀互に口述したのである。荒唐無皜の怪談を開始しおより䞉時間埌 。癟話の怪談癟鬌䌝説は終了したのである。
「荒唐無皜の劖怪が 出珟するのかな」
倧柄の旅人は恐る恐る問い掛ける。
「劂䜕だろうか」
呚囲は非垞に物静かであり颚音が響き枡る。
「出珟するなら 出珟しやがれ物の怪」
小柄の旅人は倧声で嚁嚇する。二人の旅人は呚囲を譊戒したのである。数分間が経過するのだが 。
「別に䜕も 出珟しないな 」
倧柄の旅人は譊戒した様子で発蚀したのである。
「やっぱり劖怪なんお出鱈目だったな今回の秘術で荒唐無皜の劖怪は存圚しないっお蚌明されたぞ」
今床は小柄の旅人が笑顔で発蚀する。
「結局 劖怪なんお出鱈目だったみたいだな 」
「圓然だろう荒唐無皜の劖怪なんか存圚するかよ」
二人は荒唐無皜の劖怪が架空の存圚であるず認識出来 。安堵したのである。
「今床こそ䌑眠するか 先皋から怪談䞉昧で疲れちたったぜ 」
「俺も疲れちたったからな 䞀䌑みしお 」
圌等は䌑眠する盎前 。極床の寒気からか身震いし始める。
「寒気だろうか」
するず呚囲より無数の気配を感じる。
「気配 人気なのか」
「䞀䜓䜕が劂䜕しお気配が 」
圌等は極床の違和感により気味悪くなる。恐る恐る背埌を盎芖するのだが 。
「䜕も存圚しないな 劖怪が出珟するのか」
倧柄の旅人は呚囲を譊戒したのである。
「倚分疲劎の所為だろうよ やっぱり劖怪なんお俗界には存圚しないからな」
党身が身震いした様子であるものの 。小柄の旅人は俗界に劖怪は存圚しないず断蚀したのである。
「所詮劖怪なんお子䟛隙しだよ非珟実的で荒唐無皜過ぎる 気にするな」
小柄の旅人が断蚀した盎埌 。
「んえっ 」
頂䞊の地面より無数の人圱が出珟する。
「歀奎は 珟実なのか」
呚蟺は暗闇の真倜䞭により正䜓こそ䞍明であるが 。呚蟺の地䞭より出珟した人圱が人倖なのは確実である。正䜓䞍明の無数の人圱は二人の旅人に殺到する。
「ひっ歀奎は本物の劖怪だ」
「殺されちたう逃げろ」
二人の旅人は殺到する正䜓䞍明の人圱から䞀目散に逃亡したのである。

第二話

真倜䞭
南囜に聳え立぀荒神山にお正䜓䞍明の化身が出珟しおより数日埌 。煌びやかな赀色の着物姿の女性が䞀人で問題の荒神山を芖察する。
『目的地の南囜に到着したわね 』
童顔の女性は真倜䞭の暗闇の村道を䞀人だけで盎行したのである。女性は無報酬の䞍寝番ずしお掻動 。圌女の名前は䞍寝番の【月圱桜花姫】である。
『荒神山では 䞀䜓䜕が発生したのかしら』
月圱桜花姫ずは衚向きのみであれば西囜出身の小町嚘であるが 。自身を悪霊捕食者ず自称する。無所属の䞍寝番である。桜花姫は匷倧なる劖術を駆䜿しおは倚皮倚様の超垞珟象は勿論 。無数の亡者達による数倚くの怪異事件を解決させた功劎者である。数倚くの快挙によっお桜花姫の名前は囜党䜓に知れ枡り 。䞍寝番の桜花姫の名前を知らない人間は実質皆無であるず断蚀出来る。倖芋のみなら人䞀倍容姿端麗の童顔矎少女であり䞡目の瞳孔は半透明の血玅色 。頭髪は黒毛の長髪であり赀色の口玅は非垞に魅了される。巚乳のおっぱいも非垞に魅力的であり正真正銘絶䞖の童顔矎少女である。桜花姫の最倧の特城である煌びやかな赀色の着物は桜吹雪ず倚皮倚様の花柄暡様であり耳朶の耳装食は金剛石で圢䜜られた募玉 。頭髪には八重桜の頭髪装食が確認出来る。桜花姫は背䞈が小柄であるものの 。倧人びた様子であり非垞に颯爜ずした雰囲気である。南囜の村里に到達した桜花姫は南囜の䞭心郚に聳え立぀荒神山を確認する。
『䞭心郚の倧山が噂話の荒神山かしら』
こんなにも人間的雰囲気の桜花姫であるが 。圌女自身は人間の血族ずは無瞁の超自然的生呜䜓であり劖女の母芪ず人間の父芪の混血である。䞡目の瞳孔が半透明の血玅色である理由も玔血の劖女である母芪の血統が圱響する。
『久方振りの倜遊びだからね今倜は思う存分に倧暎れしたしょう』
専門甚語の䞀皮ずされる劖女ずは摩蚶䞍思議なる超垞珟象やら倚皮倚様の劖術を倚甚する人倖の女性達の総称化である。人倖の圌女達は肉䜓の倩寿にこそ束瞛されるものの 。半氞久的に䞍老長寿の肉䜓を維持出来る。党䜓的に䞍老長寿ずされる劖女だが 。人倖の劖女でも䞀握りずされる最䞊玚劖女であれば通垞の劖女よりも劖力が桁違いに匷力であり人䞀倍長呜であるず予枬される。桜花姫は正真正銘最䞊玚に君臚するずされる䞀握りの最䞊玚劖女である。
『悪霊埁䌐なんお十二幎前䟝頌なのよね』
桜花姫は久方振りの悪霊埁䌐に倧喜びする。
『神出鬌没の悪霊を発芋し次第 悪霊を殲滅しちゃおうかしら』
桜花姫は基本的に亡者の化身ずされる悪霊盞手には培底的に容赊しないものの 。非力の人間やら小動物には手出ししない䞍殺生の刀官莔屓である。䜙皋の難局に遭遇しなければ非力の人間達には手出ししない。桜花姫自身性栌的には枩厚節実である反面 。䞀床敵察した敵察者であれば盞手が人間の子䟛であろうず培底的に容赊せず性栌は非垞に無慈悲である。
『久方振りの悪霊埁䌐だし 今回は劖術を連発しちゃおうかしら今倜は面癜くなりそうね』
桜花姫は肉䜓的には非垞に愚鈍であり人䞀倍ひ匱である反面 。劖力は倩䞋無双の癟人力ずされ其凊等の劖女ずは桁倖れに匷倧である。
『悪霊が出珟したずしおも 村人達は倧袈裟なのよね 』
桜花姫にずっお神出鬌没の悪霊ずは恐怖の察象ではなく劂䜕しお村人達が神出鬌没の悪霊に恐怖するのか理解出来ない。
『こんなにも他愛無い超垞珟象なのに村人達は䞍必芁に戊慄しちゃっお 』
桜花姫は神出鬌没の䞍吉なる超垞珟象に遭遇しおも戊慄しないものの 。非垞に無鉄砲で無蚈画であり悪戊苊闘の堎面も頻回である。
『私自身はこんな暗闇の山道なんお平気だけれども 荒神山っお普通の人間であれば誰でも戊慄しそうな雰囲気でしょうね 』
桜花姫は嚯楜の感芚で暗闇に芆い包たれた荒神山の倩蟺ぞず到達する。呚囲は非垞に物静かな空気であり僅少の颚音が山道に響き枡る皋床である。
『荒神山の頂䞊は意倖ず物静かな堎所みたいね 』
桜花姫は呚囲を譊戒し始め 。恐る恐る暗闇の山道を移動したのである。
「空気が重苊しいわね 」
『神出鬌没の悪霊が出珟するかしら』
悪霊ずは亡者達の怚念が実䜓化した超自然的存圚の䞀皮であり俗界の生者を怚敵ずしお憎悪 。俗界の人間達を敵察芖する。戊乱時代以前の叀来の䌝承でも悪霊が出珟した蚘録は数倚く存圚するものの 。倧勢の人間達が殺し合った戊乱時代以降から悪霊の出珟頻床が倍増したのである。悪霊は神出鬌没であり突劂ずしお各地の村里にお出珟 。倧勢の村人達を襲撃したのである。基本的に神出鬌没の悪霊は亡者が実䜓化した超自然的存圚ずしお認識されるが 。片田舎の地方によっおは単玔に荒唐無皜の劖怪やら物の怪ずも衚珟される。桜花姫が悪霊の出珟を譊戒した盎埌 。
「えっ」
山䞊の倩蟺から人気を感じる。
「人気だわ 」
『劂䜕しおこんな堎所に人気が』
気になった桜花姫は早急に荒神山の山䞊ぞず移動したのである。
「えっ䜕かしら」
するず倩蟺の䞭心地には小柄の人圱らしき物䜓が確認出来 。
『人圱みたいだけど 』
桜花姫は恐る恐る小柄の人圱らしき物䜓に接近し始める。
『劂䜕やら人圱の正䜓は人間っぜいわね 』
小柄の人圱らしき物䜓ずは人間だったのである。
『こんな真倜䞭に誰かしら』
頂䞊の人物が垞人ずは無瞁であるず感じるものの 。桜花姫は非垞に譊戒した様子で恐る恐る荒神山頂䞊の䞭心地ぞず近寄ったのである。
「はぁ 」
『誰かず思いきや 』
桜花姫は譊戒した様子で恐る恐る頂䞊の人物に問い掛ける。
「あんたは䞀䜓䜕者なのよ」
頂䞊に存圚する人圱の正䜓ずは小柄の䜓栌の僧䟶だったのである。
『人間の僧䟶っぜいわね 』
桜花姫は人圱の正䜓が人間の僧䟶である事実に䞀安心する。
「ひょっずしおあんたは僧䟶かしら」
僧䟶は非垞に物静かな玳士的雰囲気であり衚情は無衚情であるものの 。
「倧倉倱瀌したしたね 私の名前は僧䟶の【八正道】ですよ 」
八正道ず名乗る僧䟶は玳士的に謝眪したのである。
「あんたは人間の僧䟶だったのね 䞀瞬悪霊ず勘違いしちゃったわよ 」
「私を神出鬌没の悪霊ず勘違いされたのですね 嚘さんが戊慄されたのであれば倧倉倱瀌したした 」
桜花姫は満面の笑顔で即答する。
「私は別に悪霊なんかで戊慄しないわよ 神出鬌没の悪霊は平気だからね」
するず八正道は恐る恐る 。
「倧倉恐瞮なのですが ひょっずするず嚘さんは芞劓さんでしょうか」
桜花姫は八正道ず名乗る僧䟶の自身に察する花魁発蚀に苛立ったのである。
「なっ誰が芞劓ですっお勘違いしないでよね私は単なる小町嚘よ 」
桜花姫に怒号された八正道は即座に謝眪する。
「倧倉倱瀌したした ですが貎女様みたいな容姿端麗の嚘さんがこんなにも䞍吉の荒神山で䞀䜓䜕を」
「えっ」
『私が容姿端麗ですっお』
桜花姫は八正道の容姿端麗の発蚀に内心倧喜びしたのである。
「あんたの名前は八正道様だったかしらこんな私が容姿端麗なんお八正道様は非垞に倧袈裟ね」
桜花姫は八正道の質問に即答する。
「私は神出鬌没の悪霊捕食者の劖女だからね今回は荒神山で頻発する超垞珟象を远跡䞭だったのよ」
「貎女様は厇高なる劖女だったのですか 」
近頃南囜に聳え立぀荒神山では䞍吉なる超垞珟象が合蚈十四件も発生したのである。荒神山は䞍吉の名称であるものの 。荒神山の倩蟺から眺望出来る南囜の村里の景色は非垞に絶景である。芳光地ずしおは勿論 。倧勢の旅人達が荒神山の頂䞊で野宿するのは定番であり野営目的ずしおも倧人気である。珟代でこそ荒神山は平穏の芳光地ずしお有名であるが倧昔の戊乱時代 。荒神山は五癟幎前の戊乱時代では各戊堎で戊死した戊死者達やら倧飢饉によっお逓死した領民達の火葬堎ずしお利甚されたのである。戊乱時代に成仏出来なかった神出鬌没の亡者達の目撃情報が噂話ずしお南囜党域に出回る。各地方の歊士達やら桃源郷神囜党域を実効支配する東囜歊士団にも荒神山に出没した悪霊埁䌐の䟝頌が殺到したのである。数倚くの蚎䌐䟝頌が殺到するのだが東囜の歊士団は勿論 。各地方の歊士団も静芳状態であり悪霊関連の問題には実質攟眮状態だったのである。
「嚘さんは荒神山で発生した超垞珟象を远跡䞭だったのですね 」
「近頃は囜党䜓で超垞珟象が頻発し始めたからね」
「近頃は倧倉物隒ですからね 亡者達が各地で埘埊䞭なのですね 」
䞀時期では神出鬌没の悪霊事件は沈静化した状態であったが 。近頃では無数の悪霊による怪異事件が各地の村里で倚発化し始めたのである。
「僧䟶の私に法力が扱えれば無数の悪霊を浄化出来るかも知れたせんが 生憎私自身は法力を扱えたせんからね 」
八正道は列蚘ずした僧䟶であるのだが 。法力を䜿甚出来ない。
「劂䜕やら私は修行䞍足でしょうね 」
「法力ね 頑匵っお修行し続けたずしおも法力を扱えるのは䞀握りの僧䟶だけだし仕方ないわよ 」
悪霊を消滅させられる皋床の法力を扱えるのは実質䞀握りの僧䟶ずされる。
「であれば調理を開始したすかね 」
「調理ですっお」
八正道は地面の無数の石ころに野倖甚の土鍋を蚭眮したのである。野倖甚の土鍋に倚皮倚様の野菜類やら鹿肉は勿論 。貎重品である鯚肉ず猪肉で料理する。
「折角ですし 貎女様も劂䜕でしょうか味芋するだけでも 劂䜕です」
八正道は炬火によっお土鍋の食材を煮付ける。
「味芋ですっお」
『味噌汁だわ矎味しそうね 』
煮蟌たれた土鍋の味噌汁を凝芖し続ければ桜花姫も八正道の調理した味噌汁の具材を頬匵りたくなる。
「八正道様の倕食かしら矎味しそうな味噌汁だわ」
桜花姫は無我倢䞭に土鍋の味噌汁を凝芖し続けたのである。
「炭火の鶏肉も劂䜕でしょうか麊飯も甚意したすよ 」
「えっ私にも」
桜花姫は䞀瞬困惑するものの 。
『倧倉矎味そうだからね』
桜花姫は食欲が急䞊昇し始める。
「折角だし 空腹だから私にも食事させおね埡免あそばせ」
人䞀倍食いしん坊の桜花姫は手枡された味噌汁を即座に平らげる。
「嚘さんは盞圓空腹だったのですね 」
八正道は味噌汁を䞀瞬で平らげた桜花姫を盎芖し始め 。
『䞀瞬で味噌汁を平らげるなんお 』
想像以䞊の光景に苊笑いしたのである。
「非垞に矎味だったわよ最高ね八正道様 真倜䞭の山䞭でこんなにも埡銳走出来るなんお」
桜花姫は満足気に炭火の鶏肉を頬匵り始める。
「嚘さん 飲料氎は劂䜕でしょうか氎分補絊は倧事ですからね 」
八正道は恐る恐る瓢箪を桜花姫に手枡したのである。
「瓢箪ひょっずしお梅酒かしら私は酒類が人䞀倍倧嫌いなのよね 」
桜花姫は酒類が人䞀倍苊手であり埮量であっおも酒類を摂取するず気味悪くなる。
「倧䞈倫ですよ 単なる緑茶ですから䞀安心しなされ 」
「緑茶なら䞀安心だわ」
するず八正道は恐る恐る問い掛けたのである。
「嚘さん倧倉倱瀌なのですが 私は嚘さんの名前を知りたくなりたした 貎女様の名前は劂䜕しおも無理であるなら嚘さんは名乗らずずも構いたせんが 」
桜花姫は八正道の問い掛けに満面の笑顔で即答する。
「私の名前は桜花姫䞍寝番の月圱桜花姫よ」
物静かな様子の八正道であるが 。
「えっ䞍寝番の月圱桜花姫様ですず」
桜花姫が自身の名前を名乗るず八正道は倧倉驚愕した様子で反応したのである。
「ひょっずしお貎女様が倚皮倚様の超垞珟象を解決させた䌝説の最䞊玚劖女 月圱桜花姫様でしたか 」
「勿論よ♪」
『こんな芋ず知らずの人間の僧䟶にも 私の名前が知られるなんお♪』
桜花姫は内心倧喜びする。
『私は有名人ね♪』
䞀方の八正道は最䞊玚劖女の桜花姫ずの察面に倚少緊匵するものの 。
「ですがこんなにも䞍吉の荒神山で最䞊玚劖女である月圱桜花姫様ず察面出来るなんお 倧倉光栄ですな♪ひょっずするず桜花姫様ずの察面は運呜なのかも知れたせんね 」
「運呜なんお 八正道様は倧袈裟ね♪」
するず桜花姫も八正道に問い掛ける。
「八正道様はこんなにも暗闇の荒神山で䞀䜓䜕を」
八正道は暗闇の倜空を眺望したのである。
「山䞭での倜食は私にずっおの道楜ですかね 」
「道楜ですっお」
「私にずっおは自然界での食卓こそが醍醐味なのですよ♪春倏秋冬の季節の倉化 垞日頃から森林济の音色 川氎の颚音は粟神的にも肉䜓的にも非垞に沈静化されたしょう こんなにも殺䌐ずした雰囲気の荒神山でも 邪心が浄化されたすよ 」
「邪心が浄化ですっお劂䜕にも聖職者っぜい䞻矩䞻匵だわ 」
『八正道様は兞型的に堅苊しそうな人間みたいね 』
桜花姫は内心八正道の思考を堅苊しく感じる。
「想像力は十人十色倚皮倚様ですからね 」
八正道は無衚情で広倧無蟺の倜空を眺望したのである。
「無数の星月倜が認識出来る森矅䞇象ずは非垞に広倧無蟺ですな 摩蚶䞍思議の森矅䞇象には圧倒されたすよ 」
「えっはぁ 」
『八正道様 非垞に倱瀌なのかも知れないけれど 愚鈍の私には䜕が䜕やら党然理解出来ないわ 』
桜花姫は八正道の発蚀に困惑する。
「広倧無蟺の森矅䞇象ずは非垞に興味深い超垞珟象ですな 私達人類はこんなにも広倧無蟺の森矅䞇象を解明出来るのでしょうか」
「えっ 」
桜花姫は八正道の発蚀に困惑し続けるものの 。
『八正道様は 䞀䜓䜕を発蚀したいのかしら』
桜花姫は無蚀で銖肯したのである。するず八正道から意味深の発蚀を拝聎する。
「近頃 私の寺院近隣の墓堎は勿論ですが 各地の墓堎から䞍吉の気配を察知したしおね 」
無衚情だった八正道の衚情が䞀瞬険悪化したのである。
「䞍吉の気配ですっお䞀䜓䜕かしら」
「近頃 䞍運にも倧勢の村人達が息絶えたのでしょうね 極床の胞隒ぎを感じるのですよ 」
「倧勢の村人達が息絶えた胞隒ぎですっお 」
桜花姫は無衚情で反応する。
「死去された亡者達の怚恚なのでしょうか非垞に無念ですね 」
「ひょっずするず悪霊の仕業かも知れないわね 」
するず突劂ずしお䞍穏の空気が荒神山党域を芆い包んだのである。
『先皋から悪霊の気配が 荒神山に悪霊が出珟したのかしら』
桜花姫は䞍吉の霊気を感じる。
「非垞に戊慄だわ 亡者達の気配を感じるわ 」
「桜花姫様今倜は悪霊の远跡を継続されるのですか」
「勿論♪悪霊の远跡は継続するわよ神出鬌没の悪霊ず遭遇したずしおも最䞊玚の劖女である私が問答無甚で悪霊を埁䌐しちゃうからね」
「最䞊玚劖女である桜花姫様が悪霊を埁䌐されるのであれば䞀安心ですな 」
桜花姫は荒神山の倩蟺で八正道ず察談し続けおも無意味であるず刀断 。
「八正道様 埡免あそばせ♪」
桜花姫は笑顔で八正道に謝眪する。
「桜花姫様 劂䜕されたしたか」
「私は垞日頃から悪霊埁䌐で倧忙しだからね 即刻今回の超垞珟象の䞻原因を特定しないず 」
桜花姫は即座に超垞珟象を远跡したのである。
「桜花姫様 」
『私は是非ずも桜花姫様の䞊銖尟を芋届けなくおは 』
八正道は桜花姫を芋届ける。
「ですが䞍思議ですね 」
『桜花姫様ずは邂逅は 前䞖の因果だったのかも知れたせんね 』
八正道にずっお桜花姫ずの邂逅は必然だったのではず感じる。無意識にも涙腺から涙が零れ萜ちる。

第䞉話

死闘
桜花姫は譊戒した様子で山道を通行する。
『先皋よりも気味悪くなったわね 』
呚蟺は非垞に物静かな自然林であるものの 。
『真倜䞭の森林は悪霊の魔窟みたいだわ 』
普段は芳光地ずしお有名であるが真倜䞭の荒神山は闇倜の魔窟同然であり極床の䞍吉さず殺䌐さを感じさせる。
『歀凊では䜕が出珟しおも可笑しくない雰囲気ね 』
するず自身の背埌より無数の気配が自身に急接近するのを察知 。
「えっ 」
桜花姫は譊戒した様子で恐る恐る背埌の様子を確認する。
『突然胞隒ぎが 䞀䜓䜕かしら』
桜花姫は極床の胞隒ぎを感じる。同時に背埌からの襲撃に譊戒したのである。
『䞀䜓䜕が出珟するのかしら』
恐る恐る背埌からの襲撃を譊戒し続けるのだが 。
『歀凊では人間の気配は感じられないわね 』
呚蟺の自然林は挆黒の暗闇であり自身の背埌には䜕も確認出来ない。
『ひょっずしお私の勘違いだったのかしら』
桜花姫は自身の誀認識かず思いきや 。
「えっ」
䜕やら背埌の地面より無数の殺気を感じる。
『䜕かしら』
桜花姫は無数の殺気に再床譊戒する。
「地面」
『無数の気配は地面からだわ 䞀䜓䜕が出珟するのかしら』
背埌の地面より小柄の人圱が無数に出珟したのである。
『歀奎は神出鬌没の悪霊』
無数の人圱は真倜䞭の暗闇によっお姿圢の認識が非垞に困難であるものの 。正䜓䞍明の人圱は極床の腐敗ず悪臭により神出鬌没の悪霊であるず再認識したのである。人圱は党身が血塗れの状態であり皮膚の腐敗が原因なのか䞡目からは県球が噎出する。圌等の䞋腹からは䜓内の臓物が噎出した醜悪なる姿圢 。党䜓的に皮膚ず人骚のみの肉塊であり非垞にどす黒い醜悪なる颚貌である。
『圌等は死滅した亡者達の末路だわ 』
䜓栌的には成人の女性よりも䞀回り小柄であり初生児の䜓栌であるものの 。姿圢による老若男女の刀別は出来ない。
『死臭かしら』
圌等の䜓衚からは死臭らしき悪臭が呚囲の空間党䜓より充満する。圌等の身動きは非垞に鈍足であり発語も支離滅裂である。
「悪臭から刀断しお 」
『圌等は悪霊の【悪食逓鬌】かしら 』
悪食逓鬌ずは倧昔の戊乱時代 。再起䞍胜の疫病やら飢饉による無念の衰匱死から悪霊ぞず倉貌した醜悪なる亡者達の総称化である。埋葬されなかった悪圱響により未来氞劫成仏出来ないらしく俗界の各地にお半氞久的に埘埊し続ける。圌等の性質䞊非垞に匷欲であり極床の空腹感からか生者ず遭遇するず即刻敵察芖 。悪食逓鬌は新鮮なる人間の生身の血肉を無我倢䞭に捕食する。新鮮なる人間の生身の血肉こそ悪食逓鬌にずっおの嗜奜品であり捕食こそが圌等の共通性である。南囜の地方では別称ずしお疫病神やら飢逓の亡霊ずも呌称される。
『悪食逓鬌の倧矀なんお久方振りだわ』
悪食逓鬌の倧矀は身動きが非垞に緩慢であるものの 。圌等は人海戊術により無抵抗の桜花姫ぞず殺到する。
『即刻面癜くなったわね』
普通の人間であれば極床に戊慄する状況䞋であるものの 。
『私に倧勢で真剣勝負なんお軜䜻浮薄だわ』
桜花姫は無数の悪霊ずの遭遇を嚯楜的に感じられる。
『悪霊は悪霊でも 雑魚の悪食逓鬌が盞手なら片手間の劖力で仕留められるわ』
桜花姫は咄嗟に劖術を発動 。
『神性劖術 』
血玅色であった䞡目の瞳孔が半透明化した瑠璃色の碧県ぞず倉化したのである。
『〔倩道倩県〕 発動』
倩道倩県ずは自然界を翻匄出来る屈指の神性劖術であり倚皮倚様の超垞珟象を無制限に発動出来るずされる。倩道倩県を発動するず劖力が䞀時的に通垞の状態よりも数癟倍から数千倍ぞず急䞊昇させられる。倩道倩県を開県した劖女は念力の劖術やら摩蚶䞍思議の超垞珟象は勿論 。応甚出来れば珟存する倚皮倚様の超自然を自由自圚に発揮出来る。倩道倩県から発動される劖術は非垞に怪力乱神であり噂話では広倧無蟺の森矅䞇象をも翻匄させる超自然的超垞珟象を実珟化させられるずも 。存呜䞭の劖女でさえも倩道倩県の秘密は䞍明瞭であり誰䞀人ずしお明確化出来なかったのである。特定の地方では別名ずしお䞇胜の県光やら神族の県光ずも呌称される。月圱桜花姫が䞀握りの最䞊玚劖女ずしお認識されるのも神性劖術の倩道倩県の圱響である。
『私も人気者だわ♪』
圌等が桜花姫の近蟺ぞず到達する寞前 。倩道倩県の発動によっお殺到し続ける悪食逓鬌の皮膚が超高枩の熱量を発生させる。同時に悪食逓鬌は火炎の劖術によっお焌殺されたのである。
『醜悪なる亡者達 あんた達は成仏しなさい♪』
悪食逓鬌の肉䜓は高熱の発火珟象によっお䞀瞬で黒焊げに焌殺される。
『悪霊でも所詮は悪食逓鬌 楜勝だったわ♪』
桜花姫の䜇立する地面呚蟺には黒焊げに焌殺された無数の悪食逓鬌の焌死䜓が呚蟺の地面を埋没させたのである。
『やっぱり他愛無いわね神出鬌没の悪霊でも埮匱の悪食逓鬌皋床が盞手なら 火炎の劖術だけでも容易に仕留められちゃうわね』
するず桜花姫の背埌から無数の霊気が感じられる。
「えっ」
『今床は䜕かしら』
背埌の地面より無数の悪食逓鬌が出珟したのである。
『今床も悪食逓鬌の倧矀みたいだわ 』
背埌から無数の悪食逓鬌が桜花姫に殺到する。
「あんた達は鬱陶しい奎等ね 」
䞀方の桜花姫は無数の悪食逓鬌に䞀瞬苛立った様子であるが 。
「あんた達は呜知らずだわ 氷結するのね」
桜花姫の劖力によっお圌等の肉䜓が䞀瞬で凍結化したのである。氷結の劖術により無数の悪食逓鬌は身動き出来なくなる。
「あんた達も成仏しなさい」
党身が凍結し始めおから数秒埌 。
『念力の劖術 発動』
桜花姫は念力の劖術によっお凍結化した悪食逓鬌の肉䜓を完膚なきたでに粉砕させる。凍結化した圌等の肉䜓は䞀瞬で厩れ萜ちたのである。
「えっ」
今床は悪食逓鬌ずは別物の霊気を感じる。
『今床は䜕が出珟するのかしら悪食逓鬌ずは別物みたいだけど 』
するず目前の地面より戊乱時代の甲冑を装備した巚䜓の人骚が出珟したのである。
『歀奎は鎧兜の人骚だわ 随分巚䜓ね 』
甲冑の人骚は非垞に巚䜓であり背䞈は倧柄の成人男性をも䞀回り䞊回る。
『歀奎はひょっずしお 戊死者達の悪霊【骞骚荒歊者】かしら』
骞骚荒歊者ずは戊乱時代にお床重なる戊闘で息絶えた戊死者達の無念の集合䜓ずされる。歊者を連想させる悪霊である。特定の地域では骞骚荒歊者は別名ずしお髑髏歊将ずも呌称される。悪食逓鬌ず同様に骞骚荒歊者も俗界の生者を敵察芖する。
『こんな堎所に埋葬されなかった戊死者達の亡霊が出珟するなんおね 』
骞骚荒歊者は右手の刀剣で桜花姫に斬撃するものの 。骞骚荒歊者の身動きは非垞に鈍足であり人䞀倍身䜓胜力が愚鈍の桜花姫でも容易に回避出来る。
『危機䞀髪だったわ 』
桜花姫は骞骚荒歊者から恐る恐る埌退りしたのである。
「戊乱時代の戊死者達 成仏するのね 」
桜花姫は骞骚荒歊者に砂金の劖術を発動する。
「あんたは砂金に倉化しなさい」
砂金の劖術を発動した圱響により骞骚荒歊者の肉䜓を砂金に倉化させたのである。党身が砂金に倉化させられた骞骚荒歊者の肉䜓は䞀瞬で厩れ萜ちる。
『所詮骞骚荒歊者も他愛無いわね』
桜花姫は骞骚荒歊者を仕留めるず䞀安心するのだが 。
「えっ」
暗闇の背埌より耇数の霊気が自身に近寄り続けるのを感じる。
『今床も霊気かしら』
譊戒した桜花姫は恐る恐る背埌の様子を確認する。するず桜花姫の背埌には䞉䜓もの骞骚荒歊者が出珟したのである。
『骞骚荒歊者だわ 今床は䞉䜓も出珟するなんおね 』
桜花姫にずっお悪霊を仕留めるのは䜙裕であるものの 。
「はぁ 」
先皋から出珟し続ける悪霊が鬱陶しく感じる。
『鬱陶しい奎等ね 』
桜花姫は䜓内の劖力を収瞮 。䞡手に高熱の火球を圢成したのである。
「巚䜓のあんた達も 成仏しなさい」
圢成した高熱の火球を発射 。䞀䜓の骞骚荒歊者を粉砕する。
『今床は骞骚荒歊者を二䜓ずも仕留めたしょう』
桜花姫は二䜓の骞骚荒歊者を仕留める盎前である。
「えっ」
暗闇の背埌から䜕者かにより火瞄銃で銃撃され 。䞀発の銃匟が桜花姫の背䞭を貫通させたのである。
「ぐっ」
桜花姫は背埌から火瞄銃で狙撃され地面に暪たわる。
『背埌から狙撃されるなんお 迂闊だったわ 』
背埌からの銃撃によっお背䞭の傷口からは倧量の鮮血が流れ出る。
『䞀䜓誰が 狙撃したのよ』
暗闇の自然林より火瞄銃を歊装した䞀䜓の骞骚荒歊者が出珟する。暗闇の自然林より桜花姫の背埌から無防備状態の桜花姫の背䞭を狙撃したのである。骞骚荒歊者は鈍足の身動きで地面に暪たわった状態の桜花姫に近寄り始める。
『圌等は私を劂䜕するのかしら』
二䜓の骞骚荒歊者も地面に暪たわった状態の桜花姫に接近するず護身甚の刀剣を抜刀し始める。
『骞骚荒歊者に殺されちゃうわね 兎にも角にも䞀か八かよ』
圌等に攻撃される寞前に桜花姫は分身の劖術を発動 。血塗れの肉䜓から癜煙が発生したず同時に桜花姫の姿圢が䞀瞬で消滅する。䞉䜓の骞骚荒歊者は突然姿圢が消滅した桜花姫に動揺し始め 。圌等は呚囲を譊戒したのである。
「残念だったわねあんた達が攻撃したのは私の分身䜓なのよ」
暗闇の自然林から桜花姫の本䜓が出珟し始め 。
「亡者達成仏なさい」
桜花姫は䞡手より高熱の雷撃の劖術を発動したのである。雷撃の劖術によっお䞉䜓の骞骚荒歊者を撃砎出来 。圌等を完膚なきたでに仕留めたのである。
『骞骚荒歊者は退治出来たわね』
するず荒神山の無数の悪霊を党滅させた圱響からか突劂ずしお荒神山から感じられた重苊しい霊気が感じられなくなる。
『悪霊の霊気が感じられなくなったわ 』
桜花姫は呚囲を譊戒するも悪霊が出珟する気配は感じられない。
「劂䜕やら荒神山に蔓延䞭の骞骚荒歊者ず悪食逓鬌の倧矀は党滅したみたいね 」
『荒神山の超垞珟象は無事解決だわ』
䞀安心した桜花姫は恐る恐る荒神山から脱出したのである。

第四話

傷薬
骞骚荒歊者ず悪食逓鬌の倧矀ずの死闘から数分間が経過する。桜花姫は暗闇の山道を移動䞭 。
「えっ」
ずある山䞭の獣道にお小柄の老婆ず小柄の矎少女に遭遇する。
『こんな真倜䞭の倜道に䜕者かしら』
圌女達は非垞に小柄の䜓栌である。
「あんた達は薬屋の【蛇䜓劂倜叉】婆ちゃんず山猫劖女の【小猫姫】かしら」
「えっひょっずしお桜花姫姉ちゃんなの」
小猫姫は玔血の山猫の劖女であり倖芋的には人間の矎少女ずも間違えられる。圌女は蛇䜓劂倜叉の孫嚘であり桜花姫にずっおは身内同然の効分である。
「蛇䜓劂倜叉婆ちゃん桜花姫姉ちゃんだよ」
小猫姫は桜花姫ずの遭遇に倧喜びする。
「こんな真倜䞭の倜道に誰ず遭遇したかず思いきや あんたは最䞊玚劖女の月圱桜花姫ちゃんだね」
蛇䜓劂倜叉は真倜䞭の山道を䞀人で出歩く桜花姫に䞀瞬呆れ果おるものの 。
「久方振りだね桜花姫ちゃん あんたが元気そうで安心したよ」
蛇䜓劂倜叉は桜花姫ずの再䌚に倧喜びする。
「あんた達こそ」
䞀方の桜花姫も久方振りの蛇䜓劂倜叉ず小猫姫ずの再䌚に倧喜びしたのである。
「こんなにも暗闇の荒神山で最䞊玚劖女の桜花姫ちゃんず出くわしちゃうなんお奇遇だね 」
蛇䜓劂倜叉は神族ず呜名される人倖皮族の䞀人であり異名は蛇神ずも呌称される。蛇䜓劂倜叉は倖芋のみなら小柄の人間の老婆であり村里の村人達からは小柄の人間の老婆ずも間違えられる。神族ずは倪叀の倧昔より䞖界各地に君臚したずされる超自然的存圚の䞀皮であり俗界では人倖の少数皮族である。神族は倚皮倚様の姿圢に倉化が可胜であり蛇䜓劂倜叉は基本的に人前では小柄の老婆の姿圢で掻動する。倪叀の叀代䞖界では倧勢の神族が䞖界各地で掻動䞭であったが 。珟代では絶滅状態であり蛇神の蛇䜓劂倜叉を陀倖する神族は皆無である。唯䞀玔血の神族ずしお断定出来るのは桃源郷神囜出身者である蛇䜓劂倜叉 。玔血の神族は実質圌女のみである。䞀方蛇䜓劂倜叉の同行者である小猫姫は蛇䜓劂倜叉にずっお孫嚘であり唯䞀の家族であるものの 。小猫姫自身は正真正銘の玔血の劖女であり神族ずは無瞁の孀児である。
「あんた達はこんなにも暗闇で物隒なのに倧䞈倫なのかしら」
「私は倧䞈倫だよ♪桜花姫姉ちゃん♪真倜䞭の倜道は面癜いもん」
小猫姫は真倜䞭でも平気なのか満面の笑顔で断蚀する。
「桜花姫ちゃん あんたみたいな人䞀倍容姿端麗の小嚘が真倜䞭の倜道を単独で出歩くなんお 人間の小嚘なら悪霊に食い殺されるだろうね 」
「こんな私が容姿端麗なんお♪蛇䜓劂倜叉婆ちゃんは倧袈裟よね♪」
『私が容姿端麗ですっお♪』
桜花姫は蛇䜓劂倜叉に倧袈裟ず衚珟するも内心では倧喜びしたのである。
「私は毎日が任務で倧忙しだからね 真倜䞭の倜道なんお平気よ」
「桜花姫姉ちゃんの任務っお」
小猫姫は䞍思議そうな衚情で桜花姫に問い掛ける。
「私の任務はね ずある客人ずの倜遊びなのよ♪」
桜花姫は満面の笑顔でずある客人ずの倜遊びず返答したのである。
「倜遊びっお面癜いのかな蛇䜓劂倜叉婆ちゃん」
小猫姫は䞍思議そうな衚情で蛇䜓劂倜叉に問い掛けるのだが 。
『倜遊びっお 桜花姫ちゃんは 玔粋無垢の小猫姫には悪圱響だね 』
蛇䜓劂倜叉は桜花姫の返答に呆れ果おる。
「蛇䜓劂倜叉婆ちゃん」
「小猫姫 」
蛇䜓劂倜叉は真剣そうな衚情で問い掛ける小猫姫に困惑したのである。倜遊びず発蚀する桜花姫に蛇䜓劂倜叉は呆れ果おた衚情で苊笑いする。
「桜花姫ちゃんは今回も悪霊埁䌐かねこんなにも䞍吉の真倜䞭にあんたも勇猛果敢だね 」
「別に 私自身悪霊埁䌐は面癜いから倧䞈倫なのよ内心私にずっお悪霊埁䌐なんお垞日頃の道楜だからね」
桜花姫は満面の笑顔で即答したのである。
「道楜っお衚珟するのは桜花姫ちゃんらしいねあんたが悪霊埁䌐の悪圱響で過劎死しちゃったら倧倉だからね 私の傷薬でも必芁䞍可欠かな」
「残念だったわね私には凡庞の傷薬なんお䞍必芁なのよ 䜕よりも私にずっおの傷薬は私自身の劖力だからね私の劖力は䞇胜の傷薬なのよ」
桜花姫は自身の劖力の匷倧さを自慢する。
「蛇䜓劂倜叉婆ちゃんこそ垞日頃の薬品の研究なんかで過劎死しないでよ」
「あんたが心配せずずも私は過劎死しないよ 最䞊玚劖女の桜花姫ちゃんには私の傷薬は䞍必芁みたいだね 」
『桜花姫ちゃんには私の傷薬が䞍必芁だったか 』
蛇䜓劂倜叉は内心残念がったのである。
「達者でね桜花姫姉ちゃん」
「あんた達こそ達者でね蛇䜓劂倜叉婆ちゃん小猫姫」
するず蛇䜓劂倜叉ず小猫姫は暗闇の荒神山より退去する。
『私も即刻 西囜の村里に戻ろうかしら 』
桜花姫は祖囜である西囜の家屋敷ぞず無事に戻ったのである。

第五話

倩神山
西囜の領内には倩神山ず呜名される裏山が存圚する。荒神山での亡者達ずの戊闘から䞉日埌の真倜䞭の時間垯である。
「えっ 」
䞍寝番の桜花姫は自宅の居宀で寝転び続けるのだが 。䞍吉の霊気に反応する。
『耇数の霊気だわ 䞀䜓䜕かしら』
西囜の故山である倩神山から耇数の霊気を感じる。
『堎所は 近隣の倩神山みたいね 』
倩神山ずは倪叀の倧昔に倩空の女神が降臚したずされる䌝説から倩神山ず呜名されたのである。十数幎前は倩神山に䞃軒もの集萜家屋が建築され村人達が䜏居したものの 。今珟圚は無人の廃屋のみが残存した状態であり居䜏者達の行方は䞍明ずされる。行方䞍明者達の捜玢は継続䞭であるが 。今珟圚でも居䜏者達の消息は確認出来ない珟状である。居䜏者達は神出鬌没の悪霊によっお食い殺されたのではず噂話が西囜党域に出回り始める。真盞が気になった桜花姫は即座に問題の倩神山ぞず盎行する。桜花姫の自宅から倩神山ぞの距離は䞉町皋床であり比范的近蟺だったのである。
『劂䜕やら倩神山に悪霊が出珟したみたいね 』
自宅から移動しおより十数分埌 。桜花姫は倩神山の近蟺に到達したのである。
『胞隒ぎだわ 』
倩神山に接近するず極床の胞隒ぎを感じる。
「気味悪いわね 」
『倩神山では䞀䜓䜕が出珟したのかしら』
極床の胞隒ぎに桜花姫は譊戒するものの 。圌女は恐る恐る倩神山の倩蟺ぞず移動したのである。暗闇の山道を移動䞭 。
『こんな堎所に六地蔵かしら』
山道の道端には眅割れた六地蔵が確認出来る。
『気味悪いわね 悪霊が出珟しそうな雰囲気だわ 』
するず呚蟺の倩然林より蛍光色の無数の鬌火が飛来し始める。
『無数の鬌火だわ 』
無数の鬌火は倩神山の倩蟺に移動したのである。
『倩神山の倩蟺に無数の鬌火 気になるわね 』
数分間が経過するず桜花姫も倩神山の倩蟺ぞず到達する。倩神山の倩蟺には荒廃した廃墟神瀟ず劣化状態の鳥居が確認出来る。
『廃墟の神瀟かしら』
桜花姫は譊戒した様子で恐る恐る劣化状態の鳥居を朜り抜ける。
『廃墟神瀟から䞍吉の霊気を感じるわね 』
鳥居を朜り抜けたず同時に䞍吉の霊気を感じる。
『歀凊では䞀䜓䜕が出珟するかしら』
桜花姫は恐る恐る呚蟺の様子を譊戒し続けるのだが 。桜花姫の呚囲は蛍光色の鬌火ばかりで悪霊らしき物䜓は䜕䞀぀ずしお確認出来ない。
『霊気は感じられるけれど 悪霊の正䜓は䞀䜓䜕かしら』
盎埌 。
「えっ」
『䜕かしら』
背埌より極床の悪寒戊慄が桜花姫の党身を膠着させる。
『䜕が出珟したのかしら』
桜花姫は背埌を譊戒し始め 。恐る恐る背埌の存圚を凝芖したのである。
「霊気の正䜓は あんただったのね 」
桜花姫の背埌に出珟したのは空䞭を浮遊し続ける女性の頭郚らしき巚䜓の生銖 。本䜓ずされる頭郚の党長は掚定五尺皋床であり非垞に巚䜓である。
「あんたは悪霊の【亡霊生銖】だったかしら 」
『歀奎は盞圓気味悪いわね 』
亡霊生銖ずは党身の肉䜓が巚倧頭銖のみの異圢の悪霊であり戊乱時代の最䞭倧勢の匪賊達に暎行され 。最終的に斬銖された女性ず子䟛達の無念の集合䜓ずされる存圚である。亡霊生銖は色癜の女性の生銖であるが 。頭郚である本䜓は芏栌倖に巚倧であり䞍吉の倧目玉が桜花姫を盎芖するず䞍吉の笑顔で埮笑み始める。
『亡霊生銖ず遭遇したのは十四幎前以来だったかしら』
桜花姫は十四幎前の少女時代にも亡霊生銖の別皮ず遭遇したのである。
「えっ 」
するず今床は赀子らしき産声が倩神山の頂䞊党域に響き枡る。
『今床は子䟛の産声かしら』
暗闇の倩然林より浮遊する赀子らしき巚䜓の頭銖が䞉䜓も出珟したのである。
『今床は子䟛の亡霊生銖かしら』
桜花姫は合蚈四䜓もの亡霊生銖に包囲される。
『倩神山の集萜で村人達が行方䞍明なのは亡霊生銖の仕業っぜいわね 』
倩神山の行方䞍明事件は亡霊生銖の仕業であるず予想する。するず四䜓の亡霊生銖は口先を開口し始め 。
「えっ」
桜花姫は亡霊生銖の行動に譊戒する。
『亡霊生銖は䞀䜓䜕を』
亡霊生銖は呚蟺の鬌火を掗い浚い吞収したのである。
『亡霊生銖 呚囲の鬌火を吞収したわ 』
四䜓の亡霊生銖が呚蟺の鬌火を吞収した結果 。先皋よりも亡霊生銖の霊気が匷倧化したのである。
『呚蟺の鬌火を吞収した圱響かしら先皋よりも亡霊生銖の霊気が増幅されたみたいね 非垞に厄介そうだわ 』
桜花姫は䞡目を瞑目するず䜓内の劖力が増倧化し始め 。
『倩道倩県 発動』
神性劖術の倩道倩県を発動させたのである。倩道倩県の効力により桜花姫の劖力が数十倍ぞず急䞊昇したのである。
『私は倩道倩県さえ発動しちゃえば数倚の劖術を䜿甚出来るのよね♪』
倩道倩県は䌝説の神性劖術であり倩道倩県を開県した劖女は数倚の劖術を発動出来 。あらゆる超自然的超垞珟象を発珟させられる。倩道倩県の発動により桜花姫の劖力は通垞よりも数十倍ぞず増倧化したのである。
「あんた達は鬱陶しいから成仏しなさい♪」
桜花姫は火炎の劖術を発動 。䞡手から超高枩の火球を発射したのである。発射された火球は真正面に察峙する女性の亡霊生銖に盎撃 。女性の亡霊生銖は即座に爆散したのである。呚蟺の地面には無数の血肉が飛散する。
『楜勝だわ♪他愛無いわね 』
芪玉である女性の亡霊生銖を仕留めたかず思いきや 。
「えっ」
飛散した亡霊生銖の血肉からは猛毒の黒煙が発生する。
「なっ」
『ひょっずしお瘎気かしら』
亡霊生銖の血肉から発生した猛毒の瘎気は非垞に匷力であり呚蟺の地面を溶解させたのである。
『亡霊生銖は仕留められた盎埌に霊胜力を発動するのね 』
桜花姫は劖女ず人間の混血であり倚少の瘎気であれば平気であるものの 。肉䜓的には通垞の人間ず同様に脆匱である。
『私でも倚少の瘎気なら倧䞈倫だけれど 』
桜花姫は劖力こそ随䞀であるが 。肉䜓の屈匷さのみなら玔血の劖女を䞋回る。
『私自身は勿論 西囜党䜓が亡霊生銖の瘎気で汚染されちゃうわね 』
地面の草朚が猛毒の瘎気で枯死し始める。
「ぐっ」
䞀方の桜花姫も猛毒の瘎気により息苊しくなる。
『瘎気かしら息苊しいわね 』
最早瘎気によっお毒死するのは時間の問題である。
『止むを埗ないわね 猛毒の瘎気に察抗するなら 』
桜花姫は䞀か八か浄化の劖術を発動する。
『浄化の劖術 発動』
自身の劖力で浄化の涌颚を生成 。亡霊生銖の血肉から発生した猛毒の瘎気を浄化の涌颚で浄化させたのである。同時に浄化の涌颚に圱響された䞉䜓の赀子の亡霊生銖が笑顔で消滅 。圌等は浄化の涌颚によっお成仏したのである。
『赀子の亡霊生銖は成仏したみたいね♪䞀件萜着だわ♪』
赀子の亡霊生銖は成仏出来 。桜花姫は䞀安心する。するず先皋火炎の劖術で粉砕された女性の亡霊生銖は土壌ぞず戻ったのである。猛毒の瘎気で汚染された地面の草朚が元通りに生成されたのである。
『瘎気で汚染された自然も元通りに戻ったわね♪』
倩神山党域を芆い包んだ䞍吉の霊気も亡霊生銖を浄化させた圱響により消滅する。
『倩神山の悪霊を埁䌐出来たし 』
「私は家屋敷に戻っお熟睡したしょう♪」
無事に倩神山の事件が解決するず桜花姫は自宅ぞず戻ったのである。

第六話

和菓子屋
荒神山での重苊しい闇倜から䞀週間埌の真昌 。桜花姫は嚯楜を䞻目的に東囜の䞭心街ぞず出掛ける。東囜ずは囜内最倧玚の倧芏暡郜垂であり唯䞀の文明地垯である。桃源郷神囜でも比范的老熟した城䞋町であり党囜䞀の歓楜街ずしおも知られる。総人口も桃源郷神囜では囜内最倚である。
『非垞に矎味だわ♪』
桜花姫は和菓子屋にお倧奜きな逡蜜ず桜逅を頬匵り始める。
『やっぱり和菓子は最高ね』
桜花姫は無我倢䞭に和菓子を頬匵り続けるものの 。
「えっ」
『誰かしら僧䟶っぜいわね 』
桜花姫の隣垭には錫杖を所持した僧䟶らしき人物が和菓子屋に来店する。
『圌には芋芚えが 』
桜花姫は恐る恐る隣垭の僧䟶を凝芖し続ける。
『誰だったっけひょっずするず僧䟶は 』
僧䟶らしき人物ずは䞀週間前の闇倜の荒神山にお察面した僧䟶の八正道だったのである。奇遇にも圌が東囜の和菓子屋にお来店 。八正道ず再䌚したのである。
「ひょっずしおあんたは 僧䟶の 」
桜花姫は恐る恐る僧䟶らしき人物に 。
「八正道様だったかしら」
「えっ貎女様は」
䞀方の八正道も桜花姫の存圚に気付いたのである。
「誰かず思いきや 貎女様は最䞊玚劖女の月圱桜花姫様でしたか南囜の荒神山からは無事に戻られたのですね♪」
「勿論よ♪山䞭の悪霊も退治出来たわよ♪」
「悪霊を退治されたので荒神山は䞀安心ですね♪」
八正道は荒神山の悪霊が退治され 。倧喜びしたのである。
「本圓に八正道様だったのね♪こんな堎所で八正道様ず再䌚出来るなんおね♪」
「本圓ですね♪桜花姫様♪ですがこんな茶店で桜花姫様ず再䌚出来るなんお非垞に奇遇ですな♪」
八正道は桜花姫ずの再䌚に倧喜びする。
「劂䜕しお八正道様が和菓子屋なんかに」
「茶店で満喫するのは私にずっお道楜ですからね♪」
八正道は満面の笑顔で即答したのである。
「奇遇だわ 勿論私もね♪」
桜花姫は無我倢䞭に机䞊の和菓子を頬匵り続ける。
「ひょっずしお桜花姫様にずっおも和菓子は道楜なのですから」
桜花姫は満面の笑顔で即答する。
「勿論よ♪私以倖に和菓子を愛奜する人間は存圚しないでしょうけど ひょっずするず八正道様も和菓子は奜物かしら」
八正道も笑顔で返答したのである。
「勿論私も和菓子は倧奜きですよ♪私にずっおも和菓子屋は醍醐味ですからね♪」
するず八正道は突発的に顔色を倉化させ恐る恐る桜花姫に問い掛ける。
「桜花姫様」
「䜕かしら八正道様」
八正道は䞀瞬沈黙するず恐る恐る 。
「桜花姫様は悪霊捕食者ずしお粉骚砕身されたず各村萜の村人達から拝聎したのですがね 」
「えっ 䜕よ」
八正道は䞀息したのである。
「近頃の噂話なのですがね 」
八正道は小声で発蚀し始める。
「噂話ですっお䞀䜓䜕かしら」
桜花姫は即座に八正道からの噂話を拝聎する。
「近頃の出来事ですが 北囜の各村萜では䜕者かによる赀子の神隠しが頻発したらしいのですよ 」
近頃北囜の村里では幌子の行方䞍明事件が頻発したのである。近蟺の村人達は必死に行方䞍明の子䟛達を捜玢するのだが 。行方䞍明の子䟛達は誰䞀人ずしお発芋出来なかったのである。近隣の歊士団も捜玢に協力するのだが 。䟝然ずしお行方䞍明の子䟛達は誰䞀人ずしお発芋出来なかったのである。神出鬌没の悪霊による神隠しか匪賊達による人攫いであるずの根も葉もない噂話が各地の村里に出回り始める。
「赀子の神隠しですっお」
桜花姫は事件の内容に興味深くなる。
「神隠しなんお非垞に興味深いわね♪䞀䜓䜕が原因なのかしら」
「村人達の噂話では䞀昚日の出来事ですかね神隠しが匪賊達による悪逆無道なのか 神出鬌没の悪霊の仕業なのかは䞍明瞭ずされたすが 」
「䞀昚日の出来事ね 」
『非垞に面癜そうだわ♪私の出番が到来したかしら♪』
桜花姫は突発的に闘争心が充溢したのである。
「八正道様劂䜕やら今回の倧事件は私の出番みたいね♪」
「ひょっずしお桜花姫様 」
桜花姫は満面の笑顔で即答する。
「勿論悪霊なら培底的に埁䌐するわよ人攫いの悪霊は即刻仕留めないずね♪」
「ですが桜花姫様 」
八正道は心配そうな衚情で 。
「䜕よ八正道様」
「珟段階では今回の神隠しの䞻原因が悪霊の仕業なのか劂䜕なのかは䞍明瞭ですよ 極悪非道の匪賊達による人攫いかも知れたせんし 神隠しが悪霊の仕業であるずは断蚀出来たせん 」
八正道は極床の心配性なのか非垞に䞍安芖したのである。
「村人達の噂話では桜花姫様は敵察者が極悪非道だったずしおも人間には手出しされないずの内容ですが 今回の敵察者が極悪非道の匪賊達であれば劂䜕されるのですか」
桜花姫は極床に䞍安芖する八正道に即答する。
「無論 人䞀倍枩厚節実の私でも 極悪非道の匪賊達であれば即刻仕留めちゃうからね盞手が非力の人間だからっお私は手加枛しないから倧䞈倫よ八正道様は本圓に心配性ね」
普段は枩厚節実の桜花姫であるものの 。非力の人間であっおも残虐非道の匪賊達には滅法無慈悲である。反面自身に手出ししないか無抵抗であれば盞手が極悪非道の匪賊でも手出ししない。
「であれば䞀安心ですね桜花姫様は極楜浄土の女神様を連想する人物ですからね盞手が人間の匪賊達であれば困惑されるのではず私自身心配しちゃいたしたよ正盎䜙蚈でしたね 」
「私が極楜浄土の女神様ですっおこんな私が極楜浄土の女神様なんお八正道様も倧袈裟ね」
極楜浄土の女神様ず同䞀芖された桜花姫は内心では倧喜びする。
「私に手出し出来る人間がこんな島囜の桃源郷神囜に実圚するのかしら最䞊玚劖女の私に手出し出来るのであれば是非ずも察面したいわね」
莫倧なる劖力を保有する最䞊玚劖女の桜花姫にずっお倚人数による人海戊術は無意味である。桜花姫が単独であったずしおも戊力的には党囜各地の歊士団党勢力に匹敵するのではず各村萜の領䞻達が独自で掚枬 。各地の村人達には間違っおも最䞊玚劖女の月圱桜花姫だけには絶察に手出しするなずこっ酷く忠告したのである。
「ですが桜花姫 今回の神隠しの敵察者が極悪非道の匪賊だずしおも油断倧敵ですよ桜花姫様の倚甚される劖術は倩䞋無双かも知れたせんが 油断すれば絶䜓絶呜ぞず盎結するでしょう 」
「えっ はぁ 」
『八正道様は極床の心配性だわ 』
圌女自身内心では八正道が口喧しいず感じるものの 。八正道に感謝する。
「助蚀感謝するわね 八正道様 」
桜花姫は即座に北囜ぞず出掛けたのである。
「桜花姫様 」
『圌女は電光石火みたいですね 』
八正道は城䞋町から疟走する桜花姫を芋届ける。

第䞃話

墓堎
東囜の城䞋町から移動を開始しおより数十分埌 。桜花姫は東囜ず北囜の囜境に䜍眮するずある片田舎ぞず到達する。
『歀凊が北囜ずの囜境みたいね 』
北囜の村里は非垞に殺颚景であり過疎化した麊畑ばかりである。
『北囜っお随分ず殺颚景の田舎町なのね 』
䞍可解にも囜境の村里には村人が誰䞀人ずしお確認出来ない。
『無人地垯だわ 』
桜花姫は適圓に麊畑を眺望し続ける。
「えっ」
するず赀子を抱き抱えた癜装束の長髪の女性が村里にお発芋 。女性は麊畑近蟺の村道に䜇立する桜花姫を凝芖し続ける。
『村里の芪子かしら』
䞀方の桜花姫は赀子を抱き抱えた女性を発芋するず恐る恐る女性ぞず近寄る。
『母芪は倧怪我したみたいね 』
母芪の癜装束は圌方歀方が血塗れであり皮膚の衚面には無数の倖傷が確認出来る。
『圌女に䞀䜓䜕が』
桜花姫は䞀瞬戊慄するものの 。
「䞀寞あんた 倧䞈倫かしら倧怪我したの」
桜花姫は恐る恐る女性の安吊を確認する。䞀方の母芪は無衚情であったものの 。恐る恐る近寄る桜花姫を凝芖し続けるず無蚀の様子で睥睚したのである。
「えっ 」
『腹立たしいわね 歀奎 䜕様かしら』
芋ず知らずの母芪に睥睚された桜花姫は内心母芪の態床に腹立たしくなる。
「あんた 䜕よ」
桜花姫も母芪に睥睚し返したのである。するず数秒埌 。
「えっ䞀寞」
母芪は無蚀の様子で䞀目散に逃走し始めたのである。
『劂䜕しお母芪は私から逃走しちゃったのかしら』
桜花姫は即座に逃走䞭の母芪を远跡する。
『圌女っお 俗界の人間だったのかしら』
母芪の様子は異質的であり母芪の正䜓が人間の女性なのか非垞に気になる。
『圌女の正䜓 気になるわね 』
䞀方正䜓䞍明の母芪は墓堎ぞず朜入したのである。
『歀凊は墓堎だわ 』
桜花姫は只管に正䜓䞍明の母芪を远尟し続ける。
『母芪は』
桜花姫も恐る恐る墓堎ぞず朜入したのである。
「先皋の母芪は䞀䜓䜕者だったのかしら」
『圌女からは霊気らしい霊気は感じられなかったけれども 』
桜花姫は赀子を抱き抱えた母芪らしき人物が俗界に存呜する人間なのか劂䜕なのかを疑問芖し始める。
「母芪の雰囲気ず姿圢から刀断しお 」
『ひょっずするず圌女の正䜓っお俗界ずは無瞁の化身なのかも知れないわね 母芪は黄泉の䞖界の亡霊なのかしら』
桜花姫は母芪の正䜓が黄泉の䞖界の亡霊であるず掚枬する。正䜓䞍明の母芪を远尟しおより数分埌 。先皋の母芪らしき女性ず再床遭遇したのである。桜花姫は即刻母芪らしき女性に近寄ろうかず思いきや 。
「えっ」
桜花姫は異様の光景に驚愕する。
「あんたは劂䜕しお党裞なのよ」
母芪は癜装束を脱衣した状態であり裞䜓の状態だったのである。
『恥知らずだわ 圌女は正気なの』
圌女は赀子を抱き抱えた状態から母乳ず赀子の前頭郚を密着させる。
「䞀寞あんた赀子に䜕するのよ」
目前の光景は凊女の桜花姫にずっお非垞に䞍愉快であり䞀瞬膠着化する。桜花姫は恐る恐る墓石から母芪の様子を芳察したのである。
『母芪は䞀䜓䜕を』
するず赀子の肉䜓が液䜓化したのである。
「えっ 」
『赀子が 』
党身が液状化した赀子は党身の肉䜓諞共母芪の䜓内ぞず䞀瞬で捕食され 。
「ひっ」
赀子は母芪の䜓内に吞収されたのである。
『圌女 赀子の肉䜓を吞収するなんお 』
桜花姫は予想倖の出来事により愕然ずする。
『人間の血肉を吞収出来る特質 』
桜花姫は母芪の正䜓を確信したのである。
『母芪の正䜓は 』
䞀方の母芪は郚倖者の桜花姫を凝芖したかず思いきや 。䞍吉の衚情で桜花姫を冷笑し始める。桜花姫は恐る恐る 。
『ひょっずしお神隠しの真犯人は悪霊の【亡霊劖婊】だったのね 』
亡霊劖婊ずは人間の赀子を捕食する母芪の悪霊であり姿圢のみなら人間の女性である。亡霊劖婊の正䜓は戊乱時代に頻発した戊乱やら疫病によっお赀子が死去した母芪達の無念の集合䜓ずされ 。人間の赀子を自身の䜓内ぞず吞収する性行為も赀子に察する極床の執着心ず愛情衚珟である。別名ずしおは産女やら鬌子母神ずも呌称される。
「亡霊劖婊」
桜花姫は咄嗟に亡霊劖婊の近蟺ぞず接近する。
「私が母芪達の霊魂であるあんたを成仏させるわ」
桜花姫は䜓内の劖力を蓄積させるず萜雷の劖術を発動 。
「亡霊劖婊 芚悟するのね」
小芏暡の入道雲を近蟺の倩空ぞず凝瞮させたのである。
「萜雷で死滅しなさい 亡霊劖婊」
近蟺の倩空党域が黒色の入道雲に芆い包たれたかず思いきや 。小芏暡の入道雲から萜雷攻撃を発動させる。高火力の萜雷は亡霊劖婊の頭頂郚ぞず萜䞋したのである。
『萜雷が盎撃したわね 』
匷烈なる萜雷攻撃によっお桜花姫は䞀瞬䞡目を閉県させる。萜雷の砎壊力は非垞に絶倧であり地面を容易く陥没させたのである。
『亡霊劖婊は他愛無いわね♪瞬殺だったわ♪』
亡霊劖婊は垞人ず同様に肉䜓が非垞に脆匱であり無数の血肉やら手足の肉片は勿論 。䜓内の臓物が陥没した地面に圌方歀方に飛散する。
「亡霊劖婊 」
『圌女を仕留めたかしら』
桜花姫は恐る恐る䞡目を芋開いたのである。暙的の亡霊劖婊を仕留めたか劂䜕なのかを再確認する。
『劂䜕やら亡霊劖婊を完党に仕留めたみたいね♪正盎亡霊劖婊盞手には過剰攻撃だったでしょうけれど 』
目前の光景は叫喚地獄の光景であるものの 。
『無防備の状態で萜雷が盎撃しちゃえば誰だっお死滅するわよね♪』
桜花姫は今床こそ手応えを感じる。
『亡霊劖婊を無事埁䌐したから私は西囜に戻りたしょうかね 』
桜花姫は䞀安心したのか西囜の村里ぞず戻ろうかず思いきや 。
「えっ」
背埌から極床の胞隒ぎを感じる。
『胞隒ぎだわ 』
背埌より埮匱の霊気を察知したのである。
『䜕かしら』
桜花姫は恐る恐る背埌を譊戒 。
「えっ 」
背埌の様子を確認する。
『亡霊劖婊の血肉が 』
萜雷攻撃によっお党身の肉䜓を粉砕された亡霊劖婊の無数の血肉が融合化し始めたのである。
『歀奎 再生胜力なんお鬱陶しいわね』
亡霊劖婊の肉䜓は数秒間で元通りに埩掻する。
『粉砕された肉䜓が䞀瞬で元通りなんお 亡霊劖婊は䞍死身の肉䜓なのね 』
桜花姫は元通りの亡霊劖婊に苛立ったのである。
『圌女は生呜力ず治癒力だけなら芏栌倖だわ 』
亡霊劖婊は桜花姫の愕然ずした衚情を凝芖するず䞍吉の衚情で埮笑み始める。するず亡霊劖婊は口蟺から猛毒の溶解液を噎射したのである。
『毒液かしら』
桜花姫は咄嗟に劖力で半透明の防壁を圢成し始め 。劖力の防壁により猛毒の溶解液から間䞀髪本䜓を防備出来たのである。䞀方劖力の防壁呚蟺の地面は亡霊劖婊が噎射した猛毒の溶解液によっお容易く液状化する。
「劂䜕やら危機䞀髪だったわ 」
『劖力の防壁を発動しなかったら倧怪我したでしょうね 』
桜花姫は䞀安心するものの 。
『私は亡霊劖婊の霊気を芋瞊り過ぎたわね 』
桜花姫の衚情が険悪化したのである。桜花姫は䜓内の劖力を蓄積させる。
「亡霊劖婊 今床こそ芚悟なさい」
桜花姫は念力の劖術を発動 。するず亡霊劖婊は党身の肉䜓が肥倧化し始めたのである。䞀方の亡霊劖婊は無衚情で桜花姫を凝芖し続ける。
「亡霊劖婊♪」
亡霊劖婊の皮膚の衚面からどす黒い倧量の血液が流れ出始める。
「あんたは砎裂するのね♪」
超垞珟象によっお亡霊劖婊の䜓内から党身の肉䜓を砎裂させたのである。呚蟺の地面には砎裂した無数の肉片やら血肉が飛散する。
『亡霊劖婊は再埩掻するかしら』
先皋発動した念力の劖術は様子芋であり亡霊劖婊の肉䜓が再生胜力によっお元通りに埩掻するのか劂䜕なのかを再確認したかったのである。亡霊劖婊の肉䜓は䞀瞬で砎裂したものの 。砎裂した無数の肉片が再床融合化し始める。亡霊劖婊の肉䜓は数秒間で元通りに戻ったのである。
「亡霊劖婊 本圓に再埩掻したわね 」
『正盎亡霊劖婊は鬱陶しい悪霊だけど 私にもこんな䞍老䞍死の再生胜力が 』
桜花姫は内心亡霊劖婊の再生胜力を矚望する。
『亡霊劖婊の再生胜力の攻略法は』
即座に透芖胜力を発揮出来る心県の劖術を発動させる。
『亡霊劖婊の匱点は䜕かしら』
「えっ」
心県の劖術の透芖胜力によっお亡霊劖婊の腹郚䞭心郚より正䜓䞍明の氎晶䜓を発芋したのである。
『亡霊劖婊の䜓内から氎晶䜓だわ 䞀䜓䜕かしら』
桜花姫は亡霊劖婊の䜓内の氎晶䜓を凝芖する。
『亡霊劖婊の氎晶䜓が気になるわね ひょっずしお䜓内の氎晶䜓は亡霊劖婊の本䜓なのかしら』
桜花姫は念力の劖術を再発動 。䜓内から亡霊劖婊の腹郚を砎裂させたのである。亡霊劖婊の腹郚が砎裂した盎埌 。亡霊劖婊の砎裂した䜓内より亡霊劖婊の本䜓ず思しき半透明の氎晶䜓を摘出したのである。
『亡霊劖婊の氎晶䜓だわ♪』
半透明の氎晶䜓が地面ぞず萜䞋したかず思いきや 。
「ん」
地面に萜䞋した氎晶䜓は蛍光色ぞず発光したのである。盎埌に呚蟺の地面に散乱した無数の血肉が蛍光色の氎晶䜓ぞず密着し始める。
『劂䜕やら䜓内の氎晶䜓こそが亡霊劖婊の本䜓っぜいわね 』
念力の劖術で粉砕された亡霊劖婊の肉䜓であるが 。粉砕された亡霊劖婊の肉䜓は数秒間で元通りに埩掻したのである。
「亡霊劖婊は元通りに戻ったでしょうけど 匱点さえ芋砎れちゃったら亡霊劖婊なんお楜勝だわ芚悟するのね」
亡霊劖婊の匱点を芋砎った桜花姫は爆砎の劖術を発動するず䜓内の氎晶䜓を粉砕 。䜓内の氎晶䜓が粉砕されるず亡霊劖婊の再生胜力が発動しなくなる。
「亡霊劖婊 完党消滅しなさい 」
即座に火炎の劖術を発動 。
『今床こそ亡霊劖婊を仕留められたわね 』
粉砕された亡霊劖婊の肉䜓諞共䜓内の氎晶䜓の砎片を完膚なきたでに焌倱させる。
「子䟛を亡くした母芪達の霊魂 今床こそ成仏するのね 」
桜花姫は呚蟺を恐る恐る譊戒したのである。
『西囜に戻ろうかしら 』
亡霊劖婊ずの戊闘が終了しおより䞀時間埌 。桜花姫は無事に西囜の村里ぞず戻ったのである。
『圌女は 』
「亡霊劖婊は予想倖に手匷かったわね 」
無事に家屋敷ぞず戻った桜花姫は䞀息するず寝転び始める。
『随分掟手に劖術を連発しちゃった圱響かしら』
劖力を䜙分に連発した結果 。
『極床に息苊しいわね 』
䜓内の劖力を過剰に消耗したのである。
「亡霊劖婊は私より栌䞋の盞手だったけれど 」
『最䞊玚劖女である私が栌䞋の悪霊を盞手に消耗戊なんおね 』
桜花姫は今回の出来事から自分自身の傲慢さず力䞍足を痛感する。
『今回は完党に軜率だったわね 』
桜花姫は極床の疲劎困憊の圱響からか熟睡したのである。

第八話

路地裏
母芪達の無念の集合䜓 。亡霊劖婊ずの血みどろの戊闘から二日埌の出来事である。近頃 。南囜の村里では若霢の村嚘達が衰匱化する䞍吉の超垞珟象が頻発したのである。
『今回も面癜そうな事件ね今床は䞀䜓䜕が出珟したのかしら』
圌女達の噂話を聎取した桜花姫は欣喜雀躍の気分で南囜の村里ぞず盎行する。移動を開始しおより䞀時間半埌 。
『歀凊が今回の事件珟堎みたいね 』
桜花姫は南囜の村里ぞず到達したのである。
『今回も悪霊の仕業かしら♪ひょっずしお今床も面癜そうな悪霊が出珟するかしら♪』
桜花姫は目的地である南囜の村里ぞず到達したものの 。南囜の村里は非垞に物静かであり倖出䞭の村人は誰䞀人ずしお確認出来ない。
『過疎地だからかしら歀凊では人気が感じられないわね 䜏宅街は劂䜕かしら』
䜏宅街ぞず移動するのだが 。
『やっぱり人気は皆無ね 』
村里党䜓が重苊しい空気であり極床の息苊しさを感じさせる。
「䞍吉だわ 」
『村里の空気も重苊しいし 即刻事件を解決しお西囜に戻りたしょう 』
するず盎埌 。
「えっ」
各家屋敷から無数の物音が響き枡る。
『䜕かしら』
各家屋敷より出刃包䞁やら鈍噚を所持した老若男女の村人達が同時に倖出する。
『圌等は村人達』
村人達の様子は非垞に殺䌐ずした雰囲気であり桜花姫は倧勢の村人達に包囲されたのである。
「あんた達 䞀䜓䜕よ」
桜花姫は村人達に譊戒する。
「正気かしら」
『圌等の様子が可笑しいわね 』
村人達の衚情を芳察するず圌等は無衚情であり誰䞀人ずしお自身に察する殺気は勿論 。粟気は感じられない。
『無感情の傀儡人圢みたいな雰囲気だわ 村人達は劂䜕しちゃったのかしら』
村人達は無衚情で桜花姫を盎芖し続けた盎埌 。
「あんた達は䜕よ」
村人達は無蚀の様子で圌女に殺到したのである。
「本気なの」
『人間の分際で私に手出しするなんお無謀なのよ』
桜花姫は即座に睡眠の劖術を発動 。
「悪いけど 非力のあんた達は私の劖術で熟睡しちゃいなさい」
睡眠の劖術により殺到する村人達を気絶させたのである。
『所詮盞手は非力の人間他愛無いわね』
桜花姫は譊戒した様子で恐る恐る䜕人かの村人達に接觊する。
「非垞に䞍自然だったわね 」
『村人達は䜕者かによっお掗脳された状態だったわ 䞀䜓誰が村人達を掗脳したのかしら』
盎埌 。
「きゃっ」
近蟺の路地裏から人間の少女らしき悲鳎が響き枡る。
「えっ」
『少女の悲鳎だわ 䞀䜓䜕事かしら』
気になった桜花姫は即座に路地裏ぞず急行したのである。

第九話

幻術
桜花姫が急行した同時刻 。村道の路地裏では䞀人の若霢の村嚘が花魁らしき色癜の女性に捕捉されたのである。
「あんたは私からは逃げられないわよ♪奜い加枛芳念しなさい♪」
「きゃっ誰か誰か」
村嚘は必死に抵抗するものの 。花魁らしき色癜の女性は小柄の倖芋ずは裏腹に非垞に力匷く村嚘の力量では抵抗すら出来ない。
「あんたは倧人しくするのね 村里で無事なのは小嚘のあんただけよ♪あんたの枅心を頂戎するわね芚悟なさい」
色癜の女性は赀面した衚情で無理矢理に村嚘に接吻 。
「ぎゃっぐっ」
村嚘は色癜の女性に口移しされた盎埌である。
「はぁ 」
村嚘は党身が脱力し始め 。意識が喪倱した状態であり地面に暪たわったのである。色癜の女性は満足気に 。
「矎味しかったわね人間の少女の枅心は玔真無垢だから非垞に矎味だったわ」
色癜の女性は村嚘の枅心を掗い浚い完食 。
「今床は」
即座に村里から脱出する盎前である。
「えっ䜕者かしら」
䜕者かが色癜の女性の背埌に出珟する。
「䞀郚始終様子を目撃しちゃったけど 劂䜕やら今回の事件はあんたの仕業だったみたいね♪」
「誰かず思いきや 」
色癜の女性は背埌の桜花姫を盎芖した盎埌 。冷笑し始める。
「あんたは最䞊玚の劖女 月圱桜花姫だったかしら♪」
「あんたは悪霊の【亡霊花嫁】だったわね♪悪霊なのに人語で喋れるなんお 」
亡霊花嫁ずは亭䞻に殺害された什倫人の亡霊である。姿圢こそ玠肌が色癜であり煌びやかな花柄の着物姿の女性であるが 。亡霊花嫁は正真正銘女性の悪霊であり人間界の公甚語で他者ずも䌚話出来る。亡霊花嫁は他者ずの接吻によっお人間の枅心を吞収出来 。玔真無垢の女子の枅心こそ悪霊の亡霊花嫁にずっおは最高の嗜奜品である。
「所詮は悪霊の分際なのに♪ひ匱の女の子を盞手に接吻なんおね あんたは䜙皋の悪趣味みたいね♪悪霊らしいけれど♪」
桜花姫に挑発された亡霊花嫁であるが 。圌女は䞍吉の笑顔で返答する。
「あんたは口喧しい小嚘だわ 折角だからね♪口喧しいあんたの枅心も吞収しちゃおうかしら♪」
「私の枅心ですっおあんたなんかに出来るかしら♪亡霊花嫁♪」
䞀方の桜花姫は再床亡霊花嫁に挑発したのである。
「私は其凊等の人間の女の子みたいに♪簡単には接吻出来ないわよ♪」
「月圱桜花姫 無論あんたは人倖の劖女だから手加枛しないからね 」
亡霊花嫁は笑顔の衚情から険悪化した衚情に䞀倉する。
「あんたの身動きを無力化するわ 芚悟するのね 」
亡霊花嫁は幻術を発動したのである。
「えっ」
呚蟺の地面より半透明化した觊手が無数に出珟したかず思いきや 。
『半透明の觊手かしら』
半透明の無数の觊手が桜花姫の党身に密着し始める。
「きゃっ」
半透明の觊手は桜花姫の身䜓髪膚を拘束したのである。
「ぐっ」
桜花姫は半透明の觊手によっお身動き出来なくなる。
『ひょっずしお觊手は亡霊花嫁の幻術かしら身動き出来ないわ 』
亡霊花嫁は䞀歩ず぀膠着状態の桜花姫に近寄り始める。
「いい気味だわ♪桜花姫♪觊手で拘束された気分は劂䜕かしら」
亡霊花嫁は冷笑した様子で桜花姫に問い掛ける。
「私の幻術で身動き出来なくなったわね♪最䞊玚劖女の月圱桜花姫♪先皋の嚁勢は劂䜕しちゃったのかしら」
亡霊花嫁は桜花姫の目の前ぞず近寄るず桜花姫の頬っぺたに接觊する。
「折角の機䌚だからね♪暇朰しにあんたの枅心も頂戎するわね♪月圱桜花姫♪」
亡霊花嫁は非垞に興奮したのか衚情が赀面し始める。
「私に遭遇したのが䞍運だったのよ 月圱桜花姫♪あんたは芳念するのね♪」
亡霊花嫁は身動き出来なくなった桜花姫に口移ししたのである。
「ぎゃっ」
『䜓内の劖力が 圌女に吞収されちゃうわ 』
桜花姫は亡霊花嫁の口移しによっお䜓内の劖力が吞収される。
「あんたは腹立たしい劖女だったけれど あんたの枅心も矎味だわ♪」
『衰匱死するのね 桜花姫♪』
亡霊花嫁は倧喜びした盎埌 。
「んぎゃっ」
亡霊花嫁は突然気味悪くなったのか口先から倧量の鮮血を吐血したのである。
「えっ」
『䞀䜓䜕が 』
䞀方の桜花姫は亡霊花嫁の突然の吐血に䜕事かず驚愕する。
『劂䜕しお亡霊花嫁は吐血したのかしら』
吐血した亡霊花嫁は恐る恐る桜花姫から埌退りし始める。
「ぐっ 月圱桜花姫 」
『あんたは 玔真無垢の枅心ずは皋遠い存圚だったみたいだわ 私を吐血させるなんおね 』
亡霊花嫁は膠着状態の桜花姫を睥睚したのである。
「劂䜕しお桜花姫の心情は 人䞀倍どす黒く䞋劣なのかしらあんたみたいな䞍朔ず遭遇したのは久方振りね 」
䞀方の桜花姫は亡霊花嫁の䞍朔発蚀に苛立ったのか腹立たしくなる。
「なっ誰よりも枩厚節実の女神様である私に䞍朔ですっお」
亡霊花嫁の倱蚀に反応したのか桜花姫の金瞛りが解陀されたのである。亡霊花嫁に怒号した桜花姫は即座に倩道倩県を発動 。亡霊花嫁の幻術を無力化したのである。桜花姫の党身に密着する半透明の觊手も幻術の無力化によっお消滅し始める。
「あんたは 私の幻術を自力で解陀するなんおね 」
亡霊花嫁は自力で幻術を解陀させた桜花姫に驚愕したのである。
「残念だったわね♪亡霊花嫁♪神性劖術の倩道倩県を発動しちゃえばあんたの幻術だっお容易に無力化出来るのよ♪」
「なっ」
亡霊花嫁は桜花姫の発蚀に動揺し始める。
「倩道倩県ですっお」
『こんな劖女の小嚘が 神性劖術の倩道倩県を 』
亡霊花嫁は桜花姫に畏怖したのか恐る恐る埌退りしたのである。
「亡霊花嫁♪私に察する恐怖心かしら今床は私が反撃するからね♪」
「反撃ですっお 」
桜花姫は䞀歩ず぀亡霊花嫁に近寄り始める。
「あんたは芚悟なさい♪亡霊花嫁♪」
桜花姫は亡霊花嫁に倉化の劖術を発動 。
「女神様の私に䞍朔っお倱蚀した倩眰よ♪あんたは风玉に倉化しちゃいなさい♪」
十八番である倉化の劖術により亡霊花嫁の肉䜓を自身の倧奜きな果実の风玉に倉化させたのである。
「亡霊花嫁は风玉に倉化したわね♪成仏しなさい♪」
桜花姫は即座に果実の风玉に倉化した亡霊花嫁を頬匵る。
『本来が悪霊だずしおも果実の风玉に倉化させれば矎味だわ』
するず盎埌 。
「えっ 私は 」
先皋亡霊花嫁に枅心を吞収された村嚘が恐る恐る目芚めたのである。
「私は 䞀䜓䜕を 悪霊は単なる悪倢だったのかしら」
村嚘の様子に桜花姫は䞀安心する。
『劂䜕やら亡霊花嫁に吞収された村人達の枅心が無事に戻ったみたいね 』
「䞀先ずは䞀件萜着ね」
事件が解決するず桜花姫は即刻西囜の村里ぞず戻ったのである。

第十話

土偶
花魁の悪霊 。亡霊花嫁ずの死闘から四日埌である。北囜の山奥には黄金山ず呌称される倧山が存圚する。黄金山は叀代文明の宝庫ずされ 。叀代文明時代に䜿甚された数倚くの土噚やら宝物が発芋されたのである。黄金山は叀代文明の宝庫ずしお有名であるが 。近頃の出来事である。黄金山の掞窟に存圚するずされる祭壇には四䜓の土偶が安眮されたのだが 。真倜䞭の深倜垯にお祭壇に安眮された四䜓の土偶が勝手に動き出すずの噂話が北囜の村里党域に出回ったのである。
『真倜䞭に土偶が動き出すなんお䞍吉ね 今回も悪霊の仕業なのかしら』
最䞊玚劖女の桜花姫は真倜䞭に動き出す土偶の噂話を傟聎 。即座に北囜の村里ぞず移動したのである。北囜の村里から移動しおから二時間埌 。桜花姫は北囜の山奥に聳え立぀黄金山ぞず到達したのである。
『劂䜕やら歀凊が問題の黄金山みたいね 』
時間垯は真倜䞭の深倜垯であり人気は感じられず 。山䞭の颚音ず川音が物静かに響き枡る。
『掞窟を探玢したしょう 』
桜花姫は掞窟の探玢を開始したのである。掞窟の探玢を開始しおより数十分埌 。
『掞窟だわ 』
山䞭の掞窟らしき堎所を発芋したのである。
『問題の堎所は歀凊かしら』
時間垯が真倜䞭であり掞窟内郚は挆黒の暗闇であったが 。
『こんな堎合こそ♪』
桜花姫は発光䜓の劖術を駆䜿したのである。
『芖界が暗闇でも安心しお移動出来るわね♪』
桜花姫の呚囲より耇数の鬌火が出珟し始め 。空䞭を浮遊する。
『こんな堎合こそ発光䜓の劖術は䟿利なのよね♪』
発光䜓の劖術により芖界が安定化したのである。
『掞窟内郚ぞず移動したしょう 』
桜花姫は暗闇の掞窟を盎進し続ける。掞窟を盎進しおより十数分埌 。倧昔の祭壇らしき堎所ぞず到達したのである。
『祭壇だわ 』
叀代遺跡の祭壇らしき堎所には身長䞉尺皋床の土偶が四䜓確認出来 。
『四䜓の土偶だわ 劂䜕やら歀凊が問題の聖域みたいね 』
歀凊が事件珟堎であるず確信する。桜花姫は譊戒した様子で恐る恐る四䜓の土偶に近寄り始め 。䞀䜓ず぀土偶の衚面に接觊したのである。
『土偶 今倜は動き出すのかしら』
数分間が経過するのだが 。
『別に 倧䞈倫そうだけど 』
四䜓の土偶からは悪霊特有の霊気も感じられなかったのである。
「はぁ 」
『圓然だけど土偶は動き出さないわね 』
䜕も進展せず 。桜花姫は萜胆する。
「悪霊の霊気も感じられないし 今迄の苊劎は䜕だったのかしら」
『戻っお熟睡したしょう 』
桜花姫は西囜の村里ぞず戻ろうかず思いきや 。
「えっ」
突劂ずしお四䜓の土偶の䞡目が蛍光色に発光し始める。䞡目が発光し始めた数秒埌 。四䜓の土偶が空䞭を浮遊したのである。
『土偶が 空䞭を』
桜花姫は突然の超垞珟象に驚愕する。
「圌等の正䜓は 」
『【霊魂土偶】かしら』
霊魂土偶ずは亡者の霊魂が噚物である土偶に憑霊 。誕生したずされる噚物の悪霊の䞀皮ずしお知られる。特定の地方では別名ずしお叀代文明の亡霊やら土偶の付喪神ずも呌称される。
『真倜䞭に動き出す土偶の正䜓は 霊魂土偶だったのね 』
するず四䜓の霊魂土偶は䟵入者である桜花姫を敵察芖し始め 。発光した䞡目からは埮现の殺人光線を射出したのである。
『䞡目から殺人光線ね 』
桜花姫は即座に劖力の防壁を発動 。霊魂土偶の殺人光線を無力化したのである。
「こんな皋床の攻撃なんお 私には通甚しないわよ」
桜花姫は念力の劖術を発動 。
「あんた達は砕け散りなさい」
浮遊し続ける四䜓の霊魂土偶を念力で粉砕したのである。
「霊魂土偶は 他愛無いわね 」
呚蟺の地面には霊魂土偶の砎片が飛散する。
『片付けられたし 西囜の村里に戻ろうかしら 』
桜花姫は西囜の村里に戻ろうかず思いきや 。背埌より耇数の気配を感じる。
「えっ 」
『䜕かしら気配 』
桜花姫は譊戒した様子で恐る恐る背埌の様子を確認する。
『劂䜕やら 簡単には仕留められないわね 』
粉砕された四䜓の霊魂土偶が再生し始め 。数秒間で元通りに戻ったのである。
『霊魂土偶の再生胜力は亡霊劖婊に匹敵するわね 』
するず四䜓の霊魂土偶は䞡目が蛍光色に点滅し始める。
『霊魂土偶の䞡目が点滅したわ 』
桜花姫は霊魂土偶の異倉に譊戒する。
『䞀䜓䜕が』
譊戒した盎埌 。四䜓の霊魂土偶が同時に党身の肉䜓が発光し始めたのである。
「きゃっ」
桜花姫は霊魂土偶の突然の発光に瞑目する。
「えっ 」
四䜓の霊魂土偶は党身が発光した状態で融合化し始め 。
『四䜓の霊魂土偶が 』
四䜓の霊魂土偶は䞀䜓の巚倧霊魂土偶ずしお䞀䜓化したのである。
『劂䜕やら本領みたいだわ 』
䞀䜓化した霊魂土偶は六尺皋床の䜓躯ぞず巚倧化する。
『䞀䜓化した圱響かしら先皋の霊魂土偶よりも霊気が䞊昇したわね 』
融合化の効力により霊魂土偶の霊気は倍以䞊に䞊昇したのである。するず霊魂土偶は敵察者の桜花姫の方向を盎芖する。䞡目から殺人光線を射出するのだが 。融合化した霊魂土偶は殺人光線を広範囲に拡散させたのである。
『䞀䜓化した霊魂土偶は光線を拡散させられるの』
桜花姫は即座に劖力の防壁を発動 。間䞀髪霊魂土偶の殺人光線を無力化する。霊魂土偶の攻撃は無力化出来たものの 。
「えっ 」
霊魂土偶は浮遊した状態から高速移動で桜花姫の腹郚に突進したのである。
「きゃっ」
桜花姫は霊魂土偶の突進により吹っ飛ばされ 。
「ぐっ」
背䞭が背埌の岩壁に匷打したのである。桜花姫は地面に暪たわる。
「ぐっ 」
『迂闊だったわ 突進攻撃なんお 』
桜花姫は党身の匷打により背䞭の䞀郚を骚折 。極床の苊痛により身動き出来なくなる。䞀方の霊魂土偶は地面に暪たわった状態の桜花姫の目前ぞず着地 。再床䞡目が発光し始める。
『こんな悪霊を盞手に 』
桜花姫は霊魂土偶に倉化の劖術 。所謂事象の倉化を発動する。
『霊魂土偶 桜逅に倉化しろ』
霊魂土偶が殺人光線を射出する寞前 。霊魂土偶は桜花姫の倉化の劖術により倧奜きな桜逅ぞず倉化したのである。
「はぁ 」
桜花姫は安堵する。
『危機䞀髪だったわね 』
数秒間が経過するず背䞭の骚折も治癒の劖術により元通りに再生したのである。
「骚折郚分も元通りに再生出来たわ 」
『早速 』
桜花姫は小皿に配眮された桜逅を䞀口で平らげる。
『霊魂土偶を捕食した圱響ね 』
掞窟内郚の霊気が鎮静化したのである。
『悪霊事件は無事に解決出来たわね今床こそ西囜に戻りたしょう 』
桜花姫は暗闇の掞窟を無事に脱出出来 。西囜の村里ぞず戻ったのである。

第十䞀話

猛吹雪
土偶の付喪神 。霊魂土偶ずの戊闘から二日埌の出来事である。ずある䞉人の匪賊達が北囜の過疎化したばかりの廃村ぞず䟵入する。
「頭領頭領歀凊は無人の廃村みたいですぜ」
小柄の匪賊が満面の笑顔で近寄る。
「無人の廃村か 」
倧柄の匪賊が呚蟺を眺望したのである。
「劂䜕やら人気は無さそうだな 」
小柄の匪賊が満面の笑顔で発蚀する。
「無人の廃村なら俺達の朜窟ずしお思う存分に利甚出来そうですぜ」
廃村は人気が党䜓的に皆無である。
「非垞に奜郜合だ であれば早速歀凊の廃村を占拠するか 」
朜窟ずしお利甚するのであれば非垞に奜郜合であるず刀断する。
「頭領頭領」
するず䞭柄の匪賊が小声で恐る恐る 。
「今床は䜕事だ」
倧柄の匪賊は面倒臭そうな様子で反応する。
「村嚘ですよ歀凊の村嚘を発芋したしたぜ」
「んこんな無人の廃村に村嚘だっお本圓なのか」
䞭柄の匪賊は仲間の二人を案内したのである。無人の廃村䞭心地にはずある祭壇が蚭眮され 。祭壇の近蟺には小柄の女性が埘埊䞭だったのである。女性は玠顔こそ䞍明であるものの 。女性は黒髪の長髪であり服装は癜装束の着物姿である。䞉人の匪賊達は近蟺の民家から恐る恐る癜装束の女性を芳察する。
「劂䜕やら本圓みたいだな 」
「圌奎は䞀䜓䜕を」
するず小柄の匪賊が赀面した様子で 。
「圌奎 可愛らしい雰囲気ですね胞郚の谷間ずか 」
「えっ 」
「歀奎は盞圓の物奜きだな 」
二人は赀面する小柄の匪賊に苊笑いしたのである。
「ですが劂䜕しおこんな堎所に村嚘が䞀人で」
䞭柄の匪賊が身震いした様子で発蚀する。
「ひょっずしお圌奎の正䜓 女人の悪霊ずか俺の考え過ぎかも知れないが 」
䞭柄の匪賊の発蚀に二人は困惑したのである。
「はっ悪霊っお 」
「其方は銬鹿者か村嚘は人間の小嚘だろう所詮悪霊なんお単なる子䟛隙しだな 悪霊が本圓に存圚するなら䞀床遭遇したいぜ」
二人の匪賊は悪霊の存圚を党吊定するのだが 。
「ですがこんなにも人気の無さそうな無人の廃村で 人間の村嚘が䞀人で行動するなんお絶察に可笑しいですよ䞍自然ですぜ」
「倧袈裟だな 」
するず小柄の匪賊が恐る恐る 。
「えっ 村嚘は」
「ん」
先皋祭壇の近蟺で埘埊䞭だった村嚘を芋倱ったのである。
「村嚘は雲隠れしたのか」
䞭柄の匪賊が畏怖した様子で 。
「恐らく圌女は廃村の地瞛霊ですよ即刻廃村から逃げたしょうこんな堎所に長居し続ければ俺達は村嚘の悪霊に呪い殺されちたいたすよ」
畏怖し続ける䞭柄の匪賊に匪賊の頭領が怒号する。
「銬鹿者が䜕が悪霊だ倧䜓村嚘が悪霊だっお蚌拠は圌奎の正䜓が本物の悪霊だっお確蚌出来るのか」
倧柄の匪賊が怒号した盎埌 。背埌より極床の悪寒戊慄ず気配を感じる。
「えっ 」
圌等は背埌を譊戒 。恐る恐る背埌の様子を確認する。
「ひっ」
圌等の背埌には先皋祭壇の近蟺で埘埊䞭だった癜装束の女性が䞉人の背埌に䜇立したのである。
『歀奎 䞀瞬で移動しやがったのか』
癜装束の女性は矎的の容姿であるが青色の口玅 。䞡目の瞳孔は血玅色であり人間の女性ずは無瞁の雰囲気だったのである。倧柄の匪賊は恐る恐る 。
「歀奎は 本物の悪霊なのか」
するず癜装束の女性は冷笑した衚情で倧柄の匪賊に接觊し始めたのである。
「んあんたは 䞀䜓䜕を」
盎埌 。
「なっ」
倧柄の匪賊は䞀瞬で党身が氷結され肉䜓が厩れ萜ちる。
「ひっ歀奎は本物の悪霊だぞ」
「俺達も悪霊に打っ殺されちたう逃げろ」
二人の匪賊は極床の恐怖心からか䞀目散に逃走したのである。二人は廃村の郊倖にお䞀䌑みする。
「はぁ はぁ 」
「俺達 廃村で本物の悪霊ず遭遇しちたうなんお 」
「最悪だな 頭領は小嚘の悪霊に打っ殺されちたったし 」
「今埌は 劂䜕するよ」
盎埌である。
「えっ」
「寒気か」
再床極床の寒気を感じる。
「ひょっずしお寒気の正䜓は 」
するず小柄の匪賊の巊偎真暪より先皋の癜装束の女性が笑顔で凝芖する。
「ひっ小嚘の悪霊」
圌等は癜装束の女性ずの遭遇に萜涙し始めるず䞀目散に逃走 。党身党霊で疟走したのである。同日の真昌 。桃源郷神囜党域にお猛吹雪による寒颚が各蟲村地垯で頻発したのである。突劂ずしお頻発した猛吹雪は蟲村の村人達を衰匱死させる。
『こんな季節に暎颚雪が頻発するなんお 暎颚雪の䞻原因は䞀䜓』
僧䟶の八正道はずある蔵屋敷の窓際から恐る恐る倖郚の雪景色を眺望したのである。
『ひょっずしお今回も悪霊が出珟した悪圱響なのでしょうかであれば非垞に䞍吉ですね 』
八正道は突劂ずしお発生した猛吹雪を超垞珟象の悪圱響であるず認識する。
『超垞珟象による倩倉地異ですかね』
猛吹雪の発生により誰しもが倖出出来なくなったのである。

第十二話

雪囜
猛吹雪が発生した翌日の真昌 。最䞊玚劖女の桜花姫は自宅にお無我倢䞭に倧奜きな小倉汁粉を頬匵ったのである。
『非垞に矎味だわ♪』
単独での間食であるものの 。人䞀倍食いしん坊の桜花姫は䞀瞬で小倉汁粉を平らげたのである。
『劂䜕しおこんな季節に 突然猛吹雪が発生したのかしら』
桜花姫は極床の胞隒ぎを感じる。
『こんなにも猛吹雪が発生するなんお䞍吉だわ 』
桜花姫は突然の猛吹雪が気になったのか倩道倩県を発動したのである。
「えっ 」
『劖力かしら』
するず北囜の廃村より珍劙なる劖女特有の劖力を察知する。
「北囜の廃村から劖力を感じるわ 」
即座に北囜の廃村ぞず出向いたのである。
『ひょっずしお今回の猛吹雪は劖女の仕業かしら』
桜花姫は亡霊劖婊での悪戊苊闘により極床の胞隒ぎを感じる。
『今回の盞手は䞀䜓誰なのかしら』
桜花姫は移動を開始しおから䞀時間埌 。
「歀凊ね 」
目的地である北囜の廃村ぞず到着したのである。
『目的地の廃村だけれども 正真正銘雪囜なのね 』
廃村党域が雪景色䞀色であり村人は誰䞀人ずしお確認出来ない。
『劂䜕やら廃村は無人地垯みたいね 圓然だけど人間の気配は感じられないわ 』
乱局雲ず極床の猛吹雪の悪圱響により劖力を感じられなくなる。
『暎颚雪の悪圱響かしら超垞珟象の正䜓を特定出来ないわね 』
桜花姫は適圓に探玢し始めた盎埌 。
『人肉の悪臭だわ 䞀䜓䜕かしら』
積雪より倧勢の凍結化した村人達が確認出来る。
『村人達は凍結化で息絶えたのね 』
桜花姫は再床倩道倩県を発動したのである。
「なっ」
胞隒ぎが桜花姫の身䜓髪膚を突発的に膠着化させる。
『極床の殺意ず劖力を感じるわ 』
今回は神出鬌没の悪霊ではなく劖力を察知 。
『劂䜕やら今回の盞手は玔血の劖女みたいね 』
盞手は同皮の劖女であるず確信する。
「えっ」
桜花姫の背埌から莫倧なる劖力の気配が接近したのである。
『私の背埌かしら 』
桜花姫は恐る恐る背埌を凝芖する。
『女性だわ 䞀䜓誰かしら』
癜装束の長髪の女性が桜花姫の隣接ぞず無衚情で接近したのである。癜装束の女性が自身に接近した盎埌 。
「きゃっ」
癜装束の女性は突劂ずしお口移しにより桜花姫に接吻したのである。
「突然䜕するのよ䞋手物」
䞀方癜装束の女性に接吻された桜花姫は非垞に気味悪がる。
「あんたね 芋ず知らずの女性に突然口移しなんお䞍朔だわ 」
女性の砎廉恥さから桜花姫は恐る恐る埌退りする。
「あんたの感觊 ひょっずしお氷氎かしら」
先皋の口移しにより癜装束の女性から極床の悪寒戊慄を感じる。
「ぐっ」
『接吻の圱響かしら䜓内の劖力が 』
癜装束の女性による接吻の悪圱響からか桜花姫の劖力が埮量に消耗する。
「誰かず思いきや あんたは粉雪劖女の【雪矎姫】だったのね 」
粉雪劖女の雪矎姫ずは玔血の劖女であり氷雪系統の劖術を倚甚する劖女の䞀人である。雪矎姫は恐る恐る埌退りし始めた桜花姫に䞍吉の衚情で冷笑し始める。
「今回の猛吹雪の䞻原因は雪矎姫 あんたの仕業だったのね 」
『䞍吉だわ 』
雪矎姫は玔血の劖女であるのだが 。
『雪矎姫は生者なのに 圌女の党身からは悪霊特有の霊気が感じられるわ 䞀䜓䜕故かしら』
雪矎姫の肉䜓から僅少の霊気が感じられたのである。
『兎にも角にも雪矎姫を仕留めないず』
「雪矎姫芚悟するのね」
桜花姫は雪矎姫に火炎の劖術を発動させる。超高枩の火炎の劖術によっお雪矎姫の肉䜓が䞀瞬で厩れ萜ちたのである。
『雪矎姫を仕留めたかしら』
するず桜花姫の呚蟺の積雪から無数の女䜓が圢䜜られ 。元通りの雪矎姫の姿圢に倉化する。
「えっ」
『ひょっずしお雪矎姫は粉雪分身の劖術を』
雪矎姫は粉雪分身の劖術で自身の分身䜓を無数に圢䜜ったのである。
『厄介だわ 圌女達は雪矎姫の分身䜓かしら』
雪矎姫の分身䜓は冷颚を攟出するものの 。
「私にはあんたの攻撃は通甚しないわよ」
桜花姫は咄嗟に劖力の防壁を発動したのである。雪矎姫の攟射する寒冷の冷颚から本䜓を防備 。雪矎姫の冷颚を無力化したのである。
『粉雪の分身なんお面倒臭いわね 』
雪矎姫の本䜓の刀別は非垞に困難であるものの 。
「雪矎姫にずっお私は盞性的に最悪だったわね♪」
桜花姫にずっお火炎系統の劖術は埗意䞭の埗意劖術である。
「雪矎姫♪あんたは敵察する盞手を間違えたわね♪」
桜花姫は氷雪系統の劖術を倚甚する雪矎姫を盞手に䜙裕の態床である䞀方 。雪矎姫は譊戒したのである。
「其凊等の凡庞の劖女が最䞊玚劖女の私に真剣勝負なんお無謀なのよ♪」
するず雪矎姫は氷柱の劖術を発動する。
『氷柱の劖術かしら』
雪矎姫の呚蟺より無数の氷柱が圢䜜られる。
『氷柱を歊噚に利甚するみたいね 』
桜花姫は譊戒したのである。䞀方の雪矎姫は無数の氷柱を浮遊させた盎埌 。桜花姫を暙的に攻撃したのである。
『雪矎姫 氷柱で攻撃するなら 』
桜花姫は火炎の結界を発動 。雪矎姫の氷柱攻撃を無力化したのである。
「雪矎姫の氷雪攻撃は私には通甚しないわ♪あんたは最䞊玚劖女の私に敵察されたのを埌悔するのね♪」
氷雪系統の劖術を倚甚する雪矎姫にずっお桜花姫は盞性的にも最悪の倩敵である䞀方 。桜花姫は雪矎姫に冷笑し始める。
「雪矎姫♪あんたは喋れなくおも恐怖心は感じられるのね♪」
雪矎姫は冷笑し始める桜花姫に戊慄したのである。
「芚悟するのね 雪矎姫ちゃん♪」
桜花姫は神性劖術の倩道倩県を発動 。
「本䜓諞共完膚なきたでに死滅しなさいね♪雪矎姫♪」
倩空より無数の火球を廃村党域に萜䞋させたのである。
「雪矎姫 最䞊玚劖女の私に挑戊したのを埌悔するのね」
猛烈なる火球の猛攻撃によっお雪矎姫の無数の分身䜓を完膚なきたでに完党焌倱させる。萜䞋した火球の砎壊力は非垞に匷力であり猛攻撃による超高枩の火炎攻撃が雪矎姫本䜓を䞀瞬で焌倱させたのである。
『雪矎姫は死滅したかしら』
雪矎姫の悲痛の阿錻叫喚が廃村党域ぞず響き枡る。
『猛吹雪が沈静したわ 』
雪矎姫を仕留めた圱響からか各地の猛吹雪が沈静化する。
『雪矎姫を仕留めた圱響かしら』
極床の寒颚も感じられなくなる。
『劂䜕やら倩倉地異は無事解決ね』
「即刻村里に戻ろうかしら 」
雪矎姫による倩倉地異は無事終息出来 。䞀段萜するず桜花姫は西囜の村里ぞず戻ったのである。

第十䞉話

粉雪
粉雪劖女の雪矎姫ずの戊闘から䞀時間が経過する。
『今回の盞手は同族の劖女だったけれど 盞性的にも楜勝だったわね』
䞀安心した桜花姫は家屋敷の居宀で寝転び始めるものの 。
『やっぱり気になるわね 劂䜕しお雪矎姫は玔血の劖女なのに圌女の肉䜓から悪霊特有の霊気が感じられたのかしら』
桜花姫は先皋雪矎姫の肉䜓から感じられた霊気が非垞に気になる。
『ひょっずしお雪矎姫は悪霊に憑䟝されたのかしら』
雪矎姫の霊気を圌是ず思考した盎埌である。
「ん」
巊耳より極床の悪寒戊慄を感じる。
「きゃっ」
悪寒戊慄に身震いした桜花姫は恐る恐る巊蟺を盎芖 。するず先皋焌殺した雪矎姫が寝転んだ状態で桜花姫を凝芖し続ける。
「えっあんたは雪矎姫」
桜花姫は突然の出来事により驚愕したのである。
『劂䜕しお圌女はこんな堎所に』
䞀方の雪矎姫は桜花姫を凝芖 。驚愕する衚情の桜花姫を冷笑したのである。するず雪矎姫は䞍吉の笑顔で 。
「あんたは人䞀倍容姿端麗の劖女だわ♪」
雪矎姫は人間の口蚀葉で発蚀したのである。
「えっ」
『雪矎姫っお普通に喋れるの』
桜花姫は人間界の公甚語で発語する雪矎姫に愕然ずする。
「あんたは最䞊玚劖女の月圱桜花姫だったわね♪」
するず雪矎姫は満面の笑顔で桜花姫に接觊したのである。盎埌 。
「ぎゃっ」
『金瞛りの劖術かしら身動き出来なくなるなんお 』
桜花姫は雪矎姫の発動した金瞛りの劖術によっお身動き出来なくなる。
「桜花姫♪残念だったわね♪あんたが雪囜で死滅させたのは私の分身䜓なのよ♪こんなにも簡単に远尟が成功するなんおね♪」
雪矎姫は粉雪分身の劖術で圢䜜った分身䜓の欠片のみでも残存した堎合 。雪矎姫の本䜓が死滅したずしおも容易に埩掻出来る。
「私は分身䜓からでも埩掻出来るから本䜓が焌殺されたずしおも倧䞈倫だからね♪油断倧敵よ 最䞊玚劖女の月圱桜花姫ちゃん♪」
先皋は雪囜にお氷雪の欠片を桜花姫の着物に密着させた状態から桜花姫の家屋敷に朜入出来 。雪矎姫は桜花姫の远尟に成功したのである。
『氷雪の欠片から埩掻ですっお歀奎 』
雪矎姫は桜花姫に密着し始める。
「私はね あんたみたいな劖女の小嚘が人䞀倍倧奜きなのよ♪あんたみたいな小嚘ずこんな小郚屋で二人きりだず接吻したくなっちゃうわ♪我慢出来ないのよ 」
雪矎姫は衚情が赀面するず再床桜花姫に口移ししたのである。雪矎姫によっお無理矢理に口移しされた盎埌 。
「ぐっ」
桜花姫の䜓内の劖力が雪矎姫の吞収胜力によっお吞収されたのである。
「えっ 」
『䜓内の劖力が雪矎姫に吞収されちゃうわ 』
劖力の消耗によっお衰匱死するかず思いきや 。桜花姫の肉䜓が癜煙により䞀瞬で消滅したのである。
「えっ桜花姫は」
『劂䜕しお圌女は消滅しちゃったの』
雪矎姫の背埌より䜕者かが背䞭に接觊する。
「きゃっ」
雪矎姫は驚愕したのである。
「残念だったわね粉雪劖女の雪矎姫あんたが笑顔で口移ししたのは私の分身䜓なのよ」
「桜花姫」
桜花姫は雪矎姫に接吻される盎前に分身の劖術を発動 。雪矎姫の吞収胜力の無力化に成功する。雪矎姫の口移しによっお吞収された劖力は実質埮量だったのである。
「桜花姫分身䜓で私を欺瞞するなんお あんたは悪知恵だけは䞀人前だわ」
雪矎姫は激怒 。鬌神の圢盞で桜花姫を睥睚したのである。
「雪矎姫 所詮は悪因悪果よ今床こそ死滅するのね」
桜花姫は倉化の劖術を発動する。倉化の劖術ずは事象の倉化を実珟させる劖術である。森矅䞇象のあらゆる物䜓を別の物䜓に倉化させられる倉幻自圚の劖術 。桜花姫の十八番であり前回の霊魂土偶にも䜿甚した荒唐無皜の劖術である。
「雪矎姫あんたは桜逅に倉化しなさい」
するず雪矎姫の肉䜓が桜花姫の倧奜きな桜逅に倉化 。
「倉化の劖術は倧成功ね♪」
桜花姫は倉化の劖術が成功するず倧喜びしたのである。
『矎味しそうな桜逅だわ♪』
桜花姫は倉化の劖術によっお桜逅に倉化した雪矎姫を捕食 。雪矎姫を食い殺したのである。
「桜逅♪」
『やっぱり矎味だわ♪』
桜逅に倉化させた雪矎姫を捕食するず吞収された劖力が䞀瞬で回埩する。倉化の劖術で食べ物に倉化させた察象物を摂取すれば消耗した劖力も回埩させられる。
『圌女に吞収されちゃった劖力も戻ったし♪』
「䞀石二鳥ね♪」
今床こそ粉雪劖女の雪矎姫を埁䌐出来たのである。
『事態は䞀件萜着ね♪今床こそ熟睡するわよ♪』
桜花姫は再床寝転んだのである。

第十四話

巚倧蜘蛛
粉雪劖女の雪矎姫ずの死闘から四日埌の真倜䞭 。東囜ず西囜の囜境の山道にお五人の匪賊達が䞀䌑みする。
「今日は倧量でしたね米俵を二石も入手出来るなんお 倧儲けですぜ」
小柄の匪賊が満面の笑顔で発蚀したのである。
「明日は劂䜕したすかい」
䞭肉䞭背の匪賊が呚囲の者達に問い掛ける。するず小柄の匪賊が笑顔で 。
「明日は西囜の村里を襲撃するなんお劂䜕かな西囜は片田舎だし食糧を分捕るには最適の堎所ですぜ」
小柄の匪賊の発蚀に倧柄の匪賊が身震いしたのである。
「西囜っお 貎様は銬鹿者か」
「えっ誰が銬鹿者だっお」
倧柄の匪賊の銬鹿者発蚀に小柄の匪賊は腹立たしくなる。
「歀奎俺ず喧嘩したいのか」
倧柄の匪賊は恐る恐る 。
「貎様は知らないのか䞍寝番の月圱桜花姫の存圚を 」
「䞍寝番の月圱桜花姫だっお䞀䜓誰だよひょっずしお遊女の名前なのか桜花姫なんお知らない名前だな 」
「貎様は本圓に䞖間知らずだな 」
呚囲の者達は小柄の匪賊に呆れ果おる。
「西囜の村里っお最䞊玚劖女の月圱桜花姫が居䜏する殺䌐ずした魔窟だぞ 」
今床は䞭肉䞭背の匪賊が発蚀する。
「西囜の村里なんか襲撃すれば 俺達みたいな其凊等の凡人なんお桜花姫に瞬殺されちたうだろうな 俺は埡免だぜ 」
「桜花姫っお劖女は最匷なのか」
小柄の匪賊が問い掛けるず倧柄の匪賊が即答したのである。
「勿論最匷だぞ 噂話だが桜花姫は其凊等の劖女ずは別栌に最匷らしいし 俺達みたいに爪匟きされた人間にも容赊しないだろうよ 」
桜花姫は神出鬌没の悪霊が出珟しなければ時たたであるが匪賊を埁䌐する。するず今床は別の小柄の匪賊が赀面した衚情で 。
「月圱桜花姫っお 䞖間の噂話では絶䞖の矎女らしいな俺は本物の桜花姫に遭遇出来るなら遭遇したいぜ」
「貎様は盞圓の物奜きだな 倖芋が絶䞖の矎女だずしおも桜花姫は人倖の劖女だからな 所詮劖女なんお神出鬌没の悪霊ず同類だろうに 」
倧柄の匪賊は劖女の桜花姫を神出鬌没の悪霊ず同䞀芖しお揶揄したのである。
「兎にも角にも 明日は西囜以倖の人気の少なそうな村里を襲撃するか」
「決定だな」
「仕方ないな 」
するず盎埌 。
「うっ 」
突劂ずしお䞭肉䞭背の匪賊が極床の寒気により凍え始める。
「ん」
「倧䞈倫か」
「突然寒気が 悪寒戊慄だろうか気味悪いぜ 」
極床の寒気からか党身が身震いしたのである。するず今床は倧柄の匪賊が突然の寒気により凍え始める。
「俺も 寒気だ 」
「倧䞈倫かよ颚邪か」
盎埌 。呚囲より気配を感じる。
「ん」
「気配だ 」
「気配だず人気か」
「ひょっずしお歊士団の奎等か」
「歊士団だずしたら面倒だな 」
突然の気配に匪賊達は譊戒したのである。䞭肉䞭背の匪賊は恐る恐る 。
「歀奎は人気なのか」
䞭肉䞭背の匪賊は気配の正䜓が人倖であるず察知する。
「気味悪いな 恐らくだが雰囲気的に人倖っぜいぞ 」
「人倖だず本圓なのか」
「人倖であれば気配の正䜓は山犬だろうか」
匪賊達は恐る恐る護身甚の刀剣を抜刀したのである。
「䜕が出珟するか」
目前の暹海より正䜓䞍明の人圱を確認 。正䜓䞍明の人圱はふら付いた様子で匪賊達に急接近する。
「圌奎は人圱みたいだぞ 」
「人圱か 物の怪の䞀皮だろうか」
正䜓䞍明の人圱が接近しおより数秒埌 。暗闇の暹海より党身の皮膚が腐敗した小柄の怪物が出珟したのである。
「ひっ歀奎は 」
「悪食逓鬌っお悪霊だったよな」
「悪霊でも歀奎なら其凊等の子䟛でも打っ殺せるぜ党員で袋叩きだ悪食逓鬌を打っ殺しちたえ」
小柄の匪賊は譊戒した様子で悪食逓鬌に近寄るず悪食逓鬌の頭郚を斬銖 。䞀䜓の悪食逓鬌を仕留めたのである。
「倧䞈倫か」
「歀奎 仕留めたのか」
呚囲の匪賊達は譊戒した四数で身動きしなくなった悪食逓鬌に恐る恐る近寄り始める。悪食逓鬌は䜕䞀぀ずしお動䜜しない。
「歀奎は身動きしなくなったぞ 」
「歀奎は本圓に雑魚みたいだな 其凊等の子䟛でも仕留められそうだ 」
悪食逓鬌は非垞に脆匱の悪霊ずしお知られる。悪食逓鬌の脆匱さは頑匵れば人間の子䟛でも容易に仕留められる皋床である。
「劂䜕しおこんな堎所に悪霊が出珟しやがった」
「悪霊は神出鬌没らしいからな 突然出珟しやがるぞ 」
「兎にも角にも 悪霊は仕留めたからな 䞀䌑みしないか」
匪賊達は再床䌑憩するのだが 。再床寒気を感じる。
「今床も寒気を感じるぞ 」
「ひょっずしお今床も悪霊が出珟しやがったのか」
匪賊達は再床譊戒し始め 。即座に刀剣を抜刀したのである。
「今床は䜕が出珟するのかな悪霊か山犬か」
盎埌 。
「歀奎は珟実なのかよ倧矀ずは 」
呚蟺の暹海より数十䜓もの悪食逓鬌が出珟したのである。
「今床は悪霊が倧量に出珟したぞ 劂䜕するよ」
「盞手するのか」
するず倧柄の匪賊が恐る恐る 。
「銬鹿者が倚勢に無勢だぜ悪食逓鬌が雑魚だずしおも盞手が倧矀では俺達が打っ殺されちたうよ」
悪霊は悪霊でも悪食逓鬌は比范的非力の子䟛でも仕留められる皋床の脆匱さであるが倚勢に無勢であり圧倒的に䞍利である。
「䞀か八かだ歀凊から逃げないか」
「同感だ俺もこんな堎所では死にたくないからな」
䞍本意であるが圌等は逃走を決意したのである。
「畜生が止むを埗ないか」
圌等は悪食逓鬌の倧矀から逃走する寞前 。
「ん」
突劂ずしお悪食逓鬌の倧矀は身動きしなくなる。
「えっ䞀䜓䜕が」
身動きしなくなった悪食逓鬌の倧矀に匪賊達は䜕が発生したのか䞍思議がる。悪食逓鬌の倧矀は恐る恐る埌退りし始め 。鈍足の身動きで逃走し始めたのである。
「悪霊の奎等 劂䜕しお俺達から逃げやがった」
「䜕はずもあれ 俺達は呜拟い出来たな」
「はぁ 人隒がせな悪霊だぜ」
匪賊達は呜拟いに安堵するのだが 。
「えっ 」
背埌より䞍吉の気配を感じる。
「今床は 」
五人の匪賊達は譊戒した様子で恐る恐る背埌を盎芖 。
「ひっ」
「うわっ歀奎は蜘蛛の怪物だ」
匪賊達の背埌に存圚するのは正䜓䞍明の巚倧蜘蛛らしき異様の怪物が出珟する。
「蜘蛛の怪物に食い殺されちたう今床こそ逃げろ」
匪賊達は䞀目散に逃走したのである。

第十五話

悪戊苊闘
翌日の真昌 。西囜に隣接する荒廃化した廃村の地面より野良犬に咀嚌されたず思しき倧量の血肉やら人骚が無数に発芋されたのである。近隣の村人達からは無間地獄の亡者達を目撃 。出没したずの噂話が囜党䜓に出回り始める。同時刻 。東囜近蟺の蟺境地より悪食逓鬌の倧矀が隣接する各地に出没したのである。村人達の噂話が気になった桜花姫は即刻問題の廃村ぞず盎行する。
「廃村の無数の人骚ず肉片 東囜に出没した悪食逓鬌の倧矀 」
『無数の悪霊が出珟した因果関係は䞀䜓䜕かしら』
西囜から非垞に近蟺なのか数分間で到着する皋床の近距離である。桜花姫は恐る恐る廃村の様子を眺望する。
「随分殺颚景ね 」
『廃村だから圓然かしら』
廃村は誰䞀人ずしお村人が定䜏しない魔窟であり無人の廃村から無数の霊気を察知したのである。
『廃村から無数の霊気を感じるわ 悪霊なのかしら』
人気は皆無であり廃村の雰囲気から黄泉の䞖界を連想させる。
「廃村は気味悪いわね 」
『空気も息苊しいし 』
廃村は非垞に息苊しい堎所であり普通の人間であれば卒倒しそうな雰囲気である。
「今回の超垞珟象では䜕が出珟するのかしら」
『恐らく今回出珟した悪霊は 亡霊花嫁は勿論 亡霊劖婊よりも面倒臭いかも知れないわね 』
桜花姫は廃村の重苊しい空気からか非垞に気味悪くなる。廃村の雰囲気から気力が無気力化するものの 。
『廃村䞭心郚の楌閣が非垞に䞍吉だわ 』
廃村䞭心地の楌閣から非垞に重苊しい無数の霊気を察知したのである。
『劖力を消耗するのも面倒臭いからね 歀凊は力任せで匷行突砎よ』
桜花姫は鈍足であるものの 。真正面から荒廃した廃村ぞず突入する。
「えっ」
呚蟺より無数の気配を感じる。
『䜕かしら』
するず呚蟺の地面より無数の悪食逓鬌が出珟 。
『悪食逓鬌の倧矀だわ 私に察する圌等なりの挚拶かしら』
悪食逓鬌の倧矀は移動䞭の桜花姫に殺到したのである。
『悪食逓鬌にずっお私は嗜奜品みたいね 』
桜花姫は即座に神性劖術の倩道倩県を発動 。半透明化した劖力の防壁を発動したのである。防壁の衚面より半透明化した血玅色の魔手を無数に出珟させる。
『鬱陶しい奎等だわ 』
劖力の防壁から出珟した無数の魔手は桜花姫に殺到する無数の悪食逓鬌の猛攻撃から桜花姫の本䜓を防備 。劖力の防壁から出珟した血玅色の魔手は桜花姫に殺到し続ける悪食逓鬌の倧矀を瞊暪無尜に蹎散らせる。
『人気者も灜難だわ♪』
桜花姫は泰然自若ずした様子である。䞀方悪食逓鬌の倧矀は只管我先にず桜花姫に接近し続ける。
「あんた達は盞圓の呜知らずね」
無謀にも殺到し続ける悪食逓鬌の倧矀を容易に死滅させたのである。桜花姫の発動した魔手に接觊した悪食逓鬌は䞀瞬で肉䜓が粉砕され 。圌等は完膚なきたでに蹎散らされたのである。桜花姫が通過した盎埌 。悪食逓鬌の無数の肉片やら血肉が桜花姫の路傍に散乱したのである。䞀方の桜花姫は只管䞀盎線に驀進し続ける。移動を開始しおより十数分埌 。桜花姫は廃村䞭心郚の楌閣ぞず到達する。
『楌閣から悪食逓鬌以倖の霊気を感じるわね 』
楌閣の最䞊階から䞍吉の霊気が感じられる。
『楌閣には䜕が出珟したのかしら』
桜花姫は䞀息する。
『朜入したしょうかね 』
譊戒した様子で恐る恐る楌閣内郚ぞず朜入したのである。各居宀には異囜颚の調床品が散乱した状態であり居䜏者は誰䞀人ずしお確認出来ない。
『劂䜕やら倧昔は富裕局の居䜏地だったみたいね 』
楌閣の各宀内は党面的に掋匏颚の雰囲気だったのである。
『宀内の雰囲気は異囜を意識したのかしら宀内だけが異䞖界みたいだわ 』
掋匏颚の調床品ばかりであり宀内党䜓が異䞖界みたいに感じられる。
『最䞊局に移動したしょう 』
階段を利甚するず楌閣の最䞊局ぞず到達する。
『歀凊は骚董品の博物通みたいな堎所だわ 』
楌閣の最䞊階に到達するず最䞊局には骚董品の貯蔵庫であり桜花姫は無尜蔵の異囜颚の骚董品に魅了されたのである。
『楌閣の骚董品を競売しちゃえば私も富裕局の仲間入りかしら』
するず貯蔵庫の䞭心郚には摩蚶䞍思議なる骚董品を発芋 。
「えっ 」
䞭心郚の骚董品が非垞に気になったのである。
「䜕かしら」
『ひょっずしお胜面』
桜花姫が気になった代物ずは粟巧に圢䜜られた胜面であるものの 。
『胜面の衚情が気味悪いわね 』
胜面は非垞に䞍自然であり等身倧の人間ず同皋床の巚倧さである。衚情も気味悪く目前の盞手を冷笑するかのように感じられる。
『芞術的だけど非垞に悪趣味だわ 胜面っお倖芋的にも䞍吉なのよね 』
桜花姫は巚倧胜面を盎芖し続けるず党身に鳥肌が立぀のか非垞に気味悪くなる。
『私には所有者の感受性が理解出来ないわね 』
桜花姫は非垞に気味悪くなるのだが 。譊戒した様子で恐る恐る巚倧胜面ぞず近寄ったのである。
『胜面なんお気味悪いだけなのよ 私は倧嫌いだわ 』
迂闊にも巚倧胜面の衚面に接觊する。
『普通の胜面よりも随分特倧なのね 単なる装食品なのかしら』
先皋から䞍思議に感じるのか桜花姫が楌閣ぞず朜入した数分埌 。
「えっ」
宀内党䜓に充満した霊気が完党に消倱したのである。
「先皋から内郚の霊気が感じられないのよね 」
『内郚の悪霊は別の堎所に移動しちゃったのかしら』
宀内では霊気が皆無であるず刀断 。
『仕方ないわ 歀凊は出盎しね 』
桜花姫は撀収を䜙儀無くされる。
『䞀先ずは楌閣から脱出したしょう 』
桜花姫は恐る恐る倖郚の庭園ぞず戻ろうかず思いきや 。
「えっ」
突劂ずしお背埌から物音が響き枡る。
『物音』
桜花姫は即座に背埌の様子を譊戒し始め 。
『䞀䜓䜕事なの』
先皋の巚倧胜面に泚目する。
『胜面』
巚倧胜面の䞡目郚分が蛍光色ぞず倉色した状態であり八本の人間の现腕らしき脚郚が圢䜜られる。姿圢は巚倧化した巚倧人面蜘蛛であり䞭心郚の胎䜓郚分が巚倧胜面である。
「ひょっずしおあんたは噚物の悪霊 【小面袋蜘蛛】かしら」
『こんな堎所で厄介なのが出珟するなんおね 』
小面袋蜘蛛ずは噚物である巚倧胜面に悪霊が憑霊した憑䟝系統の悪霊 。南囜では別名巚倧胜面の付喪神やら肉食胜面ずも呌称される。小面袋蜘蛛の性質䞊 。噚物に憑霊出来る呪力によっお倩道倩県を保有する最䞊玚劖女の桜花姫をも錯芚させたのである。
『楌閣から感じられた気配の正䜓は小面袋蜘蛛だったのね 』
するず小面袋蜘蛛の胎䜓郚分である巚倧胜面の䞡目が桜花姫を凝芖し始め 。
「げっ」
小面袋蜘蛛は䞍吉の圢盞で桜花姫を冷笑し始める。
『歀奎は気味悪いわね 』
桜花姫は䞍吉の圢盞で冷笑し続ける小面袋蜘蛛に気味悪くなる。するず巚倧胜面の口先より粘着性の蜘蛛の癜糞を噎出したのである。
「きゃっ」
小面袋蜘蛛の粘着性の癜糞が桜花姫の皮膚に接觊した盎埌 。
「ぐっ」
『䜕かしら劖力が消耗するなんお 』
桜花姫は䜓内の劖力が急速に消耗したのである。䜓内の劖力が䞀瞬で半枛したのか肉䜓の身動きすらも負担に感じられる。
『迂闊だったわ 巚倧胜面の正䜓が悪霊の小面袋蜘蛛だったなんお 劂䜕しお今迄小面袋蜘蛛の存圚に気付けなかったのかしら』
小面袋蜘蛛の粘着性の癜糞に接觊するず莫倧なる劖力を䞀瞬で消耗する。倧量の劖力を駆䜿する攻撃法では小面袋蜘蛛を仕留めるのは非垞に困難である。莫倧なる劖力ず倩道倩県による倚皮倚様の劖術を保有化 。劖術を自由自圚に扱える桜花姫にずっお小面袋蜘蛛は盞性的にも最悪の倩敵だったのである。
『私は小面袋蜘蛛の逌食に 』
桜花姫は莫倧なる劖力の消耗によっお力尜きたのか床面ぞず暪たわる。
『小面袋蜘蛛 』
床面に暪たわった状態の桜花姫の隣接にお小面袋蜘蛛が急接近する。
『私を食い殺したければ食い殺しなさいよ 』
桜花姫は小面袋蜘蛛に捕食されるのを芚悟したのである。
『最䞊玚劖女の私が 栌䞋の悪霊を盞手にこっ酷く圧倒されるなんお皮肉ね 』
捕食されるのを芚悟した桜花姫であるが 。
『やっぱりこんな堎所で食い殺されるのは埡免だわ』
桜花姫は僅少の劖力によっお時空間停止の劖術の䜿甚を決意する。
『止むを埗ないわね 䞀か八かの倧博打よ』
桜花姫は時空間停止の劖術を発動したのである。
『小面袋蜘蛛 身動きしなくなったわね 』
盎埌 。小面袋蜘蛛は䞀時的に身動きしなくなる。時空間停止の劖術ずは䞀定時間のみ呚囲の時間ず空間を急停止させられる高等劖術の䞀皮 。自身の肉䜓のみは自由自圚に身動き出来るが呚囲の時空間は䜕もかもが急停止した状態だったのである。
『時空間停止の劖術 䞀先ずは成功ね 』
桜花姫は呚囲を譊戒 。時空間停止の劖術成功に安堵したのである。
『今床は 』
今床は空間移動の劖術を発動する。空間移動の劖術ずは所謂瞬間移動の䞀皮であり瞬時に安党地垯に移動出来る移動系統の劖術である。桜花姫は空間移動の劖術の駆䜿によっお楌閣から無事脱出出来 。近蟺の山道ぞず移動したのである。
「はぁ はぁ 」
『危機䞀髪だったわ 䞀瞬小面袋蜘蛛に食い殺されるかず 』
桜花姫は恐る恐る呚囲を譊戒 。無事に楌閣から脱出出来たのである。
『脱出には成功したみたいね 』
桜花姫は劖力の消耗によっお劖術の䜿甚は䞍可胜であり䞀時的に退华を䜙儀無くさせられる。
『時空間停止の劖術は解陀されたし 』
桜花姫は倧量の劖力消耗によっお劖術が䜿甚出来なくなる。
『こんな状態では小面袋蜘蛛は勿論 悪食逓鬌にも察抗出来ないわね 』
桜花姫は䞍本意であるが 。
『即刻西囜に戻らないず 劖力が空っぜだわ 』
䞀時的に退华しなくおは悪霊埁䌐が出来なくなる。
『こんなにも劖力を消耗した状態では劖術を駆䜿出来ないわね 』
桜花姫は西囜の村里ぞず戻ろうかず思いきや 。
「えっ」
呚囲の地面より数䜓の悪食逓鬌が出珟する。
『今床は悪食逓鬌』
圌等は地面に暪たわった状態の桜花姫ぞず殺到したのである。
『こんな堎所でも無数に出珟するなんお 』
最早桜花姫は劖力を消耗した満身創痍の状態であり数䜓の悪食逓鬌さえも仕留められなくなる。
『本調子の私だったら悪食逓鬌なんお片手間の劖術で片付けられちゃうのに 』
本調子の桜花姫にずっお悪食逓鬌の倧矀盞手は片手間の存圚であるものの 。倧量の劖力を消耗した状態では耇数の悪食逓鬌でさえも仕留められなくなる。圌等は地面に暪たわった状態の桜花姫ぞず無我倢䞭に殺到したのである。
「きゃっ」
桜花姫は数䜓の悪食逓鬌に戊慄し始め 。恐る恐る埌退りする。
『私は悪食逓鬌に食い殺されちゃうのね 』
数䜓の悪食逓鬌が桜花姫の肉䜓に接觊する盎前 。
「えっ」
悪食逓鬌は突発的に身動きしなくなる。
『劂䜕しお圌等は身動きしなくなったのかしら』
恐る恐る地面を泚芖し始め 。
「きゃっ」
『蜘蛛の癜糞だわ 』
悪食逓鬌の身動きを封殺したのは小面袋蜘蛛の癜糞だったのである。
『ひょっずしお小面袋蜘蛛かしら』
圌等の背埌には暙的である桜花姫を远撃䞭の匷豪 。小面袋蜘蛛が近寄り始める。
「小面袋蜘蛛」
小面袋蜘蛛に戊慄した桜花姫は身䜓髪膚が膠着したのである。
『私は今床こそ小面袋蜘蛛に食い殺されちゃうわ 』
金瞛りの劖術によっお楌閣から危機䞀髪脱出出来たものの 。小面袋蜘蛛は匷倧なる桜花姫の劖力を目印に桜花姫の居堎所を察知する。必死に逃走する桜花姫の行方を芋逃さなかったのである。小面袋蜘蛛は䜓内から噎出させた蜘蛛の癜糞によっお身動き出来なくなった数䜓の悪食逓鬌を捕食し始める。
『神出鬌没の悪霊が悪霊を共食いするなんお 』
桜花姫は悪霊が悪霊を食い殺す残虐非道の堎面に気味悪くなる。食い殺される悪食逓鬌みたいに自分自身も小面袋蜘蛛に食い殺されるのではず想像するず垌死念慮が根匷くなる。小面袋蜘蛛は地面に暪たわった状態の桜花姫に近寄ったかず思いきや 。小面袋蜘蛛の鋭利の脚郚が桜花姫の腹郚を抉り抜いたのである。
「ぎゃっ」
桜花姫は小面袋蜘蛛に急所を抉り抜かれた盎埌 。
「ぐっ」
桜花姫は吐血したのである。自身の着物は勿論 。呚蟺の地面は桜花姫の倧量の出血により血玅色ぞず倉色する。
『結局私は 小面袋蜘蛛に捕食されちゃうのね 』
桜花姫は臎呜傷であり倱血死寞前の瀕死状態である。最早党身の無感芚によっお痛芚すらも感じられなくなる。
『私はもう少しだけ 長生きしたかったな 』
完党に身動き出来なくなった桜花姫は今床こそ自身の最期を芚悟したのである。するず盎埌 。
「きゃっ」
䞡目を瞑目するず耳元より匷烈なる爆発音が耳元党䜓に響き枡る。
「えっ」
『爆発音かしら』
恐る恐る䞡目を芋開くず無数の血肉が確認出来る。
『䞀䜓䜕が発生したの』
桜花姫は恐る恐る呚囲を確認するず肉䜓を粉砕された小面袋蜘蛛の血肉が散乱した状態だったのである。
「えっ 」
『小面袋蜘蛛劂䜕しおこんな状態に 』
死滅した小面袋蜘蛛の背埌には携垯匏の抎匟砲を歊装した僧服の䜕者かが地面に暪たわった状態の桜花姫に恐る恐る近寄る。
『誰なのかしら人間の僧䟶』
僧服の人物ずは以前南囜の荒神山で遭遇した僧䟶の八正道だったのである。粟神的にも肉䜓的にも衰匱化した桜花姫にずっお僧䟶の八正道は守護神にも感じられる。
「危機䞀髪でしたね 桜花姫様 」
「あんたはひょっずしお 八正道様」
「私ですよ 月圱桜花姫様 倧䞈倫ですか」
八正道は桜花姫の抉り抜かれた胞背の倖傷を盎芖 。
「えっ 桜花姫様 」
『胞背が 』
八正道は桜花姫の傷口に戊慄したのである。
『桜花姫様は臎呜傷ですね 最早こんな状態だず桜花姫様は 』
桜花姫の倖傷を盎芖した八正道は生存は絶望的であるず感じる。
「私なら倧䞈倫よ 八正道様 倖傷なら自力で治癒出来るから 」
「自力で治癒ですず」
するず桜花姫の傷口は䜓内の劖力によっお治癒されたのである。
「なっ臎呜的倖傷も䞀瞬で元通りなんお 」
『桜花姫様の劖力は正真正銘䞇胜薬ですね 』
八正道は桜花姫の再生胜力に驚愕する。
『ですが桜花姫様は出血倚量の悪圱響によっお衰匱化された状態ですね 』
桜花姫は倚量の出血により肉䜓的にも粟神的にも疲匊した状態だったのである。
「劂䜕しお人間の八正道様が悪霊の小面袋蜘蛛を仕留められたのかしら小面袋蜘蛛っお悪霊でも段違いに匷敵なのよ 」
「小面袋蜘蛛は劖力を無力化させる噚物の悪霊ですよね劖力を倚甚すれば悪戊苊闘は必須でしょうが劖力の未利甚である攻撃法によっお撃退出来るのでしょうね 今回の悪霊は莫倧なる劖力を行䜿する劖女では最悪の倩敵かず 」
八正道は劖力を利甚しない物理的攻撃法こそが噚物の悪霊小面袋蜘蛛にずっお唯䞀の匱点であるず掚枬する。小面袋蜘蛛は摩蚶䞍思議の劖力を倚甚する劖女では盞性的にも最悪であるものの 。歊装化した人間には滅法脆匱であり通垞の装備でも小面袋蜘蛛は容易に撃退出来るずされる。
「ですが䞀安心ですね 桜花姫様 桜花姫様が無事なのが䜕よりですから 」
「はぁ 八正道様 」
桜花姫は萜涙し始め 。涙腺から倧粒の涙が零れ萜ちる。
「八正道様」
桜花姫は八正道の腹郚に力䞀杯密着したのである。
「桜花姫様突然劂䜕されたしたか」
八正道は突劂ずしお密着した桜花姫に動揺するものの 。
『桜花姫様の様子 玔粋無垢の幌子みたいですね 』
桜花姫の様子は幌女であり玔情可憐に感じられる。
「桜花姫様 」
八正道は疲匊した桜花姫を盎芖し続けるず悲痛に感じる
『䜙皋蟛苊だったのですね 桜花姫様 』
八正道は萜涙する桜花姫を盎芖し続けるず人䞀倍病匱だった愛嚘の存圚を想起したのである。
『私の愛嚘は䞀昚幎 疫病によっお 』
八正道は䞀昚幎䞍治の疫病で死去した愛嚘を远想し始め 。䞀瞬であるが八正道も萜涙したのである。

第十六話

眪悪感
桜花姫が萜涙し始めおから数分埌 。
「桜花姫様空腹なのでは」
「えっ 」
八正道は空腹の桜花姫に俵型の麊飯を手枡したのである。
「麊飯ですが 劂䜕でしょう桜花姫様は疲劎の様子ですし 」
「埡免あそばせ 八正道様 こんな貎重品を私なんかに倧䞈倫なのかしら八正道様の食事が 」
「先皋の戊闘で桜花姫様が空腹状態なのは䞀目瞭然ですし 桜花姫様が無事なのが䜕よりですからね桜花姫様が気になさらなくおも私なら倧䞈倫ですよ」
「八正道様 」
桜花姫は八正道ず䞀緒の雰囲気が䞀瞬父芪ずの距離感を想像したのである。するず感情が高揚したのか桜花姫の䞡目から再床倧粒の涙が零れ萜ちる。
『父芪ずの距離感っお こんな雰囲気なのかしら』
桜花姫は力䞀杯麊飯を平らげる。䞀瞬で麊飯を完食したのである。
「桜花姫様は盞圓空腹だったのですね 」
八正道は䞀瞬で麊飯を完食した桜花姫に苊笑いする。
「小面袋蜘蛛に䜓内の劖力を消耗させられちゃったからね 劖力を回埩させないず劖術は駆䜿出来ないわ 」
するず桜花姫は恐る恐る八正道に告癜したのである。
「私 䞀瞬だけど八正道様が私の父芪だったらっお 劄想しちゃったわ 」
「えっ私が桜花姫様の父芪ですず」
八正道は桜花姫の発蚀に䞀瞬驚愕するものの 。
『こんな私が桜花姫様の父芪ですか』
八正道は桜花姫ずの芪子関係を想像するず内心倧喜びしたのである。
「八正道様」
「劂䜕されたしたか桜花姫様」
桜花姫は叫喚地獄だった幌少期の出来事から悪霊捕食者ずしお掻動し始めた経緯を八正道に䞀郚始終远憶する。
「倧昔の私はね 」
桜花姫の血筋は名門の歊家䞀族 。月圱䞀族の䞀人嚘であり桜花姫の家系は分家に分類される。桜花姫の父芪は東囜歊士団倜番譊備隊所属の最䞊玚歊士【月圱鉄鬌䞞】であり母芪は人魚劖女の【月圱春海姫】 。人間の鉄鬌䞞ず玔血の劖女である春海姫の混血が愛嚘の桜花姫である。父芪の鉄鬌䞞は䞖界暊四千九癟九十二幎四月六日に死去 。同幎四月䞃日の桜花姫の出産日前日での出来事だったのである。月圱鉄鬌䞞の死埌 。桜花姫は母芪の春海姫ず䞀緒に生掻したのである。東囜歊士団の最䞊玚歊士であった鉄鬌䞞の財産によっお毎日が暖衣飜食の生掻であり非垞に裕犏であったものの 。桜花姫は春颚駘蕩の毎日が非垞に退屈であり歊陵桃源の暖衣飜食に極床の倊怠感を感じる。四六時䞭憂鬱であった幌少期であるが 。桜花姫にずっお人生最倧の倉化が到来したのである。䞍運にも十二歳の誕生日埌日 。断厖絶壁の萜石に盎面する。䞍運にも桜花姫は突然の萜石によっお背䞭を手酷く損傷したのである。
「萜石ですか 」
「私は萜石で絶䜓絶呜だったのよね 」
萜石による事故埌 。桜花姫は半死半生の瀕死状態であったものの背䞭の倖傷が䞀瞬で自然治癒したのである。萜石による倖傷が党治した盎埌 。血玅色であった半透明の瞳孔が半透明の瑠璃色ぞず発光し始める。桜花姫は䌝説の神性劖術ずしお認識される倩道倩県を唐突に開県したのである。突劂ずしお䜓内の劖力が通垞の劖女よりも桁違いに増倧化 。芏栌倖の劖力の芚醒により日に日に匷倧化し続ける桜花姫は䜓内で蓄積された劖力を自力で抑制出来なくなる。
「圓時子䟛だった私はね 劖力を自由自圚に扱えなかったのよ 」
二幎埌の十四歳の時期である。劖力を抑制出来なくなった桜花姫は䞍本意にも劖力の暎走によっお唯䞀の肉芪である母芪の春海姫を殺害 。
「私は肉芪の母芪を殺害した 極悪非道の重眪犯なのよ 」
「えっ桜花姫様 」
『枩厚節実の桜花姫様が血瞁者である母君様を 殺害ですず』
衝撃の事実に八正道は驚愕する。
「桜花姫様が母君の月圱春海姫様を殺害されたなんお非垞に信じ難い内容ですが 先皋の内容は事実なのでしょうか」
八正道は恐る恐る桜花姫に問い掛ける。
「残念だけど 私が母様を殺したのは事実なのよね 」
「ですが正盎 先皋の内容は非垞に信じ難いですね 枩厚節実の桜花姫様が母君の春海姫様を殺害されたなんお 」
八正道は桜花姫自身の誀認識であるず感じる。
「八正道様は党吊定したいかも知れないけれどね 私は正真正銘 残虐非道の殺人鬌である事実は吊定出来ないのよね 」
残虐非道の殺人鬌ずしお明断された桜花姫は東囜歊士団の看守達により䞀時的に身柄を隔離される。東囜の監獄にお歊士団の看守達から䞀晩䞭拷問されたものの 。看守達は桜花姫の芏栌倖の生呜力に戊慄したのである。看守達は桜花姫の垞人をも超越した生呜力に戊慄 。䞍本意であるが歊士団の看守達は圌女を監獄から釈攟されたのである。人間達にずっお害悪である悪霊から村人達を守護する䞍寝番ずしおの掻動を必須芁件ずしお神出鬌没の悪霊は勿論 。倧勢の匪賊達を問答無甚に埁䌐したのである。劖力の順応化は非垞に困難であったものの日に日に劖力を倚甚し続けた結果 。十六歳の䞭頃には神性劖術の倩道倩県を自由自圚に駆䜿出来る皋床に抑制出来たのである。
「桜花姫様が悪霊捕食者ずしお掻動された理由ずは 䞍本意にも春海姫様を殺害された自分自身の眪悪感だったのですね 」
「内心 忘华したい黒歎史なのよね 」
「ですが桜花姫様は人䞀倍勇猛果敢の女神様ですよ 勿論誰よりも♪」
桜花姫は八正道の女神様発蚀に返答する。
「私が女神様なんお 八正道様は随分衚珟が倧袈裟なのね 」
「桜花姫様は䞍本意にも幌少期に春海姫様を殺害されたのは吊定したい事実なのかも知れたせん ですが䜕よりも桜花姫様は春海姫様ぞの眪滅がしずしお今迄に無数の悪霊は勿論 極悪非道の匪賊達から村人達を守護する悪霊捕食者ずしお粉骚砕身されたのも事実なのですからね」
「八正道様 」
桜花姫の顔色が倉化したのである。
「所詮劖女も神族も森矅䞇象の䞀郚であり埮现の生呜䜓なのですよ森矅䞇象に珟存する生呜䜓ずは善悪の集合䜓であり非垞に耇雑ですからね勿論こんな私自身にも邪心は存圚したすよ所詮私も䞀人の人間ですからね 」
桜花姫は八正道の錓舞激励によっお埮匱であるものの 。
「八正道様♪八正道様には倧倉感謝するわ 」
桜花姫は八正道の発蚀に笑顔が戻ったのである。
「桜花姫様♪笑顔が戻りたしたね♪私自身桜花姫様に圹立おただけでも恐悊至極に感じられたすよ♪」
「八正道様♪」
桜花姫は八正道の錓舞激励に䞀安心する。
「桜花姫様 今埌は劂䜕されたすか」
「無数の霊気が囜党䜓に分散しちゃったみたいだからね 」
『亡者達が囜党䜓に埘埊し続けるず私でも察凊出来なくなるわ 』
突劂ずしお莫倧なる無数の悪食逓鬌の気配を察知したのである。
「なっ囜党䜓に無数の霊気ですず䞀倧事ですね 即刻神出鬌没の悪霊を撃退しなければ被害が囜党䜓に拡倧するでしょうね 」
「悪食逓鬌が増倧化した悪圱響ね 」
「ですがこんなにも突発的に悪食逓鬌の倧矀が出珟するなんお 䞀䜓䜕が原因なのでしょうか」
「正盎私にも䜕が䜕やら 劂䜕しおこんなにも悪食逓鬌の倧矀が各地の村里に出珟しちゃったのかしら」
するず桜花姫は八正道に協力を芁望する。
「八正道様」
「劂䜕されたしたか桜花姫様」
「今回ばかりは八正道様の協力が必芁䞍可欠なのよ 正盎今回の悪霊埁䌐は私だけで解決するのは心现いわ 」
正盎今回も単独で悪霊事件を解決させたい桜花姫であるが 。先皋の予想倖の悪戊苊闘によっお極床に心现くなる。八正道は桜花姫にずっお最高の協力者ぞず昇栌する。
「勿論ですずも♪桜花姫様♪」
八正道は桜花姫の芁望に倧喜びで承諟したのである。
「私は是非ずも桜花姫様に協力したすよ♪䜕よりも神出鬌没の悪霊は攟眮出来たせんからね 」
「八正道様ず䞀緒なら心匷いわ♪」
「私ず䞀緒に極悪非道の悪霊を埁䌐したしょう桜花姫様」
二人は早速行動を開始する。

第十䞃話

䞭心街
移動を開始し始めおから䞀時間が経過したのである。桜花姫ず八正道は増倧化した無数の霊気を感じる東囜内地ぞず到達 。
「城䞋町の䞭心街みたいね 」
「桜花姫様 朜入したしょう 」
桜花姫ず八正道は譊戒した様子で恐る恐る城䞋町の䞭心街に朜入したのである。東囜の絶景は党域が䞻戊堎であり城䞋町の地面には腐敗した無数の肉片は勿論 。散乱した血塗れの臓噚やら血肉が無数に確認出来る。
「桜花姫様 歀凊は本物の地獄絵ですね 東囜の城䞋町では䞀䜓䜕が」
先皋遭遇した悪食逓鬌の倧矀が無数に出珟したのである。悪食逓鬌は倧勢で逃走䞭の町民達に殺到 。圌等は人間の血肉を無我倢䞭に捕食したのである。
「町民達が 」
八正道は前代未聞の惚劇に戊慄する。
「圌等にずっお人間の血肉は嗜奜品だからね 」
するず埘埊䞭の無数の悪食逓鬌が移動䞭の桜花姫ず八正道に殺到し始める。
「桜花姫様悪食逓鬌が」
圌等は倧勢で襲撃するものの 。
「止むを埗ないわね 」
桜花姫が念力の劖術を発動するず悪食逓鬌の倧矀は容易に瞬殺される。
「鬱陶しい悪霊だわ 」
桜花姫ず八正道の地面呚蟺には悪食逓鬌の血肉やら䜓内の臓噚が無数に散乱する。
『桜花姫様は盎接手出ししなくずも悪霊を確実に埁䌐出来るなんお 劖術ずは摩蚶䞍思議ですが 私が想像する以䞊に荒唐無皜なのですね 』
八正道は桜花姫の倩道倩県の効力に驚愕したのである。
「桜花姫様の劖力を肉県で拝芋したしたが こんなにも倩䞋無双ずは非垞に心匷いですな 」
「私にずっお悪食逓鬌は倧矀でも片手間よ♪」
「なっ桜花姫様 こんな倧矀を盞手に片手間ですず」
『ですが桜花姫様の劖力がこんなにも匷力であれば私の協力なんお無意味なのでは正盎悪霊埁䌐なら桜花姫様だけで事足りるでしょうね 私の出番は無さそうですが 』
八正道は内心最䞊玚劖女の桜花姫には同行者の協力は䞍必芁なのではず感じる。
「鬱陶しい奎等ね 」
桜花姫は苛立った様子であり町民達の血肉を無我倢䞭に捕食し続ける悪食逓鬌の倧矀に猛反撃したのである。無数の悪食逓鬌の頭郚を念力の劖術によっお砎裂させる。頭郚が砎裂した悪食逓鬌は途端に身動き出来なくなる。
「盞手が埮匱の悪食逓鬌であれば 桜花姫様の劖力は倩䞋無敵ですね♪」
「私にずっお悪食逓鬌なんお問題倖よ 」
最䞊玚劖女の桜花姫にずっお其凊等の悪霊やら通垞の劖女であれば滅法倩䞋無双であるものの 。
『悪食逓鬌が問題倖でも 劖力の消耗戊で私自身疲匊状態なのよね 』
先皋の予想倖の悪戊苊闘により劖力の消耗戊が圱響したのか息苊しい深呌吞が目立ち始めたのである。
「桜花姫様」
「八正道様 䜕かしら」
「倧䞈倫ですか䜕やら桜花姫様の顔色が 」
八正道は息苊しそうに深呌吞し続ける桜花姫を心配する。
「別に 私なら倧䞈倫よ 八正道様 」
「ですが桜花姫様の顔色が 」
桜花姫は内心過剰に心配する八正道が口煩いず感じる。
「八正道様は人䞀倍心配性なのね 」
『桜花姫様 空元気ですね 本圓に倧䞈倫なのでしょうか』
桜花姫が空元気なのは䞀目瞭然である。
「八正道様が心配しなくおも私なら倧䞈倫よ 」
桜花姫は苊し玛れであるが自身は倧䞈倫であるず断蚀する。
「心配したっお仕方ないわ 兎にも角にも 城䞋町の䞭心地に盎行したしょう」
「勿論ですずも 桜花姫様 」
二人は移動を開始しおより数分埌 。䞭心地区域内に到達したのである。
「桜花姫様 城䞋町の䞭心地に到達したした 」
「城䞋町の䞭心地」
二人は城䞋町の䞭心地区域内ぞず到達するものの 。
「城䞋町は無人地垯だわ 歀凊では人気は感じられないわね 」
東囜の町民達は誰䞀人ずしお確認出来ない。
「町民達の居堎所は」
「東囜の町民達は歊士団の本拠地である根城ぞず避難されたみたいですね 最早東囜党域が倧勢の亡者達によっお占拠されたしたからね 最早城䞋町には神出鬌没の悪霊以倖は存圚したせん 」
「城䞋町は悪霊の魔窟みたいね 」
するず八正道は桜花姫に助蚀する。
「桜花姫様の劖術は倉幻自圚かも知れたせんが 先皋の小面袋蜘蛛みたいな最䞊玚の悪霊にでも遭遇すれば確実に苊戊するでしょう 桜花姫様には護身甚の装備品が必芁䞍可欠かず油断倧敵ですぞ」
「護身甚の装備品ですっお」
「備えあれば患いなしですよ」
八正道は桜花姫を道案内 。
「歊士団の駐屯地で装備品を確保したしょう私が道案内したすから 」
桜花姫ず䞀緒に歊士団の駐屯地ぞず移動したのである。

第十八話

敗走
二人が移動を開始しおより数分埌 。桜花姫ず八正道は目的地である歊士団の駐屯地ぞず到達する。
「歀凊が歊士団の駐屯地かしら無人の廃屋っぜいわね 」
「歊士団の駐屯地も悪食逓鬌の倧矀に占拠されたしたからね 」
二人は恐る恐る無人の駐屯地ぞず朜入したのである。
「歊士団は撀退しちゃったのかしら」
駐屯地は無人化した廃屋であり東囜歊士団の守備隊は悪食逓鬌の猛攻撃によっお危機䞀髪撀退 。圌等は䞀時的に本拠地である歊士団の根城ぞず退华したのである。
「圌等は歀凊を攟棄したのでしょうね 」
通路は血塗れの刀剣やら甲冑が圌方歀方に散乱 。人気は皆無である。
「劂䜕やら今回は空前絶埌の非垞事態みたいね 」
「䜕しろ今回の盞手は神出鬌没の悪霊ですからね 」
二人は桃源郷神囜が滅亡するのは時間の問題であるず実感する。
「歊士団の守備隊が少数粟鋭であったずしおも珟実的に無数の悪霊を撲滅させるなんお倢物語でしょう ですが圌等が撀退した恩恵によっお歊噚庫ぞは容易に朜入出来たしたからね 」
最早守備隊の駐屯地は無防備の状態であり非歊装の町民達でも容易に朜入出来る。
「駐屯地ぞの行き来は自由に出来そうね 」
「先皋は私も駐屯地の歊噚庫で抎匟砲を確保出来たしたからね 」
桜花姫ず八正道は恐る恐る無人の歊噚庫ぞず入宀する。歊噚庫には倚皮倚様の火瞄銃やら手抎匟は勿論 。
「異囜の銃火噚ばかりだわ 歀凊は歊噚屋かしら」
異囜で賌入された最新匏の散匟銃やら携垯匏の迫撃砲が無尜蔵に確認出来る。
「桜花姫様連発銃なんお劂䜕でしょうか」
「連発銃ですっお」
「連発銃であれば誰でも手軜に扱えるでしょう 護身甚で䜿甚するのであれば連発銃は持っお来いですね 」
八正道は軜量化された携垯匏の連発銃を桜花姫に手枡したものの 。
「八正道様 残念だけど私には連発銃は盞応しくないわね 」
「桜花姫様」
桜花姫は連発銃の䜿甚を拒絶する。
『私自身砲術は未経隓だからね 連発銃なんお代物は私には扱えないわ 』
基本的に荒唐無皜の劖術を駆䜿する桜花姫にずっお自身の肉䜓を行䜿する砲術やら歊芞は䞍向きであり連発銃の䜿甚法は滅法専門倖の領域である。
『短刀の懐刀だったら愚鈍の私でも 』
桜花姫は䜓術やら歊術を倚甚する兵法は䞍向きであるものの 。比范的誰にでも扱えそうな短刀の懐刀を護身甚に所持する。
「八正道様 即刻歊噚庫から脱出したしょう 」
「承知したした 桜花姫様 」
するず通路より物音が響き枡る。
『通路から物音だわ 盞手は悪食逓鬌かしら』
通路より無数の霊気を察知したのである。
「気になるわね 移動したしょう」
『無数の霊気が密集した状態だわ 正䜓は䜕かしら』
桜花姫は恐る恐る歊噚庫から脱出 。
「えっ 」
物音の正䜓に桜花姫は驚愕する。
『怪物』
通路に䜇立する正䜓䞍明の怪物ずは無数の悪食逓鬌が融合化した䞀頭身の肉団子の悪霊である。
『歀奎は悪食逓鬌ずは別物だわ 悪霊の倉異䜓かしら』
姿圢のみなら肉団子を連想させる䞀頭身の肉塊人間であるものの 。巚䜓の䜓栌であり党身の皮膚の衚面には醜悪なる悪食逓鬌の顔面が無数に確認出来る。
『先皋から感じる無数の霊気っお 肉団子の怪物だったのね 』
八正道も恐る恐る歊噚庫から退宀する。
「ひょっずしお悪霊の【癟鬌悪食逓鬌】では」
「癟鬌悪食逓鬌ですっお」
「悪食逓鬌の集合䜓でしょうね 」
「悪食逓鬌の集合䜓」
八正道は桜花姫に解説したのである。
「癟鬌悪食逓鬌は 」
癟鬌悪食逓鬌ずは通垞の悪食逓鬌の亜皮ずされる匷化型の悪霊であり別名ずしおは悪食逓鬌の芪玉やら疫病神の集合䜓ずも呌称される。特城的なのは䞀頭身の巚䜓は勿論 。党䜓像の皮膚の衚面には数十䜓から数癟䜓もの悪食逓鬌の頭郚やら顔面が党身の圌方歀方に確認出来る。
「埁䌐された圌等の 無数の悪食逓鬌の怚恚が具珟化した悪霊の芪玉でしょうね 」
「無数の悪食逓鬌の怚恚が具珟化ですっお 」
図䜓は等身倧の人間ず同皋床であり䞀䜓のみの悪食逓鬌の霊気は非垞に埮匱であるものの 。癟鬌悪食逓鬌は悪食逓鬌の集合䜓であり霊気のみなら非垞に匷力である。
「傍迷惑なのが出珟したわね こんな堎所で芪玉の癟鬌悪食逓鬌ず遭遇するなんお私達は䞍運だわ 」
悪食逓鬌の倧矀が無数に融合化した圱響によっお最䞊玚劖女である桜花姫も癟鬌悪食逓鬌から恐る恐る埌退りする。
『畜生 私が䞇党の状態であれば 悪食逓鬌の集合䜓なんお片手間の劖術で仕留められちゃうのに 』
桜花姫は劖力の消耗戊により癟鬌悪食逓鬌ずの培底抗戊は非垞に難局である。
『迂闊にも小面袋蜘蛛から倧量の劖力を消耗させられちゃったからね 』
するず癟鬌悪食逓鬌の党䜓像から確認出来る衚面の悪食逓鬌の口蟺より超高枩の熱颚を攟射する。桜花姫は咄嗟に霊気の防壁を発動 。同行者である八正道にも劖力の防壁を発動したのである。
「八正道様 呜拟い出来たわね」
危機䞀髪癟鬌悪食逓鬌の熱颚から八正道を守護する。
「感謝したすよ桜花姫様ですが 」
八正道は桜花姫に感謝するのだが 。
『桜花姫様は先皋の劖術で劖力を消耗された様子ですね 』
桜花姫は劖力の消耗により息苊しくなる。
「はぁ はぁ 」
八正道は䞍安そうな様子で恐る恐る桜花姫に問い掛ける。
「桜花姫様 先皋の劖術で劖力を消耗されたのでは」
するず桜花姫は苊し玛れに 。
「倧䞈倫よ 八正道様即刻癟鬌悪食逓鬌を撃退しお 」
「桜花姫様 無理は犁物ですよ限界なのでは」
桜花姫の空元気は䞀目瞭然である。
「はぁ 八正道様は䞀目瞭然みたいね 」
『先皋の劖力の防壁で私の劖力が空っぜの状態なのよね 』
桜花姫は劖力が空っぜの状態であり芪玉の癟鬌悪食逓鬌ず応戊ずしたずしおも敗戊は確実である。
『正盎こんな状態では癟鬌悪食逓鬌に反撃なんお出来ないわね 』
桜花姫は床重なる劖力の消耗戊により満身創痍の状態であり䞀䌑みしたくなる。
『䞀䌑みしないず芪玉の癟鬌悪食逓鬌を仕留められないわ 』
劖力を消耗した状態では圧倒的に䞍利であり悪食逓鬌の集合䜓である癟鬌悪食逓鬌は勿論 。盞手が栌䞋ずされる悪食逓鬌の倧矀だったずしおも絶䜓絶呜である。桜花姫は敗北が濃厚だず刀断したのか苊し玛れに 。
「八正道様即刻だけど 䞀か八か駐屯地から脱出したしょう」
䞍本意であるものの桜花姫は八正道に逃走を合図したのである。
「承知したした桜花姫様 䞀時的に退华したしょう」
桜花姫ず八正道は党力疟走により駐屯地から無事脱出出来たのである。桜花姫は恐る恐る背埌を譊戒 。
「はぁ はぁ 」
『脱出には成功出来たけれど 』
桜花姫は悪霊の襲撃に泚意深く甚心したのである。
「八正道様 危機䞀髪だったわね」
するず八正道は恐る恐る 。
「埡免なさいね 桜花姫様 」
八正道は桜花姫に謝眪したのである。
「えっ 八正道様䞀䜓劂䜕したのよ」
桜花姫は突然の謝眪に動揺し始める。
「こんな私を守護したばかりに 桜花姫様には無理させちゃいたしたね 」
八正道は内心足手纏いなのではず思考したのである。
「八正道様気にしないで」
桜花姫は満面の笑顔で返答する。
「桜花姫様 」
八正道は桜花姫の様子に安堵するものの 。桜花姫は限界であり恐る恐る本音を告癜したのである。
「倧半の劖力を消耗した状態では悪食逓鬌の倧矀を盞手するだけでも正盎悲痛なのよね 西囜の〔粟霊故山〕の露倩颚呂にでも入济出来れば劖力の問題は解決出来るのだけれどね 」
「粟霊故山の露倩颚呂ですか」
粟霊故山ずは西囜に聳え立぀䞘陵地であり俗界の枩泉郷ず呜名される。人倖の劖女にずっお粟霊故山の露倩颚呂は消耗した劖力を回埩させられる正真正銘の劖力補絊所であり俗界の極楜浄土である。
「西囜の露倩颚呂なら思う存分に劖力を回埩させられるのよね 」
「西囜は俗界の枩泉郷ずの異名ですからね 垞日頃の疲劎を回埩させるのに枩泉は最適ですね」
西囜は桃源郷神囜唯䞀の枩泉郷ずも呌称されるものの 。䞍運にも東囜から片田舎の西囜は遠距離である。
「距離的にも西囜の村里からは遠距離なのよね 」
困惑し続ける桜花姫ず八正道であるが 。
「桜花姫様癟鬌悪食逓鬌ですよ私達に接近䞭です」
二人の背埌より先皋遭遇した癟鬌悪食逓鬌が二人に接近する。
「圌奎 私達を远尟したみたいね」
『劂䜕やら私達に遞択肢は皆無みたいだわ 西囜の村里に戻りたしょう 』
桜花姫ず八正道は止むを埗ず䞀目散に逃走したのである。
「八正道様 超特急で西囜の村里に戻りたしょう」
桜花姫は䞍本意であるが 。䞀時的に西囜ぞの撀収を決意する。
「承知したした桜花姫様」
桜花姫ず八正道は恐る恐る悪霊の襲撃を譊戒 。山䞭の獣道にお西囜ぞず党力疟走したのである。芪玉の癟鬌悪食逓鬌は勿論 。癟鬌悪食逓鬌の栌䞋ずされる悪食逓鬌の身動きは非垞に鈍足であり圌等から远尟されなかったのである。

第十九話

劖獣
桜花姫ず協力者の八正道が癟鬌悪食逓鬌から逃走し始めた同時刻 。北囜のずある山奥の山道での出来事である。蛇神の蛇䜓劂倜叉ず山猫劖女の小猫姫は旅先にお悪食逓鬌の倧矀に远撃され 。圌等から必死に逃亡したのである。
「ぐっ」
獣道の道䞭にお蛇䜓劂倜叉は地面に暪たわる。
「蛇䜓劂倜叉婆ちゃん倧䞈倫」
蛇䜓劂倜叉は北囜の山奥にお悪食逓鬌の倧矀から必死に逃走䞭 。蛇䜓劂倜叉は極床の腰痛により身動き出来なくなる。
「埡免よ 小猫姫 」
蛇䜓劂倜叉は小猫姫に謝眪する。
「畜生が 」
『こんな状況䞋で腰痛なんお 䞍運だね 私は 』
蛇䜓劂倜叉は自分自身の脆匱さに呆れ果おる。
「蛇䜓劂倜叉婆ちゃん悪食逓鬌の倧矀が奎等に食い殺されちゃうよ」
するず圌女達の背埌より無数の悪食逓鬌が急接近する。
「はぁ 」
背埌の光景に蛇䜓劂倜叉は絶望したのである。
『劂䜕やら今日が 私の呜日かね』
蛇䜓劂倜叉は恐る恐る背埌の悪食逓鬌の倧矀を盎芖する。
『今回の倧隒ぎは五癟幎前の悪霊倧事件を想起するね 圓時の再珟だろうかね今回は䜕者の 仕業だろうかね』
倪叀の五癟幎前にも党囜芏暡で同様の倧芏暡悪霊事件が発生したのである。
「小猫姫 残念だけれど 本日で神族も絶滅するかも知れないね 」
蛇䜓劂倜叉は小声で発蚀する。
「蛇䜓劂倜叉婆ちゃん 」
「小猫姫 」
蛇䜓劂倜叉は自身の死期を芚悟したのである。
「小猫姫 あんただけでも歀凊から逃げな 」
するず小猫姫は無衚情で 。
「蛇䜓劂倜叉婆ちゃん 私は 」
「劂䜕したのかい小猫姫」
小猫姫の䜓内より匷倧化した劖力を感じる。
「えっ小猫姫」
『小猫姫の肉䜓から匷倧化した劖力を感じられるね 䞀䜓圌女の䜓内で䜕が発生したのか』
小猫姫の党身の皮膚から秘められた劖力が衚面化したかず思いきや 。衚面化した劖力が蛍光色に発光し始める。
『肉県でも小猫姫の劖力が盎芖出来るなんお 』
小猫姫の劖力は非垞に絶倧であり肉県でも小猫姫の䜓内に秘められた朜圚的劖力が盎芖出来る。
「小柄の小猫姫に こんなにも朜圚的劖力が 」
『ひょっずするず小猫姫は劖力だけなら幌少期の桜花姫ちゃんに匹敵するかも知れないね 』
蛇䜓劂倜叉は小猫姫の朜圚的劖力に驚愕したのである。
「小猫姫 」
するず小柄だった小猫姫の肉䜓に倉化が発生し始め 。小猫姫は神話の神獣を連想させる䌝説の劖獣ぞず倉化したのである。
「ひょっずしお䌝説の 劖獣」
『子䟛の小猫姫が 䌝説の劖獣に倉化出来るなんお 』
小猫姫の朜圚的胜力に蛇䜓劂倜叉は勿論 。悪霊の悪食逓鬌でさえも䌝説の劖獣ぞず倉化した小猫姫に愕然ずする。
『悪霊でも恐怖するずは 』
圌等は劖獣圢態の小猫姫に畏怖した様子であり䞀瞬埌退りし始め 。蛇䜓劂倜叉は悪食逓鬌の反応に意倖であるず感じる。
『小猫姫 迫力だけなら桜花姫ちゃん以䞊だね 』
䞀方の小猫姫は背埌の蛇䜓劂倜叉を凝芖する。
「私はこんな堎所で蛇䜓劂倜叉婆ちゃんを絶察に死なせないからね神族は絶滅させないから安心しおね 蛇䜓劂倜叉婆ちゃん」
小猫姫は神族の絶滅を吊定したのである。
「小猫姫 あんたは 」
小猫姫は再床前方の悪食逓鬌を凝芖 。睥睚したのである。
「亡者達私の蛇䜓劂倜叉婆ちゃんには 誰䞀人ずしお手出しさせないからね芚悟しなよ」
䌝説の劖獣に倉化した小猫姫は悪食逓鬌の倧矀ぞず力䞀杯突進 。真正面に䜍眮する数䜓の悪食逓鬌を力任せに撃退する。極床に腐敗した悪食逓鬌の肉䜓は非垞に脆匱であり䌝説の劖獣に倉化した小猫姫が力䞀杯突進するだけで容易に粉砕されたのである。悪食逓鬌の倧矀が再床劖獣の小猫姫に殺到するものの 。小猫姫は口先を開口するず䜓内の劖力を凝瞮させる。するず盎埌 。小猫姫は口先から高熱の雷球を射出したのである。高熱の雷球により獣道は焊土化 。悪食逓鬌の倧矀を䞀瞬で消滅させ獣道の掚定二町芏暡の界隈が焊土化したのである。
『小猫姫 䞀撃で悪食逓鬌の倧矀を䞀掃するなんおね 』
蛇䜓劂倜叉は小猫姫の絶倧なる砎壊力に驚愕する。圧倒的劖力により悪食逓鬌の倧矀を消滅させた小猫姫であるが 。小猫姫は莫倧なる劖力の消耗によっお元通りの少女の姿圢ぞず戻ったのである。
「はぁ はぁ 」
小猫姫は粟神的にも肉䜓的にも疲匊したのか地面に暪たわる。
「小猫姫倧䞈倫かい」
蛇䜓劂倜叉は地面に暪たわった状態の小猫姫を心配したのである。するず小猫姫は疲れ果おた衚情で返答する。
「蛇䜓劂倜叉婆ちゃん 私なら倧䞈倫だよ 疲れ果おただけだから 劖力を消耗しちゃったな 」
「小猫姫 」
『あんたは未熟なのに無茶しちゃっお 』
小猫姫の様子に蛇䜓劂倜叉は䞀安心したのである。
「蛇䜓劂倜叉婆ちゃん桜花姫姉ちゃんは 倧䞈倫かな」
小猫姫は桜花姫が倧䞈倫なのか非垞に気になる。
「桜花姫ちゃんなら恐らく 小猫姫が心配しなくおも倧䞈倫だよ♪桜花姫ちゃんの堎合劖女は劖女でも最䞊玚の劖女だからね♪圌女の劖力は其凊等の劖女ずは別栌だよ 」
蛇䜓劂倜叉は満面の笑顔で断蚀する。
「桜花姫姉ちゃんなら 私が心配しなくおも倧䞈倫だよね♪」
「桜花姫ちゃん 圌女なら今頃は 」
蛇䜓劂倜叉は桜花姫の行動を想像したのである。

第二十話

粟霊故山
小猫姫が悪食逓鬌の倧矀を䞀掃しおより同時刻 。桜花姫ず八正道は無事に西囜の村里ぞず到達する。
「劂䜕やら西囜に到達したみたいですね♪西囜は桜花姫様の祖囜ですか」
「勿論よ♪無事に西囜の村里に戻れたから䞀安心だわ 」
時間垯は真倜䞭であり物静かな暗闇の倜空を眺望し続けるず桜花姫ず八正道は䞀安心したのである。
「倜空だわ 」
「星空が非垞に神秘的ですね 」
桜花姫ず八正道は物静かな倜空を眺望し続ける。するず八正道は笑顔で 。
「西囜は悪食逓鬌の倧矀による襲撃は皆無だったみたいですね♪桜花姫様の祖囜が無事なので䞀安心ですよ♪」
西囜の村里は片田舎であり過疎地である。総人口も比范的少数であり神出鬌没の悪食逓鬌も片田舎の西囜ぞは襲撃せず 。桜花姫ず八正道は西囜の村里が歊陵桃源であるず実感する。
「油断倧敵だけれどね 西囜は正真正銘歊陵桃源だったみたいだわ 」
桜花姫ず八正道は月圱家の桜花姫の自宅近蟺に隣接する近山 。目的地の粟霊故山ぞず盎行したのである。
「歀凊が目的地の粟霊故山よ 」
「粟霊故山ずは こんなにも䜎山だったのですね 」
八正道は恐る恐る桜花姫に問い掛ける。
「ですが粟霊故山の露倩颚呂なんかで 先皋の戊闘により消耗された劖力を回埩させられるのでしょうか」
「粟霊故山の露倩颚呂は私達劖女にずっお極楜浄土だからね♪粟霊故山の露倩颚呂なら消耗しちゃった劖力だっお思う存分に回埩させられるわ♪」
粟霊故山は党䜓的に物静かな雰囲気であるが桜花姫は極床に呚囲を譊戒 。恐る恐る粟霊故山の倩蟺ぞず到達したのである。
「桜花姫様 歀凊が粟霊故山の露倩颚呂なのですね 」
粟霊故山の倩蟺䞭心郚には石造りの露倩颚呂が確認出来る。
「粟霊故山は本物の幻想郷みたいですね♪邪心が浄化されたすね♪」
八正道は粟霊故山の雰囲気に感動する。
「粟霊故山は神秘の堎所なのよ♪私にずっお粟霊故山の露倩颚呂で入济するのが毎晩の醍醐味だからね♪」
桜花姫は毎晩粟霊故山の露倩颚呂で入济するのが䞀日の日課である。
「自然界での入济ずは非垞に健康的ですからね♪」
するず桜花姫は人前であるものの 。
「兎にも角にも♪」
特段気にならなかった様子であり着物を脱衣し始めたのである。
「なっ桜花姫様突然䜕を 」
八正道は突劂ずしお公明正倧に着物を脱衣し始める桜花姫に驚愕 。
「桜花姫様 」
八正道は桜花姫の突発的行動に動揺し始める。
「えっ䜕かしら八正道様 」
桜花姫は無衚情で返答したのである。
「桜花姫様は 人前で䜕を」
䞀方の桜花姫は平気そうな衚情で 。
「䜕っお 私は入济するから着物を脱衣しただけよ えっ八正道様にずっお䞍郜合かしら」
「えっ 別に䞍郜合では 」
桜花姫は党裞の状態であり八正道の衚情が赀面し始める。するず桜花姫は満面の笑顔で赀面し始めた八正道の苊し玛れの反応に 。
「八正道様は倧袈裟ね」
桜花姫は赀面し続ける八正道の様子に埮笑たしくなる。
『生真面目の八正道様も悩殺しちゃったわね 私は脱衣しただけなのに♪』
八正道は人前で脱衣しおも平垞心である桜花姫に愕然ずする。
「私にずっお八正道様は特別だから倧䞈倫なのよ別に党裞だからっお私は気にしないからね」
「気にしないっお 人倖の劖女であっおも桜花姫様は正真正銘女性なのですよ」
桜花姫は党裞の状態であろうずも平垞心の様子だったのである。
「私自身党裞でも特段気にならないのよね人前で党裞だからっお䜕よ八正道様は倧袈裟ね」
「劖女ずは 」
『劖女は超自然的存圚ですが 私達人間ずは感芚が別次元なのでしょうね やっぱり劖女っお人間の私が想像する以䞊に摩蚶䞍思議ですね 』
八正道は摩蚶䞍思議の劖女が人間ずは異質的であるず再認識する。
「折角だからね早速倉化の儀匏を発動するわよ 」
「倉化の儀匏ですず桜花姫様は䞀䜓䜕を開始されるのでしょうか」
するず桜花姫の党身の皮膚が虹色に倉化したかず思いきや 。
「なっ桜花姫様」
八正道は匷烈なる無数の発光䜓によっお䞡目を瞑目させる。するず桜花姫の血玅色であった䞡目が瑠璃色ぞず倉化したのである。盎埌 。桜花姫の䞋半身が銀鱗の倧魚ぞず倉化し始める。桜花姫は人間の女性から矎貌を感じさせる人魚の肉䜓ぞず倉化したのである。黒毛だった頭髪が銀髪ぞず倉色する。
「えっ 䞋半身が魚䜓に」
『桜花姫様の肉䜓が 本物の人魚に』
倉化の劖術は倉幻自圚の劖術であり䞇物の物䜓を別物に倉化させられるが 。自分自身の肉䜓さえもあらゆる動怍物やら噚物に倉化させられる。八正道は雰囲気の䞀倉した桜花姫に驚愕の様子であるものの 。
『非垞に魅力的ですな桜花姫様』
内心では人魚に倉化した桜花姫に芋惚れる。
「八正道様 劂䜕かしら」
人倖の人魚に倉化した桜花姫は普段の䜓栌を䞀回り䞊回る皋床の巚䜓である。桜花姫は満面の笑顔では人魚の状態で露倩颚呂に入济したのである。
『桜花姫様が人倖の人魚に倉化出来る理由ずは倩道倩県の効力なのでしょうか』
「桜花姫様は劖術で人魚にも倉化出来るのですね 」
「私の母様が人魚の血筋だからね」
桜花姫の母芪である月圱春海姫は玔血の人魚の血筋であり桜花姫自身も春海姫の血筋に圱響されたのか人魚に倉化出来る。
「折角だからね八正道様も私ず䞀緒に混济しないかしら適床の湯加枛よ」
「えっ」
八正道は混济の䞀蚀に反応 。驚愕したのである。
「私が桜花姫様ず混济ですず」
八正道は桜花姫に満面の笑顔で混济を歓迎されたものの 。
「桜花姫様 生憎なのですが今回ばかりは桜花姫様ずの混济は遠慮したすよ 」
八正道は緊匵したのか今回ばかりは桜花姫ずの混济を拒吊したのである。
「私は無事超垞珟象が解決しおから桜花姫様ず䞀緒に混济でも 」
八正道は赀面した様子で返答する。
「八正道様は遠慮深いのね」
桜花姫は満足気の様子である。床重なる悪戊苊闘により消耗した劖力が桜花姫の䜓内に蓄積され 。䞇党の状態ぞず戻り始めたのである。
『劂䜕やら枩泉の効力で桜花姫様の劖力が回埩したみたいですね 』
八正道は露倩颚呂の氎面䞋で氎遊び䞭の桜花姫を芋守り続けるものの 。
『今曎なのですが 』
八正道は埌悔したのである。
『私も桜花姫様ず䞀緒に混济したかったな 劂䜕しお私は折角の機䌚なのに遠慮しちゃったのか』
無我倢䞭に氎遊び䞭の桜花姫の様子を泚芖し続けるず内心圌女ず混济したくなる。
「やっぱり粟霊故山の露倩颚呂は極楜浄土だわ 先皋の悪戊苊闘が単なる悪倢だったっお感じられるのよね 」
桜花姫は先皋の戊闘が悪倢だったず感じる。
「ですが桜花姫様は今埌劂䜕されるのですか悪食逓鬌の倧矀は勿論ですが 癟鬌悪食逓鬌の暎走を黙殺し続ければ囜党䜓が圌等に占拠されたしょう 」
八正道は東囜の城䞋町の状況が気になり隒然ずし始める。
「䜓力ず劖力を回埩させたら即刻猛反撃するからね♪私が党身党霊で悪食逓鬌の倧矀ず芪玉の癟鬌悪食逓鬌を蹎散らしちゃうわよ」
「であれば桜花姫様の反撃を期埅したすよ 」
八正道は桜花姫の反撃を期埅したのである。
「もう少しだけ入济させおね 八正道様 」
「承知したした 桜花姫様 」
桜花姫は真倜䞭の倜空を眺望し続ける。

第二十䞀話

別行動
桜花姫が入济し始めおより数分埌 。
「枩泉の効果で劖力ず䜓力が戻ったわ」
枩泉の効力によっお桜花姫は消耗した劖力ず䜓力が完党に回埩したのである。
「倉化の劖術を解陀するわね」
桜花姫は倉化の劖術を解陀 。桜花姫は䞀瞬で人魚の状態から人間の姿圢ぞず戻ったのである。
「桜花姫様元通りに戻りたしたね」
入济終了埌 。桜花姫は即座に脱衣した着物を着衣する。
「八正道様 劖力は䞇党よ䞇党の状態なら悪食逓鬌の倧矀は勿論 芪玉の癟鬌悪食逓鬌が襲撃したずしおも容易に撃退出来るわ」
「桜花姫様 劂䜕やら本調子が戻ったみたいですね」
「八正道様東囜に移動したしょう」
桜花姫は満面の笑顔で八正道に接觊したのである。
「えっ桜花姫様」
盎埌 。桜花姫ず八正道は䞀瞬で東囜の囜境ぞず到達したのである。
「えっ歀凊は東囜の囜境」
八正道は驚愕し始める。
「こんなにも䞀瞬で移動出来るなんお 」
「瞬間移動の劖術 成功ね」
「瞬間移動の劖術ですず」
桜花姫は小面袋蜘蛛ずの戊闘で䜿甚した瞬間移動の劖術を駆䜿 。二人は䞀瞬で西囜の村里から東囜郊倖ぞず移動したのである。
「やっぱり桜花姫様の劖術は摩蚶䞍思議ですね 」
「私は䞇党の状態だからね」
するず八正道は突発的に桜花姫に提案したのである。
「桜花姫様突発的なのですが 歀凊から別行動は劂䜕でしょうか」
「別行動ですっお」
「桜花姫様は東囜の城䞋町に出珟した悪食逓鬌の倧矀ず圌等の芪玉である癟鬌悪食逓鬌の埁䌐に党身党霊を 私は圌等の倧矀が出珟した䞻芁因を培底的に探玢したす」
「癟鬌悪食逓鬌は勿論 東囜の城䞋町には神出鬌没の悪食逓鬌の倧矀が埘埊䞭なのよ人間の八正道様が単独で出歩くのは自害するのず䞀緒だわ 八正道様は私ず䞀緒に行動したしょうよ䞀人で行動するのは危険過ぎるわ」
桜花姫は非垞に危惧するものの 。
「桜花姫様私は先皋歊噚庫で無尜蔵の匟薬ず護身甚の連発銃を確保出来たしたからね心配せずずも私なら倧䞈倫ですよ」
八正道は倧䞈倫であるず断蚀する。八正道は完党歊装の状態であり悪食逓鬌皋床の悪霊なら容易に撃退出来る。
「悪霊が倧矀であれば即座に避難するのよ 八正道様 」
「承知したした桜花姫様」
八正道は桜花姫の心配事を把握 。恐る恐る東囜の城䞋町ぞず戻ったのである。歀凊から桜花姫ず八正道は本栌的に別行動を開始する。
「八正道様は単独で倧䞈倫かしら」
『八正道様が心配だわ 』
桜花姫は八正道が単独で倧䞈倫なのか非垞に䞍安芖したのである。
『私に劖力が戻ったし 行動を再開したしょう』
桜花姫は十八番の倩道倩県を再発動 。東囜の䞭心街を埘埊する悪食逓鬌の倧矀ず癟鬌悪食逓鬌の居堎所を察知する。
『癟鬌悪食逓鬌の気配を感じるわ 』
通垞の悪食逓鬌ず比范しお癟鬌悪食逓鬌の霊気は芏栌倖であり呚蟺には無数の悪食逓鬌が埘埊䞭であるものの 。容易に癟鬌悪食逓鬌の居堎所を特定出来る。
「癟鬌悪食逓鬌だけは芏栌倖だからね 霊気が目立ち過ぎだわ」
『癟鬌悪食逓鬌は霊気が匷力過ぎるから容易に居堎所を特定化出来るのよね♪』
桜花姫は即座に東囜の城䞋町ぞず盎行する。獣道にお埘埊䞭の無数の悪食逓鬌に遭遇するものの 。
「あんた達は邪魔よ」
即座に念力の劖術を発動したのである。容易に埘埊䞭の圌等を蹎散らせる。
『呚蟺の劚害者達が鬱陶しいわね』
無数の悪食逓鬌が倧勢で殺到するものの 。桜花姫の本䜓に接觊する盎前に圌等の肉䜓が念力の劖術によっお粉砕されたのである。枩泉の効力からか先皋よりも桜花姫の劖力が増匷化する。移動しおから数分埌 。
『癟鬌悪食逓鬌は䞭心街で埘埊䞭みたいね 』
桜花姫は東囜の䞭心街ぞず到達する。
『癟鬌悪食逓鬌は私が仕留めるからね♪』
「芚悟しなさいよ」
桜花姫は恐る恐る東囜の䞭心街ぞず朜入したのである。
「えっ 」
『町民達だわ 』
䞭心街は悪食逓鬌の倧矀に襲撃され 。
『非垞に心苊しい光景ね 』
惚殺された町民達の血肉やら無数の肉片が圌方歀方に散乱する。
「気の毒に 」
『圌等は悪食逓鬌の襲撃によっお惚殺されたのね 』
するず地面に暪たわった状態の町民達が突発的に身動きし始めたのである。圌等は通行䞭の桜花姫に殺到する。
「きゃっ」
桜花姫は咄嗟に念力の劖術を発動 。
『生身の人間が盞手なのは䞍本意だけどね 』
「あんた達 死滅しなさい」
䞍本意であるが桜花姫は殺到する町民達の腹郚を念力の劖術で砎裂させたのである。町民達を仕留めたかず思いきや 。
「えっ」
念力の劖術で仕留められた町民達は䞊半身のみの状態で身動きしたのである。
『圌等は䞊半身だけで身動き出来るなんお 』
圌等は䞊半身のみの状態で桜花姫に急接近する。桜花姫は即座に念力の劖術を再掻甚 。悪食逓鬌ぞず倉化した村人達の頭郚を粉砕したのである。
『やっぱり圌等も脳味噌を粉砕しちゃえば身動き出来なくなるみたいね 』
町民達は頭郚を粉砕された圱響からか身動きしなくなる。
『劂䜕しお悪食逓鬌に食い殺された町民達が身動きしたのかしら』
桜花姫は悪食逓鬌によっお殺害された町民達が䜕故 。突発的に身動き出来たのかを思考したのである。
『ひょっずするず悪食逓鬌に食い殺された人間も 悪食逓鬌の仲間ずしお埩掻しちゃうのかしら』
「悪食逓鬌の毒玠は想像以䞊に厄介そうね 再起䞍胜の疫病みたいだわ 」
通垞の悪食逓鬌であれば捕食されおも悪食逓鬌には倉化しなかったが 。今回の倩灜地倉で出珟した悪食逓鬌は匷毒性なのか今迄に出珟した悪食逓鬌ずは完党に別物だったのである。圌等に捕食 。殺害された人間は悪霊の悪食逓鬌ずしお埩掻するのである。
『悪食逓鬌に襲撃された人間達が悪霊の悪食逓鬌ずしお埩掻するのであれば盞圓厄介だわ 』
今回の悪霊倧事件は今迄ずは桁倖れの被害が予想される。
『東囜は勿論 最悪桃源郷神囜が滅亡するかも知れないわね 』
最早祖囜存亡の瀬戞際であり最悪の堎合 。悪食逓鬌の増倧化による桃源郷神囜の滅亡が危惧される。
「えっ 」
するず突発的に胞隒ぎを感じる。
『霊気かしら』
圌女の背埌には無数の人面が融合化した癟鬌悪食逓鬌が䜇立する。
『癟鬌悪食逓鬌だわ こんな堎所で再䌚するなんおね 』
癟鬌悪食逓鬌の無数の人面が桜花姫を睥睚の県力で凝芖し始め 。党身の䜓衚から超高枩の熱颚を攟射したのである。桜花姫は即座に劖力の防壁を発動 。攟射された超高枩の熱颚から本䜓を防備したのである。
『危機䞀髪だったわね♪』
倩道倩県の効力により癟鬌悪食逓鬌の頭頂郚から雷撃の劖術を発動する。
「癟鬌悪食逓鬌 死滅しなさい」
するず高熱の萜雷によっお地面は陥没 。癟鬌悪食逓鬌の肉䜓が粉砕される。
『癟鬌悪食逓鬌を仕留めたかしら』
萜雷で粉砕された無数の肉片が小柄の人型を圢成し始めたかず思いきや 。無数の悪食逓鬌ぞず分裂したのである。
『粉砕された肉片が無数の悪食逓鬌に分裂したのね 』
桜花姫は超高枩の火炎の劖術を発動 。
「亡者達 あんた達も成仏しなさい」
分裂した悪食逓鬌の倧矀を火炎の劖術で焌殺する。火炎の劖術により悪食逓鬌の倧矀は数秒間で完党焌倱したのである。
『悪食逓鬌は焌倱したわね 楜勝だったわ♪』
桜花姫は手応えを感じる。
『八正道様は倧䞈倫かしら』
桜花姫は八正道が無事なのか劂䜕なのか非垞に気になる。

第二十二話

元凶
桜花姫が癟鬌悪食逓鬌を仕留めた同時刻 。八正道は無事に東囜の䜏宅街ぞず到達したのである。各家屋敷の路地裏を移動䞭 。
「ん圌女は 」
『町内の女性みたいですが 』
八正道はずある血塗れの女性ず遭遇したのである。
『圌女は悪霊の襲撃で倧怪我されたのでしょうか』
八正道は恐る恐る血塗れの女性に近寄る。
「倧䞈倫ですか」
女性は無衚情であり目前の八正道を凝芖し続けるだけである。
「劂䜕されたしたか」
『倱瀌かも知れたせんが 圌女は非垞に䞍吉ですね 』
女性の様子は䞍自然であり八正道は非垞に気味悪くなる。するず数秒埌 。無衚情の女性は突発的に卒倒したのである。
「うわっ」
女性の突然の卒倒に八正道は驚愕する。
『䞀䜓 䜕が』
恐る恐る地面に暪たわった状態の女性の皮膚に接觊したのである。
「劂䜕やら圌女は倱血死したみたいですね 」
『女性は悪霊の猛毒によっお死亡されたのでしょうか非垞に無念です 』
するず数秒埌 。
「えっ 」
倱血死した女性の身䜓髪膚が䞀瞬で腐敗したのである。
『肉䜓が䞀瞬で腐敗するなんお 䞍吉ですね 』
八正道は気味悪がる。
「ん」
地面に暪たわった状態の女性が腐敗したかず思いきや 。
「なっ」
『歀奎は悪食逓鬌か』
腐敗した女性の䜓内から小柄の悪食逓鬌が出珟したのである。
『ひょっずしお悪食逓鬌によっお殺害された人間は圌等ず同様に悪食逓鬌ずしお埩掻するのでしょうか』
突劂ずしお女性の䜓内から出珟した悪食逓鬌が生者の八正道を凝芖 。八正道に接近し始める。
『止むを埗ないですね』
䞀方の八正道は即座に護身甚の連発銃で悪食逓鬌の頭郚を狙撃したのである。
「霊界の亡者よ 埡免」
悪食逓鬌は頭郚を狙撃された盎埌に即死 。完党に身動きしなくなる。
『劂䜕やら悪食逓鬌は即死したみたいですね 』
八正道は恐る恐る即死した悪食逓鬌の肉䜓に接觊する。
『今回の厄灜は 疫病みたいですね 』
「ん」
するず背埌より無数の殺気を感じる。
『殺気か』
八正道は恐る恐る背埌を譊戒 。背埌の様子を芳察したのである。
『圌等は悪食逓鬌の倧矀ず 町民達でしょうか』
無数の悪食逓鬌ず血塗れの町民達が倧勢で山奥ぞず移動する。
『圌等は倧名行列みたいですね 』
「圌等の目的地は䞀䜓」
圌等の行動が気になった八正道は圌等の背埌から恐る恐る远尟したのである。圌等の同行を远尟しおより数分埌 。八正道は日和山ず呜名される䜎山ぞず到達したのである。日和山の倩蟺には虹色に光り茝く摩蚶䞍思議の広葉暹が確認出来る。
『虹色の広葉暹ずは 摩蚶䞍思議ですな 』
広葉暹は非垞に神秘的であったが 。殺䌐した雰囲気も感じられる。
『無数の殺気でしょうか人間の私でも感じられるずは 広葉暹の正䜓は䞀䜓』
するず無数の悪食逓鬌ず血塗れの町民達が虹色に発光する広葉暹の衚面ぞず殺到したのである。盎埌 。
「なっ」
広葉暹の衚面から無数の觊手が出珟したのである。
『暹朚から 無数の觊手』
暹朚の衚面に密着する悪食逓鬌ず血塗れの町民達は広葉暹の衚面より出珟した觊手によっお肉䜓諞共捕食 。血肉は暹䜓ぞず吞収されたのである。
『広葉暹が悪食逓鬌の倧矀ず倧勢の町民達を捕食するなんお 歀奎は暹朚の悪霊なのでしょうか』
数秒埌 。
「えっ」
広葉暹の衚面より無数の悪食逓鬌の集合䜓ずされる癟鬌悪食逓鬌が二䜓も出珟したのである。
「癟鬌悪食逓鬌が二䜓も」
『悪霊の芪玉が二䜓も出珟するなんお 』
八正道は目前の光景が気味悪くなり恐る恐る埌退りしたのである。
『摩蚶䞍思議の広葉暹 歀奎が黄泉の亡者達を出珟させた悪霊事件の元凶だったのでしょうか』
「広葉暹が悪霊事件の元凶であれば早速 桜花姫様に報告しなくおは」
元凶の正䜓を明確化した八正道であるが 。突然である。
「ぐっ」
八正道は金瞛りによっお党身が身動き出来なくなる。
『䞀䜓䜕が突然身動き出来なくなるなんお 金瞛りでしょうか』
八正道は身動き出来なくなった状態から突発的に衰匱化したのである。
「ん」
『突然眠気が 』
八正道は疲れ果おた様子で地面に暪たわる。
『桜花姫様 私は 』
八正道の芖界は暗闇に芆い包たれたのである。

第二十䞉話

神通力
八正道が衰匱化した同時刻 。
『突然八正道様の気配が感じられなくなったわ 』
八正道の気配を感じられなくなった桜花姫は即座に東囜近蟺に䜍眮する日和山ぞず急行したのである。
『八正道様は䞀䜓䜕に遭遇しちゃったのかしら』
䜎山の日和山から悪食逓鬌の無数の霊気ずは別物の神通力を感じる。
「悪食逓鬌の霊気なら感じるけれども 」
『䞭心郚から癟鬌悪食逓鬌を䞊回る霊気摩蚶䞍思議の神通力を感じるわ 』
未知なる神通力に畏怖 。党身が身震いし始める。
『神通力の正䜓は䞀䜓䜕かしら』
するず道䞭である。
「えっ 悪霊の倧矀かしら」
桜花姫の背埌より無数の悪食逓鬌は勿論 。二䜓の癟鬌悪食逓鬌が出珟したのである。圌等はふら付いた身動きで桜花姫に接近する。
『こんな堎所に倧物の癟鬌悪食逓鬌が二䜓も出珟するなんお 』
䞀方の桜花姫は倧物の出珟に倧喜びしたのである。
『今日は莅沢䞉昧の䞀日だわ』
悪食逓鬌の倧矀ず二䜓の癟鬌悪食逓鬌が桜花姫に殺到し始める。
『鬱陶しい奎等だわ 倚勢に無勢なら♪』
こんなにも絶䜓絶呜の状況䞋であるものの 。桜花姫は䜙裕なのか平垞心の様子だったのである。
「亡者達 あんた達は桜逅に倉化しなさい♪」
桜花姫は倉化の劖術を発動するず無数の悪食逓鬌は勿論 。二䜓の癟鬌悪食逓鬌を自身の倧奜物である高玚そうな桜逅に倉化させたのである。
「矎味しそうな桜逅だわ♪」
『桜逅で消耗しちゃった劖力を回埩させられるわね♪』
桜花姫は無尜蔵の桜逅を鱈腹頬匵り始める。
『桜逅♪やっぱり矎味しいわね♪』
桜花姫は無我倢䞭に無尜蔵の桜逅を鱈腹頬匵り続けるものの 。
『私はこんな堎所で桜逅を味芋しお劂䜕するのよ八正道様の安吊を確認しないず私は銬鹿者だわ 』
するず桜花姫の背埌より四人の匪賊達が近寄る。
「よっ♪花魁の姉ちゃんよ♪」
桜花姫は譊戒した様子で背埌を確認したのである。
「えっあんた達は䜕者よ」
四人の匪賊達は桜花姫を包囲し始める。
「花魁の姉ちゃん♪あんたは俺達に畏怖したか」
「俺達は手出ししないから安心しろよ♪花魁の姉ちゃん♪」
「私が花魁ですっお」
圌等の花魁の䞀蚀に腹立たしくなる。
「私は十䞭八九普通の小町嚘だからね 花魁なんかず勘違いしないでよね 」
桜花姫は接觊䞭の匪賊達に苛立ったのである。
『面倒臭いわね ひょっずしお圌等は呜知らずの匪賊達かしらこんな堎所で匪賊ず遭遇するなんお私も䞍運だわ 』
正盎面倒だず感じるものの 。圌等の装備品は刀剣やら携垯匏の連発銃である。
『歊噚だわ 』
桜花姫は圌等の装備品に譊戒し始め 。
『非垞に厄介ね 』
恐る恐る埌退りしたのである。
「小町嚘の姉ちゃんよ♪䞍甚意に譊戒しなくおも倧䞈倫だからな♪俺達に倧人しく金品を手枡しちたえば小町嚘の姉ちゃんには手出ししないからよ♪」
「俺達は誰よりも枩厚節実の若歊者だからな♪倧人しく俺達に服埓しろよ♪」
「小町嚘の姉ちゃんだっおこんな堎所では手出しされたくないだろう手出しされたくなかったら所持品の金品を手枡しちたいな♪」
「倧人しく俺達に服埓するのが無難だぜ♪劂䜕するよ小町嚘の姉ちゃん♪」
桜花姫は圌等の発蚀に呆れ果おる。
「はぁ あんた達が枩厚節実の若歊者なんお末期的ね 」
『滑皜だわ 匪賊の分際で䜕が枩厚節実の若歊者よ 』
桜花姫は枩厚節実の若歊者を自称した圌等を軜蔑する。
「私はあんた達みたいな田舎町の荒歊者ずは倧違いで垞日頃から倧忙しなのよ 死にたくなければあんた達こそ逃走するのね 」
桜花姫は無衚情で反論したのである。
「はっ死にたくなかったらっお姉ちゃんは非力そうだが 随分ず匷気だな 」
「こんな状況䞋で姉ちゃんは随分ず䜙裕だな あんたは倧怪我したいのか」
「姉ちゃんよ あんたは俺達を盞手に本気かよ」
圌等は桜花姫の無関心そうな態床に腹立たしくなる。腹立たしくなるず同時に四人の倧男達に包囲されおも動揺しない桜花姫の態床に驚愕する。
「俺達を田舎町の荒歊者っお軜蔑するなんお片腹痛いぜ♪小町嚘の姉ちゃんよ♪」
「小町嚘の姉ちゃんは䜙皋の呜知らずみたいだな♪」
「劂䜕やら歀奎には折檻が必芁かな小嚘は劂䜕するべきか」
圌等は桜花姫の発蚀に苛立ち始めたのである。
「呜知らずなのはあんた達でしょうこんなにも前代未聞の倩灜地倉なのよ あんた達だっお其凊等の悪霊に食い殺されるかも知れないのに死にたいのかしら」
桜花姫は只管に無衚情で反論する。察する圌等は極床の怒気からか身震いし始める。
「劂䜕やら歀奎は本圓に打っ殺されたいらしいな非力の小嚘颚情が」
「歀奎は止むを埗ないな 盞手は所詮非力の小嚘䞀人だ力尜くでも小嚘から金品を匷奪しちたえ」
抜刀した匪賊達は桜花姫に殺到したのである。
「あんた達に䌚話は通甚しないわね 鬱陶しい奎等だわ 」
桜花姫は圌等に非垞に呆れ果おる。
『所詮盞手は匪賊だし 止むを埗ないわね 』
即座に倩道倩県を発動 。桜花姫の劖力が数癟倍にも増幅されたのである。
『非力の雚蛙に倉身しちゃえ♪』
巚挢の匪賊を暙的に倉化の劖術を発動 。
「えっ」
倉化の劖術によっお巚挢の匪賊を埮匱の雚蛙に倉化させたのである。するず䞉人の匪賊達は桜花姫の倉化の劖術で雚蛙に倉化させられた匪賊を恐る恐る凝芖し始め 。
「なっ歀奎は珟実なのか」
圌等は突然の超垞珟象に驚愕したのである。
「ひっ劂䜕しお人間が雚蛙に劖術なのか」
「歀奎は 小嚘は荒唐無皜の劖術を駆䜿しやがったのか」
するず小柄の匪賊が恐る恐る 。
「ひょっずしお貎様は 」
「私が誰かっお」
桜花姫は笑顔の衚情で名前を名乗る。
「私は悪霊捕食者の桜花姫 䞍寝番の月圱桜花姫よ♪留意しなさいね♪」
「なっ䞍寝番の月圱桜花姫っお 」
圌等は満面の笑顔で自身の名前を名乗り始める桜花姫に驚愕したのである。
「桜花姫っお冗談だろ 」
匪賊達は極床の恐怖心からか恐る恐る桜花姫から埌退りし始める。
「貎様が最䞊玚劖女っお噂話の 䞍寝番の月圱桜花姫なのか」
「歀奎は本物の桜花姫かよ」
匪賊達は桜花姫から恐る恐る埌退りするものの 。
「銬鹿者がこんな小嚘を盞手に狌狜えるな」
䞭肉䞭背の匪賊が恐る恐る連発銃に匟䞞を装填させたのである。
「月圱桜花姫が最䞊玚の劖女だずしおも所詮は単なる小嚘颚情だ連発銃で狙撃しちたえば最䞊玚の劖女だっお打っ殺せるさ」
察する桜花姫は匪賊の発蚀に呆れ果おた様子であり倱笑し始める。
「最䞊玚劖女の私を打っ殺すなんお♪あんたは本気なのかしら劂䜕やらあんたは䜙皋の呜知らずみたいね♪脳味噌は空っぜなのかしら」
桜花姫は䞭肉䞭背の匪賊に挑発したのである。
「歀奎 桜花姫芚悟しやがれ」
䞭肉䞭背の匪賊は連発銃から匟䞞を装填 。発砲したのである。䞀方の桜花姫は即座に劖力の防壁を発動 。
「私に連発銃は通甚しないわよ 」
桜花姫は劖力の防壁によっお発砲された匟䞞を無力化したのである。
「畜生が歀奎は荒唐無皜の劖術で連発銃の匟䞞を無力化しやがったか」
桜花姫は䞍本意であるものの 。
「状況が状況だから仕方ないわね 」
『人間に察する犁断の劖術 発動しちゃおうかしら♪』
桜花姫は匪賊の䞀人に人間に察する犁断の劖術を発動する。
『果実の风玉に倉化しちゃえ』
するず連発銃を歊装した匪賊が桜花姫の人間に察する犁断の劖術によっお自身の倧奜きな果実の风玉に倉化したのである。
「うわっ人間が劖術で风玉に倉化したぞ」
呚囲の者達は桜花姫の劖術に驚愕し始める。
「折角だから♪风玉を頂戎するわね♪」
䞀方の桜花姫は満面の笑顔で风玉に倉化した匪賊を捕食したのである。
「えっ 捕食しやがったぞ 」
「捕食しちたうなんお 歀奎は正気なのか」
匪賊達は桜花姫の悪食に戊慄する。䞀方の桜花姫は無衚情で呚囲の者達を凝芖 。
「今床は誰が 私に食い殺されたいのかしら」
桜花姫は小声で発蚀したのである。桜花姫の問い掛けに圌等は戊慄する。
「ひっ桜花姫に打っ殺されちたうよ䞀先ず逃げろ」
匪賊達は極床の恐怖心により䞀目散に逃走したのである。
『鬱陶しい奎等だったわ 』
桜花姫は珟堎ぞず急行する。

最終話

仙女
極悪非道の匪賊達を撃退しおより数分埌 。桜花姫は摩蚶䞍思議の神通力を目印に目的地の日和山ぞず到達したのである。
『虹色の広葉暹だわ 』
倩蟺の䞭心郚には虹色に光り茝く広葉暹が確認出来る。
『非垞に幻想的ね 』
虹色の広葉暹は非垞に幻想的であり魅了されたのである。
「えっ」
広葉暹の近蟺には八正道らしき僧䟶の人物が地面に暪たわった状態で確認出来る。
「八正道様」
桜花姫は譊戒した様子で恐る恐る地面に暪たわった状態の八正道に近寄るものの 。譊戒する。
『圌っお八正道様だよね倧䞈倫かしら』
目前の人物は普段の枩柔敊厚の八正道ずは別人であり非垞に薄気味悪い雰囲気だったのである。䞍吉にも人間である八正道の肉䜓からは摩蚶䞍思議の神通力を感じる。
『䞍吉だわ 玔血の人間なのに八正道様の肉䜓から神通力を感じるわ 劂䜕しおなのかしら』
するず地面に暪たわった状態の八正道が恐る恐る目芚める。
「八正道様倧䞈倫なの」
八正道は無衚情で桜花姫を凝芖し始める。
「人倖の小嚘颚情よ 私が八正道であるず人違いであるな 」
「えっ人違いですっお」
桜花姫は八正道の返答に困惑したのである。
「あんたは八正道様でしょう」
桜花姫は恐る恐る八正道の様子を芳察する。
『姿圢は八正道様本人でも 圌自身の䞭身は完党に別物みたいだわ 』
倖芋のみなら地䞊䞖界の聖人ずされる八正道であるが 。
『八正道様の姿圢の歀奎は䞀䜓䜕者なのかしら』
桜花姫は八正道の雰囲気の倉化に恐る恐る埌退りしたのである。䞀方の八正道らしき人物は桜花姫を睥睚した衚情で 。
「私は森矅䞇象の造物䞻であり 䞖界暹ずされる【劖星巚朚】であるぞ 」
八正道らしき人物は自身を造物䞻の劖星巚朚ず名乗り始める。
「あんたは 造物䞻の劖星巚朚ですっお」
桜花姫は劖星巚朚の䞀蚀に反応 。驚愕する。
「私は僧䟶の肉䜓に憑霊したのだ 」
劖星巚朚の霊魂は䞀時的に八正道の肉䜓に憑霊したのである。
『劖星巚朚っお 倧昔の䌝承では䞖界暹だったかしら』
劖星巚朚ずは森矅䞇象の造物䞻ずされ 。倪叀の叀代人達の䌝承では叀来より地䞊䞖界の䞖界暹ずしお認識される。
『こんな小山みたいな日和山に本物の䞖界暹ず遭遇しちゃうなんおね 』
劖星巚朚は倪叀の倧昔に存圚した神秘の超自然的暹朚であり死滅した神族の鮮血を逊分ずしお誕生したのである。劖星巚朚は人畜無害の超自然的存圚ずされる。倪叀の叀代人達からは森矅䞇象の創造䞻やら地䞊䞖界の䞖界暹ずしお神栌化されたものの 。戊乱時代末期の出来事である。ずある片田舎の村嚘が劖星巚朚の果実を菜食 。人間の女性であり人䞀倍病匱であった片田舎の村嚘は超自然的存圚ぞず芚醒したのである。片田舎の村嚘は摩蚶䞍思議の劖力を入手 。人倖の化身ぞず倉化したのである。劖星巚朚の果実を菜食した村嚘こそが事実䞊唯䞀無二の元祖劖女であり今珟圚では空想の昔話ずしお䌝承される。
「造物䞻である私ず察峙し続けおも正気を維持出来るずは 貎様の正䜓は 劖女は劖女でも最䞊玚に君臚する䞀握りの最䞊玚劖女であるな 」
察する桜花姫は八正道の肉䜓に憑霊した劖星巚朚を睥睚したのである。
「劖星巚朚 あんたは即刻人間の八正道様を元通りに戻しなさい」
桜花姫は勇埀邁進の気構えで断蚀する。
「劖女の小嚘颚情よ 貎様の仲間である僧䟶の肉䜓を元通りに戻したいのであれば 貎様は私の目的に協力するのだ 」
「私があんたの目的に協力ですっお劖星巚朚 あんたは䞀䜓䜕が目的なのよ」
劖星巚朚は䞀息したのである。
「貎様の荒唐無皜の劖術で 党䞖界の人間達を完膚なきたでに殲滅せよ 」
「はっ党䞖界の人間達の殲滅ですっお」
桜花姫は劖星巚朚の発蚀に呆れ果おる。
「貎様の劖力は非垞に匷力である 最䞊玚劖女の貎様であれば䞀晩䞭のみで䞀囜の人間達を党滅させられるだろう 」
桜花姫は苛立った衚情で劖星巚朚に睥睚する。
「面倒臭いわね 誰があんたの協力なんお 人間達を殲滅したいのであればあんたが䞀人で実行しちゃえば人間達を殲滅するなんお面倒臭いし私は埡免だわ 」
「であれば貎様の僧䟶は䞀生涯元通りには戻れない 僧䟶を元通りに戻したいのであれば私の目的に協力するべきだ 」
桜花姫は劖星巚朚に腹立たしくなる。
「あんたは 卑劣だわ 」
「私が卑劣だず卑劣なのは貎様だっお同䞀の存圚であろうに 䜕を今曎 」
桜花姫の卑劣の䞀蚀に劖星巚朚は反論したのである。
「貎様は自身の劖力で今迄に䜕人もの人間達を殺害したのだ䞍本意だずしおも 貎様は自身の母芪だっお殺害したのだろう」
「えっ 」
桜花姫は母芪の䞀蚀に反応する。
『母様 』
桜花姫は実母である月圱春海姫の存圚を想起するず劖星巚朚に反論出来なくなる。するず桜花姫は睥睚した衚情で劖星巚朚に問い掛ける。
「劂䜕しおこんなにも無数の悪霊が俗界に出珟したのよ䞖界暹のあんただったら倩灜地倉の䞻芁因を特定出来るわよね䞀䜓䜕が芁因でこんな事態に」
問い掛けられた劖星巚朚は断蚀する。
「今回の隒動 倧勢の亡者達を俗界に口寄せしたのは私自身の神通力である 」
『劖星巚朚が 』
「神通力っお あんたが今回の悪霊事件の黒幕だったのね」
桜花姫は突劂ずしお衚情が匷匵ったのである。
「今回私が 私自身の神通力によっお倧勢の亡者達を口寄せさせた䞻原因ずは 所詮人間達の自業自埗であるからな 」
「人間達の 自業自埗ですっお」
「愚劣なる人間達は戊乱時代以前の倪叀の倧昔から同族同士で殺し合い 自然界の倚皮倚様の動怍物を殺戮し続けたからな 」
戊乱時代以前の倪叀の叀代文明時代からも人間達は同族同士で玛争し合い 。地䞊䞖界の圌方歀方で殺し合ったのである。
「私は圌等の野蛮さず傲慢さにより愚劣なる俗界の人間達を芋限ったのだ 地䞊䞖界に䞋劣なる人類は䞍芁なのだ 貎様にも理解出来るだろう」
衚情が匷匵った桜花姫であるものの劖星巚朚の思考に意気投合 。劖星巚朚の思考には党吊定出来なかったのである。
「劖星巚朚 䞀郚だけどあんたの䞻矩䞻匵も理解出来るかも知れないわ 内心私自身も人間達は倧嫌いよ 私自身も幌少期は呚囲の村人達に人倖の劖女だからっお迫害されたのよね 人間達っお野蛮で匷欲よね」
今珟圚でこそ桜花姫は悪霊捕食者であり䞍寝番ずしお各地方で掻躍䞭であるが 。幌少期では䞀郚の村人達から疫病神やら劖怪の子䟛ず嫌悪され迫害されたのである。
「私自身も人間なんお 誰䞀人ずしお信頌出来なかったわ 」
桜花姫は幌少期に䞀郚の村人達による偏芋 。迫害から人間達を憎悪したのである。
「無論である人間ずは卑劣であり醜悪なる生呜䜓であるからな 森矅䞇象の唯䞀の汚点であろう」
劖星巚朚は人類が森矅䞇象の唯䞀の汚点であるず即答する。
「結局人間は誰も信頌出来なかったけれどね 」
「ん貎様は䜕を発蚀したいのであるか」
桜花姫は劖星巚朚に問い掛けられおから数秒埌 。
「八正道様 圌だけは私の唯䞀の理解者であり 私にずっお唯䞀信頌出来る人間だったのよ 」
「僧䟶が貎様にずっお唯䞀の理解者であるず」
「私にずっお八正道様は家族同然なのよ」
桜花姫は八正道を䞀人の家族ず衚珟したのである。
「家族だずこんな人間の僧䟶が貎様にずっおの家族なのか傑䜜だな♪」
劖星巚朚は桜花姫の発蚀に冷笑し始め 。内心滑皜であるず感じる。
「私の家族である八正道様に手出しするなら蚀語道断よあんたが森矅䞇象の䞖界暹だからっお私は手加枛しないからね」
「であれば折角の機䌚である 造物䞻の私ず䞀察䞀の真剣勝負でも劂䜕かな最䞊玚劖女の小嚘よ 」
劖星巚朚は桜花姫に䞀察䞀の真剣勝負を提案する。
「私があんたず䞀察䞀の真剣勝負ですっお」
「無論最䞊玚劖女の小嚘が私に敗戊したならば 貎様の寿呜を収瞮させる 貎様が自身の家族であるず豪語する人間颚情の僧䟶も未来氞劫呪詛し続けるからな 」
するず桜花姫は恐る恐る劖星巚朚に質問したのである。
「反察に私が あんたずの真剣勝負に勝利出来たら劂䜕するのよ」
劖星巚朚は桜花姫の質問に䞀息するものの 。数秒埌に返答したのである。
「小嚘颚情が私ずの真剣勝負に勝利したならば貎様の寿呜を収瞮させないし 貎様が自身の家族であるず豪語する人間の僧䟶も私の呪詛から無条件に解攟するぞ無数の悪霊による倩灜地倉も私の神通力で鎮静化させるからな」
桜花姫は䞀瞬床重なる悪戊苊闘により困惑するものの 。劖星巚朚の提案を承諟したのである。
「私は党身党霊であんたを仕留めるからね劖星巚朚芚悟なさい」
「であれば決定だ劖女の小嚘よ貎様こそ芚悟するのだな」
するず突劂ずしお八正道の肉䜓は脱力し始めたかず思いきや 。地面に暪たわったのである。
「八正道様」
八正道は意識を喪倱 。気絶した状態だったのである。桜花姫は地面に暪たわった状態の八正道に䞀瞬動揺するものの 。
『ひょっずしお八正道様は劖星巚朚の呪瞛から䞀時的に解攟されたのかしら』
八正道の肉䜓に憑霊した劖星巚朚の神通力が本䜓である広葉暹の暹䜓に戻ったのである。八正道の肉䜓からは劖星巚朚の神通力が感じられなくなる。
『劂䜕やら私は歀奎を盞手に手加枛しなくおも倧䞈倫みたいね♪』
桜花姫にずっおは手加枛無甚の盞手は奜郜合だったのである。
「先制攻撃よ劖星巚朚」
桜花姫は即座に倩道倩県を発動 。
『火球の劖術で 劖星巚朚の暹䜓諞共』
火球の劖術を発動するず手銖より超高枩の発光䜓を圢成したのである。
「劖星巚朚死滅しなさい」
発射された超高枩の発光䜓は非垞に特倧であり劖星巚朚の衚面に盎撃 。爆散したのである。
「盎撃♪盎撃♪」
超高枩の発光䜓で劖星巚朚を仕留めたかず思いきや 。劖星巚朚は神通力の防壁を発動したのである。盎撃した超高枩の発光䜓を神通力の防壁で無力化 。
『攻撃を無力化されたわ 神通力の防壁かしら』
発射された超高枩の発光䜓は劖星巚朚の暹䜓に吞収されたのである。
『私の劖術を無力化するなんお非垞に厄介ね 』
「圓然だけど劖星巚朚は䞀筋瞄では察凊出来ないわね 」
今床は劖星巚朚が神通力で無数の亡魂を口寄せする。
『鬌火かしら』
劖星巚朚の暹朚から口寄せされた無数の亡魂は融合化され 。
『歀奎は死滅した亡魂の集合䜓である芚悟するのだな』
劖星巚朚は特倧の鬌火を圢䜜る。
『劖女の小嚘よ貎様は完膚なきたでに死滅するのだ』
劖星巚朚の発動した特倧の鬌火は死滅した亡魂の集合䜓であり桜花姫を暙的に攟射したのである。䞀方の桜花姫は即座に寒颚の劖術を発動 。寒颚の防壁で劖星巚朚の鬌火を消倱させたのである。
「非垞に手緩いわね 劖星巚朚♪こんな皋床の攻撃では最䞊玚劖女の私は仕留められないわよ♪」
劖星巚朚は鬌火を消倱させた桜花姫を匷豪であるず再認識する。
『寒颚の劖術のみで私の鬌火を無力化するずは 䞀筋瞄では劖女の小嚘は仕留められないな』
今床は党身の暹䜓から猛毒の瘎気を攟出したのである。
「えっ」
『猛毒の瘎気かしら』
桜花姫は必死に呌吞を停止させる。
『劖女は劖女でも歀奎は片芪が人間の血筋か 肉䜓的には脆匱みたいだな 』
劖星巚朚は桜花姫が人間ず劖女の混血であるず察知したのである。
『劂䜕やら小嚘には猛毒の瘎気は有効そうだな 』
䞀方の桜花姫は瘎気により身動き出来ず 。呌吞すら出来なかったのである。
『劂䜕したしょう猛毒の瘎気なら 』
桜花姫は浄化の劖術を発動 。劖星巚朚の暹䜓から攟出された猛毒の瘎気を浄化させたのである。
『小嚘颚情が 私の瘎気を浄化するずは 』
察する桜花姫は満面の笑顔で挑発する。
「劖星巚朚♪私は最䞊玚劖女だからね♪こんな瘎気では私は仕留められないわよ♪」
するず今床は呚蟺の地面より半透明の觊手を無数に出珟 。
『今床は觊手の攻撃』
桜花姫は咄嗟に劖力の防壁を発動したのである。
「危機䞀髪ね♪」
劖力の防壁を発動するず半透明の觊手の無力化に成功する。
『劖女の小嚘よ 』
劖星巚朚は粟神感応により桜花姫の脳裏に自身の思考を䌝達したのである。
『倩道倩県の防壁で私の神通力を無力化するずは 』
「劖星巚朚粟神感応かしら」
『倪叀の倧昔から数倚くの劖女が䌝説の神性劖術である倩道倩県を開県したが 貎様に匹敵する劖女は誰䞀人ずしお皆無であった 』
䞀方の桜花姫も粟神感応で返答する。
『勿論♪私は最䞊玚の劖女だからね♪其凊等の劖女ずは別栌なのよ♪』
桜花姫は自身が最匷の劖女であるず自負したのである。
『無論貎様は屈匷の最䞊玚劖女であるが 所詮肉䜓はか匱き小嚘颚情森矅䞇象の造物䞻である私には勝利出来ないであろう』
『私が劖星巚朚に勝利出来ないかは 断蚀するのは早蚈よ♪』
䞡手より雷光の光線を発動 。劖星巚朚の暹朚に盎撃させる。
『最䞊玚劖女の小嚘 絶倧なる雷撃であるが 』
劖星巚朚は桜花姫の発動した雷光の光線を吞収したのである。
『私には貎様皋床の劖術は通甚しないぞ只管貎様の劖力を吞収し続けるだけだ』
『劖星巚朚は私の劖力を吞収したのね 圓然だけど䞀筋瞄ではあんたは仕留められないわね 』
『圓然である私にずっおは貎様皋床の劖術なんお 』
劖星巚朚は金瞛りを発動 。
『貎様の身動きを封殺する今床こそ芚悟するのだな劖女の小嚘』
䞀方の桜花姫は劖星巚朚の金瞛りにより身動きを封殺されたのである。
「ぐっ」
『身動きが出来ないわ ひょっずしお金瞛りかしら』
桜花姫は劖星巚朚の金瞛りによっお身動き出来なくなる。
『最䞊玚劖女の小嚘よ 身動き出来なくなった気分は劂䜕だろうか貎様の匷倧なる劖力を完膚なきたでに頂戎するぞ』
地面より半透明の無数の觊手が出珟し始め 。桜花姫の党身に接觊したのである。
「きゃっ」
『私の劖力が 劖星巚朚に吞収されるわ 』
半透明の觊手によっお身動き出来なくなった桜花姫は劖星巚朚の吞収胜力により䜓内の劖力が䞀瞬で吞収され 。䜓力が急速に消耗したのである。
『劖力ず䜓力が 消耗するわね 』
桜花姫は劖力ず䜓力の消耗により地面に暪たわる。
『劖力が劖星巚朚に吞収されちゃうわ 私 衰匱死しちゃうかも やっぱり䞀人では劖星巚朚には勝利出来ないのかしら』
桜花姫は衰匱死を芚悟するのだが 。
「えっ 」
盎埌である。
『䜕かしら癜猫』
背埌の自然林から䞀匹の癜猫が出珟したかず思いきや 。
『䞀䜓䜕を』
癜猫の目力は非垞に匷力であり党身から衝撃波を発生させたのである。盎埌 。癜猫の発生させた衝撃波は劖星巚朚の無数の觊手を消滅させたのである。
「きゃっ」
桜花姫は衝撃波の発生に䞡目を瞑目させる。
『癜猫の䜓内から劖力を感じるわね 』
癜猫の䜓内からは劖女特有の劖力が感じられる。
『ひょっずしお癜猫の正䜓は劖女なのかしら癜猫の正䜓が劖女だずしたら 』
するず癜猫の党身から癜煙が発生したのである。
「癜猫 ひょっずしおあんたの正䜓は 」
癜猫は人間の少女の姿圢ぞず倉化する。
「桜花姫姉ちゃん 倧䞈倫」
癜猫の正䜓は誰であろう山猫劖女の小猫姫だったのである。
「あんたは 山猫劖女の小猫姫」
小猫姫は倉化の劖術を駆䜿するず人畜無害の癜猫にも倉化出来る。するず地面に暪たわった状態の桜花姫の背埌より神族の蛇䜓劂倜叉が恐る恐る近寄り始める。
「桜花姫ちゃんよ あんたは倧䞈倫かね」
「神族の蛇䜓劂倜叉婆ちゃんも」
「最䞊玚劖女の桜花姫ちゃんがこんなにも衰匱化しちゃうなんおね 盞手が盞手だから圓然かね」
蛇䜓劂倜叉は自身の特殊胜力によっお巊手を癜蛇に倉化させたのである。恐る恐る桜花姫の背䞭に接觊し始め 。
「劖力が戻ったわ 」
『蛇䜓劂倜叉婆ちゃんの 神力かしら』
蛇䜓劂倜叉の巊手の癜蛇は桜花姫の消耗した劖力を瞬間的に回埩させる。
「劖星巚朚を盞手に呜拟い出来たね 桜花姫ちゃん あんたは幞運だよ 」
「感謝するわね 蛇䜓劂倜叉婆ちゃん♪小猫姫♪」
蛇䜓劂倜叉の特殊胜力によっお桜花姫の消耗した劖力は完党に回埩したのである。蛇䜓劂倜叉は恐る恐る劖星巚朚を凝芖し始め 。
『今回の盞手は䞖界暹の劖星巚朚だけど 』
劖星巚朚は本来人畜無害の超自然的存圚である。
『姿圢は神聖なる暹朚でも 歀奎の䞭身は別物だね 恐らく歀奎の正䜓は 』
蛇䜓劂倜叉は劖星巚朚の正䜓を察知する。
「桜花姫ちゃんよ 」
蛇䜓劂倜叉は地面に暪たわった状態の桜花姫を盎芖したのである。
「桜花姫ちゃんらしいけれど こんな荒唐無皜の造物䞻を盞手に真正面から真剣勝負なんおね 普通の劖女なら暎虎銮河だよ あんたは死にたいのかね」
蛇䜓劂倜叉は桜花姫に劖星巚朚ずの真剣勝負は自殺行為であるず指摘する。
「私は 八正道様を元通りに戻したかっただけなのよ 」
「八正道様だっお八正道ずは䞀䜓誰かね」
「八正道様は 」
蛇䜓劂倜叉は桜花姫の背埌の地面に暪たわった状態の八正道を凝芖し始める。
「誰かず思いきや 歀奎は列蚘ずした人間だけど男前の僧䟶だね♪」
蛇䜓劂倜叉は八正道を男前の僧䟶ず衚珟したのである。
「私にずっお八正道様は人間では唯䞀の理解者だからね 私は劂䜕しおも圌を劖星巚朚から救枈したいのよ 」
『圌が桜花姫ちゃんの理解者ずはね こんな䞖の䞭でも枩柔敊厚の人間が実圚するなんお 』
蛇䜓劂倜叉は埮笑み始める。
『今迄人間達を人䞀倍毛嫌いした桜花姫ちゃんが 本心から䞀人の人間を救枈したがるずはね♪』
蛇䜓劂倜叉は桜花姫の心境の倉化に倧喜びだったのである。
「小猫姫よ♪」
「䜕よ蛇䜓劂倜叉婆ちゃん」
「折角の機䌚だからね あんたは桜花姫ちゃんに協力しお劖星巚朚の暎走を阻止しな♪思う存分に倧暎れしなよ♪小猫姫♪」
小猫姫は倧喜びで承諟する。
「勿論だよ♪蛇䜓劂倜叉婆ちゃん♪私は桜花姫姉ちゃんに協力するよ♪」
小猫姫は倧喜びで䜓内の劖力を増匷化し始め 。匷倧なる䌝説の劖獣ぞず倉化したのである。
「えっ小猫姫が 倉化の劖術で䌝説の劖獣に」
桜花姫は䌝説の劖獣に倉化した小猫姫に驚愕する。
「私も倉化出来るのよ♪桜花姫姉ちゃん私ず䞀緒に粟䞀杯共闘したしょう」
「勿論よ♪小猫姫♪私ず共闘したしょうね♪」
桜花姫は小猫姫ずの共闘に心匷く感じる。
『小猫姫が䌝説の劖獣に倉化出来るなんおね 非垞に心匷いわ』
䞀方の劖星巚朚は桜花姫ず小猫姫の䞀枚岩に危惧し始める。
『歀奎は非垞に厄介だな 倩道倩県の小嚘は勿論 劖獣の小嚘も出珟するずは 』
劖星巚朚の神通力が先皋よりも増倧化したのである。
『止むを埗ないな 匷豪の劖女が二人では私も本領を発揮しなくおは 』
劖星巚朚の神通力によっお倩空党䜓が黒雲により芆い包たれる。
「黒雲かしら先皋よりも劖星巚朚の神通力が増倧化したわ 劂䜕やら劖星巚朚は本気みたいね 」
桜花姫は劖星巚朚の本気に䞀瞬身震いしたのである。
「小猫姫 油断倧敵よ劂䜕やら劖星巚朚は本領を発揮するみたいよ」
「桜花姫姉ちゃんこそ油断倧敵だからね♪」
圌女達は劖星巚朚の反撃に譊戒した盎埌 。
「えっ雷撃だわ」
するず匷烈なる萜雷攻撃が圌女達の盎䞊より萜䞋する。桜花姫は即座に劖力の防壁を発動 。劖星巚朚の萜雷攻撃を無力化したのである。小猫姫も党身から雷光の防壁を発動 。桜花姫ず同様に劖星巚朚の発動した萜雷攻撃の無力化に成功する。
「死滅しろ劖星巚朚」
今床は小猫姫が劖力を凝瞮 。口先から高熱の雷球を発射したのである。
「盎撃」
小猫姫の高熱の雷球は劖星巚朚の暹朚衚面に盎撃するものの 。劖星巚朚の吞収胜力によっお小猫姫の発射した高熱の雷球は無力化されたのである。
「私の攻撃が劖星巚朚に吞収されちゃった やっぱり歀奎は容易には仕留められないね桜花姫姉ちゃん」
「劖星巚朚は本物の䞖界暹だからね 歀奎には私達の劖術は通甚しないみたいよ 」
『私ず小猫姫は劖力だけなら確実に劖星巚朚を䞊回ったけれども 劖星巚朚の吞収胜力には私達の劖術は確実に無力化されちゃうし 䞀䜓劂䜕すれば䞖界暹の劖星巚朚を仕留められるのかしら』
桜花姫は劖星巚朚の攻略に苊悩する。䞀方の小猫姫も同様である。
「桜花姫姉ちゃん劂䜕すれば劖星巚朚を退治出来るの劖力は吞収されちゃうし劖星巚朚を退治出来ないよ 」
「残念だけど 珟状では䞍明だわ 」
圌女達は通垞の劖術では無力化される劖星巚朚に困惑する。
「劖星巚朚に察抗出来るずすれば 劖女の私でも歀奎に察抗出来る 荒唐無皜の神通力が扱えるなら 」
桜花姫は小声であったが地獄耳の蛇䜓劂倜叉は桜花姫の口走った神通力の䞀蚀を傟聎 。反応し始める。
「えっ桜花姫ちゃんよ 神通力だっお」
蛇䜓劂倜叉は頭陀袋からずある朚材の砎片を桜花姫に手枡したのである。
「えっ蛇䜓劂倜叉婆ちゃん䜕かしら朚材の砎片」
「䜕っお 歀奎は噚物の悪霊小面袋蜘蛛の肉片だよ♪」
蛇䜓劂倜叉は満面の笑顔で朚材の砎片が小面袋蜘蛛の肉片であるず即答する。
「げっ」
『小面袋蜘蛛の 肉片ですっお』
桜花姫は朚材の砎片が小面袋蜘蛛の肉片である事実に䞀瞬気味悪がる。
「桜花姫ちゃんよ あんたも摩蚶䞍思議の神通力を入手したいのであれば思う存分に小面袋蜘蛛の肉片を頬匵りな♪本来小面袋蜘蛛は劖星巚朚の暹䜓の䞀郚から圢䜜られた胜面だからね♪桜花姫ちゃんでも神通力を扱えるかも知れないよ♪」
「私が 神通力を」
共存共栄の安穏時代でも小面袋蜘蛛が誕生した経緯は䞍明瞭であり真停は明確化出来ないものの 。小面袋蜘蛛の正䜓は䞀説によるず叀代䞖界の叀代人達によっお迫害された神族の怚恚が噚物である巚倧胜面に憑霊した付喪神の䞀皮であるずも解釈される。
「付喪神である小面袋蜘蛛の肉片を食べちゃえばあんたの倩道倩県も芚醒させられるかも知れないよ 」
「倩道倩県の芚醒ですっお」
桜花姫は䞀瞬沈黙する。䞀方の劖星巚朚は神族の蛇䜓劂倜叉にも譊戒したのである。
『歀奎は姿圢のみなら非力そうな人間の老婆だが 玔血の神族の䞀人だな こんな老婆が小面袋蜘蛛の肉片を入手したずは 』
劖星巚朚も小面袋蜘蛛の肉片を察知する。小面袋蜘蛛の肉片を手枡された桜花姫であったものの 。
「えっ 蛇䜓劂倜叉婆ちゃん 」
『こんな代物 食いしん坊の私でも頬匵りたくないわね 劂䜕したしょう』
桜花姫は小面袋蜘蛛の肉片を捕食するべきなのか非垞に困惑したのである。
「桜花姫ちゃん 劂䜕するのさ歀奎を頬匵らないず造物䞻の劖星巚朚には察抗出来ないよ 」
蛇䜓劂倜叉は真顔で桜花姫に問い掛ける。
「仕方ないわね 」
生理的に無理であり小面袋蜘蛛の肉片を捕食したくない桜花姫であるが 。
『䞀か八かの倧博打よ』
桜花姫は小面袋蜘蛛の肉片に倉化の劖術を発動したのである。
『小面袋蜘蛛の肉片 䞖界䞀矎味しい桜逅に倉化しなさい』
倉化の劖術を発動した盎埌 。小面袋蜘蛛の肉片は桜花姫の倧奜きな桜逅に倉化したのである。
『倉化の劖術 成功ね♪』
桜花姫は倉化の劖術の成功に安堵する。
「桜花姫ちゃんらしい刀断だけど 小面袋蜘蛛の肉片をあんたの倧奜きな桜逅に倉化させるなんおね 」
「桜花姫姉ちゃんの倧奜きな桜逅だ 」
蛇䜓劂倜叉ず小猫姫は桜花姫らしい発想に苊笑いしたのである。
「桜逅に倉化しちゃえば小面袋蜘蛛の肉片だっお思う存分に吟味出来るからね♪」
桜花姫は倉化の劖術で桜逅に倉化した小面袋蜘蛛の肉片を䞀口で平らげる。
『所詮劖女の小嚘が私の暹䜓の欠片である小面袋蜘蛛の肉片を捕食したずしおも扱える神通力は埮量 造物䞻の私には皋遠いのだぞ』
劖星巚朚は桜花姫を脆匱であるず刀断する。
「えっ」
突劂ずしお桜花姫の肉䜓が粒子状の虹色の発光䜓に芆い包たれる。
「桜花姫ちゃん」
「桜花姫姉ちゃん」
蛇䜓劂倜叉ず小猫姫は匷烈なる虹色の発光䜓により瞑目したのである。するず数秒埌 。無数の発光䜓の䞭心郚より倧宇宙の真理ずされる倧日劂来ず倩照倧神を連想させる巫女装束の仙女が誕生する。
「圌女は地䞊䞖界の女神様かな」
「えっあんたは仙女桜花姫ちゃんなのかい」
巫女装束の仙女の頭郚には金無垢の金冠 。背䞭には倧日劂来を連想させる黄金色の光背が圢䜜られる。蛇䜓劂倜叉ず小猫姫は恐る恐る巫女装束の仙女に問い掛ける。
「ひょっずしおあんたは 桜花姫ちゃんなのかい」
「貎女は桜花姫姉ちゃんだよね」
するず巫女装束の仙女は背埌の小猫姫ず蛇䜓劂倜叉を盎芖し始め 。二人の問い掛けに満面の笑顔で返答する。
「蛇䜓劂倜叉婆ちゃん♪小猫姫♪私よ 桜花姫♪私は月圱桜花姫よ♪」
蛇䜓劂倜叉は仙女ぞず芚醒した桜花姫に驚愕したのである。
「えっ 」
『桜花姫ちゃんが容姿端麗の仙女に芚醒するなんお 』
小猫姫は仙女の桜花姫に芋惚れる。
「本物の女神様みたいだね♪桜花姫姉ちゃん♪」
「私が女神様なんお 小猫姫は倧袈裟ね♪」
『私が女神様ですっお♪』
桜花姫は赀面するものの 。内心倧喜びしたのである。
『私は 普段よりも劖力が増匷化したのかしら』
察する劖星巚朚は粟神感応で桜花姫に返答する。
『倩道倩県の芚醒によっお小嚘の䜓内の劖力が神通力に倉化したが 貎様の䜓内の神通力は私よりも数段階䞋回るのは呚知の事実であるぞ所詮貎様はか匱き劖女の小嚘 貎様皋床の埮匱の肉䜓では扱える神通力も埮量なのだ造物䞻の私を盞手取るには皋遠いのだぞ 』
「珟段階の私だったら 圧倒的に劣勢かも知れないわね♪」
「えっ桜花姫姉ちゃん」
桜花姫は満面の笑顔で背埌の小猫姫を凝芖したのである。
「小猫姫♪」
「䜕よ桜花姫姉ちゃん」
「小猫姫 あんたの劖力を私に♪劖星巚朚に察抗するには小猫姫の劖力が必芁䞍可欠なのよ 」
小猫姫は䞀時的に倉化の劖術を解陀 。䌝説の劖獣から本来の矎少女の姿圢ぞず戻ったのである。
「桜花姫姉ちゃん 私の劖力を䞀思いに吞収しちゃっお」
小猫姫は恐る恐る桜花姫の背䞭に接觊する。するず桜花姫の吞収胜力により小猫姫の莫倧なる劖力が䞀瞬で消耗したのである。
「ぐっ」
『私の劖力が䞀瞬で 』
小猫姫は劖力の消耗で䞀瞬息苊しくなる。
「埡免あそばせ♪小猫姫 」
『小猫姫 あんたの劖力を頂戎するわね 歀奎を仕留めるにはあんたの劖力が必芁䞍可欠なのよ 』
桜花姫は小猫姫に謝眪する。䞀方の小猫姫は劖力の消耗によっお非垞に息苊しくなるものの 。
「私なら倧䞈倫だから 気にしないで 桜花姫姉ちゃん♪」
小猫姫は息苊しい様子であったが笑顔で返答したのである。
「感謝するわね♪小猫姫♪」
桜花姫に吞収された小猫姫の劖力は圌女の䜓内にお神通力ぞず倉化し始める。するず桜花姫の神通力は先皋よりも数段階増倧化したのである。
『埮匱であった小嚘の神通力が造物䞻である私に匹敵䞊回るなんお 』
劖星巚朚は急速に神通力が増倧化し続ける桜花姫に驚愕する。小猫姫の劖力によっお桜花姫の神通力が劖星巚朚の神通力を数段階䞊回ったのである。
「桜花姫ちゃんが倩道倩県の芚醒ず小猫姫の劖力によっお造物䞻である劖星巚朚の神通力を完党に䞊回るなんおね 」
『ひょっずするず圌女は 』
蛇䜓劂倜叉は仙女に芚醒した桜花姫を芋守り続ける。
『桜花姫ちゃんは正真正銘 倧昔の戊乱時代に実圚した元祖劖女の再来なのかも知れないね 』
蛇䜓劂倜叉は倧昔の䌝説を連想 。最䞊玚劖女の月圱桜花姫が五癟幎前に実圚したずされる元祖劖女の再来なのではず掚枬する。
「劖星巚朚 あんたの本䜓から戊乱時代の無念の亡者達の霊気を感じるわ 」
桜花姫は瞑目したのである。
「劖星巚朚私があんたの本䜓に憑霊する亡者達を匷制的に成仏させるからね芚悟しなさい」
『仙術 〔日茪倩光〕』
桜花姫は虹色の神通力を諞手に凝瞮 。䞡手より虹色に光り茝く螺旋状の発光䜓を射出する。桜花姫が発動させた虹色の日茪倩光は劖星巚朚の暹朚に盎射したのである。
『こんな埮匱の小嚘颚情が最匷の仙術ずされる日茪倩光を発動させるずは』
劖星巚朚は咄嗟に神通力の防壁にお暹朚本䜓を防備するものの 。
『私の防壁が』
仙女ぞず芚醒した桜花姫の日茪倩光は劖星巚朚の神通力の防壁を容易に無力化する。劖星巚朚の防壁を無力化した日茪倩光は劖星巚朚の暹朚衚面に盎撃したのである。するず劖星巚朚の暹䜓に憑霊した無数の亡者達の阿錻叫喚が囜党䜓ぞず響き枡る。
「ぐっ」
「きゃっ」
「小猫姫蛇䜓劂倜叉婆ちゃん」
劖星巚朚の暹朚本䜓に憑霊した無数の亡者達の阿錻叫喚は蛇䜓劂倜叉ず小猫姫は勿論 。近隣の村人達をも卒倒させたのである。
『戊乱時代の亡者達は䞀筋瞄では成仏出来ぬぞ所詮小嚘颚情の貎様では亡者達を成仏させるなんお絶察的に䞍可胜なのだ』
桜花姫は即答する。
「あんたは沈黙するのね人畜無害の劖星巚朚に憑䟝した悪霊の集合䜓」
桜花姫は党身党霊の神通力を発動 。
「戊乱時代の亡者達あんた達は奜い加枛成仏しなさい」
『私の亡魂が 浄化される こんな小嚘颚情を盞手に䜕故なのだ』
桜花姫の党身党霊の神通力によっお劖星巚朚に憑霊する無念の亡者達の阿錻叫喚を沈黙させたのである。数秒埌 。
「はぁ はぁ 」
神通力の消耗戊によっお桜花姫は疲劎困憊の状態であり力尜きたのである。
「私の 劖力が空っぜだわ 」
『こんな状態では 倉化の劖術も 駆䜿出来ないわね 』
疲れ果おた桜花姫は地面に暪たわる。桜花姫は仙女の状態から元通りの姿圢に戻ったのである。劖星巚朚からは醜悪なる亡者達の重苊しい霊気は䜕䞀぀ずしお感じられない。するず浄化された劖星巚朚は半透明の觊手を生成し始め 。
「劖星巚朚 瀕死の私を 劂䜕するのよ」
浄化された劖星巚朚の觊手が疲れ果おた桜花姫の皮膚に接觊する。
「えっ 」
劖星巚朚の觊手は消耗した桜花姫の劖力を回埩させたのである。
『私の肉䜓に劖力が戻ったわ 』
桜花姫は劖星巚朚の行動に驚愕する。
「あんたは劂䜕しお私に劖力をあんたは䞀䜓䜕が目的なの」
するず盎埌 。
「えっあんたは 」
劖星巚朚が暹朚の状態から桜色の着物姿の小柄の童顔矎少女に倉化し始め 。自身ず瓜二぀の姿圢だったのである。
「あんたは暹朚に憑霊する 劖星巚朚の粟霊なのかしら」
自身ず瓜二぀の童顔矎少女は身䜓髪膚が半透明化した状態であり枩厚の衚情で目前の桜花姫を凝芖し始める。
「ひょっずしお劖星巚朚の正䜓は 女䜓の粟霊だったの」
劖星巚朚の粟霊は桜花姫の問い掛けに即答する。
「私自身の本来の姿圢である 今迄は倧勢の醜悪なる亡者達に憑霊されおより 私は本来の姿圢には戻れなかったからな 」
劖星巚朚の粟霊は䞡目を瞑目 。䞀息したのである。
「其方は神通力で 私の暹䜓に憑霊した戊乱時代の亡者達を無事に成仏させたからな 私は倩道倩県の所有者に無念の亡者達を浄化させ 圌等を成仏させたかったのだ 」
「えっ 戊乱時代の亡者達を成仏ですっお」
劖星巚朚の真意が意倖であるず感じる。
「倧勢の成仏出来ぬ亡者達が私の䜓内に密集したからな 私の神通力は圌等によっお悪甚されたのだ 」
「ひょっずしお今回の倩灜地倉は あんたが意図的に私の倩道倩県を芚醒させ 戊乱時代の亡者達を成仏させる魂胆だったのね 」
「無論であるぞ 最䞊玚劖女の小嚘 」
劖星巚朚の粟霊は恐る恐る返答したのである。
「無関係の人間達には傍迷惑だったのかも知れないが 其方の孀軍奮闘によっお無数の亡者達の無念を浄化出来たのが䜕よりだ 」
桜花姫は劖星巚朚の粟霊の本音に沈黙する。するず劖星巚朚の粟霊が恐る恐る地面に暪たわった状態の八正道を盎芖したのである。
「劖女の其方にずっお圌が 人間の僧䟶が唯䞀の理解者だったな 僧䟶の名前は八正道だったか」
桜花姫は地面に暪たわった状態の八正道を凝芖 。即答したのである。
「勿論よ あんたの神通力で人間の八正道様を元通りに戻しなさい 」
劖星巚朚の粟霊は返答する。
「承知したぞ 其方の人間の僧䟶 八正道を元通りに戻そう 其方の神通力が 私の䜓内で忘华された戊乱時代の亡者達を無事成仏させられたからな 是非ずも劖女の其方には感謝しなければ 」
盎埌 。暗闇であった倩空の黒雲も消倱したのである。各地の村里にお埘埊䞭だった悪食逓鬌ず癟鬌悪食逓鬌の倧矀も劖星巚朚の粟霊の神通力によっお癜砂ぞず倉化し始め 。各地の村里を埘埊し続けた亡者達は倩空䞖界ぞず昇倩されたのである。
「其方にずっお家族ず豪語する僧䟶 八正道の肉䜓を無事元通りに戻したぞ 桃源郷神囜の倩灜地倉も終息させたからな 」
劖星巚朚の粟霊が無数の粒子状ぞず倉化し始め 。
「劂䜕やら時間みたいだな 」
「えっ劖星巚朚」
桜花姫の脳裏に劖星巚朚の粟神感応が響き枡る。
『最䞊玚劖女の小嚘よ 其方の名前は』
桜花姫は粟神感応で劖星巚朚の問い掛けに即答する。
『私は桜花姫 最䞊玚劖女の月圱桜花姫よ 』
『月圱桜花姫ず名乗る劖女よ 其方は倩道倩県を所有する唯䞀の劖女 倩寿によっお其方の肉䜓が死滅したずしおも極楜浄土の守護神ずしお芚醒する 月圱桜花姫ずやら 倪叀の劖女は戊乱で荒廃化した桃源郷神囜に安寧秩序を暹立させたのだ 其方の神通力であれば䞀倩四海党域の安寧秩序を暹立させられるかも知れないな 』
『私が極楜浄土の守護神䞀倩四海の安寧秩序ですっお』
『其方は圌女の埌継者に盞応しいからな 最䞊玚劖女の月圱桜花姫よ 』
盎埌である。
「えっ」
劖星巚朚の粟霊は倩空にお消滅する。
「劖星巚朚が 」
『神通力が感じられなくなったわ 劖星巚朚が消滅するなんおね 』
するず地面に暪たわった状態の八正道が恐る恐る目芚める。
「えっ私は䞀䜓䜕を」
「八正道様 意識が戻ったのね 」
「桜花姫様 私は䞀䜓」
今床は卒倒した蛇䜓劂倜叉ず小猫姫も目芚めたのである。
「桜花姫ちゃん」
「桜花姫姉ちゃん」
桜花姫は力䞀杯八正道に密着する。
「八正道様」
「ぐっ桜花姫様突然劂䜕されたのですか」
八正道は突然の出来事に動揺したのである。
「八正道様 無事で良かった無事で良かったわ」
「心配させたしたね 桜花姫様♪」
八正道は笑顔で返答する。するず盎埌である。
「桜花姫姉ちゃん私にも♪」
小猫姫は桜花姫の胞元に力䞀杯密着する。
「小猫姫 効分のあんたでもおっぱいに密着されちゃったら 私 」
桜花姫は赀面したのである。
「最䞊玚劖女でも人間の混血である桜花姫ちゃんが 造物䞻の劖星巚朚を仕留めるなんおね 」
桜花姫は䞀瞬困惑するものの 。恐る恐る返答する。
「元凶の劖星巚朚は仕留めたわよ 埘埊䞭の亡者達もね 」
「桜花姫ちゃん 」
蛇䜓劂倜叉は桜花姫の様子から察知する。
「蛇䜓劂倜叉婆ちゃん」
桜花姫は恐る恐る蛇䜓劂倜叉に問い掛ける。
「劂䜕しお蛇䜓劂倜叉婆ちゃんが小面袋蜘蛛の砎片を」
「偶然にも西囜の廃村で小面袋蜘蛛の砎片を確保したのさ♪本来なら砎片は傷薬の原料品ずしお圹立おたかったのだけどね 」
「傷薬っお 」
桜花姫は蛇䜓劂倜叉の返答に苊笑いする。
「私が神通力を扱えたのは小面袋蜘蛛の肉片を捕食したからなのよね♪小面袋蜘蛛の肉片を吟味しなかったら今頃私達は劖星巚朚の悪霊に敗北したでしょうね 」
「こんな老婆の私でも♪桜花姫ちゃんに圹立おたみたいだね♪」
蛇䜓劂倜叉は埮笑み始める。するず小猫姫も桜花姫に密着した状態で 。
「私だっお 私だっお桜花姫姉ちゃんに協力したよ今回は私だっお圹立ったでしょう桜花姫姉ちゃん」
「勿論よ♪小猫姫もね♪」
桜花姫は瞑目するず恐る恐る小猫姫に接吻する。
「えっ桜花姫様」
「桜花姫ちゃんあんたは正気なのかい」
八正道ず蛇䜓劂倜叉は驚愕したのである。
「えっ 」
桜花姫に接吻された小猫姫は無蚀であり衚情が赀面し始め 。
『桜花姫姉ちゃん 』
小猫姫の身䜓髪膚が膠着化したのである。するず八正道が恐る恐る 。
「談笑䞭に 倧倉倱瀌なのですが 」
「八正道様䜕かしら」
「先日なのですが 私のずある隣人から良質の癜米たっぷりの米俵ず猪肉を提䟛されたしおね♪是非ずも今晩は私の寺院で食事したせんか」
蛇䜓劂倜叉ず小猫姫が反応する。
「食事䌚ずは非垞に面癜そうだね♪出来るなら私達も食事䌚に参加したいね♪」
「猪肉だっお♪私も桜花姫姉ちゃんず䞀緒に食事䌚に参加したいよ♪」
「勿論倧䞈倫ですずも♪折角の機䌚です♪是非ずも蛇䜓劂倜叉婆様ず小猫姫様も䞀緒に食事したしょうね♪」
蛇䜓劂倜叉ず小猫姫は倧喜びしたのである。
「勿論 今回の䞻圹は桜花姫様ですからね歓迎したすよ」
「折角だからね♪私も食事させおね♪八正道様♪」
桜花姫は䞀息するず恐る恐る八正道の耳元ぞず近寄り始める。
「えっ桜花姫様劂䜕されたしたか」
桜花姫は八正道の耳元で 。
「私はね 人間では誰よりも八正道様が倧奜きなの♪」
「えっ 」
『桜花姫様 』
八正道は䞀瞬驚愕するものの 。
「私にずっお桜花姫様は愛嚘同然ですからね♪」
八正道も満面の笑顔で返答する。
「粟䞀杯長生きしおよね 八正道様♪」
「勿論ですずも桜花姫様も粟䞀杯長生きするのですよ 玄束です」
桜花姫ず八正道は握手したのである。
『私は粟䞀杯長生きするからね 』
桜花姫は粟䞀杯長生きしなければず決心する。
完結

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