ハロー歯科運営の友志会(熊本)が破産、一部診療所は事業継続
医療法人社団友志会(TDB企業コード:870343469、資産の総額1000万円、熊本市北区清水新地6-6-7、理事長長茉利奈氏)と関連会社の(株)メディカルロングサービス(TDB企業コード:106000913、資本金300万円、熊本市北区清水新地5-10-29、代表長智子氏)は、7月27日に熊本地裁へ自己破産を申請し、8月5日に同地裁より破産手続き開始決定を受けた。 申請代理人は加々美博久弁護士(加々美法律事務所、東京都港区西新橋1-2-9、電話03-3581-3901)と髙橋優弁護士(ゆたか法律事務所、東京都中央区築地4-4-12、電話03-6278-8451)。破産管財人には西村好史弁護士(三浦・江越法律事務所、熊本市中央区草葉町4-20、電話096-324-1070)が選任されている。財産状況報告集会期日は10月28日午後2時。 医療法人社団友志会は、1989年(平成元年)6月に前理事長の長也寸志氏によって個人創業され、97年(平成9年)10月に法人改組された。熊本市内で歯科診療所「新地ハロー歯科診療所」、「翼ハロー歯科・内科診療所」の2医院を経営し、老健施設などへの訪問診療も手がけていた。矯正歯科、小児歯科、歯科インプラント、審美歯科、障がい者歯科診療に対応し、2010年8月期には年収入高約5億8400万円を計上。2019年8月期には富裕層やインバウンドをターゲットに糖尿病の再生治療を行う「マイセルクリニック東京」を開始し、同年8月期の年収入高は約5億6200万円を計上していた。 しかし、過去の不動産投資の失敗や設備投資に伴う金融機関ほか関連会社などからの借入金が重く、債務超過の状態となっていたなか、コロナ禍でインバウンド需要が消失したことも影響して2020年以降、借入金の返済猶予を受けていた。社有不動産に対して差押を受けるなどひっ迫した状況が続くなか、今年4月には前理事長が死去。社会保険料の滞納処分も発生し、今回の措置となった。 (株)メディカルロングサービスは、1996年(平成8年)11月に設立された。医療法人社団友志会のメディカルサービス法人として、医療用品や医療用機械器具の卸売りを手がけていた。 負債は、医療法人社団友志会が債権者約80名に対し約8億円、(株)メディカルロングサービスが債権者約20名に対し約2億円、2社合計で約10億円だが変動する可能性がある。 なお、「新地ハロー歯科診療所」については、東証スタンダード上場の(株)ストライダーズの関係会社よりスポンサー支援を受け、現在は「ハロースマイル歯科」として運営が継続され、診療所の運営に必要な仕入れなど関係する取引については、スポンサーによって新設されたメディカルサービス法人である(株)メディカルリジェネレーション(熊本市)を通じて行うことで、事業を継続・維持する方針。