熊本県内では今回の地震で、6日午後6時の時点で災害関連死の疑いがある人などを含めて38人が死亡し、避難所には6737人が避難しています。
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熊本県 災害対策本部の被害状況まとめ (6日 午後6時時点)
熊本県の災害対策本部は、6日午後6時時点の県内の被害状況を発表しました。
それによりますと、今回の地震による県内の死者は38人となっています。
死者の数は8月2日から変わらず、災害関連死の疑いがある1人や、地震による「直接死」かどうか調査している1人が含まれているということです。
大けがをした人は21人となっています。
避難者 6737人
県内で開設されている避難所は12の市と町であわせて125か所あり、6737人が避難しているということです。
住宅被害 1万6425棟
住宅の被害は
▽全壊が699棟
▽大規模半壊が20棟
▽半壊が1025棟
▽一部破損が6855棟
▽被害を受けているものの程度を調査中が7826棟で、
あわせて1万6425棟の被害が確認されたということです。
断水 約3万6880戸
断水は6日午後2時の時点で、八代市や宇城市、氷川町などあわせておよそ3万6880戸で続いています。
寄付金や義援金の受け入れ状況(5日時点)
これまで全国から集まった寄付金や義援金の受け入れ状況は、5日の時点で43億円あまりにのぼっているということです。
木村知事 台風の影響について「今のうちにできる備えを」
会議では、今月10日ごろにかけて台風13号の影響を受ける可能性があるとして、地震で地盤が緩んでいる地域の土砂災害や、ブルーシートの飛散などに注意を呼びかけていました。
木村知事は「台風に関して、車中泊や自宅避難をされている方は、避難場所の確認や食料の備蓄など今のうちにできる備えをお願いしたい」と述べました。
文化財被害 79件
木原官房長官は記者会見で、三池炭鉱の施設跡「万田坑」など世界文化遺産を含む文化財の被害が79件、報告され、文化庁の専門職員を派遣し、被害状況の確認を進めていると説明しました。
そして、倒壊した建造物の中に残された資料の搬出を含め、関係自治体と対応を協議するなど復旧支援に取り組む方針を示しました。
その上で「現地のニーズをきめ細かく把握しながら、できることはすべてやるという方針のもと、文化財の速やかな復旧に向けて着実に取り組んでいく」と述べました。
かき氷店 被災で解体 店主が涙しながら様子見守る
熊本県八代市では、長年、地域の人たちに愛されてきたかき氷店が今回の地震で被災したため解体され、84歳の店主が涙しながら様子を見守りました。
八代市鏡町の商店街で40年近く営業を続けてきたかき氷店は、山盛りのかき氷が人気で、長年、地域の人たちに愛されてきました。
今回の地震で建物が大きく傾き道路に崩れるおそれがあるため、5日から解体が始まり6日は店主の藤本勝子さん(84)が家族に付き添われて足を運びました。
そして、思い出が詰まった店が重機で取り壊されていく様子を涙をぬぐいながら見守っていました。
藤本さん
「夏になると子どもたちが店に集まってきて、おいしそうにかき氷を食べてくれる姿を見るのが生きがいでした。しかたがないことですが本当につらいです」
店の手伝いをしていた孫の琴美さん
「おばあちゃんの生きがいがなくなってほしくないです。またいつか一緒にかき氷を作ることができる日が来てほしいです」
藤本さんは解体の前に家族が持ち出した愛用のかき氷機を前に、「これがあれば、いつの日かまた店を再開できるかもしれません。いまは何も考えられませんが、再び子どもたちの喜ぶ顔が見られるようにがんばります」と誓っていました。
近づくお盆 倒れたままの墓石も
お盆が近づく中、熊本県内では今回の地震の揺れで墓石が倒れたままになっている寺や墓地が少なくありません。
震度6強を観測した八代市にある見松寺では、敷地内にあるおよそ50の墓の半数近くで墓石が倒れる被害が出ています。
寺によりますと、倒れた墓石は大人2人がかりでも持ち上げることが難しく、専門の業者に修繕を依頼する必要があります。
お盆が近づいていますが、自宅が被災した檀家もいて、墓の修繕まで手が回っていないのが実情だということです。
見松寺 鈴木晋一 住職
「被災された檀家にはまずは生活や健康を最優先にしてもらい、お盆はできる範囲でお参りしていただければと思っている」
厚生労働省の被害状況まとめ(6日 午後5時時点)
医療機関
厚生労働省の6日午後5時時点のまとめでは、熊本県内の39の医療機関で断水や医療ガスが使えなくなるといった影響が続いています。
医療機関がある自治体別では▽八代市で21か所▽宇城市で11か所▽宇土市で3か所▽氷川町、水俣市、御船町、嘉島町でそれぞれ1か所です。
熊本県内では、医師や看護師などでつくる「災害派遣医療チーム」=DMATが148チーム活動しているほか、「災害派遣精神医療チーム」=DPATも25チーム活動しています。
高齢者施設
高齢者施設では、熊本県内の909か所と福岡県、長崎県のそれぞれ1か所でガスの停止や断水、建物の壁にひびが入るなどの被害が出ています。
高齢者施設がある自治体別にみると、
熊本県
▽熊本市が283か所▽八代市が209か所▽宇城市が83か所▽宇土市が55か所▽甲佐町と上天草市がそれぞれ30か所▽益城町が25か所▽氷川町が22か所▽美里町が20か所▽御船町が16か所▽菊陽町が14か所▽玉名市が13か所▽合志市が12か所▽大津町と天草市がそれぞれ11か所▽山都町が10か所▽西原村が9か所▽水俣市が8か所▽芦北町と嘉島町がそれぞれ6か所▽阿蘇市、産山村、和水町がそれぞれ4か所▽あさぎり町、菊池市、人吉市、苓北町がそれぞれ3か所▽玉東町、高森町、山鹿市がそれぞれ2か所▽球磨村、荒尾市、水上村、津奈木町、南阿蘇村、相良村がそれぞれ1か所です。
福岡県は朝倉市の1か所、
長崎県は南島原市の1か所です。
障害児や障害者に関係する施設
熊本県内の障害児や障害者に関係する施設でも404か所で断水や建物の被害、それにガスの停止が確認されています。
施設のある自治体別では▽熊本市が101か所▽八代市と宇城市がそれぞれ86か所▽宇土市が43か所▽益城町が18か所▽甲佐町、美里町、氷川町がそれぞれ11か所▽御船町が10か所▽合志市が7か所▽天草市が5か所▽人吉市、上天草市がそれぞれ3か所▽水俣市、大津町、嘉島町がそれぞれ2か所▽菊陽町、和水町、阿蘇市がそれぞれ1か所です。
人工透析施設
このほか熊本県内にある94の人工透析施設のうち現在も3か所で機材の損傷などのために人工透析の実施が困難になっていますが、いずれの施設もほかの医療機関で患者が人工透析を行えるよう手配を行ったということです。
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