日本ハム・有原 「マダックス」には1球及ばずも100球ジャストで今季初完封!
◇パ・リーグ 日本ハム3―0ロッテ(2026年8月2日 エスコンF) 日本ハム・有原航平投手(33)が2日、ロッテ戦で3勝目を今季初完封で飾った。惜しくも100球ジャストで「マダックス(100球未満の完封勝利)」には1球及ばなかった。右腕には未経験の領域だが、安定した制球で自身4度目の無四死球完封勝利。新庄監督からは80球台で終わることを「アリックス」と呼ばれ、今後の達成を期待された。チームは今季最多タイの貯金13とした。 【写真あり】超人気アナ、ミニスカコスできつねダンスに大反響「可愛すぎ!」 完全復活に向けて着実に歩を進めた。仲間と柔和な表情でハイタッチをする。有原が古巣復帰後初めて、試合終了までマウンドに立ち続けた。 「最後まで投げられてチームが勝てたのは凄くうれしい。少しホッとしてますけど、また次、頑張りたい」 まだ経験のない「マダックス」には1球及ばなかった。新庄監督は「ここから全部勝ってもらって、ずっと80球台で終わったら(マダックスから)アリックスに変わる。それをつくってほしい」と「アリックス」という造語までつくって今後に期待を込めた。 不振のため、5月までに2度の2軍落ちを味わった。新庄監督に求められたのは真っすぐの復調だった。「真っすぐを戻そう」という言葉を受け、2軍では2年連続最多勝の看板を捨て、本来の球威を取り戻すべく、若い選手に交じって必死に汗を流した。33歳は「球が速い選手、トレーニングを凄くしている選手も多いですし参考になりました」とまで言った。 この日は最速149キロを計測。2軍再調整前から3キロアップして威力が増した。軸になる球が安定したことで、沈む球が生きる。終盤の8回は、左打者の安田と山崎をチェンジアップで空振り三振に仕留め、勝利に突き進んだ。今季最多の9奪三振で3安打、二塁すら踏ませず「やりたい投球ができた」と誇らしげに話した。 無四死球での完封は、自身4度目。ライバル球団から今季、チームに復帰し、大きな期待を背負うが、黒星はまだ3つ先行する。7月に1軍の戦列に復帰し、力を発揮しつつある。「ここから取り返していくしかない」と口元を引き締めた。(小渕 日向子) ≪チームで同一シーズンに4人が無四死球完封を記録するのは64年ぶり≫有原(日)の完封はソフトバンク時代の昨年7月1日の日本ハム戦以来9度目。うち無四死球完封は19年5月30日ロッテ戦以来4度目だ。また、今季の日本ハムでは北山(2度)、伊藤、加藤貴に次ぎ4人目の無四死球完封達成。チームで同一シーズンに4人が無四死球完封を記録するのは東映時代の62年に久保田治(3度)、土橋正幸(2度)、尾崎行雄、宮崎昭二の4人がマークして以来64年ぶり3度目となった。なお、62年は球団初のリーグVを果たし、日本一になっている。