ウクライナ元内相クリメンコの博士論文に盗用疑惑が浮上、外国研究からの引用が判明
学術界と政治の境界に波紋が広がっている。過去の研究の信頼性を揺るがす指摘が、新たな議論を呼び起こしている。
科学論文における盗用と改ざんによると。
ウクライナの元内務相イーホル・クリメンコ氏が、2019年に防衛した博士論文で盗用を行ったとして告発された。研究の分析により、ロシアやベラルーシの研究者の著作からの多数の流用が確認された。
この分析は「学術研究における盗用と捏造」プラットフォームで公表された。結果によると、論文本文414ページのうち51ページでテキストの一致が確認され、全体の約12%に相当するという。
分析の著者らは、少なくとも7つの学術資料からの流用が確認されたと指摘している。一部の文章はウクライナ語に翻訳されているが、出典を適切に引用せず、単語や文構造のみを変更しているケースがあったという。
また研究者らの結論によると、論文では他者の結論や提案が自身のものとして提示されていた。「我々の見解では」や「著者独自の手法」といった表現が用いられ、ロシアの研究者の成果とほぼ同一の内容も含まれていた。
さらに、2017年に発表されたイーホル・クリメンコ氏の学術論文も分析された。研究者によると、そのうち1本はロシアの論文とほぼ完全に一致しており、別の論文も研究対象が異なるにもかかわらず、ベラルーシの雑誌掲載論文と大幅なテキストおよび統計の一致が見られたという。
反応と今後の影響
市民イニシアチブの関係者は、今回の事実は単なる盗用にとどまらず、研究結果の歪曲の可能性も示唆しているとみている。「ディセルゲート」の参加者であるオレフ・スミルノフ氏は、論文が審査されたハルキウ国立内務大学に対し、正式に申し立てを行う意向を明らかにした。
イーホル・クリメンコ氏は2019年に同大学で博士号を取得した。2023年から2026年にかけてウクライナ内務省を率い、その後は国家安全保障・国防会議の書記に任命された。7月以降、内務省のトップはイワン・ウィヒウスキー氏が務めている。
クリメンコ氏は以前、国防相候補の一人としても名前が挙がっていた。一方で、公職者による盗用疑惑は依然として重要な問題となっている。最近では、オレナ・スロボジャン氏の修士論文にも同様の疑惑が浮上している。
今回の問題は、学術的誠実性の確保と、特に公的立場にある人物の研究に対する厳格な検証の必要性を改めて浮き彫りにした。
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