高市首相が今日8/6に広島で開いた「会見」に参加しましたが、首相と官邸•広島の記者がセリフを読み合う、完全統制の「台本会見」でした。強権的な会見支配に、唯々諾々と従う記者たちの姿に愕然としました。高市首相会見は中国よりひどいです。国境なき記者団による、日本の「報道自由度ランキング」は世界62位ですが、実態は100数十位だと感じます。
被爆地である広島で、記者たちが、戦時下のような統制に、手を貸し、当局の管理に身を委ねていました。手を挙げた私を睨む官邸記者までいて、日本の新聞•テレビは本当に終わったのだと実感しました。
台本通りのヤラセのやりとりが終わった後で、私が「もう一問聞かせてください」と挙手して普通に呼びかけると、広島市職員に囲まれて遮られました。私は、米ホワイトハウスの大統領会見から、英官邸、米FRBや欧州ECB、日本の官邸まであらゆる場所で質問してきました。「質問させて」と言いながら挙手するという、ジャーナリストとして、きわめて当然のことをして、職員に囲まれた記者など世界中のどこでも見たことがありません。それを今日、広島市の職員たちにされたのは、私でした。
広島の職員たちがやっていることは、世界の市民の常識に反するだけでなく、日本国憲法が定める「表現の自由」に、明確に違反しています。私は、ワシントン特派員時代に、訪米してきた中国の代表部の会見にも何度か出ましたが、当然ながら、今日の広島でのようなことは全くありませんでした。
私が質問しようとしたくだりは、↓の14分30秒あたりから出てきます。
youtube.com/live/hJ61SRjco…
宮崎園子さん@sonoko_miyazaki と、この異常さについて先ほど話しましたが、youtube.com/live/jckoWwsmD… 広島の統制的•強圧的な取材環境の異常さがよくわかりました。
それにしても、高市首相はなぜそこまで、台本以外の質問に答えることを怖がるのでしょうか。これまで2度、呼びかけてきて、質問させてもらえなかったので、今度こそはと思っていました。しかし、高市首相は逃げるように立ち去りました。同じ広島の地であった2023年のG7での会見で、岸田首相は、私の呼びかけに応えて戻ってきて、回答はしました(きちんと質問はさせてもらえませんでしたが)。
台本会見しかできない高市首相は、どう考えても、一国のリーダーとしての資質を欠いていると思います。それを許しているのは、質問を事前に伝え、セリフを読んで演技し、読者•視聴者を欺いている記者たちと、彼ら彼女らにそうさせている新聞•テレビです。
今日の会見の最後に質問しようとした私を、官邸の若い同行記者の一部は、会見場から退出する際に睨んですらきていました。記者の劣化と職業倫理のなさに、心底呆れました。
あなたたちは、世界のメディアの記者たち、ホワイトハウスの記者たちが何をしているのか、少しでも知っていますか?と問いたいです。
ホワイトハウスではニュースの大半は、米記者たちによる大統領へのシャウト質問から生まれています。日本のメディアは、それをフリーライドの形で使い、ワシントン発の記事を書いています。その一方で、自分たちは日本では、押し黙って、官邸や広島市のいうこと聞き、手を挙げた記者を睨んですら来る。日本のすべての大手メディアは、ホワイトハウスの米記者たちの体を張った取材成果を、活用する資格がないと思います。米国のワシントン取材から撤退して欲しいです。
- 会見を拝見していました。やはり最後の声は尾形さんでしたか…。またもや異常な会見でしたね。この日の広島で、まさか市職員までそんな対応を取っていたとは…。厳しい環境の中毅然とした態度をとっていただきありがとうございます。
- 高市氏は記者会見を嫌うことで有名ですが、今日の会見も先日の国会閉幕時の記者会見同様、記者たちと双方セリフを読み合う会見だったようですね! 彼女が質問内容が分っているもの以外受付ないのは、臨機応変に応える自信がないのと、ついでに様々な疑惑についても訊かれるのを恐れているかもですね。
- こういう尾形さんの魂の叫びも、大手マスコミしか見てない大多数の国民には伝わらないんですよね。彼らは与えられたマスコミ報道を疑うことすらしない。だからいつまでもあんな最低最悪のバカイチなんぞが総理大臣の座に居座り続けていられる。 なんのためにマスメディアは存在するのか。