食品消費税1%、政府が閣議決定 財源に外為特会活用案
政府は5日、食料品の消費税率を2027年4月から2年間に限って1%に引き下げる方針を閣議決定した。中低所得者への1%分の給付を組み合わせて税率を「実質ゼロ」にする。外国為替資金特別会計(外為特会)から財源を確保する案が浮かぶものの、具体策を示さぬまま決定した。
高市早苗首相は9月に与党税制改正大綱をまとめ、秋の臨時国会に関連法案を提出する意向だ。消費税率の引き下げは1989年の導入後で初となる。...
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(更新)- 加藤史子WAmazing 代表取締役社長/Onwords 取締役副社長別の視点
日本は元々格差の少ない国でしたが徐々に貧富の差は拡大しています。食品消費税1%という政策はエンゲル係数の高い世帯には『ベーシックインカム』のような効果があると思われます。個人的には賛成です。 ※エンゲル係数とは? エンゲル係数とは、家計の消費支出全体の中で「食料費」が占める割合(%)を示す指標です。 原則として、収入が増えて生活が豊かになるほど総支出に対する食費の割合が下がり(エンゲル係数が低下)、逆に生活費に余裕がなくなるほど高くなる傾向があります。この原理を「エンゲルの法則」と呼びます。 国や世帯の消費構造や生活水準のゆとり、物価の上昇具合などを推しはかる代表的な経済指標の一つです。
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(更新) - 窪田真之楽天証券 チーフ・ストラテジストひとこと解説
「2年限定」で消費税を減税しても一時しのぎにしかならない。2年後に消費税が元に戻れば「実質増税」となる。経済危機が起こった時に緊急対策として「2年限定」の減税をするならば理解できるが、今は経済危機ではない。結局2年後に消費税を元に戻すことができず、恒久的な減税となる可能性が高いのではないか? このようにして財政拡張に歯止めがかからなければ、行きつく先は「さらなるインフレ」になる。インフレによって国民の金融資産が目減りし、同時に政府の借金が目減りするのを「インフレーション・タックス(インフレ税)」と言う。財源ないままの財政支出拡大は、「インフレ税」によって穴埋めすることになるのでないか。
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(更新) - 小黒一正法政大学経済学部 教授分析・考察
外為特会のドル資産や米国債等の資産と政府短期証券等の負債を含め、政府部門全体のバランスシートを時価で評価すれば、為替介入で得た円資金を減税に回すことは、理論的に国債発行と同等である。通常は外貨資産の売却代金で対応する債務を償還するべきだが、それを減税に使えば、負債を残したまま資産だけが減り、政府部門全体の純負債が増加する。表面上は赤字国債を発行しなくても、将来負担を増やす点で違いはなく、留意する必要がある。
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