映画ちいかわを見てきた感想!
『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』を見てきました!
本記事は映画のネタバレを含みますので特に原作未読勢の方はくれぐれもご注意ください。(一応具体的な描写はぼかしています)
そして原作を読んでいて観に行くかどうか迷ってる方には、映画館で鑑賞されることを個人的に強くお勧めします!!
というのもこの映画、音響表現がとにかく素晴らしいんですよ!
予告でも解禁されている「島のうた」をはじめ本作はコーラスを活かした楽曲が多く、それが映画館の音響と相性抜群なんです。私は特に島のうたが大好きで、気持ちを一気に非日常へと連れ出してくれます。
その後のセイレーンverの「島のうた」も圧巻。こちらは島民verとはアレンジが異なった不気味な曲調で、セイレーンの愛嬌の裏にある残酷な面をよく表しています。人魚達のコーラスも美しい。まさに「ハモリすごいよッ…」です。
うさぎを含む「リズム感のある者たち」のパフォーマンスシーンは原作から大幅に盛られていて、ユニークなアニメーションが魅力でした。音ハメで踊ったりリアクションを取るキャラクターがひたすら可愛いです。
個人的に一番グッときたのは終盤のキャンプファイヤー中に流れる「今日の日はさようなら」。歌声が消えて伴奏のみになるところの間の取り方が完璧で、そこからちいかわの決断を経て歌に戻っていく流れは、まるでミュージカルのように音楽と物語が一体となっていました。映画化において一番好きだったシーンもここかもしれません。
他にもセイレーンの歌声攻撃や、例の打撃音なども劇場で聞いてこそインパクトがあるので、是非映画館で体感して欲しいなと思っています。
★映画としての感想
この映画は原作の内容を非常に忠実に再現した映画となっています。映画オリジナルのシーンは先述したリズム感のシーンくらい(多分)で、セリフや展開も原作と異なる部分が全くありません。良く言えば余計な解釈違いを防いでいて、強いてマイナスに言うと話を知っている人には新鮮味に欠けるかもしれません。
なので、原作既読でこれから見る方には、復習をせずに観に行くのがおすすめです。私は直前に原作8巻を読んでから映画に向かったのですが、これは正直失敗だったかもなと思っていますwちょっと忘れてるくらいの方が、より楽しめたのかもしれません。
それでも先述した音響の魅力、アニメーションの魅力もあり、結果的には大満足でした。戦闘シーンも多く作画もぬるぬるなので、人によってはそこが最大の見どころになるかもしれません。キャラの作画も非常に安定していましたし、アニメーションのクオリティは非常に高かったと思います。
★ストーリーの感想
少しストーリーの話…つまり原作の話にも触れます。島編で描かれているテーマは、掘り方次第では非常にデリケートな問題に発展しかねない危うさを持っています。しかしそうはならないのがこの作品の凄いところで、その舵取りをしているのが、他でもなく主人公のちいかわなのだと改めて感じました。
ちいかわの意識は、常に日常にあります。何気ないことに喜びを感じたり、ちょっとしたストレスと戦ったり、そんな今日を明日にするために日々生きています。そしてその日常を共有出来る友達を何よりも大切に思っています。
終盤の展開は、そんなちいかわだからこその到達点のように思います。自分にとっての大切なものが他の誰かにもあるはずだと想像・共感し、敢えて踏み込まないという選択は、非常にちいかわらしいと感じました。これが明確な思想を持ったキャラクターや自己主張の強いキャラクターだと、全く違うストーリーになっていたはずです。
勿論、事の真相については「こうするべきだった」「こっちの方が悪い」といった、作品を観た皆様それぞれに意見があるかと思います。ただ作中においては「ちいかわがこう思ったからこの話はおしまい」としっかり決着をつけており、正義の所在を作品から切り離すことに成功しています。これが出来ることがちいかわが主人公である最大の魅力であり「ちいかわ」という作品の核でもあるのかなと、映画を見ながら考えていました。
映画の最後には、そんなちいかわの日々を生きる思いが少し読み取れるようなサプライズが用意されています。
詳細は伏せますので、是非、劇場で確かめてみてください。
以上、ちいかわの映画が最高だったという話でした。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました!
(サムネは思いつきで描きました。こんなシーンはありません)



ちいかわのパーソナリティへの深い理解に感動しました。まさにちいかわはそうですよね…(泣) 主題歌は南国っぽいし、夏のバカンス気分で楽しめそうな映画ですね!(内容忘れている前提) セイレーンと島二郎に癒されます。ありがとうございます。
YHZZZさんコメントありがとうございます! ちいかわの話、共感して頂けて嬉しいです!!この子あってこその作品だなあと再認識させられる映画でした。音楽の解釈も素晴らしく、仰る通り夏にピッタリな最高の体験でした! イラストも触れて頂いてありがとうございます😭この2人が大好きで…つい妄想…