就職氷河期世代が失ったのは最初の就職先だけではありません。
その後に積み上がるはずだった人生まで、まとめて削られています。
正社員経験を積めなかった。
昇給の土台を作れなかった。
貯蓄や年金を増やせなかった。
結婚や子育てを選べるだけの安定も得られなかった。
一度つまずいた影響が何十年も毎月の給与と将来不安に上乗せされ続けている。
それなのに景気が回復した後で、
「今は求人がある」
「今から頑張ればいい」
と言われても、あまりにも薄情が過ぎます。
長い間スタートラインに立たせなかった人たちへ、今さら同じゴールだけを世間が要求し続けている。
年齢は戻らない。
職歴の空白は消えない。
本来受け取れたはずの昇給も、貯蓄の時間も、年金の積み上げも取り戻せない。
努力で埋められる遅れと時間そのものを奪われた遅れは別です。
就職氷河期世代への支援を、
「いつまで過去の話をしているのか」
「もう十分ではないか」
と切り捨てる人もいます。
でもこれは過去へのただの嘆き話だけでは終わりません。
このまま放置すれば、低賃金、低年金、無貯蓄、高齢貧困として、これから社会全体へとそのしわ寄せは返ってきます。
氷河期世代を支えることは特定世代だけを優遇することでは決してありません。
国の失策で作られた将来の貧困を、今のうちに食い止める政策です。
人手が足りないと言いながら、働く機会を奪われた世代を使い捨てたままにする。
その矛盾を放置して、外国人労働力や高齢者の就労だけで穴を埋めようとするのは、順番が違うと思います。
- 氷河期世代蹴りまくっていた世代が今度は自分達の面倒をみろと言い出して皆さん白目むいてそう 蹴りまくって精神疾患に追い込んで17年鬱地獄だった期間がなければそれも叶ったかもしれないのに。 昭和根性論世代が残した負の遺産
- このまま行けば無敵の人が量産され、治安が死ぬだけだと思うんですけどね。お国は何もする気が無いようで。