新・山本代表の「新れいわ」と「ひろゆき&いずみ新党」、2つの“革新系新党”が巻き起こす「政界再編」驚きの“吸収シナリオ”
その際、山本氏は知的障害者の受刑者の世話係を務め、出所後にそれらの体験をまとめた著書『獄窓記』を出版するなど、自らの経験を踏まえて社会復帰支援で活動。それを目にとめた山本太郎氏のラブコールを受け、れいわから昨年の参院選に出馬した。 今年の衆院選でもれいわから出馬して比例で復活。約25年ぶりに永田町に復帰し、中央政界でも「波乱万丈の異色の過去を持つ政治家」として知られていた。 ■「ひろゆき&いずみ新党」がれいわの受け皿に?
現在のれいわ所属議員の中で、昨年の参院選で当選した3氏は28年の次期参院選で議員辞職し、次点候補に議席を譲る「れいわローテーション」の対象となるが、新代表選出に伴って、前代表が決めた「ローテ制度」の見直しも取りざたされている。 こうした党運営上の課題に加え、党や櫛渕万里前共同代表の秘書給与疑惑をめぐる司法当局の本格捜査説も浮上するなど、新代表を取り巻く政治環境は極めて厳しい。さらに、「山本太郎氏とともに強烈な個性で党を支えてきた大石晃子氏も離党したことで、すでにれいわの独自色は消えた」(永田町関係者)との評が少なくない。
さらに、新代表の脅威となりつつあるのが「ひろゆき&いずみ新党(仮称)」の登場だ。インターネット掲示板「2ちゃんねる」創設者のひろゆき(西村博之)氏と、前明石市長で参議院議員の泉房穂氏が7月末までに「新たな地域政党」として設立したもので、両氏が共同代表となる。 この新党の当面の目標は27年春の統一地方選への参戦で、東京都を最初の重点地域とし、候補者を公募して都内11選挙区に擁立。併せて、8道府県の知事選や首長選にも候補者を擁立する方針だ。
泉氏は「地方自治体から少子化対策や子育て政策を進める」と説明。そのうえで「全国でまさに政治の成功事例を示して、それを突破口に国政選挙に行って(参戦して)、本当に国を変えるということではないか」と、近い将来に国政政党を目指す考えを力説した。 同氏の説明によると、10月上旬に正式な党の名称を公募で決定する。その際、減税や給付金などで「国民が使えるお金を増やす」ための重点公約も公表する予定だ。 また、スタート時は泉、ひろゆき両氏が共同代表を務めるが、泉氏は「新しい政治には新しい人がいい」と、将来的には新たな党首を擁立したい考えも示した。