男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

KINENOTE公式Twitter

KINENOTE内検索ランキング

映画

映画人

     KINENOTE DATA       前日比
会員数 54,913 1
総鑑賞データ数 7,382,159 516
総レビュー数 988,955 97
鑑賞方法別データ数
映画館 1,931,671 151
レンタル 601,981 9
購入 130,071 9
VOD 629,080 149
テレビ 968,439 77
その他 167,028 10

誘拐(1997)

  • ゆうかい
  • ----
  • ----

amazon


  • 平均評点

    71.5点(154人)

  • 観たひと

    239

  • 観たいひと

    8

  • レビューの数

    22

基本情報

ジャンル サスペンス・ミステリー
製作国 日本
製作年 1997
公開年月日 1997/6/7
上映時間 109分
製作会社 東宝映画(撮影協力*日本映画撮影監督協会)
配給 東宝
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビー
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督大河原孝夫 
脚本森下直 
製作富山省吾 
製作補本間英行 
撮影木村大作 
美術部谷京子 
音楽服部隆之 
音楽プロデューサー北原京子 
録音斉藤禎一 
音響効果佐々木英世 
岡瀬晶彦 
照明望月英樹 
編集長田千鶴子 
衣裳斉藤育子 
音楽ミキサー大野映彦 
助監督手塚昌明 
スクリプター石山久美子 
スチール工藤勝彦 

キャスト

出演渡哲也 津波浩
永瀬正敏 藤一郎
酒井美紀 米崎マヨ
柄本明 橘警視
新克利 折田英正
石浜朗 跡宮壮一郎
西沢利明 神崎守
山本清 山根伸一
磯部勉 安藤刑事
木村栄 門田刑事
岡野進一郎 佐々木刑事
渕野直幸 田畑刑事
西川忠志 中本刑事
江藤漢 狭間兼人
奥村公延 浜口
深江卓次 川島啓司
上田耕一 原田堅吾
梅垣義明 オカマ
渡辺哲 刑事
大森嘉之 刑事

解説

東京のど真ん中で行われる身代金の受け渡しをテレビで生中継するという前代未聞の誘拐事件の顛末を描いた娯楽大作。監督は「ゴジラVSデストロイア」の大河原孝夫。脚本は森下直の95年度城戸賞受賞作。撮影を「わが心の銀河鉄道 宮沢賢治物語」の木村大作が担当し、身代金受け渡しのシークエンスは日本映画撮影監督協会の応援のもと、日本映画界を代表する数多くのキャメラマンが参加して、空前の大ロケーションが敢行された。主演は「わが心の銀河鉄道 宮沢賢治物語」の渡哲也と「学校II」の永瀬正敏。97年度キネマ旬報ベスト・テン第7位。

あらすじ

とある日曜日の早朝、東昭物産常務の跡宮が何者かに誘拐されるという事件が発生した。目撃者の証言によれば、犯人グループは運転手の狭間も一緒に連れ去ったらしい。翌日、犯人は東昭物産に対し3億円の身代金と、その受け渡しのテレビ生中継を要求してきた。身代金の運び役には同じ東昭グループの東昭開発監査役・神崎が指名され、何十台ものテレビ・カメラと何百人もの報道陣が取り囲むなか、犯人はまるでゲームを楽しむかのように次々と場所を指定して、神崎を走らせる。3億円の入った30キロものバッグを運ばされた神崎は、やがて心筋梗塞の発作で倒れてしまった。後日、犯人は次の運び役に東昭銀行専務の山根を指名するが、彼もまた力尽きて途中で倒れる。犯人のやり口に激昂した警視庁のベテラン刑事・津波が、山根の身代わりとなって現金を運び、後輩の若手刑事・藤も彼の後を追った。だが、犯人が指定した新橋の喫茶店を出た後で、津波もまた力尽きてしまう。後を受け継いだ藤は、犯人の指示通り首都高速の非常駐車帯へバッグを置くが、犯人が姿を現さなかったにもかかわらず、バッグの中身はいつの間にかすり替えられていた。その後、26年前に地下水汚染で多数の死者が出た下加佐村のアキワ公害訴訟を担当した弁護士・折田が、誘拐の前日に跡宮と会っていたことが判明する。この裁判は住民側が敗訴し、産業廃棄物を不法投棄した企業は何の責任も問われていなかった。さらに、跡宮と神崎、山根の3人が当時、それぞれ産業廃棄物処理の関連会社の責任者だったこともわかる。吐血して入院した津波から捜査のアドバイスを受けた藤は、3億円をすりかえる唯一の機会が津波が寄った喫茶店だけであったことに気づく。アキワ公害訴訟を起こした住民名簿の中に当時入り婿して苗字の変わっていた津波の名前を発見した藤は、下加佐村の駐在だった津波がアキワの事件で妻と幼い息子を亡くしていたことをつきとめた。今回の誘拐事件は津波を中心とする下加佐村の元住民たちと折田が、下加佐村の悲劇を世に訴えるために起こしたものだったのである。運転手の狭間も、目撃者も、喫茶店のマスター夫婦も、みんな津波の計画に荷担した下加佐の人々だった。やがて彼らは全員自首し、跡宮も無事保護される。藤はダムの底に沈んだ下加佐村を望む湖畔で津波に手錠をかけた。時が流れ、藤は胃がんでこの世を去った津波の思いをかみしめる。

関連するキネマ旬報の記事

2024年5月号

COMING Old Pictures 旧作紹介:「誘拐」

1997年8月下旬上半期決算号

日本映画紹介:誘拐

1997年8月上旬号

劇場公開映画批評:誘拐

1997年6月下旬号

巻頭特集 誘拐:渡哲也 インタビュー

巻頭特集 誘拐:作品評

巻頭特集 誘拐:渡哲也と永瀬正敏

巻頭特集 誘拐:大河原孝夫監督 インタビュー

巻頭特集 誘拐:富山省吾プロデューサー インタビュー

巻頭特集 誘拐:木村大作撮影監督 インタビュー

1997年5月上旬号

撮影現場訪問:誘拐

1997年3月上旬号

HOT SHOTS:「誘拐」製作スタート

  • 鑑賞日 2026/05/29

    登録日 2026/06/03

    評点 75


    鑑賞方法 テレビ/有料放送/WOWOW 


    渡哲也と永瀬正敏のバディが見所

    東京のど真ん中で行われる身代金の受け渡しをテレビで生中継するという前代未聞の企業社長の誘拐事件の顛末を描く95年度城戸賞受賞作の映画化。撮影監督は木村大作だが、身代金受け渡しのシーンは、日本映画撮影監督協会の応援のもと数多くのキャメラマンが参加して、空前の大ロケーションを敢行しただけあって、なかなかの迫力。ベテランの渡哲也とアメリカ帰りのプロファイリングを習得した若き刑事永瀬正敏のバディが見所。


  • 鑑賞日 2026/04/14

    登録日 2026/04/14

    評点 70


    鑑賞方法 テレビ/有料放送/WOWOW 


    うーん

    テレビの二時間ドラマのような展開で、犯人が一つの事件にかかわった人たちというのはあの名作ミステリーのような話。大規模なロケが迫力満点。


  • 鑑賞日 2026/02/24

    登録日 2026/02/26

    評点 70


    鑑賞方法 VOD/Amazonプライム・ビデオ/レンタル/テレビ 


    大胆な設定と人物描写のちぐはぐさ

    誘拐は、身代金受け渡しの過程をテレビの生中継という形で全国に共有してしまう大胆な設定がまず強いインパクトを与える作品である。誘拐事件という本来は極めて密室性の高い犯罪を、あえて公開空間へ押し出すことで、事件そのものが一種のメディアショーへと変質していく構図が興味深い。
    似た発想は岡本喜八監督の『大誘拐 RAINBOW KIDS』にも見られるが、本作では東京の中心部で報道陣が大挙して取り囲む中、身代金交渉が進んでいくため、画面のスケール感と騒然とした空気がよりダイナミックに表現されている。ヘリコプターや中継車が並ぶ映像は、事件そのものよりも「報道される事件」を描いている印象すらある。
    一方で、登場人物のキャラクター設定がやや作り込み過剰で、奇抜なストーリーとのバランスが崩れてしまっている点は惜しい。特に、アメリカで実績を積んだプロファイラーとして帰国した藤刑事は、本来であれば心理分析によって事件の核心に迫る役割を担えたはずだが、実際には短気で感情的な若手刑事の側面が強調され、プロファイリングの説得力が十分に活かされていない。
    終盤、湖畔で犯人と対峙するクライマックスは映像としては印象的だが、そこへ至る流れがやや強引で、物語を収束させるために展開を急いだ印象も残る。テレビ中継という大胆なアイデアが際立つだけに、人物描写がもう少し整理されていれば、サスペンスとしてさらに完成度が高まった作品になったように感じる。


  • 鑑賞日 2025/12/15

    登録日 2025/12/16

    評点 80


    鑑賞方法 VOD/Amazonプライム・ビデオ/レンタル/テレビ 


    この誘拐はなぜ全国中継され、身代金受渡人が指名されるのか

    謎の誘拐事件が発生
    愉快犯のように身代金を持って初老の会社重役を走らせ、全国テレビ中継。
    この犯人の狙いは何だ?が、わからず、捜査難航の警察。
    次第に解けてくる謎が意外。

    新宿の30年前が観れたなど、懐かしさも楽しむ。


  • 鑑賞日 2025/10/20

    登録日 2025/10/20

    評点


    鑑賞方法 VOD/Amazonプライム・ビデオ 



    良い


  • 鑑賞日 2025/07/04

    登録日 2025/07/05

    評点 74


    鑑賞方法 選択しない 


    まさかの真犯人

    ラストまで犯人の見当がつかないサスペンスですが、ちょっと掟破りなところもある真犯人でしたがそれなりに説得力はあり納得。それよりもキャストのオーバーアクションが目立つ映画、特に永瀬正敏さんはの大袈裟な演技(演技指導されたのかも)はちょっと見ていてつらかったです。


  • 鑑賞日 2025/05/08

    登録日 2025/05/09

    評点 80


    鑑賞方法 VOD/Amazonプライム・ビデオ/レンタル/テレビ 



    初見時は驚いた意外な結末も全部分かった上で見てると、ある登場人物に「なに白こいことしとんねん」と思わざるを得ないのが現状ではあるものの、新宿のゲリラ撮影のシーンは今じゃ絶対出来ないというか、撮影出来ても炎上して公開出来ないだろうので、そういう意味でも貴重だなと思う。酒井美紀のふざけてるとしか思えない関西弁はいつ見ても面白い。山梨県警と警視庁で人事交流なんかあるの?とか野暮な事は言わない方が吉。


  • 鑑賞日 2023/07/25

    登録日 2023/07/25

    評点 70


    鑑賞方法 テレビ/有料放送/日本映画専門チャンネル 


    渡哲也がカッコいい、 ネタバレ

    大会社の常務が誘拐されて身代金を指名された人たちが東京中を背負って運ぶという事をテレビ中継されてさあどうなるって話、さて犯人の目的と誰が犯人なのか?導入部と前半は面白いです、しかし話が進むうちに安っぽくなっていくのが惜しい。監督の力量不足なのは仕方ないのかな、こんなにいい俳優さん揃えているのにもったいないです。
    犯人役の渡哲也さんがなんとも言えないですね。渡哲也でどうにかもっているのかな、作り方と宣伝でかなりヒットしたのになぁ。
    それにしても渡哲也が東宝映画に出るとこうなるのかな、なんで言うか中年男の色気がどの俳優よりすごい。こういうカッコいい男になりたいって思いました。


  • 鑑賞日 2022/12/02

    登録日 2022/12/02

    評点


    鑑賞方法 映画館/東京都/国立映画アーカイブ 


    ネタバレ

    『誘拐』(1997年、東宝映画)。掴みはOK。TVカメラに混じってフィルムカメラも何台か見える。複数カメラによる一発撮りだろう。それにしても凄い迫力。人の不幸に飛びつくマスコミ&野次馬の厭らしさ。「天国と地獄」に通じる構成。今はなき初代札の辻橋の雄姿。オカマは悪いことはしない、らしい。


  • 鑑賞日 2020/11/28

    登録日 2020/12/21

    評点 58


    鑑賞方法 テレビ/有料放送/チャンネルNECO 


    この作品への、愛おしさと無念さと ネタバレ

    素晴らしい脚本である。これだけの内容の面白さは、今ならノベライズにして出版されていてもおかしくない。森下直は、このアイデアを小説にして直木賞でも狙えば良かったのにと、人ごとながら惜しいと思う。しかも、アイデアの面白さだけでなく、社会的な視点もあって奥が深い。水俣病に斬り込んだ石牟礼道子の「苦界浄土」を読んで間がなかったこともあって、尚更、公害訴訟の難しさや被害者の怒りが実感として伝わってきた。

    この映画が公開された直後、たまたまテレビのワイドショーの二つの局でこの映画を褒めていたのを観た。一つは鴻上尚史で、もう一つの局は稲垣吾郎だった。二人ともプロットの巧さを絶賛してて、我が意を得たりの共感を抱いたのを覚えている。稲垣くんは歌い手なのに映画をきちんと観ている人なんだと新鮮に感じたのも覚えている。当時のキネマ旬報はどう評価したのだろう。

    よく出来たシナリオだけど、演出が凡庸で大味(おおあじ)である。3億円をバックに詰めて都内を走り回るシーンなど、追いかけるメディアや群集を捉えた大掛かりな撮影には何の芸も見られなかった。数ショットくらいなら、そういうのを見せられても悪くはないけれど、何度も同じパターンの映像が繰り返されては終いに辟易してくる。撮影監督協会が協力しているとのクレジットもあって、撮影スタッフに金宇満司や仙元誠三の名も見える。でも、映像の切り取り方というかレンズの使い方というか、どうにもセンスが良くない。ただ大掛かりな撮影に莫大な費用を投入しているのが想像され、それを漫然と写している芸の無さ。この監督は業界の中で政治的な顔の利く人なんだろうなと、初見のとき、観ていて「勝手に」想像し「勝手に」腹が立った。顔が利いて金を集めるのはプロデューサーとか他の人の仕事だろう! これだけ金を掛けるんだったら、もっとセンスの良い絵を描けよ、と言いたくなった。これが、「勝手に」腹が立った理由である。
    本当にもったいない。同じ台本で、もう一度誰か監督して作り直してくれませんか、「椿三十郎」の例もありますから(アッ!「椿三十郎」の第1作が面白くないという意味では決してありません。同じ台本をソックリ作り直した前例があるという意味です)。これを増村保造や鈴木英夫が撮っていたらどんなサスペンス映画に仕上がっていただろう、と思う(敢えて現役の映画監督の名を挙げるのはさすがに差し控えます)。そうそう、レビューでdalichokoさんが、この映画を撮らせたい監督として市川崑と野村芳太郎を挙げていました。なるほど、と思いました。

    そんなに腹が立ったのを今でも覚えているので、もう一度観るのがチョッと億劫だった。デモ、話の面白さに惹かれて観たら、やっぱり(話は)面白かった。デモ、あの屋外のシーンが出てくると、やっぱり観ていて「勝手に」気分が悪くなった。
    私にとって、こんなに(愛おしさと無念さとの)アンビバレンツな気分にさせられた映画は滅多にありません。