辺野古沖転覆 武石知華さんの両親が初会見で語ったこと【記者との質疑応答を詳報】
沖縄県名護市辺野古沖の転覆事故で亡くなった武石知華さん(17)の両親が30日、東京都内で初めて会見を開いた。父親が読み上げた冒頭メッセージや、記者との質疑応答を詳報する。 【写真】同志社が公表した事故に関する第三者委員会の調査報告書。「安全管理に関する意識の欠如」といった内容が記されていた 【冒頭メッセージ】 武石知華さんの父親:本日はお集まりいただきありがとうございます。3月16日の沖縄・辺野古沖の事故で命を亡くした武石知華の父です。(隣にいる知華さんの母親を紹介しながら)知華の母です。 一昨日、熊本で大きな地震がありました。犠牲になられた方々に心より哀悼の意を表しますとともに、被災された皆さまにお見舞い申し上げます。また、その対応で大変お忙しい中、この場にお越しいただいたこと、改めて感謝申し上げます。 これまで多くの報道機関の皆さまから、個別に取材の対応をいただきながら、十分にお答えすることができてこなかったこと、この場を借りておわび申し上げます。 すでに報道されている通り、私は中城海上保安部に対し、同志社国際高等学校の校長、学年主任、引率教員、およびヘリ基地反対協議会の関係者、合わせて11名について、業務上過失致死傷罪等による告訴状を提出し、7月13日に受理されました。本日は告訴に至った経緯と、私たちが求めていることを直接お伝えしたいと思います。 知華は、17歳でした。学校を信じて送り出した研修旅行で、私たちの知らないうちに、抗議活動に使われた船に乗せられ、大波にのまれ、そのまま帰ってきませんでした。あの日から4カ月、なぜあんなに元気で一生懸命頑張っていた知華が、命を失わなければならなかったのか、その理由について考え続ける日々でした。 なぜこのタイミングで私たちが告訴をしなければいけなかったのか。まず、そのことからお話しさせてください。 ご存じの通り、海の事故の捜査は警察ではなく、海上保安庁が担います。海保は、海と船の専門家です。事故の当日、知華の救命に懸命に当たってくださったことに今も感謝をしております。海の事故を含め、一般に過失の捜査は、死亡の直近の原因からさかのぼって検討していくものと理解しています。海上保安庁という機関が、形の上でこれにこだわる限り、現場の海に誰一人いなかった学校の関係者にたどり着くことはなかなか難しい。では、学校や現場にいなかった協議会の幹部は誰が捜査をするのでしょうか。もしかすると、誰も捜査しないまま終わってしまうのでは。そんな不安がずっとありました。 文部科学省は、学校の安全管理を著しく不適切と認定しました。この報告書を読まれた方々から、この安全管理の部分について、異議を唱える声はほとんど上がっていなかったはずです。それほど、誰から見ても明らかな安全管理の欠如があるにもかかわらず、それでも誰も刑事責任に問われない。このまま時間が過ぎれば、最悪の場合、亡くなった船長お一人が被疑者死亡のまま送検され、不起訴となる。そして、誰一人、法廷で刑事責任を問われることなく終わってしまう。その可能性すらあると感じました。 私たちには、それは耐えられません。また、それでは同じ事故がいつかまたどこかで繰り返されるのではと、思いました。 海や山などの危険を伴う課外活動において、学校側は大まかな計画だけを作り、後はどれほど危険な相手に生徒を預けて、そして事故が起き、生徒が亡くなったとしても、学校は刑事責任を問われない。つまり、学校は現場に関わらないほど安全である。この知華の事故を、そんな前例にするわけにはいきません。 もしかすると、海上保安庁は、学校や協議会まで含めて、幅広く捜査を進めてくださっているのかもしれません。しかし、私たちからは、残念ながら捜査活動ということで、その内容は見えてきません。見えないのであれば、私たちで取り得る行動を取る。それが告訴でした。4カ月間の葛藤の末の決断です。 学校の刑事責任を問うのはハードルが高いということを多くの方々から言われました。それでも私たちは、この告訴は無理筋ではないと考えています。一般論として、学校が国の免許を持ち、検査を受けた事業者、例えば貸し切りバスや遊覧船などの事業者に生徒の移動をゆだねて事故が起きた場合、学校の責任が問われにくいのは、それは相手が「信頼してよい相手」だからです。信頼してよい相手に任せていたという意味です。これは個別の事故の話ではなく、あくまで仕組みとしての一般論です。今回、学校が生徒を乗せたのは、旅客を運ぶ事業の登録すらしていない、抗議活動のための船でした。実際の船の形も、装備も、準備も、修学旅行生を乗せるには、およそ適さない船に見えます。信頼してよい根拠が何もありません。そして学校は、それを知っていました。 2022年度、2023年度も教員は「不屈」や「平和丸」に乗り、高速で走り、生徒がずぶぬれになる様子を自分たちで動画に撮っていました。それでも学校は一度も下見をせず、船長と安全の打ち合わせもせず、当日は2人の引率教員のどちらも船に乗りませんでした。 止められる機会は少なくとも4層にわたってありました。 下見をしてやめる。やめないのであれば、まず安全の打ち合わせをする。十分な計画を立てる。当日、教員が一緒に乗り、結果を正確に報告する。 この4年間、この4層のうちどれか一つでも実行されていれば、知華は死んでいません。 船を操っていたのは、船長です。しかし、その船に乗るのは何も知らない生徒なのです。17歳の生徒たちをその船に乗せると決め、確認をせず、止められる機会を全て素通りしたのは学校です。学校も生徒の船長なのではないでしょうか。この事故を船の船長1人の事故で終わらせないために今回の告訴に踏み切りました。 告訴の時期については、7月に急いだのが、捜査がもし行われるのであれば、生徒の皆さんが登校する学期中ではなく、夏休みの期間であってほしいと考えたからです。受理された後も、捜査への影響を避けるため、今日まで公表を控えてきました。 本日は、2022年度、2023年度の研修旅行で撮影された乗船時の映像をお見せします。船が高速で走り、生徒がずぶぬれになり、海上保安庁のボートが並走する様子が映っています。危険は、あの日突然現れたのではありません。前から見えていたのです。私たちが求めていることは一貫して変わりません。なぜ知華が死ななければならなかったのか、真相が余すところなく明らかになること。責任の所在が法に基づいて明らかにされること。そして、二度と同じ事故が起こらないこと。 捜査機関の皆さまには、厳正な捜査をお願いできればと思います。学校および関係者の皆さまには、捜査への全面的な協力をお願いいたします。 【質疑応答】 弁護士:ここからは質問をお受けしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 時事通信:ありがとうございました。幹事社の時事通信からお伺いさせていただきます。今、お父さまの方からお話しいただいたと思うんですけれども、可能でしたらお母さまからもご発言いただければと思いまして、これまで4カ月間どのような思いで過ごされていたのか、今回、刑事告訴に踏み切られたことについて、差し支えなければお伝えいただいてよろしいでしょうか。 武石知華さんの母親:知華の母です。お忙しい中お集まりいただきましてありがとうございます。冒頭、主人から申し上げましたが、熊本で被災された方々に改めて、お見舞い申し上げます。そんな中、知華の事故のことで大変 恐縮なんですけど。そうですね、3月16日の事故を知ってから、4カ月が過ぎたんですけど、四十九日までは自分が生きているのかも分からないような感じで過ごしていました。周りに言われて食べて、やっと眠っても泣きながら寝ているみたいな感じだったんですけど。100日を過ぎたあたりから、だんだんきちんと食べて、眠れて何かしようっていう気が出てきた感じで。その間、主人がいろいろな手続きとか、noteの配信もそうですけど、娘と一緒に頑張ってくれて。4カ月もたっちゃったんだなって。気がついたら桜の季節も五月晴れも終わって、猛暑になっていたなっていう感じで。知華は学校が大好きだったので、学年主任の先生とか、引率教員の先生を告訴するということがいいのかどうかを悩みました。それでもやっぱり、知華の死というものに対して、きちんと責任は取ってもらうべきだと思いますし、今後、私みたいな思いをする親御さんが二度とないように、変えられるべきものは、自分たちでなんとか制度を整えたり、当たり前に守られなければいけない子どもの命がずさんに扱われることのない未来を残してあげたいなという思いで、告訴という形に踏み切りました。 時事通信:ありがとうございます。先日、学校への家宅捜索が行われたという報道もありましたが、受け止めがあれば教えていただけますでしょうか。 父親:今まで学校への家宅捜索っていつ入るんだろうというのを、4月ぐらいから少し気にし出して。ずっと待ってはいたんですけど、なかなか入る感じがないっていうのは感じていて。それで告訴に踏み切ったわけですけれども、その後、私が考えていた、夏休み中、あまり生徒さんへの影響がない形で、速やかに家宅捜索に入っていただいた。これに関しては非常に感謝をしています。学校に関してはもちろん全面的に捜査に協力をしていただきたいなと思っています。 共同通信:2点あります。まず今日ご両親がこういった公の場で会見されるのは今回初めてということでよろしいでしょうか。 父親:はい、間違いないです。 共同通信:3、4カ月たって、公の場で発信をしようと思った理由を教えていただきたいのと、2点目は、今見せていただいた動画ですが、可能な範囲でどなたが撮影して、どうやって入手されたか教えてください。 父親:今までなかなか記者会見という形で対応できなかったのは、私もなかなか頭の整理が追いつかない。心もそうですが、やはり何が起こったのか全く見えてない状態で、不確かな情報で自分の考えを公の場で話すというのが、やはりちょっと複雑な問題が絡んでいることもあって、やはりあまりしたくないなと、そういう思いがありました。それができない代わりに、自分のnoteという形で慎重に言葉を選びながら、一生懸命調べながら、ゆっくりゆっくり、自分が思っていること、考えていることを書きつづっていったという形です。それから動画の入手元に関しては、この場では控えさせていただきますけれども、中身については、過去の研修旅行の資料ですとか、そういったものと照らし合わせて間違いないものだろうなというふうには思っています。 共同通信:お父さまがその関係者の方から? 弁護士:そこも全て、入手の経緯とか理由については差し控えさせていただきたいと思いますので、ご理解ください。後は皆さまとしては、今回は遺族提供というような形でご理解いただければというように思っています。入手経路はちょっとお控えいただきたいと思います。 朝日新聞:ご家族に2点伺いたいと思います。その前に、先ほど刑事告訴された相手は11人とおっしゃいましたけれども、これは学校側とヘリ基地反対協議会の二つを合わせて合計11人という理解でよろしいでしょうか。 父親:はい、そうです。 朝日新聞:ありがとうございます。その上で2点伺います。同志社国際高校やヘリ基地反対協議会の関係者を告訴されたということで、それぞれがどのような責任を果たしていれば、今回の事故が防げたと考えていらっしゃるか伺いたいと思います。 父親:まず学校に関しては、先ほど少しお話しさせていただいた、私としては4層で止められる可能性があったと思っています。まずは下見をすること、それから危険性についてしっかりと打ち合わせをすること、それから綿密な計画を練ること、そして最後はきちんと引率の責任を果たしていくこと、それのフィードバックも含めてですね。これが本当に4年間、しっかりと繰り返されていれば、絶対に起きなかった事故だったと思います。協議会側に関しては、あの船に修学旅行生を乗せることが本当に良いことだったのか。安全面も含めて、それを検証する人たちがやはりいなかったんじゃないか。日々、日常的に行っていること、それをレビューして、危険性とか安全性とか、自分たちの行動がより良くなるような活動というのがされていなかったんじゃないかと思っています。 朝日新聞:もう一点伺います。先ほど、事故当日の映像も流していただきましたが、それを見た時に、現場の状況や船の状況、波の状況、どのように感じられたか伺いたいです。 父親:初めての時は正直、直視はできない状態です。よく見ていただくと分かるのですが、前方に「不屈」が既に転覆している状態。これは本当はちょっと音声付きでお見せしたいところではあるのですが、なかなかちょっと難しいというのもあって。「平和丸」に乗っている子たちが「座れ座れ座れ」と、波が不安定になってきて「座れ座れ座れ」と。すでに転覆した「不屈」、それからもうだいぶ離れた所に、本当に一瞬で生徒たちの頭がポンポンポンポンと浮いている状態なんです。それがはっきりと見て取れる状態です。それに大きな波が覆いかぶさるように入ってくる。生徒たちの過去の話では、天井より高い波が何度も何度も浮き上がってはまたかぶってくる。「この絶望は分かる?」とおっしゃっていたのですが、まさにその通りの映像で。「平和丸」がその後転覆していくという映像は残っていないのですが、この後どういうことが起こったのかというのを考えていくと、なかなか直視はできない映像でした。 弁護士:今の朝日さんの質問の一つ目ですが、場合によっては法的な過失の構成にも関わるところかと思いますが、あくまでご遺族としての今、思いを述べられたとご理解いただければと思います。 TBSテレビ:一点お伺いします。事故が起きてからさまざまな意見や反響を目にされていたように思います。どのようにそうした反響を受け止めていたのか。特に知華さんについて、恐らくご家族の皆さんが、想像もしていないような意見を目にしたりとか、広がり方をしたとも発信されている中で、今改めてこのタイミングで世の中に伝えたいことのようなことがあればお聞かせ願えますか。お母さまからお伺いすることはできますでしょうか。 母親:本当にいろいろなコメントが寄せられていて、もちろん、とても温かいコメントも多くいただいて、励みにもなっていますし、独自で調べてくださって、役立ててくださいという方も多くて、本当に皆さまには感謝しているんですけれども。中には心ないコメントもあったり、最初の頃は「活動に参加していたのではないか」とか、「頭の緩い学生だった」とか。なんでこんな亡くなってからも冒涜(ぼうとく)され続けなければいけないんだろうって思いながら、コメントを見させていただいていたんですけど。初期報道が原因だったかどうか分からないですけど、今でも微妙に辺野古の政治的に利用されてしまうような場面もあって。でも私たちとしては知華はまだ17歳で、沖縄の研修旅行はとても楽しみにしていて、辺野古コースも抗議活動と書いてあったとはいえ、サンゴが見られるからまあいいかぐらいの気持ちで参加していったと思うんですけど。私にもそう言っていたので。 以前、TBSさんの取材で回答させていただきましたが、右とか左とか本当に関係なくて。どちらかに加担するつもりもないですし、政治的な色を出したいとか、どちらのネタにされているとか、そういうコメントもありますけど、ただ単純に私たちは知華がなぜ死ななければいけなくて、これからの子どもたちにこんな思いをしてほしくないとその一点で発信しているので、そこは皆さんに誤解しないでいただきたいなって思っていて。後は「泳げなかったんじゃないか」「運が悪いよね」「因果応報だよね」とかって言われるんですけど。母親として、親ばかかもしれないですけど、本当に悪いこととか嫌いで、曲がったことが嫌いで。例えば、英語の単語のテストがある日に、たまたま頭が痛くなって保健室に行ったら、先生に「単語テストを受けたくないから保健室に逃げたんやろう」みたいに言われて、すごく怒ったらしいんです。「私はそんなずるいことはしない。きちんと勉強していた。そういうことを生徒に言うのは間違っていると思う」と言うぐらい、一つ一つきちんと生きてきた子なので、因果応報とか泳げなかったとか、知らない人に知華のことを批判されるのは、やっぱりちょっと悲しくてつらいこともありました。 沖縄タイムス:よろしくお願いします。事故後、投稿サイトnoteで情報発信を続けてこられたと思います。記者会見の場に立つことも葛藤があったと思いますが、この間どのような思いや願いを込めて情報発信を続けてこられたのかお聞かせください。 父親:情報発信については、最初のnoteの投稿が、事故から恐らく2週間後とか、そういうタイミングだったと思います。その当時は先ほども少しお話があったように、まずは知華への誤解を解きたい。その思いが一番強い。それから、なんでこんな事故が起こったのか、なんで知華が死ななければいけなかったのか、その背景や原因、責任だとか、そういったもろもろ全て含めた全容解明、これも一つの目的に掲げていました。大きく二つです。発信を続けていくうちに、やはり本当にこんな思いをする子どもや親が今後あってはならない。そういう思いも強くなり、再発防止、これを加えて、今も少しずつ発信をしている。この記者会見の場も全く同じ気持ちでいます。知華への誹謗(ひぼう)中傷とか、その誤解に関しては、かなり当時に比べれば本当に少なくなり、一つ目的は達したのかなというふうには自分の中では思っています。ただ残り二つ、まだあるんですよね。全容解明と再発防止。妻がよく、仏壇の前とかで独り言を言うんですけど、「知華が残した宿題は難しい。終わらせることができるのかな」と。自分たちは、知華が生きた17年よりも、もっとこの先長い時間を生きていかなければいけない可能性もありますから。その時間を全て使ったとしても、再発防止まで自分たちの力ではなかなかたどり着けないんじゃないかなと思います。自分たちだけではなかなかたどり着けないので、ぜひ皆さんに協力いただきたいなというふうに思います。 琉球放送:よろしくお願いします。noteにも配信されていましたように、県議会の事故調査委員会もまもなく動き出すところです。ご両親の目線から、県の責任、行政の責任はどんなところにあると考えていらっしゃるか、再発防止につながることかと思うので、ぜひお聞かせください。 父親:もちろん、県の関係者は今回の告訴の中には入っていないです。とはいえ、この告訴の中に入っていない方々にも、私は責任を感じてもらわなければならない人たち、組織、制度、仕組み、そういったいろんなものを含めて、もちろんあると思っています。沖縄県の方も、本来でしたら安心で充実した教材、平和教育の教材を提供できる本当に素晴らしい場所だと思います。これをよりいいものにしていくために、今回の事故を通じて、見直すべきものはたくさんあるはず。それは私が一つ一つ指摘するよりは県の方でしっかりと、辺野古の件に限らず、幅広く見直していただきたいなと思います。 琉球朝日放送:平和学習の観点からお聞きしたいのですが、事故の後、文科省が示した見解によって、沖縄では平和教育の在り方について、さまざまな議論が交わされています。先ほど、お母さまから「右とか左ではない」という話がありましたが、辺野古や沖縄で基地問題や平和学習を行う場合、今後どのような平和学習が求められているとお考えでしょうか。教えてください。 父親:そうですね。同志社国際高校自体も本来はさまざまな、なかなか白黒、はっきりできないような難しいテーマについて、英語の授業を中心にディベートの授業等があるんですね。知華も好きで、よく夜中まで原稿を2分以内で読めるようにとかを、ずっと練習していたんですけど。そういう意味では、多角的に物を見るっていう文化は学校自体にはあるはずなんです。ただ今回の沖縄に関しては、辺野古に限らず1年通して提供された学習素材とか、内容にどうしても偏りがあったというのは認めざるを得ないところなので。それに関しては学校側がまずしっかりと反省すべきところではあると思ってます。しっかりと重く受け止めてほしいなと思っていますし、沖縄としてもやはり生徒が多角的に物を考えられるような、そういったコースを推奨してほしいです。内容、ガイド、その辺も含めてですね、沖縄全体で考えていただきたいなというふうに思います。 石戸諭氏:ノンフィクションライターの石戸と申します。ヘリ基地反対協議会の方からは、謝罪をしたいという意向を何度も何度もメディアに対して示しているんですけども、ご遺族の方に直接お越しになられたとか、あるいは接触の申し出があったとか、お答えできる範囲で伺いたい。今回、同志社国際側も提訴に踏み切られてましたが、同志社国際側とのコミュニケーションの中で、何らか例えば謝罪の意向があったとか、あるいは今回の全容解明につながるような情報を遺族側には提供があったとか、そのようなコミュニケーションがどのように行われているか。お答えできる範囲で結構なので、何かあれば伺うことできますでしょうか。 父親:そうですね。まず協議会側とは、協議会の代理人を通じて接触はあります。それから、代理人を通じて直接の謝罪の申し入れ、こちらもございます。ただ、その最初の接触は確か4月15日か16日、ちょうど月命日の日だったと思いますね。メールで、代理人の方から連絡があり、謝罪の申し入れみたいなものがありました。ただ、どうしても具体的に誰がどのような内容で謝罪をされようとしているのか、またそれが自分たちが考えているものと一致しているのかどうか、それがちょっと分からないという形で、そのあたりをはっきりさせるためのメールのやりとりを何往復かさせていただいています。最後のやりとりに関しては、7月3日とか、7月の上旬ですね。私の質問に対して回答をいただいた形で連絡をいただいています。そこからちょっと3週間、私の方の返信が滞っているという状態です。 石戸氏:滞っている理由というのは何かありますか。 父親:ちょっと私もなかなか忙しいというのもあります。 石戸氏:同志社国際のほうもあれば。 父親:同志社国際の方は、綿密なやりとりがあるかというと、そういうわけではございませんが、完全にやりとりが途絶えているとか、そういう形でもありません。正式な何か今後の流れだとか、そのあたりの具体的なお話というのは、学校側からはございません。 京都新聞:先ほど、お母さまからもお父さまからも、知華さんが曲がったことが大嫌いだった、真っすぐな子だったというお話がある中で、改めてお二人から見た知華さんはどういう娘さんであったのか、知華さんのどういうところが好きだったのか、どのような思いで過ごされてきたのか、率直にお話を伺いたいと思います。 父親:一言二言では本当に語り尽くせないです。妻のことが本当に大好きな子で、常にママっ子で。パパと一緒に寝るって言っても「ダメ」っていう感じです。本当に常にママ。お手紙もいっぱい残っているんで。 母親:曲がったことが嫌いで、とにかくすごく優しくて、亡くなってからお友達300人ぐらいの方が葬儀に参加してくださったんですけど。私たち親でも知らなかった一面があったとしたら、すごく幅広いお友達の層で。男の子も、女の子もすごい活発な子から、すごく真面目な子まで、いろいろなタイプのお友達が知華と仲良かったんです。「知華にこんなことしてもらいました」「知華と、ここに行ったんです」って言ってくれて。そのお友達が後から遺品を整理していた時に、「知華って、私にはこの話題なんだけど、何々ちゃんにはこの話題、何々ちゃんとはこの話題って、みんな話題を変えて仲良くできる子だったんだよ」って。先生方も一緒で、告訴に踏み切るまですごくちゅうちょしたのもあるんですけど、とにかく学校が好きで、先生が好きで、あまり人の悪口も言わないですし、そうですね。本当に親ばかですけど、とてもいい子でした。よく仏壇に「絶対次も家族になろうね」って言っているんですけど、巡り合えたことが奇跡だなって思うぐらい。2人の娘がいるんですけど、皆さん親御さん同じ思いだと思いますけど。私にとったら2人とも奇跡のようないい子たちです。 読売新聞:弁護士に伺いたいんですがよろしいでしょうか。今回、学校の校長や教員を含めて、告訴に踏み切った動機、理由というのは、先ほどお父さまから丁寧な説明がありました。そういった意向を、ご両親から聞かれた時にどういうふうに受け止められたか。今回告訴に踏み切るには、どれか参考にされた判例があるのかどうか。、元検事でいらっしゃるので、予見可能性と危険回避義務、注意義務の観点から、立件の可能性というハードルはどれぐらいあるとの考えでしょうか。 弁護士:いろいろご質問いただきました。ご質問の趣旨はまとめると、法的に見てどうなのかということだろうと思いますので、ちょっとご説明をさせていただきたいと思います。もちろん現段階で、その罪証隠滅の恐れ、あるいは通謀ですよね。そういうようなことをまだ私は危惧するので、告訴の例えば告訴状をいただけないかというようなお話もあるんですけれども、ちょっとお断りをさせていただいております。できる範囲でお話をさせていただきたいと思います。ポイントとしてですね、分けると六つぐらいになるかなと思っています。一つ目は、今回の事案は、まず修学旅行生が船に乗る、海に出るということで、まずここが出発点ではないかと思っています。実は修学旅行生が船に乗って事故に遭うというのは、もう日本の歴史をさかのぼると、かなり古い時代からあるということが分かっています。昭和30年には紫雲丸事故という有名な事故があったようです。すごく大勢の修学旅行生が命を落とされてしまったという事故がございました。最近では香川県内で旅客船の沈没事件、幸いにも命を落とす方はいらっしゃらなかったのですが、修学旅行生がやはりそういう危難に遭っているということでございます。海というのは陸とは違って移動について危難、危険が非常に伴うもの、1回何か起きたら助かりにくいというところがあるので、類型的には危険性が高いというまず前提があるということを申し上げたいと思います。 二つ目は現場海域の危険性でございます。何よりもまず今日ビデオで見ていただいた状況、これが全てを物語っているかなというようにも思っています。「不屈」の船長は、この海域が危険であったということを自分でも著書に書いておりますし、学校の講演会でも発言をしているところです。当然その学校の講演会には生徒だけではなくて教師も出席していた、ということもあります。3番目は抗議船ということでございます。抗議に意味があるのではなくて、そこで使われる船というものはどういう船なのかということ、これは非常に重要かなというように思っています。あくまで抗議に使う船ですから、最低限の装備とか準備しかありません。1番目に申し上げたように、修学旅行生を乗せるような船であったのかということは、厳しく問われなければならないのではないかと思っています。乗るのは抗議をする人、それは自分で危険を顧みず抗議をしたいという自分の意思でその危険を引き受けていますが、生徒はそうではありません。それは何も知らないのです。そこは重要かなと思っています。 そして今回の事故が発生した場所、最後ご覧いただいた通り、非常に波の高い所で、事故が発生しております。なんであんな場所に行ったのか、行くのか、それはどういうことなのか、ということでございます。ここで大事なのはやっぱり計画だと思います。これは文科省の報告書にも指摘されていますが、こういうような修学旅行を行う場合には、計画をきちんと立てなければならないことは、もう紫雲丸事故の時から分かっているところだと私は思っています。陸上と同じように海上でもルートというものがあるはずです。そして、そのルートにどのような速度で、どのぐらいの時間をかけて進むのか、これこそまさに計画です。学校側は絶対に立てなければならない立場にあるというように考えています。かつ、何年も生徒を乗せているこの船の側、ヘリ基地反対協の側。これも同様に生徒を乗せるんです。これは抗議をしたい人を乗せるわけではなくて、生徒を乗せると分かって乗せているわけですから、同じように計画を立てなければなりません。 じゃあ計画はどうやって立てるのかといえば、学校と乗せる側が話し合いをしながら、その計画を立てていくはずです。その中でそういう当然のことをしていれば、「あ、これはやっぱりやめておこうかな」となるはずかなと思うのですが、やめないならば、すべきことは本当にたくさんあったはずです。普通に計画を立てよう、下見をしよう、話し合いをしようということがあれば、この事故は防げていたはずじゃないかということを考えております。こういうような過失の事件はいろいろ難しいと言われるのですが、何が事件の本質なのかということを考えるのが一番大事だと思っています。ご覧いただいた映像とか、これまでの経緯を考えた時に、今私が申し上げたことが本質ではないかとすると、船の人だけの責任を考えていていいのか。まさにお父さまがおっしゃった通り、生徒の船長である学校も1人の船長なわけですから、その学校側とヘリ基地反対協の側ともに、話し合いをし、計画を立て、準備をする。そういう責任があって、それが尽くされていれば、この事件は起きなかったのではないかということでございます。 琉球新報:今回の同志社国際高校の平和学習の内容について、文科省が政治的中立を求める教育基本法に違反するとの見解を示しました。このことについて、どのように受け止めているのかということと、また一方で、この文科省の判断が平和学習、教育現場での平和学習の萎縮を招くのではないかという懸念の声もあるのですが、そのことについての受け止めもよろしくお願いします。 父親:まず、教育基本法違反については、先ほども少し、お話しさせていただきましたが、学校としては重く受け止めるべきだと思っております。学校自身も、学校法人同志社自身も、これに関して異議は唱えておりませんし、しっかりと対策や検証がなされるものだというふうには思ってます。今回はその告訴に関して、それから、安全と命の問題ということで、会見を開かせていただいていますので、偏向教育とか、教育基本法違反とか、その辺のことに関しては、一度ここで控えさせていただけたらと思います。 ABCテレビ:先ほどの質問で、学校との綿密なコミュニケーションがまだないという話がありましたが、事故があってから今日まで、学校の対応について、改めてどう考えていただきたいと思いますか。 父親:そうですね。最後、具体的な打ち合わせ、それから説明があったのは確か、知華のしのぶ会を開催いただいた5月の28日とか、27日、それぐらいの日だったんですけど、その前日、それから始まる前に説明を受けたり、私から質問をさせていただいたり、そういった機会がございました。それ以降はございません。なかなか第三者による特別調査委員会の調査とか、さまざまな行政機関からの調査、そういったものへの対応等で、なかなか思うように私たちには説明できない。そういったこともあったのかもしれませんが、彼らの報告、そういったものを待つまでもなく、やはり自分たちで気づいた改善点とか、明らかに間違っていたもの、そういったものに関して実際に生徒さん、それから私たちも含めてより具体的な説明とか、今考えている対策とか、どうすれば学校がもっと良くなるかとか、そういった話はもう少し密にあってしかるべきかなというふうに思っています。 毎日放送:先ほど、船の船長一人の事故で終わらせないための告訴という話もありました。事故後、学校の始業式でも、われわれの取で「事故が起こった直接の原因は私たちにあるわけではないけれど」といった校長の発言もあったりとか、責任転嫁とも取れるような発言もあります。学校側に新たに説明してほしいことであったりとか、今後どのように取り組んでほしいかなど、どのようにお考えでしょうか。 父親:そうですね。先ほど、学校法人同志社のページに明日(午後)4時から報告があるという話が掲載されました。明日はその報告書を実際自分も読み込んでみたいなというふうには思ってます。それを受けてもちろん、学校法人も高校もいろいろ対策を練るとは思うんですけれども、それについても注視したい、見続けたいなというふうに思います。 読売新聞:毎日、知華さんを思って何かされていることであったり、直近の命日はどういうふうにお過ごしされたのかお伺いしてもよろしいでしょうか。 母親:次女で末っ子だったので、上のお姉ちゃんはもう大学生で手がかからないのもあって、もう死んでしまったって頭では理解しているんですけど、まだどこかから帰ってくるような気がしていて。同じように朝のおにぎりを作って、おやつを置いて、夜寝る前に、夜更かしだったんで、夜食のお菓子とジュースを仏壇に添えて。あとは、皆さん、お子さん亡くされた親御さんは同じような思いをしていらっしゃるのかもしれないですけど、火葬場から出てきて、お遺骨になった娘の骨を拾骨するのがすごくつらくて。そのつらさを乗り越えて、拾骨が終わったら、四十九日でお墓に納骨しなくちゃいけなくて、なんとなく、どこかの体の一部があるお墓も私にとっては大事で。暑いので、お花が2日もたないので、2日おきぐらいに自転車でお墓に行って毎朝きれいなお花を添えてあげてます。 琉球新報:今回、大事な娘さんを亡くされて、私も娘がいますので、想像ができないんですけれども、本当につらい中で気丈にお過ごしになられたこと、敬意を表します。情報発信を続けられていたことに関して、娘さまのためにされてきたことに対しても非常に敬意を表します。その上で、今までの質疑の中での何点かちょっと疑問に思った点について、ご質問させていただければと思います。まず、冒頭に今回情報発信されたことと、あと今回刑事告訴に至るまでの動機の部分について、最初期の報道によってちょっと誤った情報が発信されたこと、それに伴う誹謗中傷があったというお話をお父さまがされていたかと思います。この部分について一定程度、目的を果たせたという旨のお話もされていたかと思いますが、そこについて、やはりどういう形での間違った情報に対して憤りというか、それに対して誹謗中傷というのはどういうものだったのかというのをもう少しお話しいただきたいなというところです。あと今回、真相追及のために刑事(告訴)されたかと思うのですが、民事について今後お考えなのでしょうか。ヘリ基地協議会のやりとりの中でやっぱり納得されない部分がおありだったから、今回刑事告訴に至ったということなのか。ここのやりとりの部分について教えていただければと思います。 父親:まず1点目が、具体的な誹謗中傷に関してですね。これは、抗議活動に参加していた、同志社国際高校の生徒たちが、ということでした。私が見た最初のニュースの一報はそれで、コメントがどうしても目に入ってきてしまう。そこの具体的なコメントはちょっと今、思い出すのも嫌なんですけれども、それこそ本当にニュアンスとしては「ざまあみろ」とか、「自業自得だね」とか、「本望だね」とか、そういった言葉のオンパレードですね。それは、なんでそういうふうに思われるんだろうとか、実際に抗議活動に参加していたわけではないという事実もありますし、こういった一つ一つの誤解、中傷、そういったものを直していきたいな、正していきたいなというところです。 琉球新報:そこが一番大きな動機だったという。 父親:まずは一番最初はそうです。民事に関しては、学校に対してまだ正直、対応をどうするかというのは、弁護士の方と今後しっかりと相談をしていきたいと思っています。まず学校に関しては、学校側がどのように考えているかというのは、少し知りたいな、見守りたいなというふうに思っています。 琉球新報:協議会のやりとりについて、納得できない部分がもしおありであれば聞かせていただければ。 父親:納得できる、できないというところで、まず私がその協議会の構成というのが全く分かっていなかった。正直、代表がどなたなのか、それ以前にその団体とかも何でしょう、権利能力なき団体、そういった用語からしてすいません、分からない状態で。構成団体がどのような形というのも正直分からなかった。じゃあ、誰がどういう責任を持っているのか、それすら本当に一つ一つ聞きながら、自分で調べながらやりとりをしていたという形ですね。正直、今でもどなたが私に対して謝罪を、どのような理由でしたいのか、そこに関しては、どうしてもやっぱり一致できない部分というのはあるなというふうに感じています。 母親:誹謗中傷についてなんですが、事故後すぐ抗議活動に参加していたとか、左翼活動家とか、いろいろ知華に対しての誹謗中傷が今、同志社国際に通われている知華のお友達たちに向けてですね、「同志社国際は左翼活動家を育てるところだ」とか、「国際の生徒は」みたいな書き込みが多い部分に関しては、私たちが事故後に感じたような、つらさを覚えていて。この場を借りてではないですけど、知華は学校のことが大好きで、沖縄研修旅行以外の部分に関して、帰国子女だったのもあるんですけど、偏向とかそういう偏った思想の先生ばっかりがそろっているわけでもなくて、もちろんいい先生方もいらっしゃって、純粋に真面目にすごく一生懸命勉強している優秀な生徒さんもいっぱいいらっしゃるので、国際の生徒さんに向けた誹謗中傷に対しても、ご配慮いただけたら、私としては、知華の母として、それは皆さんにお願いしたいかなと思っています。 NHK:告訴状を出すに至るに当たって、ちょっと悩みながら出されたかもしれなかったんですけど、お父さまは知華さんに対してどういう思いで告訴状を出されましたか。 父親:本当に基本的には同じ思いですね。知華が大好きな先生、それから先生も、知華を本当にいろいろよく面倒見てくれた先生もいらっしゃいます。それから学校に通われている生徒さん、卒業生も含めてですね。考えると、なかなかnoteの発信一つとっても、すべきなのかどうかと悩むことは多々あります。そうですね。これは二人でよく話すんですけど、もし知華が今話せたらなんて言うかな。「パパ、ママ、もう十分だよ」って言うかもしれないですし、あの子だったら…。 母親:多分、曲がったことが嫌いなので、正すべきを正して、みんなが楽しく通える本当の同志社国際の良さを、もっともっと多くの生徒が安心して過ごせる場に変わってほしいって思っていると思うので。 父親:絶対、もっと生きたかった。もっと先生や友達たちと…。 母親:もっと生きたかったと思う。 父親:生きたかった。「なんで私死んでるんだろう」。そういうふうに思っていると思う。ただ、それも、私たちはもう知華と話せないので本当にどういうふうに思っているのかは正直分かりません。でも残された親としてやるべきことがあるとしたら、やはりきちんと責任というのを、責任がどこにあるのかはしっかり明らかにしていく。そういった活動をやっていくしかないのかなってふうには思っています。 NHK:もし知華さんにお声をかけるとしたら、どんな言葉をかけたいですか。 母親:難しい…。前、日テレさんには聞かれたことがあるんです。言ってあげたいことも、伝えたいことも、本当にすごくたくさんあるんです。話したいこともいっぱいあるんです。でも多分、もしもう一度会えるなら、まず最初に言うのは「本当に会いたかった」、それしか言えないと思って。会いたくて…。会って抱き締めてあげたくて仕方がないです。 沖縄タイムス:このような事故が二度と起こらないために、安全確保の上で、全国の学校現場でどのようなことをしてほしいかというのを聞きたいです。 父親:特別なことは望んでいないのですが、本当に、先ほど何度か私が話した4層にわたって、当たり前のことを当たり前のように実施していただければ大丈夫なんじゃないかと。やはり危険な課外活動、危険を伴う課外活動、ここに生徒を連れ出す以上、どこで何があるか分からない。だから、しっかり当たり前のことをやる。そういったことを徹底してほしいなと。人ごとではなく他人任せではなく、本当に自分事としてしっかりと考えて取り組んでいただければいいんじゃないかと思います。 母親:私立の管理体制については、もう少し制度が整ったらいいかなと思っています。私学が運営団体の管理下に置かれていて、運営団体は都道府県の管轄にある。その上にはもちろん文科省があるんだと思うんですけど。そこの管理ルートというものが今、恐らく全く機能していないのか、どういう形なのか、ちょっと明確には分からないんですけど、今回で言えば、同志社国際は同志社法人が運営をしていて、同志社法人は同志社国際の研修旅行の内容については管理もしていなかった。じゃあ、その管理をしていない同志社法人に対して、京都府が何か管理をしたいという是正をしていたのか、それも多分なされていない。都道府県管轄下にあるといっても、実際には運営団体に委ねられていて、運営団体が管理しなければ何でもできてしまうという私立の現状を何とかできないかなって思っています。 弁護士:今日はありがとうございました。ご主人の方から最後の話をさせていただきたいと思います。 父親:今回、告訴を行ったということで、ちょっと初めての記者会見で、なかなか慣れずに緊張のある、情けない姿が多かったですけれども。申し訳ございません。明日の第三者委員会の報告、こちらも私はしっかり読ませていただきたいと思ってます。それについて、またいろいろ思うところというのが出てくるかと思いますので、それについてはまたどこか、別途お話しできる機会があればいいなというふうには思います。本当に本日お忙しい中、駆け付けていただいてありがとうございました。