南海ホークスが大阪に里帰り 杉浦忠監督「いってまいります」から38年ぶりに南海ユニで主催ゲーム
ソフトバンクは4日、日本ハムを京セラドームに迎え「南海ホークス復刻ナイターin大阪」を開催する。ダイエーに球団を買収された1988年10月15日の最終試合(大阪球場)で、杉浦忠監督が「行ってまいります」と言い残して福岡に旅立って以来、38年ぶりとなる南海のユニホームでの大阪主催ゲーム。選手は練習から南海の象徴だったグリーンのユニホームを着用した。 【写真をもっとみる】レジェンドOBの復刻ユニホームも発売 ホークスはここ数年、年に1回、大阪の京セラドームで主催試合を行ってきた。2024、25年とパ・リーグを連覇して迎えたオフ、球団で持ち上がったのはソフトバンクとして初の3連覇への機運上昇の醸成だった。前身のダイエー、ソフトバンクともに3連覇はない。 球団の事業統括本部マーケティング企画部の稲永大毅部長は「ホークスとしては2026年はリーグ3連覇がかかっている。過去やっているのはいつだと調べたら南海ホークスの時代だった。そこへのゲン担ぎをしたいと考えた」と説明した。1964-66年に南海ホークスが3連覇して以来、なしえていなかった。球団を保有していた南海電気鉄道がゲームスポンサーにつく話もスムーズにまとまった。年始に大阪・なんばの高島屋で南海ホークス展を開催したところ、復刻グッズが初日で売り切れた。ホークス回帰を願う、オールドファンの熱い底支えもあった。南海回帰への機運が高まっていた。 球場周辺には堅守と打撃で南海ホークスの黄金期を支えた100万ドルの内野陣(一塁手・飯田徳治、二塁手、岡本伊三美、三塁手・蔭山和夫、遊撃手・木塚忠助)をオマージュした1000万ドルの外野陣(近藤、周東、柳田)のノボリと看板が立てられた。南海ホークスのオフィシャルグッズショップも京セラドーム9Fに臨時開設し、球団を支えたレジェンドの杉浦忠、野村克也、広瀬叔功の背番号がそれぞれ入ったレプリカユニホームが発売された。グッズショップは午前中から開店し、多くのファンが列を作った。 「南海はホークスの礎でありますので、リスペクトを持ってやっています」と稲永部長。試合の進行も南海時代を彷彿させる仕掛けが多く用意されているという。
杉浦監督は「ホークスは不滅です」とも言い残していた。その杉浦監督のご家族が始球式を務める予定だ。長年ホークスを愛し続けた大阪のファンの前に「ただいま」と少しはにかみながら戻ってくる。