捏造された記事とともに投稿された画像(Xより)

捏造された記事とともに投稿された画像(Xより)

損害賠償額が「数百万円規模」に及ぶケースも

 さらに、当該ポストに対してコメント欄では存在しない記事だと指摘する声も上がっている。今回の投稿は、偽造を疑うコメントが寄せられた後も削除されず、広く拡散された。こうした拡散規模は、経済的損害や法的責任を判断するうえで、どのように評価されるのか。

「『何回表示されたら重大な案件になる』という明確な基準があるわけではありません。ただ、誰でも閲覧できる公開アカウントから投稿され、広く拡散されていることは、信用毀損の程度や損害賠償額を判断するうえで、勘案される事情になると思います。

 損害賠償額については、拡散の規模や実際に生じた影響などを総合的に考慮するため、一概には算定できません。ただ、悪質な事例では、200万円を超え、数百万円規模に及ぶケースもあります。

『AIで作られた画像ではないか』『偽造ではないか』と指摘するコメントがあるにもかかわらず、それを無視して投稿を残し続けていたのであれば、悪質性が高いと評価される可能性もあるでしょう」(同前)

 本サイト編集部は当該アカウントに対し、偽記事を作成・投稿した人物や目的、本サイトの記事であるかのような誤解を招く可能性への認識、成人向けサイトの閲覧や購入を促す意図があったかなどについて質問を送付したが、期日までに回答はなかった。問題の投稿は現在も削除されず、閲覧できる状態となっている。

 誰もが本物らしい「情報」を容易に発信できる時代。偽情報に、どう歯止めをかけていくのかが問われている──。

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