捏造されたNEWSポストセブンの記事(Xより)
弁護士の見解は
実在するニュースサイトの記事を装い、有料アダルトサイトへの誘導に利用する行為に、法的な問題はないのか。ネット上のトラブルに詳しい大阪グラディアトル法律事務所の黒木佐紀弁護士によると、「まず著作権や商標権をめぐる権利侵害が考えられる」という。
“偽記事”のスクリーンショットは精巧に作られている。文字のフォントには違いが見られるものの、記事内に設けられたXへの投稿ボタンやコメント欄、写真ページへ移動するバナー、アイキャッチ画像などの配置は、NEWSポストセブンの公式サイトとほぼ一致。画面左上には、本サイトで実際に使用している「スポーツ」のカテゴリー名があり、右上には「NEWSポストセブン」の文字がはっきりと記されている。
一見しただけでは、本サイトが実際に配信した記事だと誤認する人も少なくないだろう。実際には存在しない記事を、あたかもNEWSポストセブンが配信したかのように見せる行為は、媒体の社会的評価や信用を低下させる可能性があると黒木弁護士は指摘する。
「一般の方から『編集部のチェックがずさんだ』『倫理観に問題がある』といった印象を持たれかねません。
また、成人向けサイトへ誘導している点も問題です。投稿者の具体的な意図は分かりませんが、実在する媒体の記事に見せかけているという意味で、信用毀損につながりうると思われます」(黒木弁護士)