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【あなたの子供は大丈夫?】読んでいるのに頭に残らない「読解力の低下」を今すぐ止める方法

東洋経済オンライン / 2026年8月3日 11時30分

読解力低下の背景にある、情報との向き合い方の変化を読み解く (写真:node/PIXTA)

「文字は追えているのに、内容が頭に残らない」――そんな子供が増えている。書籍『地頭力の正体』を7月に上梓し「本当の頭のよさ」を説く著者・西岡壱誠氏が、読解力低下の背景にある、情報との向き合い方の変化を読み解く。

■教室で「文字」が「滑って」いる

最近、教育現場に関わる人と話していると、必ずと言っていいほど出てくる話題があります。

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「子供たちの読解力、明らかに落ちてますよね」

塾でも、学校でも、家庭教師の現場でも、同じ声がします。

しかも、この10年でじわっと下がっているというより、ここ2〜3年で急に落ちたという体感を持っている先生が多い。

具体的にどう落ちているかというと、いちばん近い表現はこれだと思います。

「文字が、目の上を滑っている」

文章を読んでもらうと、たしかに視線は文字を追っている。声に出して読ませれば、ちゃんと発音もできる。でも、読み終わったあとに「で、いまの文章って何の話だった?」と聞くと、答えられない。文字が目の上を通り過ぎただけで、頭の中に何も残っていないんです。

これは、能力の問題というよりも、「読み方」そのものが変わってしまった話なんじゃないかな、と僕は感じています。

ちょっと世代論的な話をさせてください。10年くらい前までは、活字を読まない子供でも漫画は読んでいました。

文字だけでなくてイラストが付いているから漫画だったら読めるという生徒は多く、コマの順序を追い、セリフを読み、キャラクターの表情を解釈し、絵の中の情報を統合するということを、無意識にできるという人が多かったです。

ところが、いまの子供たちは、漫画すら読まなくなっているんです。

じゃあ、その時間で何をしているのかというと、YouTubeのショート動画、TikTok、Instagramのリール。縦にスワイプするだけで、勝手に次の刺激が流れてくる動画を、延々と眺めている。

これ、僕は「情報を摂取している」のではなく、「情報に流されている」のだと思っているんです。

■情報の濁流に「杭」を打てるかどうか

情報のインプットというのは、目の前を、情報という濁流が凄まじいスピードで流れていく。

そこに、自分から杭を打ち立てて、ボートを一度止める。

止めたうえで、「いま、この流れの中に何が入っていたか?」を眺め、必要なものを拾い、不要なものを流す。

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