2026-08-03

AI仕事効率化したら、なぜか僕の仕事だけ増えた話

こんにちは

突然ですが、みなさんは仕事効率化していますか?

僕はしていました。

めちゃくちゃしていました。

AIが世の中で騒がれ始めた頃から、「これは仕事のやり方が根本から変わるぞ」と思って、画像生成AI文章生成AIを試し、社内業務に応用できそうな方法検証し、結果を資料にまとめ、周囲に共有していました。

「この作業、今まで2時間かかっていたけど、AIを使えば30分になります!」

「この工程自動化できます!」

「こういう使い方をすれば品質を落とさず工数を削減できます!」

などと、意気揚々と報告していたわけです。

今思えば、だいぶ元気ですね。

当時の僕は、役に立つ情報を共有すれば、当然みんな喜ぶと思っていました。

会社生産性が上がる。

同僚の負担が減る。

自分も「よくやった」と評価される。

全員が幸せになる。

いわゆる「三方よし」です。

ところが、実際にはそうなりませんでした。

仕事を早く終わらせると、仕事が増える

たとえば、8時間かかっていた仕事AIで4時間に短縮したとします。

普通に考えると、4時間浮きます

僕は心のどこかで、その4時間を別の研究品質向上に使えると思っていました。

しか会社というのは、そんな甘い場所ではありません。

4時間で終わることが分かると、次からその仕事は「4時間で終わる仕事」になります

そして残った4時間には、当然のように別の仕事が入ります

給与は変わりません。

まり

「8時間働いていた人が、AIによって4時間で帰れる」

のではなく、

「8時間で1件やっていた人が、8時間で2件やる」

になるわけです。

なるほど。

効率化とは、仕事を減らすことではなく、同じ時間に詰め込める仕事を増やすことだったのです。

知らなかった。

誰か先に教えてほしかった。

なぜ誰も本気のAI活用法を共有しないのか

僕はしばらく、「みんなAIに興味がないのかな」と思っていました。

社内のAIタスクフォースで共有されるのは、無難ツール比較や、数分単位の小さな時短事例ばかりです。

文章の誤字をAIでチェックしました」

会議の要約を作りました

画像アイデア出しに使いました」

もちろん、それ自体は悪くありません。

ただ、僕が期待していたのはもっと大きな話でした。

仕事工程のものを変える。

人員配置を変える。

役割分担を見直す。

品質管理や制作フローを再設計する。

しかし、そういう話はほとんど出ません。

そこで僕は思っていました。

「これじゃ効率化に何の意味もないじゃないか

もっと本質的な使い方を考えるべきだ」

「なぜ誰も真剣に取り組まないんだ」

今にして思うと、真剣に取り組んでいなかったのではありません。

みんな、ちゃん自分利益を考えていたのです。

本当に有効AI活用法を共有すると、何が起きるでしょうか。

まず、自分仕事が速くなったことが知られます

次に、その短縮後の時間が標準になります

さらに、周囲への説明教育質問対応トラブル対応まで担当させられます

場合によっては、作った本人よりも上司AI推進実績として報告されます

一方で、昇給賞与権限も増えません。

まり、共有した人だけが損をします。

そりゃ隠すわ。

社内に潜む「シャドーAI

Forbes JAPAN記事に、「シャドーAI」という話が出ていました。

要するに、優秀な社員ほど、本当に効くAI活用法を会社に公開せず、個人の中だけで使うという現象です。

これを読んだとき、かなり腑に落ちました。

会社側は「AI活用事例を共有してください」と言います

しかし、共有した社員に対して何を返すのかは決めていません。

報酬はない。

通常業務も減らない。

教育担当だけ増える。

責任だけ重くなる。

その状態で「知識を共有しましょう」と言っても、合理的人間ほど黙ります

逆に、僕のような人間けが

「これは全社展開できます!」

資料にまとめました!」

「誰でも使えるようにマニュアル作りました!」

と、せっせと成果を差しします。

周囲からすると、

「またあの人、仕事を増やす情報を持ってきたな」

と思っていたのかもしれません。

僕は有意義情報を共有しているつもりでした。

相手からすると、工数削減という名の新しいノルマを持ってくる人だった可能性があります

迷惑サンタクロースです。

AIタスクフォースはなぜ「やってる風」になるのか

ここで、社内AIタスクフォースの動きを考えてみます

幹部は「AIを推進している」という実績が欲しい。

管理職は、失敗せずに報告できる成果が欲しい。

現場は、本気のノウハウを出すと仕事が増えるので隠したい。

全員がそれぞれ合理的に動くと、どうなるでしょうか。

無難ツール比較する。

さな時短を数値化する。

表を増やす

資料を長くする。

検証した証拠を残す。

一方で、人員配置評価制度管理職役割には手を付けません。

結果として、「AI活用している雰囲気」だけが完成します。

誰かが悪意を持って偽装しているわけではありません。

各自自分立場を守った結果、組織全体として偽装に見える状態が生まれるのです。

組織ってよくできていますね。

悪い意味で。

僕はなぜそこまで腹を立てていたのか

ここまで考えて、ようやく自分がなぜイライラしていたのか分かりました。

僕は、会社技術者共同体だと思っていたのです。

良い技術を見つける。

共有する。

みんなで改善する。

貢献した人が評価される。

そういう世界勝手に期待していました。

しか会社は、基本的には営利組織です。

技術の正しさより利益責任評価権限既存立場が優先されます

有意義情報から歓迎されるわけではありません。

その情報によって、自分仕事が増えるか、立場が脅かされるか、誰が責任を負うのか。

人はそちらを見ています

僕は「正しい提案なら通る」「便利な情報なら喜ばれる」という自分価値観を、周囲にも適用していました。

ある意味では、かなり自己中心的だったのだと思います

自分面白いと思うことは、相手面白いはず。

自分価値を感じる改善は、組織評価するはず。

そんなことはありません。

相手には相手事情があります

そして、組織には組織合理性があります

真面目だったのではなく、会社自分事にしすぎていた

周囲から、僕はよく「真面目だ」と言われます

これまで、その意味があまり分かっていませんでした。

別に勤務態度が特別良いとも思っていません。

サボることもあります

不満も多いです。

しかし今なら分かります

僕は、会社課題自分課題として引き受けすぎていました。

会社が非効率なら、自分が直さなければならない。

良い方法を見つけたら、共有しなければならない。

組織が間違っていたら、正しい方向へ修正しなければならない。

誰も頼んでいないのに、勝手会社未来を背負っていました。

それを周囲は「真面目」と呼んでいたのだと思います

こちらとしては使命感です。

会社からすると、追加料金なしで改善活動までやってくれる社員です。

便利ですね。

これからどうするか

今回のことで、正直かなり仕事のやる気がなくなりました。

自分が信じていたものが、急に子供じみた幻想に見えたからです。

ただ、誠実さや知的好奇心のものが間違っていたとは思いません。

問題は、それを投入する場所でした。

今後、仕事では契約必要品質と期限を満たします。

必要責任も果たします。

しかし、会社から還元されない改善活動に、無制限情熱を投入するのはやめます

AIで便利な方法を見つけても、まずは自分仕事を楽にするために使う。

共有する場合は、評価担当時間権限、通常業務の削減など、何が返ってくるのかを見る。

全社展開できるレベルノウハウは、善意ではなく専門労働として扱う。

そして、仕事から引き揚げた知的好奇心は、個人制作に向けます

プロダクトを作る。

新しい技法を試す。

誰にも説明を求められず、役に立つかどうかも問われず、面白いからやる。

会社生活基盤。

個人制作研究所。

そのくらい分けた方がいいのだと思います

おわりに

AI仕事効率します。

しかし、効率化した利益社員還元されない組織では、その技術は共有されません。

優秀な社員ほど隠して使います

正直な社員けが公開し、仕事責任を増やします。

そして会社は、「なぜ社員AI活用事例を共有しないのか」と首をかしげます

答えは簡単です。

共有すると損をするからです。

僕はその仕組みに気づくまで、かなり時間がかかりました。

でも、今後は違います

真面目さを捨てるのではありません。

真面目さを向ける場所を選びます

会社差し出していた好奇心を、自分人生に戻す。

AI最初効率化すべきだったのは、作業工程ではなく、僕の無償の使命感だったのかもしれません。

  • 読んでないけどこんな長文出力してたら、そりゃ仕事も増えますよね

  • 労働密度が上がることなんて最初から分かってる。 だから俺はGithub Copilotを一度も使わず会社に対抗している。

  • こなせる仕事の量が増えたときに、それに応じて会社の利益がちゃんと増えていますかって話。

  • AIで嘘の話を書くな

  • この文章がAIかどうかはさておき、こういう頭のカタイ人は一定数いる。 もっと平易に簡潔に語れることを、小難しい言葉でご立派に整えてるんだけど、考え方のカタイ人間ってほんとに...

  • 増田の場合、AIに文字列生成させる時は「必ず」文字数を指定したほうが良いよ。 こんなAI水増し臭ぷんぷんの長文、もう通用せん。 たぶん増田の書きたいことだと200字くらいで生成させ...

  • あのさあ、文中にとくに必要もない小タイトルを付けまくるとAI丸出しの文章になるの、いい加減に学習しろよ せめて削除しろ

  • THE日本企業あるある 損するだけやで

  • 仕事をしていない増田は無反応

  • 会社でAI活用を共有しまくったらどうなるかAIに聞いておけばよかったのにね やっぱり道具は使いよう

  • 「AIで仕事を効率化したら、なぜか僕の仕事だけ増えた話」を読んだ。 8時間かかっていた仕事をAIで4時間にしたら、4時間早く帰れるようになるのではなく、残りの4時間に別の仕事を入...

  • 僕は,人間が書いたものを読みたいから,AIが書いたものはsageだったんだけどね これはage 気色悪いから

  • Gnuplot使えよ

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