令和8年熊本地震を受け、県選出やゆかりの国会議員も、それぞれの立場で対応に追われている。震度7を観測した宇城市や氷川町を含む衆院熊本4区選出の金子恭之国土交通相は3日、高市早苗首相に同行して被災地を訪問する。1日にはX(旧ツイッター)で「我慢して我慢して、現地に入っている職員の判断を待っている状況」と心境をつづっていた。
「現場に迷惑かけられない」
金子氏は7月31日の記者会見でも「テレビなどで映像を見て、私が知っているところばかりで、被災地の皆さまの不安はいかばかりかと痛感している。立場上、まだ一度も被災地に入ることはできていない。私が入ることによって、今まさに人命救助を最優先に努力している現場に迷惑をかけるわけにはいかない」と語っていた。
3日は地元・氷川町の避難所を訪れ、被災者の声を直接聞き取り、熊本県庁では木村敬知事らと今後の復旧や支援の在り方について意見を交わす予定だ。
熊本城がある熊本市中央区などを含む熊本1区選出の木原稔官房長官は、7月29日の記者会見で「私も地元だから、熊本県とは緊密に連携して意思疎通を図っている」と言及し、政府の危機管理の司令塔と情報発信の役目を果たしている。
松野明美氏「かなり揺れた」
このほか熊本選出国会議員は、住宅の被害が多かった熊本市南区など熊本2区が西野太亮氏、爆発事故が起きたイオンモール熊本がある嘉島町など熊本3区が坂本哲志氏、参院熊本選挙区は松村祥史、馬場成志両氏で、いずれも自民党だ。
衆院比例九州ブロックの吉田宣弘氏(中道改革連合)や、参院比例代表の藤木真也、本田顕子、犬童周作の各氏(いずれも自民党)、松野明美氏(日本維新の会)、郡山玲氏(立憲民主党)らが熊本出身。小川克巳氏(自民党)は熊本在住だ。
松野氏は地震後、Xで「かなり、揺れました」「しっかりと対応してまいります」と報告し、被災地を回って状況を報告している。
一方、6月に「自衛隊に行く子供は経済的に厳しい」と発言した熊本大卒の古賀千景氏(立憲民主党)は、発言を陳謝して以降、公式サイトやSNSを更新していない。
被災地では自衛隊員が猛暑の中、懸命に人命救助や生活支援などを続けている。(渡辺浩)