同級生の男児を「転倒させて心臓マッサージ」「顔の上に座る」、授業準備の教師は気づかず…いじめ重大事態に認定
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滋賀県の近江八幡市教育委員会は31日、昨年12月、市立小学校で男子児童が同級生の男児に倒されて心臓マッサージや顔に座られるなどし、息ができないほどの命の危険を感じる「いじめ重大事態」があったと発表した。
男児は昨年12月5日の休み時間、同じクラスの別の男児にあおむけに転倒させられ、両脚の上に座られて心臓マッサージを3回、さらに尻を顔にのせられる行為があったという。
当時、周りにいた児童らが止めに入ったが、いじめ行為は教室後方で行われ、教室前方で次の授業の準備をしていた教師は気付かなかったという。被害に遭った男児は調査に、「息ができないなど命の危険を感じた」「これからも嫌なことをされるかもしれない」と苦痛を訴えた。
被害を受けた男児の保護者から数日後に学校へ通報があり、校内のいじめ防止対策委員会が2025年12月~26年4月、両者らを調査。同委員会は「(心臓マッサージなどをされ)息ができないほどの命の危険を感じるに至り、肉体的、精神的にも苦痛を訴えていた」とし、いじめ防止対策推進法の「いじめ重大事態」に認定した。
男児は23年11月~25年10月に3回にわたって、同じ男児に体を振り回されたり、背中を頭突きされたりしたこともわかり、同委員会は「いじめ」と認定した。
保健室の日誌をさかのぼって過去のいじめが判明したことなどから、同委員会は、学校側がいじめに向き合う姿勢や組織的対応が欠如していたとした。安田全男教育長は「いじめの事実、学校の対応に関する課題が明らかになった。結果を重く受け止め、再発防止策を徹底する」と謝罪した。