ザっと書いていきます!後日もっと長い文章で紹介するかもしれません!



三鬼
小林恭二
講談社
2026-06-24





さっき読み終わりました。むっちゃ面白かったです。スーパー銭湯で読みふけりました。

実在の俳人・西東三鬼を主人公にした歴史小説なのですが、楽しさのジャンルがくるくると変わり、引き込まれっぱなしでしたね・・・。

やにわに始まる口さがない俳句史語りに胸が大きくときめき、はっと気が付けば海を股に掛けた歴史冒険譚になっていて、さっきときめいた胸はとろとろにとろけました。

とにかく西東三鬼が気になりすぎます。「なんで今まで知らんかったんやろ・・・」と思えるほどのトリッキーさ。いろいろ彼の本を読もうと思いました。




絵巻や説話から「遣唐使」のイメージにせまる新書。

まず、テーマになってる『吉備大臣入唐絵巻』が「え?ラノベ?」と思えるくらいエンタメで面白かったです。

遣唐使として唐入りを果たした吉備真備が、中国の皇帝たちから無理難題をふっかけられるも、日本に戻ることなく亡くなってしまい鬼と化した阿倍仲麻呂と協力して乗り越えるというお話。

中国の名人との囲碁対決で碁石飲み込んで力技でなんとかするなどの「え?雑くない?」というソリューションもあり、テンションあがりました。

あと、十六世紀以降の語り物で流行る遣唐使にまつわる説話「灯台鬼」がえぐかったです。

軽の大臣が遣唐使として唐入りするも、そこで声が出なくなる薬を飲まされ、体に絵を描かれ、頭には灯台を打ち付けられ、「灯台鬼」と呼ばれる仕打ちに遭い、その噂を聞いた子どもが海を渡って再会しにいくというお話。

異国への恐怖が都市伝説化することは今でもありますが、昔からこういうのあったんですね。




「サンキュー、チャック」の映画を見て、原作小説を読みたくなったので手にとりました。

小説も面白かったです。やっぱり小説はフォーカスする点が明確なので、何を言わんとしているかが映画よりもわかりやすかったなと思いました。

第2章の胸躍る感じ、小説でも存分に感じられたのがすごかったです。




前半で思惑うずまくテレビ業界をブワっと見せたあと、男性俳優2人の関係の変化に不意打ちでドキッとしてしまいました。(見る人からすれば不意打ちではないのでしょうが・・・)

女性俳優2人のエピソードも気になります。続きが楽しみです。







遅まきながら『あかね噺』を一気読みしていますが、阿良川まいけるの「たちきり」がすごすぎて、昼休みに読んでて涙がにじみました。

正直、これまで落語の「たちぎれ線香」にはとくに良さを感じたことはあまりなかったのですが、『あかね噺』の「たちきり」は、シーン運びの緩急が非常に上手く、もはやリズムとテンポで泣いてました。

芸人の漫才を音を消して見て、「声聞こえなくても、動きだけで面白いな」と思う時がありますが、これに近かったです。多分全く読めない言語に置き換えられても、すごいことは伝わるんだろうなと思いました。