話題のAIメガネ「着けてる人の近くにいたくない」、早くも"不正利用"続出か。見た目はサングラス、内部にマイク・カメラ・ディスプレイ搭載か
“次世代のデバイス”として世界中で注目を集めている「AIスマートグラス」。便利な機能を備える一方で、プライバシー侵害や不正利用への懸念も高まっている。先日、韓国では国家資格試験でAIスマートグラスを使用した疑いで、男性が起訴されたことがニュースとなった。 【実際の動画】怖い...? Meta社の「AIスマートグラス」を使って撮影した様子
国家資格試験でAIスマートグラスを使用
見た目は普通のサングラスやメガネでありながら、さまざまなデジタル機能を内蔵したスマートグラス。一見すると一般的なサングラスやメガネと変わらないものの、内部には小型スピーカーやマイク、カメラ、さらには視界に情報を表示できる小型ディスプレイなどが搭載されている。 しかし、なかには便利な機能が備わったAIスマートグラスを悪用する人も。『The Korea JoongAng Daily』の報道によると、光州地方検察庁は6月、消防設備士の国家資格試験でAIスマートグラスを使って不正を行ったとして、男性を国家技術資格法違反の疑いで起訴。AIスマートグラスによるカンニングで刑事責任が問われるのは、韓国で初めてだという。 5月に光州市内の試験会場で行われた消防設備士の国家資格試験を受験中、試験監督官が40代男性のメガネのレンズに不自然な光の反射を見つけたことで、不正行為が発覚。男性は捜査当局に対し、「スマートグラスと連携するAIアプリを自ら開発し、実際の試験で正しい解答を導き出せるか試してみたかった」と供述したとのこと。 またこの男性だけでなく、同月には、ソウルと全羅南道・木浦でも、AIスマートグラスを使って国家資格試験でカンニングを試みたとして、2人の男性が摘発されたという。さらに、TOEICでも同様の不正が確認されており、5月に2人、6月にも1人の受験者がAIスマートグラスを使用していたことが発覚している。 『The Independent』によれば、こうした不正行為が相次いだことを受け、韓国当局は試験の不正防止対策の見直しに乗り出したとのこと。報道によると、7月10日には主要な国家資格試験を運営する機関の担当者らが会合を開き、AIスマートグラスを試験会場への持ち込み禁止物品に明記することや、不正が発覚した受験者への罰則を大幅に強化することなどについて協議したという。