7月31日、日本時間16時に判決が出ました
GEMAがSuno AIに全面勝訴
裁判所はSunoに対象楽曲の無断利用の差し止めを命じるとともに学習データからの削除や出力制限などの対応、利用状況に関する情報開示、そして損害賠償責任についても認める判断を示しました
速報記事
- 以下のポストの流れになる可能性大です世界の音楽著作権ビジネスにおいて、Suno AIとGEMAの訴訟(7月31日判決)は観測気球であり、これが弾丸となって様子見を決めていた世界中の権利者や団体が一気に集団雪崩を起こすドミノ倒しの引き金になると見られています 音楽生成AIに関する世界初・欧州初の本格的な司法判決となるので注目です
- GEMA対SunoはOpenAI戦で法律の解釈がすでに固まっているので控訴(上訴)したところで時間稼ぎ以上の意味をなさないのが法的な現実 控訴審で判決をひっくり返すには「一審の事実認定に誤りがあった」と証明する必要があるけど、証拠の客観性が完璧すぎて無理です
- 判決が変わらないと分かっていても控訴手続きをとる理由は「降伏の条件を少しでもマシにするための猶予期間がSunoは欲しいから」
- Sunoがサービスを停止・制限されるリスクを回避するには、GEMAやPRSとも巨額の包括ライセンス契約を結ぶしかありません しかし重いインフラ費(GPUの計算サーバー費用)を抱えているところに、欧州全域(そして将来的に全米)とライセンス契約を結ぶと収益性が完全に破壊されてしまいます
- 唯一ワーナーとは和解できたので許諾モデルを作ろうとしていたSunoですが、今回のGEMAのような作詞家・作曲家の権利を束ねる著作権管理団体からの訴訟には対応が追いついていません
- レーベル(原盤権)と和解しても、GEMAやPRS(イギリス)のような出版権利者から世界中で差し止め命令を出されれば、結局サービスをそのまま運用することはできません PRSはポール・マッカートニー、エド・シーラン、エルトン・ジョン、スティング、ハンス・ジマーなど世界最高峰のスター揃いです