熊本県内死者36人に 住家被害1526戸、9532人避難 2026年熊本地震
宇城市と氷川町で最大震度7を観測した2026年熊本地震で、熊本県は31日、死者が地震との関連を調査中の2人を含めて36人になったと発表した。住家被害は午後7時時点で1526戸に上り、23市町の避難所348カ所に9532人が避難している。 煙突が折れた日本製紙八代工場(八代市)では、閉じ込められた11人全員の救助を終え、うち9人の死亡を確認した。嘉島町の大型商業施設「イオンモール熊本」では7人が死亡した。被災自治体の報告に基づく市町村別の死者は、八代市20人、嘉島町7人、氷川町4人、宇城市2人、甲佐町1人。 住家被害の内訳は全壊182戸、大規模半壊20戸、半壊225戸、一部破損1032戸など。 JR九州は31日、運行を見合わせている九州新幹線の熊本-鹿児島中央(鹿児島市)のうち熊本-新水俣は、8月中の再開は困難との見通しを示した。博多(福岡市)-熊本は同日、減便して運行を再開した。在来線は、運休中の鹿児島線の熊本-宇土と三角線の宇土-三角が、8月2日の運行再開を目指している。鹿児島線の宇土-八代は復旧に時間がかかる見通し。
九州自動車道の松橋インターチェンジ(IC)-えびのIC(宮崎県えびの市)、南九州自動車道の八代ジャンクション-田浦ICは全面通行止めが続く。九州道の松橋IC-宮原サービスエリアは、31日から緊急車両が通行できるようになった。県管理道路は、午後2時時点で10路線11カ所で全面通行止め。 午後2時時点で八代市や宇城市など10市町で計7万9100戸が断水している。(熊本地震取材班)