改正皇室典範は17日の参院本会議で賛成多数により可決、成立した。皇族数を確保し、安定的な皇位継承の基盤をつくるものだ。一部野党やメディアの発信では分からない改正点について、この問題に精通する麗澤大学教授、八木秀次氏が緊急寄稿した。
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ついに改正皇室典範が成立した。精緻な設計で、非常によくできている。①女性皇族が結婚後も皇室に残る②旧宮家の男系男子を養子として迎える―の2案を切り離すことなく、ともに皇室典範の本則に取り込んだ。皇族数確保に加えて将来の安定的な皇位継承の基盤を整えることができた。
皇位継承は、例外なく男系で行われてきた。父親から息子への「直系」での継承ができない場合は、何代もさかのぼり、共通する祖先から枝分かれした「傍系」の男系が継ぐことで皇統は守られてきた。「男系継承」こそが天皇や皇族としての正統性の根拠であり、「傍系」の旧宮家から養子を迎えることは自然な流れだ。何親等離れているかは問題ではない。
主な改正点を解説しておこう。