沖縄県名護市辺野古沖で船2隻が転覆し同志社国際高校(京都府)の武石知華(ともか)さん(17)ら2人が死亡した事故で、同校を運営する学校法人同志社は31日、特別調査委員会(第三者委員会)が事故の原因究明などについてまとめた調査報告書をホームページ上に公表した。報告書は事故原因について法人側の安全配慮義務違反があったと認定した。
武石さんの両親は31日、報告書を受けて「学校関係者の当事者意識のなさが際立っている。何度も止める機会があったのにその全てが素通りされ、本当にやりきれない思い」とのコメントを出した。
両親は「個人の責任の重さについて、もう一歩踏み込んでほしかった」と指摘。第三者委による再発防止の提言については「実行されて初めて意味を持つ」とした上で、学校側に具体的な計画と経過の公表を求めた。
調査報告書は162ページ。事故原因について①令和7年度辺野古ボートコース実施にあたっての安全管理体制の不備②リスク管理体制の機能不全③安全管理に関する検証をさまたげた組織風土④安全管理に関する意識の欠如にあった―などと分析している。