スペイン、北アフリカからの移民流入が5万人に急増 国境配備の軍部隊に投石も

モロッコから泳いでスペイン領の飛び地セウタに入ろうとする移民ら=7月30日(ゲッティ=共同)

【パリ=三井美奈】スペインの北アフリカにある飛び地領セウタに今週、モロッコから移民が押し寄せ、スペイン公共放送TVEによると、31日には5万人を超えた。

TVEによると、移民たちの多くは沿海を泳いで国境に接近。境界フェンスをよじのぼって、国境を突破した。政府は国境に国軍部隊を配備したが、石を投げつける移民もいるという。移民は30日から31日にかけての夜に急増し、少なくとも18人が溺れるなどして死亡した。TVWは、移民たちが浮き輪代わりにした自動車のタイヤがセウタ海岸に散らばっている様子を報じた。

今回の移民流入は、今月初めにスペイン最高裁がセウタに泳いで渡ろうとした移民の強制送還に違法判決を出したのが引き金になったとみられている。

イタリアは、スペインから欧州連合(EU)域内に移民が移動するのを阻止するため、シェンゲン協定を停止してスペイン国境の検問を復活するよう提案。フランス政府は31日、スペインとの国境警備を強化すると発表した。

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