2025年11月07日

【薙刀式】「思考の速度で書く」ことと思考と書くこと

よく思考の速度で書くなんて言うけれど、
じゃあそれがどれくらいの速度なのか、
誰も言及しない。
そして、思考のタイプが違うんだから、
それも異なる現象になるのでは?


NHKのアナウンサーのしゃべる速度は、
3000字/10分に訓練されているので、
これがひとつの基準だ。

あなたはアナより早口でしゃべるか?
でもそれを1時間も続けられるか?
明石家さんまでないかぎり、
人はそんなにはしゃべらないのではないかなあ。

じゃあしゃべる速度は思考速度なのか?

僕は思考がしゃべるより多くあるから、
しゃべるのが苦手で、
書く側に来た。
なので3000より圧倒的に速く考えていると思われる。
そしてそれは、
言語化されていない状態だからできるのであって、
言語で考える人はもう少し遅いのではないかと予想できる。

また、
僕の場合、書いたことによってさらに思うことが増えて、
連鎖反応的にどんどん書きたいことが増えることがよくある。
高速増殖炉みたいな状態だね。
この場合、
書く速度が思う速度より上回れば、
そのうち収束するはずだ。

一方、自分の中に書くことが固定的に決まっていて、
それを徐々にところてんのように出していくタイプならば、
書くことは思考に影響しないから、
作業のようになり、見積もりができるかもしれない。

思考の速度とはなんだろう。
僕の場合は、「手が言語化する速度」なのかな?
頭で思ったことなのかしら?
いずれにせよ、
僕は自分の脳内の思う爆発が、
全然タイピングより速くて、
タイピングを研究せざるを得ないとなった。

で、それは3000より全然速くて、
日本一のタイパーレベル(ATC360)ぐらいだと思われる。
そして僕が日本一の競技者になるのは、
現実的ではない。


また、考える速度は一定ではない。
考える膨張はいつか減速して、
そのうち手が追いつくはずだ。

なので平均どれくらいあればいいか、
というのが現実的問題になってくる。
僕は、1500字(変換後)/10分で、
足りないという感触だ。
以前「ひらがなだけで書いてみる」のをやったところ、
約2000くらいで、
それくらいあれば足りるのでは?
と思える感触があった。


ATC 200(字/10分)の動画を見ればわかるけど、
これは問題文に対してIMEを調教して、
候補選択する必要がないような、
「攻略」がほどこされた動画である。

問題文には「曖昧」「あいまい」など、
候補選択の余地があるものが用意されていたが、
「曖昧」しかない課題文にしか挑戦しない、
ということが可能なので、
候補選択を外して初めてたどり着ける境地であり、
「ふつうの」タイピングではないことを断っておこう。

コピー打鍵で言えば、初見文を2000で書ける必要があり、
それって毎パソコンクールの優勝争いに絡むレベルだ。
それは現実的ではない。
(何度も書くが、80年代親指シフトの記録は920台であり、
現在の最上位qwertyの半分以下の速度である)


僕の思考モデルと異なる人、
あるいは僕の思考速度より遅い人は、
1000で用が足りるかもしれないし、
800でも920でもいいかも知れない。

だから、
「これが自分の思考速度で書いてる動画なんすよ」
というのを、是非撮ってみせてほしいんだよね。

たとえば音声入力で3000出るのなら、
その10分を見せてほしい。
そしてあとで修正してようやく、
というのなら、それまでかかった時間をふくめて、
積分的速度で示してほしい。

それとも、多少間違ってでも、
3000で追いついているほうがいいのかしら。
この辺の議論は、探してもあまり出てこないのよね。
音声入力ソフトのアフィばっかりでねえ。

その方がタイピングしないので楽、
という説はよく聞く。
だけど僕はしゃべる以上に考えてしまうので、
音声入力はむずかしい。
僕が書くことは「しゃべれないものを書く」
ことをやってるように思う。


「思考の速度で書く」は、
絵に描いた餅なのだろうか?
誰もできてないのかな?
こっそりやってるのかな?
posted by おおおかとしひこ at 13:28| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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