カルビー白黒ポテチの誤算、消えた「おいしそう」 色が映す購買心理
サーチライト
ナフサ不足を受けて白黒パッケージにしたカルビーのポテトチップスだが、販売がさえない。7月9日に原材料の調達見通しがついたとして、8月から表側のみカラーに戻すと発表した。なじみあるパッケージを白黒にするという戦略は、政府を巻き込むほどの話題を集めたが、食品包装における色の重要性を改めて浮き彫りにした。
5月中旬、カルビーはポテトチップスなど計14品のパッケージを白黒にすると発表した。緊迫する中東情...
※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。
この投稿は現在非表示に設定されています
(更新)- 加藤雅俊関西学院大学経済学部教授分析・考察
やっぱり人は色で商品を選んでるんだろう。色、ロゴ、シズル、食品パッケージの生命線を一度に2つも消してしまえば、見つけにくくなるのも納得だ。これは、ポテチに限った話じゃないのだろう。本の表紙も、色や装丁で内容の雰囲気は変わり、その印象で買ってしまうこともある(私は表紙に大いに影響を受ける)。人の第一印象だって服の色ひとつで変わる。ナフサ不足を逆手にとった白黒パッケージ、話題づくりとしては大成功で、政府まで巻き込むほどの注目度。でもそれも最初の1週間くらいの話。目新しさで一瞬売れるのと、日常的に手に取ってもらえることは、やっぱり別物なんだと思う。
この投稿は現在非表示に設定されています
(更新) - 石井クンツ昌子お茶の水女子大学 理事・副学長別の視点
確かに包装の色は重要だが、販売金額の右肩下がりは100%白黒包材のせいなのか、酷暑の到来でポテトチップスの消費意欲が落ちたせいなのか、消費者の「とまどい」に関するデータがなければ販売低下の理由を特定するのは難しい。 パッケージを白黒にすることに利点はないのだろうか。例えばお菓子のパッケージの白黒化は独特の存在感を与えてくれる。最初に見たときはコロナ禍に見た人が全くいない銀座のようなショッキングな印象でかえって目立っていた。また、白黒パッケージは開けたときに、中身のお菓子の色がより印象的に見えた。個人的には過剰包装時代の日本においてモノクロパッケージや包装のシンプル化は悪くはないと感じている。
この投稿は現在非表示に設定されています
(更新)
Think! の投稿を読む
有料登録すると続きをお読みいただけます。無料登録でも記事消費(一定数限定)をすることで閲覧できます。