石油輸出国機構(OPEC)にロシアなど非加盟の産油国を加えた「OPECプラス」の有志7カ国は5日、オンラインで会合を開き、各国に割り当てる生産枠を8月に合計で日量18万8000バレル増やすことを決めた。石油需要の約0.2%に当たり、5カ月連続の小幅増産となる。
ホルムズ海峡の通航再開による供給増加への期待から、原油先物相場は米イスラエルとイランの交戦開始前の水準まで値下がりしている。産油国による増産は価格を一段と押し下げる要因となる。
有志国は昨年4月に供給拡大を始めた。需給が急激に緩むのを警戒し、段階的に生産枠を増やしてきた。
だがアラブ首長国連邦(UAE)が今年5月にOPECと有志国の枠組みから離脱し、独自に増産を進める意向を表明。ロイターによると、有志国に加わるイラクも、生産枠の大幅な拡大が認められなければOPECから脱退することを一時は検討した。協調の維持に不透明感も出ている。(共同)