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【超考察!】超かぐや姫の劇中に、なぜ野獣先輩がいなかったのか? なぜ二人は短期間でいきなり成功できたのか?

※以下は超かぐや姫の致命的なネタバレを含みます!

語られなかった、劇中最大の謎

 
 Netflixのアニメ『超かぐや姫』を見ていて、ひとつ疑問に思ったことがある。





ツクヨミが、あまりにも平和すぎる。


そう、現代に近しい時代設定のVR空間のはずなのに、治安が良すぎるのだ。

VR空間ではビジュアルに困ったらとりあえず空に鯨を飛ばしておくみたいな部分はちゃんと再現されているのに、VR特有の暗部が一切描かれていない。

 本当のVR空間なら、気持ちの悪い出会い厨とかが、かぐやと彩葉及び作中女性陣に対して大量に押し寄せてくるだろうし。

 VCでメスガキの声を出して徘徊する精神異常者に遭遇することもあったはず。

 なんなら、キモい弱者男性が男同士でツクヨミ内の路地裏で性行為に走っているはずなのだ。

これらと全く出会わないということはない。特に開けているVR空間なら尚更だ。

「バババババ!」とか銃声を鳴らしながら暴れる外人がいない。
「Fuck your mother!」とか叫びながらミーム音声を流す奴も出てこない。
何よりも違法版権アバターで、VRchatなどでもよく見かける






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リバティプライムとか


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 タギラとか


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ミ⚪︎キーマウスなどが、一切出てこない。

パリピ砲で画面が歪むこともなかったし、領域展開で、劇中の画面が破壊されることも終ぞなかった。




 そして本作は何よりも、インターネット文化と親和性が高い作品なのに野獣先輩が一切登場しなかったというのは これは明らかに不自然だ。


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 インターネット文化に影響を受けた作品というのならば、本来なら、Ready player oneのガンダム登場シーンのように、野獣先輩のアバターがサプライズで出演する というのがお約束というものだろう。(ガールミーツガール作品だし)
 TikTokのシーンでYaji &Uを踊っていても違和感はないはず。


 そうならなかったのは、おそらく劇中でなんらかの理由があったに違いない。

そこで、筆者はひとつの仮説を立ててみた。





かぐやと彩葉 最初のループで滅茶苦茶酷い目にあった説(作中の時間軸は三回目以降説)


 おそらくなのだが、最初のループにおけるツクヨミは現実のVRと同じでダークな面が存在していたのではないか?

VRChatなどでありがちな、

お砂糖
メンヘラ
ミーム爆音の荒らし
学生生活で本来学ぶべき人間関係を学べなかったコミュ障野郎
メスガキの声を出すおっさん
DQN
版権違法アバター

が多少なりとも暗躍する現実世界に近しい世界線。
これがつまり普通のVR空間というものだ。

いや、それは誇張表現だが、しかしこういう奴らが全くいないというのは現象として不自然だ。

そこで彩葉と出会ったカグヤは、運命の出会いを経て、大切な時間を過ごす。
しかし当然、そういう空間には荒らしが存在する。

そしておそらく幻の一度目の世界で――



かぐやと彩葉との思い出が、そういう連中に汚された。


大切なライブを、リバティプライムとかブロリーに破壊された。

「悪魔じゃないよ、かぐやだよ!」に対して






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「俺が化け物? 違う 俺は悪魔だ!!」デデーン!



みたいな感じで、二人の大切な時間が破壊された

 今作は入れ子構造のタイムパラドックスではあるが故に明確なスタートラインのないループではあるが、おそらく序盤の周回の二人は配信者としてもそんなに成功しなかったのではないだろうか?

おそらくクッソ冷たい現実に何度か打ちのめされたに違いない。

そして、ここで一度かぐやがブチギレて覚醒した。

おだやかな心をもちながら はげしい怒りによって目覚めた 伝説の戦士…






超かぐや姫!ならぬ。スーパーかぐや姫である。





そして訪れる二度目の世界


そしてその後、時間は流れる。
8000年だ。
これが人類史を軽く超えるスパンである。
かぐやがヤチヨになり、ツクヨミの中で大きな力を持つ存在になった。

ここで彼女は決断する。





『ツクヨミを浄化する』

お砂糖は禁止
DQN行為は禁止
パリピ砲は禁止
キチガイ行為全面禁止
ブロリーとかミ⚪︎キーマウスとか全部禁止


※かぐやはすでにこの段階で、ヤチヨとして2chに出入りしているため、この中でも、特にネットミームを取り締まるのは容易だったろう。


こうしてツクヨミは徹底的に管理された。

 違法行為を一切許さない、金稼ぎに特化した、商業まみれのとても息苦しい平和な仮想空間となった。

 環境を改善したおかげで、二人が短期間で成功するための土台が整ったのだ。



そして二回目のかぐやと彩葉の出会いが始まる。


ここで二回目の出会いが始まるわけだけど。
しかし、劇中のお話は二周目の話でもない

なぜなら、劇中で彩葉が、ヤチヨの過去の記憶と向き合うシーンがあるためだ。

「なんと電柱から女の子が出てきたわけ!」

「汝は縁起よしとぞ…」

「“逢い見ての のちの心に くらぶるば”」

「会いたい者がいるのだろう?」

「ムカつくからさ、つらくても 笑うんだよ」

「君の活躍する時代を 俺も見てみたかった」

「私には ここなの」

「極上のワインは 時間が経つほど深まる 悪いことばかりじゃないさ」


などの出会いと別れの悲しい過去回想の前の段階に、

「Fuck your mother!!!」

「どしたん? 話聞こか?」

「ハハッ」

「Башку тебе снесу, BEAR!(お前の頭を吹き飛ばしてやる、このBEAR野郎!)

「ざぁこ♡ざぁこ♡」

『アラスカ開放は時間の問題だ、コミュニストどもを殲滅せよ!』

「もうダメだ…おしまいだぁ…」

「ババババババ!!」

「イキスギィ!」

「ティーダのチーンポ、ティーダの、ティーダの、ティーダの(上手く回せていない)、」

みたいな、かつてのトラウマとしてのミームや迷惑行為の数々がヤチヨの記憶から彩葉の頭に流れたことがおそらく一度はあったに違いない
よく頭おかしくならなかったな。


いや、もしかしたら、この週はここで彩葉の精神が崩壊していても何もおかしくない。二周目もバッドエンドだったのかもしれない。




三回目以降の世界

その後、カグヤは再び8000年前へ戻る。
しかし今回のツクヨミは完全に浄化されている。
その結果、ヤチヨとしての回想も劇中通りの思い出となるわけだ。

つまり、

作中で描かれているツクヨミは三ループ目以降(三回目)の世界である可能性が高い。




それでも消せなかったもの

だが、ヤチヨがいくら世界を浄化しても、消せなかった闇がひとつだけある

それは、何か?





そう、キモオタの投げ銭である。


劇中でも、


スパチャ
投げ銭
コメント欄


などのキモさだけは、しっかり描写されている。

これはおそらく、何ループしても消えなかった
あるいは、消そうとしても消せなかった

せいぜい弱体化させて、あの程度が限界だったのだろう。




結論


要するに、オタクのキモさは宇宙の法則である。
文明が滅びても残る。
時間がループしても残る。
8000年が何度経っても残る。




光あるところには、必ず消せない闇がある。


そしてツクヨミの闇は、コメント欄に存在していたし、結局絶えることはなかった。

気持ちの悪いオタクという生き物は、どれだけ頑張っても。
8000年を何度繰り返しても、人類史からついに消滅させることができなかったのである。



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というか、二人が成り上がっていく過程で、もしかしたらかぐやとヤチヨは途中で悟ったのかもしれない。


「これは自分たちが成功する上で、消してはいけないものだ」と。


ドライだぜ。

結局のところ、ストリーマー文化の行きすぎた投げ銭ってのは、どこまで行ってもどこか虚しいものだ。

現代社会は金になるからって、「推し活」なんて言葉でポジティブにラッピングしてるが、どれだけ煌びやかな演出を重ねても、どれだけ綺麗な言葉で包んでも、 一番強い原動力っていうのは純粋な応援じゃなくて、だいたい 欲望に根差したキモい貢ぎ行為 だからだ。

 しかしまあ、それでもいいのかもしれない。

 結局のところ、ほとんどのストリーマーにとってリスナーなんてものは基本的に蚊帳の外でどうでも良い存在だ。
少なくとも個々の人格なんて尊重されない。
そして、人間とは、自分と本当に関わりのある人間のために泣いたり笑ったりする生き物だ。

ツクヨミがどれだけ巨大な仮想空間でも、彩葉とかぐやにとって本当に大事なのは、結局お互いだ

その意味では、この作品はある意味とても正直だと思う。

どれだけ推し活が盛り上がっても、どれだけコメント欄が流れても、 本当に大事な関係は 画面の外側 にある。

だからオタクくんは安心して搾取されてくれってことだ。

こんな連中は金だけ出していればいい。
結局のところ、この映画は現実世界の二人の関係性が全てなんだから。


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