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熊本 八代 特別養護老人ホームの食料備蓄はわずか

令和8年熊本地震

震度6強の揺れを観測した、熊本県八代市の特別養護老人ホームでは断水が続き、食料の備蓄もわずかになるなど、ぎりぎりの運営を余儀なくされています。

八代市高島町の特別養護老人ホーム「みやび園」ではいまも断水が続き、衛生状態を保つのが難しいため、施設長の自宅の井戸水を活用しています。

地震前から入所していた50人に加え、地域の高齢者16人も受け入れて食事を提供する一方で支援物資は届いていないため、食料の備蓄が2、3日分で底をつく状態になっているということです。

さらに地震の影響で出勤できなかったり、体調を崩したりする職員もいて、ぎりぎりの運営を余儀なくされているということです。

地震後に近くの自宅から避難してきた90代の男性は「下から突き上げるような地震で今までに感じたことがありませんでした。自宅でひとりだと不安ですが、施設だといろいろな人がいるので安心できます」と話していました。

「みやび園」の田方みどり施設長は「水を使うことが難しいので、施設や利用者さんを清潔に保つことができなくなることを心配していて、とても気を遣っています。職員でも被災している人がいるので、入所者などのケアはもちろん職員のケアも大事になると思っています」と話していました。

自宅全壊の60代夫婦 生活再建の見通し立たず

自宅が全壊した熊本県八代市の60代の夫婦は生活再建の見通しが立たない中、健康面の不安も抱えながら避難所での日々を過ごしています。

八代市松江の宮本昭光さん(67)と妻の明子さん(61)が暮らしていた自宅は今回の地震で1階が潰れるようにして全壊しました。

地震の際、たまたま倒壊した家に隣接する別棟にいた昭光さんは揺れの中、必死になって窓から外に逃れたということです。

当時の状況について昭光さんは「テーブルにつかまったが横揺れがすごくて頭がパニックになりました。手をけがしましたがどういう状況だったかも覚えていません」と振り返りました。

また、当時家の外にいたという妻の明子さんは全壊した家について「結婚してからずっと住んでいる家で、娘のおひなさまなど思い出もいっぱいの家なので残念です」と話していました。

いま、2人は明子さんの高齢の父とともに避難所での生活を続けていますが、昭光さんは耳が不自由で目も緑内障などでよく見えず、明子さんも、重度の睡眠時無呼吸症候群を患うなど健康面の不安を抱えています。

避難所にはマットレスなどはなく、床に薄いシートを敷いて寝ているということで、昭光さんは「はやく家に住めるようになれば」と話していました。

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