今回の地震でインフラに大きな影響が出る中、必要としている人に十分な医療を届けられない状況にありました。
地域医療に影響
薬剤師が食事や作業をする所ですが、地震によって書類や収納ケース、テレビなどが倒れ、床には物が散乱している状態です。
上淵未来さん
「冷蔵庫の位置がずれた。普段はこんな場所にはないが」
「ここに2台あって(位置が)ずれた」
自らも壊滅的な被害に遭った医療機関。それでも、薬を届けるため“24時間体制”で奔走します。
薬剤師が各病棟に薬を届ける作業をしています。地震の揺れによって移動してしまった棚から薬を取り出します。
八代市の地域医療を担う熊本総合病院。片付けも後回しに、薬剤師は作業に追われます。
「連絡が取りづらい。病院からの発注もうまくいかない。物流が止まり遅れている所もある。もの(薬)もいつもよりは届けられていない状況」
自家発電でしのぎながらも、水は来ていません。
厚生労働省は、熊本県内の64の医療機関が被害に遭い、断水や停電の影響を受けていると発表しています。
「いろいろな水を使う透析の患者さんの転院先を見つけて急ぎ手配。まず第一に行っています」
何より苛酷なのは、エレベーターが地震でゆがみ使用できないこと。
薬半分を処分
その病院に薬を届ける薬品会社も被害は甚大です。
高橋信夫本部長
「約1万3000種類の薬が棚に並んでいる。それがかなりの数、落下してこういった状態。通路いっぱいに商品が落下してる」
「(Q.ダメになった薬もある?)半分以上。半分くらいは不良品になっている」
八代市にある薬の卸会社。2万を超える薬品を扱う会社も懸命の復旧作業に追われます。
10年前の地震を機に、対策には念を入れていましたが、想定を超えました。
想定を超える災害…それでも作業は続きます。
猛暑の避難所
猛暑の中、避難所での暮らしは続きます。
こちらの避難所では、電気は通っているためエアコンは使用できるのですが、断水状態が続いています。
これまでに延べ800人が避難してきたという体育館。
「(Q.硬い地面で寝ている?)肩やら腰が痛い。痛くて目が覚める」
「きょうが私の79歳の誕生日。まさかこんな所で過ごすと思っていなかった」
(2026年7月30日放送分より)