7/28(朝) 本日の市況と解説コラム

7月27日の米国市場は、米イラン間の攻撃一時停止を受け原油価格が大幅に下落したものの、半導体株の売りが重石となり高安まちまちの展開となりました。原油高の一服や警戒感の和らぎを背景に価値株や幅広いセクター買われ、ダウ平均は前日比262.83ドル高(+0.5%)の52,210.08ドルと反発。S&P500も微増(+0.02%)の7,413.18と小幅に反発しました。一方、エヌビディアやマイクロンなど半導体・ハイテク株への利益確定売りが続いたことで、ナスダック総合指数は-0.17%と4日続落して取引を終えています。

さて、いよいよ8月が目の前となってきました。今回は、過去のトランプ大統領在任中における「8月の米国指数」のデータをご紹介します。

本日紹介するデータはこちら↓
こちらは、トランプ政権下の年(2017〜2020年、2025年)における8月の日ごとの平均パフォーマンスをまとめたものです。

実線で示された平均推移を見ると、8月の前半から中盤(15日頃まで)は0%近辺でややもたつく傾向が見られます。しかし、20日を過ぎた後半に入ると各指数ともに右肩上がりに上昇していく傾向が確認できます。

もっとも、この「後半にかけて上昇する」というパターンは、一般的な「中間選挙年の夏場は弱い(8月〜9月に調整が入りやすい)」という傾向とは、ほぼ真逆であることはすでに伝えた通りです。

トランプサイクルのデータ通りに8月後半から上昇するのか、あるいは中間選挙年のアノマリー通りに重い展開が続くのか。過去の統計データをどちらか一方に決め打ちすることは難しいです。

データは背景の参考程度にとどめ、手持ちのチャートサイン(目の前のローソク足の事実)に従うほかないでしょう。
上記は、1971年から2025年までのナスダックにおける季節パターンを重ね合わせたグラフです。

注目していただきたいのは、現在地(7月〜10月頃)におけるオレンジの枠で囲まれた「2つの真逆のシナリオ」です。

・トランプ大統領年パターン(のライン):夏から秋にかけても調整は浅く、右肩上がりでぐんぐんと上昇を続けていく「強気シナリオ」

・すべての試練を反映した中間選挙年パターン(のライン):7月以降、政治的な不確実性などを背景に10月頃までダラダラと下落調整が続く「慎重シナリオ」

黒いラインの全期間平均はその中間に位置していますが、歴史的な条件の切り取り方によって、これほど真逆と言っていいほどの乖離(ギャップ)が存在しているわけです。

「このままトランプサイクルのように押し目なく力強く上抜けていくのか」、それとも「中間選挙年のアノマリー通り、10月に向けてもう一段深い調整が入るのか」。正解を当てたくなるのが投資家の心理ですが、正直なところ、未来がどうなるかは誰にも分かりません

だからこそ、私たちがやるべきことは「どっちかのシナリオを過信して博打を打つこと」ではなく、どっちに来ても対応できるように準備をしておくことです。妄想や予断でポジションを張るのではなく、いつも言っているように「目の前の実際のチャート(ローソク足の事実)」とシッカリ向き合っていきましょう。

その具体的な方法は、過去動画やメンバー動画のなかで長年お話ししてきた通りです。

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