野党、内閣支持率急落で攻勢 首相「反省ない」発言も批判 でも野党支持率は1~5%

高市早苗内閣の支持率急落を受け、野党が攻勢を強めている。2月の衆院選で政府与党に大勝を許して以降は攻め手を欠いてきただけに、政権追及の好機とみる。ただ、野党の支持率は相変わらず低迷しており、批判の受け皿にはなれていないのが実情だ。

10ポイント超低下した調査も

「首相は0から3時間睡眠が常態化するほど働いてきたにもかかわらず、内閣支持率が下落している」

中道改革連合の階猛幹事長は27日の衆院予算委員会集中審議でこう述べ、首相に要因を尋ねた。首相が「原因に関しては分からない」と答えると、階氏は「国民と国会を軽視し、SNSと日本維新の会を重視しすぎたツケが回ってきた」と断じた。階氏は予算委終了後、自身のX(旧ツイッター)に「呆(あき)れる答弁」と投稿した。

報道各社の7月の世論調査では、内閣支持率が一様に下落。10ポイント超低下した調査もある。

国民民主党の玉木雄一郎代表は28日の記者会見で、支持率下落の要因について「首相に期待したのは経済政策の面が大きかったと思うが、それ以外の懐に関係ない政策でかなり時間を使ってしまった」と分析した。公明党の竹谷とし子代表は同日の会見で「実態が期待とかけ離れていたことに国民が気づき始めた」と語った。

党勢拡大には結びつかず

批判の対象は首相の発言にも及んでいる。

首相が27日の記者会見で、国会運営に関し「反省点は特にない」と発言したことを巡り、竹谷氏は「違和感を覚えた」と指摘。「会期を延長せざるを得なかったことに大きな反省点があるべきだ。いかに国会を軽視しているかの表れだ」と糾弾した。

立憲民主党の蓮舫氏は自身のXで、皇室典範の改正や物価高対策について「強行」「鈍感」などとした上で「反省点ないんだ」とあてこすった。

首相の弱みにつけこみたい野党だが、党勢拡大には結びついていない。報道各社の世論調査では、主要野党の支持率は軒並み1~5%程度の間で推移する。内閣支持率よりも自らの低迷ぶりを分析することが先決といえそうだ。(深津響)

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