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32年前の強盗傷害事件 容疑者フィリピンから移送逮捕 県警

32年前に福岡県久留米市のマンションで現金などが奪われた事件で強盗傷害の疑いで指名手配され、フィリピン当局が拘束していた57歳の容疑者について、佐賀県警察本部は29日、日本に移送中の航空機内で逮捕しました。
容疑を否認しているということで、警察は詳しい経緯について調べることにしています。

竹内一雄容疑者(57)は32年前の1994年11月、暴力団員と共謀して福岡県久留米市のマンションで現金およそ60万円などを奪い、住人の頭などを鉄パイプのようなもので殴りけがをさせたとして、県警が強盗傷害の疑いで事件の2年後に指名手配していました。

そして、3年前にフィリピン当局が日本政府からの情報に基づいて捜査を行ってマニラで拘束したと発表し、警察も容疑者と同一人物であることを確認していました。

警察はフィリピン当局と協議の結果、29日、日本に移送し、領空に入ったところで航空機内で逮捕しました。

逮捕時は「2人で一緒にいたが、俺はやっていない。お金は2人で分けた」などと話し、容疑を否認しているということです。

この事件では過去に暴力団員が逮捕され、すでに有罪判決が出ていますが、事件に関わっていたとされる容疑者の行方を警察が捜査していました。

このあと午後9時半ごろに佐賀県内に移送される予定で、警察は32年間の詳しい経緯などについて調べることにしています。

【移送された容疑者の表情】
容疑者は午後3時すぎ、捜査員に囲まれて成田空港の旅客ターミナルに姿を見せました。

捜査員に先導されながらゆっくりと歩き、入国審査に向かっていました。

そして、入国審査を終えたあと、午後4時ごろターミナルの地下の駐車場で車両に乗り込んでいました。

マスクやメガネを着用してうつむき、表情は確認できませんでした。

【事件 32年の経緯】
事件が発生したのは今から32年前、1994年11月でした。

警察によりますと、福岡県久留米市のマンションで住人が鉄パイプのようなもので頭などを殴られ、全治1か月のけがをするとともに現金およそ60万円などが奪われました。

佐賀県警は別の事件を捜査する中で、久留米市で起きた事件に関わったとみられる2人が浮上し、福岡県警から引き継ぎを受けて捜査を進めていました。

そしてこの事件に関わったとして、1996年6月、警察は強盗傷害の疑いで竹内一雄容疑者(57)を指名手配して行方を捜査していました。

容疑者は被害者が経営していた飲食店の元従業員だったということです。

警察によりますと、指名手配される2か月前の1996年4月、容疑者は出国し、29日、逮捕されるまでのおよそ30年間にわたってフィリピンにいたとみられるということです。

そして、3年前、フィリピン当局が日本政府からの情報に基づいて捜査を行ってマニラで拘束したと発表し、警察も容疑者と同一人物であることを確認していました。

この事件では、過去に暴力団員が逮捕されすでに有罪判決が出ています。

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