熊本県によりますと、今回の地震で煙突が倒壊するなどの被害が出た八代市の日本製紙の八代工場では、29日午後2時の時点で11人が閉じ込められ、7人が救助されました。救助された7人のうち5人が死亡し、2人がけがをしたということです。また、4人の安否が分かっていないということです。
消防 “声を頼りにがれき取り除き救助”
工場で救助に当たった地元の消防がNHKの取材に応じ、助けを求める声を頼りに手作業でがれきを取り除いたなどと救助活動の一端を語りました。
28日の地震で震度6強の揺れを観測した八代市にある日本製紙の八代工場では、煙突が倒壊するなどして11人が工場内に閉じ込められ、7人が救助されましたが、このうち5人が死亡、2人がけがをし、依然として4人の安否が分かっておらず、警察と消防が捜索を続けています。
救助活動に当たった地元の消防がNHKの取材に応じ、救助活動の一端を語りました。それによりますと、地震発生からおよそ1時間半後の午後6時すぎに現場に到着した際、直径が3メートルから4メートルほどの折れた煙突が2階建ての事務所に横倒しになっていたということです。
消防が撮影した写真では倒壊した煙突によって周囲の建物や配管が壊れ、がれきが散乱しているのが分かります。そして、事務所の2階からは助けを求める声が聞こえ、その声を頼りに手作業でがれきを取り除き救助に当たったということです。
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【動画】捜索活動の映像公開 熊本県警
熊本県警察本部は、日本製紙の八代工場での捜索活動の様子を撮影した映像を29日、公開しました。
28日夜に要救助者の捜索を実施した際に撮影されたもので、県警の機動隊が暗い中、ライトを照らしたうえで重機などを使いながら山積みになっているがれきを取り除いて捜索活動を行っている状況が写っていました。
日本製紙 八代工場とは
日本製紙によりますと、熊本県八代市にある八代工場はこの会社が九州に持つ唯一の工場で、100年以上前に前身の会社が製紙事業を始めました。
工場の敷地面積は東京ドーム7個分のおよそ33万平方メートルで、コピー用紙や書籍用紙、それに新聞用紙を製造しています。今月1日時点の八代工場の社員数は398人だということです。
2016年の熊本地震の際も八代工場は設備に被害が出て、一時稼働を停止しましたが、このときは煙突が倒れることはなかったということです。
※この原稿を当初掲載した際「100年以上に」となっていましたが、正しくは「100年以上前に」でした。失礼しました。
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