熊本県によりますと今回の地震で、煙突が倒壊するなどの被害が出た熊本県八代市の日本製紙の八代工場では、29日午後2時の時点で11人が閉じ込められ、7人が救助されました。救助された7人のうち、5人が死亡し、2人がけがをしたということです。また、4人の安否がわかっていないということです。
警察庁 救助活動の様子を撮影した映像公開(29日午前10時ごろ)
警察庁は、熊本県八代市にある日本製紙の八代工場での救助活動の様子を撮影した映像を公開しました。
工場の敷地には、建物が崩れたとみられるコンクリートのかたまりや、むき出しになった鉄筋などが至る所で積み上がったり、散乱したりしています。
小型の重機も投入されていますが、足の踏み場が少なく、警察の広域緊急援助隊の隊員や、自衛隊員らが、手作業でがれきを取り除きながら、捜索を続けている様子が確認できます。
【自衛隊ヘリ映像】複数の煙突折れ建物損壊(29日午前6時ごろ)
陸上自衛隊西部方面隊のヘリコプターが29日午前6時10分ごろに撮影した映像では、熊本県八代市の日本製紙の八代工場で複数の煙突が折れ、このうち1本は根元付近から折れて敷地内に倒れています。
複数台の消防車が止まっていて、消防隊員とみられる数十人ほどが集まっています。
また、複数の建物が損壊しているのも確認できます。
木原官房長官「関係機関 連携しながら対応に万全を尽くす」
木原官房長官は午前の記者会見で「日本製紙八代工場は煙突が倒壊した状況で、警察およそ10人、消防およそ140人、自衛隊およそ20人で救命・救助活動にあたっている。これまで3人を救助しているが、そのうち1人が残念ながら亡くなられており、災害との関連については詳細を調査中だ。引き続き関係機関が連携しながら対応に万全を尽くす」と述べました。
日本製紙 八代工場とは
日本製紙によりますと、熊本県八代市にある八代工場は、この会社が九州に持つ唯一の工場で、100年以上に前身の会社が製紙事業を始めました。
工場の敷地面積は東京ドーム7個分のおよそ33万平方メートルで、コピー用紙や書籍用紙、それに新聞用紙を製造しています。
今月1日時点の八代工場の社員数は398人だということです。
2016年の熊本地震の際も八代工場は設備に被害が出て、一時稼働を停止しましたが、このときは煙突が倒れることはなかったということです。
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