同志社国際高生徒にも「教育中立性」問うアンケート 同校運営の学校法人、辺野古沖転覆で

同志社国際高校=京都府京田辺市

沖縄県名護市辺野古沖で船2隻が転覆し同志社国際高校(京都府)2年の武石知華(ともか)さん(17)ら2人が死亡した事故で、同校を運営する学校法人が研修旅行に参加した生徒を対象に、同校の教育の適切性や中立性を問うアンケートを実施していることが28日、分かった。同校の研修旅行での平和学習を巡っては文部科学省が教育基本法違反と認定。学校法人は生徒の保護者にも同様のアンケートを行っており、教育内容の検証や改善に活用するという。

関係者や入手した資料によると、生徒向けのアンケートは保護者同様、今月16日から始めた。

具体的な質問は、授業や学校行事で、特定の政治的・社会的立場を支持する一方的な説明や発言を見聞きしたか▽研修旅行などの外部講師による説明で、特定の政治的立場のみが強く示されていたことがあるか▽政治的に見解の対立がある事柄について、異なる考え方も紹介したか―など自由記述含めて21問からなる。28日まで回答を受け付ける。

学校法人は今年3月、特別調査委員会(第三者委員会)を設置しており、今夏にも調査結果がとりまとめられる予定。アンケートの回答について、学校法人は同校には共有せず個人が特定されないように集計した上で「再発防止策や改善策の指導に役立てる」としている。

事故では、第11管区海上保安本部(那覇)が知華さんの遺族の刑事告訴に基づき、業務上過失致死傷容疑などで同校を家宅捜索した。学校法人は28日、ホームページで家宅捜索を受けたことについて「本事態を厳粛に受け止め、当局による要請に全面的に協力する」とのコメントを発表した。

知華さんの遺族に業務上過失致死傷罪などで刑事告訴された抗議団体「ヘリ基地反対協議会」の仲村善幸共同代表は28日、産経新聞の取材に応じ、「ご家族からの告訴なので(捜査には)全面的に協力していきたい」と語った。(東九龍、大竹直樹)

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