マッハ超え衝撃波「爆轟」か イオンモール熊本で 専門家「非常に奇異な爆発現象」
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2人死亡 1人心肺停止
爆発前の施設内では、警報音が鳴り響き、客が足早に避難しています。 熊本県警によると、施設内にいた人のうちおよそ200人が避難した後に爆発は起こったといいます。 現場近くに待機していたドライバーはこう話します。 「地震の後だったから、イオンの中のお客さんは避難して、あまり中にはいなかったのでは。表にはその時5人ぐらいは従業員が出ていた」 自衛隊が撮影した映像には、消防や救急の車両、さらには重機が投入され、夜通し消火と救助にあたっていることが分かります。 これまでに8人が救助されましたが、20代とみられる女性2人が死亡し、1人が心肺停止となっています。 小泉防衛大臣は多数の閉じ込めが発生したことを受け、こう述べました。 「陸上自衛隊の第42即応機動連隊と第8偵察隊を中心に、イオンモール熊本での人命救助にあたっています」
マッハ超え衝撃波「爆轟」
大きな被害が出たイオンモール熊本の爆発事故。専門家の元東京消防庁・佐藤康雄さんは、爆発の大きさに衝撃を受けたといいます。 「あれだけ大きな建物が壊滅的に破壊されているというのは、非常に奇異な爆発現象だなと思いました」 爆発前の建物はグレーの外壁で覆われていますが、爆発後には外壁は剥がれ、2階部分はむき出しになっています。変わり果てた光景が爆発の大きさを物語ります。 「爆発にはいわゆる『普通の爆発』と、『爆轟(ばくごう)』といってマッハを超えるような衝撃波が出るものがあります。あれだけの破壊を起こしたということは爆轟ですね。皆さんの記憶に新しいのは、福島原発の1号機から4号機ですね。あれは水素ガスの爆轟で、あれだけ頑丈な建物も破壊されました。あれが爆轟のイメージだと思います」
被害甚大 ガス漏れ原因か
なぜ爆発は大きくなったのでしょうか。 「考えられるのは、やはりガスだろうと思います。イオンモールとかああいう所は、食堂とかが1つのフロアにたくさんお店出していますから。中華料理屋なんかは火力がプロパンガスのほうが都市ガスの2倍強いんですよ。(火力のために)プロパンガスを引くことがある。集合配管のような形で、プロパンガスをいくつかの店舗が使っていた。それが地震で配管がずれて、プロパンガスが大量に漏れた可能性も考えられます」 複数の政権幹部は、爆発の原因がガス漏れの可能性があると指摘し確認を進めています。 「ガスにはにおいがついて、ガスが漏れているということを知らしめるという形になっている。これだけ大きな所で、しかも地震という特異な状況ですので、なかなかガスが漏れているということに気づくのが遅かったかもしれません」
一夜明け 続く救助活動
さらに佐藤さんが注目したのは、館内の空調です。 「今は暑いですから、窓を閉めて冷房をかけてますから密閉されている状態というのが、爆発には一番良くない状態ですね。お客を避難させた後、30分ぐらい経ってから爆発したということですので、やはりガスがある程度充満して、大量に爆発しやすくなった状態で、引火したのではないかと思われます」 爆発事故から一夜明けたイオンモール熊本。29日午前8時ごろも、救助活動が続けられていました。 (2026年7月29日放送分より)
テレビ朝日
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